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公開番号2021068721
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210430
出願番号2019190335
出願日20191017
発明の名称筐体
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際特許業務法人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20210402BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体の第1部を第2部に固定するとき、異物の発生を抑制できる筐体を提供すること。
【解決手段】筐体1は、第1部3と、前記第1部の当接面7に当接する第2部5と、前記第1部を前記第2部に固定する固定部9とを備える。前記固定部は、前記第1部の表面3Aに形成された突起部11と、前記第2部から、前記第1部の方向に延出され、前記突起部が入り込む孔を有する爪部13とを備える。前記第1部の表面の法線方向Nから見て、前記突起部の形状は、前記当接面の側が開口したU字形状、又は、前記当接面の側における幅が、前記当接面とは反対側における幅に比べて狭い形状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1部(3)と、
前記第1部の当接面(7)に当接する第2部(5)と、
前記第1部を前記第2部に固定する固定部(9)と、
を備える筐体(1)であって、
前記固定部は、
前記第1部の表面(3A)に形成された突起部(11)と、
前記第2部から、前記第1部の方向に延出され、前記突起部が入り込む孔(35)を有する爪部(13)と、
を備え、
前記第1部の表面の法線方向(N)から見て、前記突起部の形状は、前記当接面の側が開口したU字形状、又は、前記当接面の側(37)における幅(W1)が、前記当接面とは反対側(19)における幅(W2)に比べて狭い形状である筐体。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
第1部(3)と、
前記第1部の当接面(7)に当接する第2部(5)と、
前記第1部を前記第2部に固定する固定部(9)と、
を備える筐体(1)であって、
前記固定部は、
前記第1部の表面(3A)に形成された突起部(11)と、
前記第2部から、前記第1部の方向に延出され、前記突起部が入り込む孔(35)を有する爪部(13)と、
を備え、
前記突起部から見て前記当接面とは反対側に位置する前記孔の内壁(34)と、前記第1部に対向する前記爪部の表面(36)との隅(33)は、アールの付いた形状を有する筐体。
【請求項3】
請求項1に記載の筐体であって、
前記第1部の表面の法線方向(N)から見て、前記突起部の形状は、前記当接面の側が開口したU字形状、又は、前記当接面の側(37)における幅(W1)が、前記当接面とは反対側(19)における幅(W2)に比べて狭い形状である筐体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は筐体に関する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に筐体の固定構造が開示されている。固定構造は、筐体の第1部に設けられた突起部と、筐体の第2部に設けられた枠体とにより構成される。枠体は孔を有する。突起部が孔に入り込むことで、第1部と第2部とが固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006−21561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
突起部が孔に入り込むとき、孔の内壁は、突起部に対し摺動する。このとき、孔の内壁が削れ、異物が生じる。異物は、筐体を含む製品の見栄えを悪くする等の問題を生じる。本開示の1つの局面では、筐体の第1部を第2部に固定するとき、異物の発生を抑制できる筐体を提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面は、第1部(3)と、前記第1部の当接面(7)に当接する第2部(5)と、前記第1部を前記第2部に固定する固定部(9)と、を備える筐体(1)であって、前記固定部は、前記第1部の表面(3A)に形成された突起部(11)と、前記第2部から、前記第1部の方向に延出され、前記突起部が入り込む孔(35)を有する爪部(13)と、を備え、前記第1部の表面の法線方向(N)から見て、前記突起部の形状は、前記当接面の側が開口したU字形状、又は、前記当接面の側(37)における幅(W1)が、前記当接面とは反対側(19)における幅(W2)に比べて狭い形状である筐体である。
