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公開番号2021068630
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210430
出願番号2019194020
出願日20191025
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20210402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】雄端子を保護する機能を備え、小型化に対応することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、内側に雌ハウジング80が配置されるガイド14と、ガイド14の後方に位置し、ガイド14の内側に連通するキャビティ19と、ガイド14に対して前後方向に移動可能に配置される保持部材12と、キャビティ19の内側に配置され、前方に突出するタブ37を有する雄端子11と、を備える。雄端子11は、保持部材12と一体に移動するように設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内側に雌ハウジングが配置されるガイドと、
前記ガイドの後方に位置し、前記ガイドの内側に連通するキャビティと、
前記ガイドに対して前後方向に移動可能に配置される保持部材と、
前記キャビティの内側に配置され、前方に突出するタブを有する雄端子と、を備え、
前記雄端子は、前記保持部材と一体に移動するように設けられているコネクタ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ガイドおよび前記キャビティは、ハウジングに設けられ、
前記保持部材は、前記ハウジングに対して初期位置と前記初期位置より前方の嵌合位置とに移動可能に配置される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記保持部材は、アーム部を有し、前記ハウジングは、前止め部を有し、前記アーム部は、前記初期位置において前記前止め部の後面に当たるように配置される請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、後止め部を有し、前記アーム部は、前記初期位置において前記後止め部の前面に当たるように配置される請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記アーム部は、前記嵌合位置において前記雌ハウジングが離脱する方向で前記雌ハウジングに当たるように配置されている請求項3または請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記雌ハウジングは、前記アーム部と対向する位置に、前記アーム部が前記前止め部の後面に当たる状態を解除する解除部を有している請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記保持部材は、前記嵌合位置において前記ハウジングを係止するロックアームを有している請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコネクタは、フード部を有するハウジングと、フード部内に組み付けられるフロントホルダとを備えている。フード部内には、雄端子金具のタブが突出して配置される。フロントホルダは、フード部内に挿入される前面壁を有している。フロントホルダの前面壁には、複数のタブ貫通孔が開口して設けられている。
【0003】
フロントホルダは、フード部に挿入される相手側の雌コネクタに押され、ハウジングに対して仮係止位置から正規の組付け位置へと移動する。仮係止位置では、雄端子金具のタブの先端部分がタブ貫通孔内に配置され、タブが位置決めして保護される。正規の組付け位置では、タブの先端部分がタブ貫通孔から突出し、雌コネクタに装着された雌端子金具に接続される。このように、フロントホルダは、ムービングプレートの機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003−282188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば、端子数が少ない少極のコネクタの場合、フード部が小型になるため、フード部内に挿入されるムービングプレート(特許文献1の場合はフロントホルダ)も小型になる。その結果、ムービングプレートの成形が困難になり、成形可能であったとしても、フード部内でムービングプレートが円滑に移動することができないおそれがある。
【0006】
そこで、雄端子を保護する機能を備え、小型化に対応することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、内側に雌ハウジングが配置されるガイドと、前記ガイドの後方に位置し、前記ガイドの内側に連通するキャビティと、前記ガイドに対して前後方向に移動可能に配置される保持部材と、前記キャビティに配置され、前方に突出するタブを有する雄端子と、を備え、前記雄端子は、前記保持部材と一体に移動するように設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、雄端子を保護する機能を備え、小型化に対応することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態において、雌雄のコネクタが嵌合された状態を示す平面図である。