【0006】
本開示の1つの局面である筐体では、第1部の表面の法線方向から見て、突起部の形状は、当接面の側が開口したU字形状、又は、当接面の側における幅が、当接面とは反対側における幅に比べて狭い形状である。そのため、突起部のうち、当接面とは反対側の部分の幅は広い。突起部のうち、当接面とは反対側の部分は、突起部が孔に入り込むとき、爪部により圧力が加わる部分である。
【0007】
よって、本開示の1つの局面である筐体では、突起部が孔に入り込むとき、爪部により圧力が加わる部分の幅が広いので、圧力が低くなる。その結果、本開示の1つの局面である筐体は、突起部が孔に入り込むとき、突起部が削れて異物が生じることを抑制できる。
【0008】
本開示の別の局面は、第1部(3)と、前記第1部の当接面(7)に当接する第2部(5)と、前記第1部を前記第2部に固定する固定部(9)と、を備える筐体(1)であって、前記固定部は、前記第1部の表面(3A)に形成された突起部(11)と、前記第2部から、前記第1部の方向に延出され、前記突起部が入り込む孔(35)を有する爪部(13)と、を備え、前記突起部から見て前記当接面とは反対側に位置する前記孔の内壁(34)と、前記第1部に対向する前記爪部の表面(36)との隅(33)は、アールの付いた形状を有する筐体である。
【0009】
突起部が孔に入り込むとき、突起部から見て当接面とは反対側に位置する孔の内壁と、第1部に対向する爪部の表面との隅(以下では爪部の隅とする)は、突起部に対し摺動する。
本開示の別の局面の筐体では、爪部の隅はアールの付いた形状を有する。そのため、本開示の別の局面の筐体は、突起部が孔に入り込むとき、爪部の隅が削れて異物が生じることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
筐体の構成を表す斜視図である。
固定部の構成を表す、法線方向Nから見た平面図である。
図2におけるIII−III断面での断面図である。
爪部が第1部から離れる方向に変形しているときの固定部を表す断面図である。
固定部の構成を表す、法線方向Nから見た平面図である。
図5におけるVI−VI断面での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
1.筐体1の構成
筐体1の構成を、図1〜図4に基づき説明する。筐体1は製品の一部を構成する。製品として、例えば、計器等が挙げられる。計器として、例えば、車両用計器等が挙げられる。筐体1は箱型の基本形態を有する。筐体1の材料は、例えば、樹脂である。樹脂として、例えば、ポリプロプレン、ABS等が挙げられる。筐体1は、例えば、金型を用いて成型する方法で製造できる。
【0012】
図1に示すように、筐体1は、第1部3と、第2部5とを備える。第1部3及び第2部5は筐体1の主要部を構成する。第2部5は、当接面7において第1部3に当接する。図3に示すように、当接面7は、第1部3の端面であって、第2部5に対向する面である。
【0013】
筐体1は、固定部9を備える。固定部9は、第1部3を第2部5に固定する機能を有する。図1〜図3に示すように、固定部9は、突起部11と、爪部13と、を備える。突起部11は、第1部3の表面3Aのうち、当接面7の側の位置に形成されている。突起部11は、表面3Aよりも突出している。筐体1が備える固定部9の数は、単数であってもよいし、複数であってもよい。
【0014】
図2に示すように、表面3Aの法線方向Nから見て、突起部11の形状は、当接面7の側が開口したU字形状である。なお、本明細書においてU字形状とは、図2に示すような直線を組み合わせて成る形状も含む。突起部11は、中央部19、第1側部21、及び第2側部23を備える。中央部19は、突起部11のうち、当接面7から離れた部分であり、当接面7と平行に延びる部分である。
【0015】
図3に示すように、当接面7に直交し、且つ表面3Aに直交する断面で見たとき、中央部19の基本的な形態は矩形である。ただし、中央部19のうち、表面3Aとは反対側にあり、当接面7とは反対側にある隅25は、アールの付いた形状を有する。アールは曲率半径である。アールの値は、0.1〜1が好ましい。アールの単位はmmである。
【0016】
第1側部21及び第2側部23は、それぞれ、中央部19の端から、当接面7の方向に延びる部分である。図3に示すように、第2側部23の高さは、当接面7に近づくほど、小さくなっている。第1側部21の高さも、同様に、当接面7に近づくほど、小さくなっている。
【0017】
爪部13は、図1〜図3に示すように、第2部5に接続している。爪部13は、第1部3の方向に延出されている。爪部13は、第2部5に接続している部分を除き、表面3Aに対向している。
【0018】
爪部13は、中央部27、第1側部29、及び第2側部31を備える。中央部27は、爪部13のうち、当接面7から離れた部分であり、当接面7と平行に延びる部分である。図3に示すように、当接面7に直交し、且つ表面3Aに直交する断面で見たとき、中央部27の基本的な形態は矩形である。
【0019】
ただし、中央部27のうち、隅33は、アールの付いた形状を有する。アールの値は、0.1〜1が好ましい。隅33は、内壁34と、対向面36との隅である。内壁34は、中央部27における当接面7の側の表面である。また、内壁34は、後述する孔35の内壁のうち、突起部11から見て当接面7とは反対側に位置する部分である。対向面36は、中央部27の表面のうち、表面3Aに対向する表面である。
【0020】
第1側部29及び第2側部31は、それぞれ、中央部27の端から、当接面7の方向に延びる部分である。第1側部29及び第2側部31のうち、中央部27とは反対側の端部は、第2部5に接続している。
【0021】
爪部13は、孔35を有する。孔35は、中央部27、第1側部29、第2側部31、及び当接面7により囲まれた孔である。
第1部3を第2部5に固定するとき、図3に示すように、突起部11は孔35に入り込む。突起部11が孔35に入り込んだとき、中央部19と中央部27とが当接する。そのため、突起部11が孔35に入り込んだとき、第1部3は、第2部5から離れる方向へ移動できない。
【0022】
2.筐体1が奏する効果
(1A)第1部3を第2部5に当接させたとき、当初は、図4に示す状態になる。図4に示す状態のとき、爪部13は表面3Aから離間している。また、突起部11は孔35に差し込まれていない。次に、爪部13に対し、X方向の力を加えることで、図3に示す状態となる。図3に示す状態では、爪部13は表面3Aに当接している。また、突起部11は孔35に差し込まれている。図4に示す状態から図3に示す状態に移行するとき(以下では移行時とする)、隅33は隅25に対し摺動する。
【0023】
隅33はアールの付いた形状を有するので、筐体1は、移行時に隅33が削れて異物が生じることを抑制できる。また、隅25もアールの付いた形状を有するので、筐体1は、移行時に隅25が削れて異物が生じることを抑制できる。
【0024】
(1B)法線方向Nから見て、突起部11の形状は、当接面7の側が開口したU字形状である。そのため、中央部19の幅は広い。中央部19の幅とは、図2における上下方向での中央部19の長さである。中央部19の幅が広いため、移行時に爪部13によって中央部19に加わる圧力が低くなる。その結果、筐体1は、移行時に中央部19が削れて異物が生じることを抑制できる。
【0025】
また、法線方向Nから見たとき矩形の突起部と比べて、突起部11の表面積に対する、突起部11の体積の比率(以下では体積/表面積比とする)を小さくすることができる。そのため、金型を用いて成型する方法で筐体1を製造する場合、成型後における突起部11の温度を早期に下げることができる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0026】
前述した第1実施形態では、法線方向Nから見て、突起部11の形状は、当接面7の側が開口したU字形状であった。これに対し、第2実施形態では、法線方向Nから見たときの突起部11の形状は、図5に示すものである点で、第1実施形態と相違する。
【0027】
突起部11は、第1実施形態における第1側部21及び第2側部23に代えて、1つの軸部37を備える。軸部37は、中央部27の中心から、当接面7の方向に延びる部分である。法線方向Nから見て、突起部11の形状はT字形状である。
【0028】
突起部11のうち、当接面7の側にある部分は軸部37である。軸部37の幅はW1である。突起部11のうち、当接面7とは反対側にある部分は中央部19である。中央部19の幅はW2である。W1はW2より小さい。
【0029】
よって、法線方向Nから見て、突起部11の形状は、幅W1が、幅W2に比べて狭い形状である。図6に示すように、軸部37の高さは、当接面7に近づくほど、小さくなっている。
2.筐体1が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
【0030】
(2A)法線方向Nから見て、突起部11の形状は、幅W1が、幅W2に比べて狭い形状である。そのため、幅W2は広い。幅W2が広いため、移行時に爪部13によって中央部19に加わる圧力が低くなる。その結果、移行時に中央部19が削れて異物が生じることを抑制できる。
(【0031】以降は省略されています)

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