図2は、雌雄のコネクタが嵌合された状態を示す断面図である。
図3は、雌ハウジングを斜め前上方から見た斜視図である。
図4は、ハウジングを斜め後上方から見た斜視図である。
図5は、雄端子を斜め後上方から見た斜視図である。
図6は、保持部材を斜め前上方から見た斜視図である。
図7は、保持部材がハウジングに対して仮係止位置に留め置かれた状態を示す背面図である。
図8は、保持部材がハウジングに対して仮係止位置に留め置かれた状態を示す部分拡大側断面図である。
図9は、保持部材がハウジングに対して初期位置に留め置かれた状態を示す部分拡大側断面図である。
図10は、解除部が移動規制部を押し上げ、アーム部が撓み変形した状態を示す部分拡大側断面図である。
図11は、保持部材がハウジングに対して初期位置に留め置かれた状態を示す平断面図である。
図12は、雌雄のコネクタの嵌合後、保持部材がハウジングに対して嵌合位置に留め置かれた状態を示す平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)内側に雌ハウジングが配置されるガイドと、前記ガイドの後方に位置し、前記ガイド内に連通するキャビティと、前記ガイドに対して前後方向に移動可能に配置される保持部材と、前記キャビティの内側に配置され、前方に突出するタブを有する雄端子と、を備え、前記雄端子は、前記保持部材と一体に移動するように設けられている。本構成によれば、保持部材が後方位置にあるときに、雄端子のタブをキャビティの内側に保護状態に配置させることができる。保持部材がガイドに対して前方に移動すると、雄端子も前方に移動し、雄端子のタブを、ガイドの内側に至らし、雌ハウジング側の雌端子に接続させることができる。ここで、ガイドの内側には保持部材を配置させる必要がない。このため、保持部材は、従来のムービングプレートと異なり、ガイドの形状やサイズに制約されない。よって、本構成は、小型のコネクタにも対応することができる。
【0011】
(2)前記ガイドおよび前記キャビティは、ハウジングに設けられ、前記保持部材は、前記ハウジングに対して初期位置と前記初期位置より前方の嵌合位置とに移動可能に配置されることが好ましい。本構成によれば、保持部材が初期位置にあるときに、雄端子のタブをキャビティの内側に保護状態に配置することができる。保持部材が嵌合位置にあるときには、雄端子のタブを雌ハウジング側の雌端子に接続させることができる。
【0012】
(3)前記保持部材は、アーム部を有し、前記ハウジングは、前止め部を有し、前記アーム部は、前記初期位置において前記前止め部の後面に当たるように配置されると良い。本構成によれば、アーム部が前止め部の後面に当たることで、保持部材が初期位置から嵌合位置へと不用意に移動するのを防止することができる。
【0013】
(4)前記ハウジングは、後止め部を有し、前記アーム部は、前記初期位置において前記後止め部の前面に当たるように配置されると良い。本構成によれば、アーム部が後止め部の前面に当たることで、保持部材が初期位置から嵌合位置とは反対側の後方へと不用意に移動するのを防止することができる。特に、アーム部は、保持部材が嵌合位置に移動するのを防止する機能と、反対側の後方に移動するのを防止する機能とを兼備することができる。
【0014】
(5)前記アーム部は、前記嵌合位置において前記雌ハウジングが離脱する方向で前記雌ハウジングに当たるように配置されていると良い。本構成によれば、保持部材が嵌合位置にあるときに、アーム部を介して、雌ハウジングが保持部材から離脱するのが規制される。特に、アーム部は、保持部材が嵌合位置に移動するのを防止する機能と、雌ハウジングの離脱を規制する機能と、上記(4)の構成を備える場合には保持部材が嵌合位置とは反対側の後方に移動するのを防止する機能とを兼備することができる。こうしたアーム部の多機能化によって保持部材の構造をより簡単にすることができる。
【0015】
(6)前記雌ハウジングは、前記アーム部と対向する位置に、前記アーム部が前記前止め部の後面に当たる状態を解除する解除部を有していると良い。本構成によれば、雌ハウジングがガイドの内側に配置されるのに伴い、アーム部が前止め部の後面に当たる状態を解除部によって解除することができる。よって、アーム部が前止め部の後面に当たる状態を解除する特別な解除操作を行う必要がない。
【0016】
(7)前記保持部材は、前記嵌合位置において前記ハウジングを係止するロックアームを有していると良い。本構成によれば、保持部材が嵌合位置にあるときに、ロックアームを介して、保持部材とハウジングとを保持状態に留め置くことができる。
【0017】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0018】
コネクタは、雌コネクタと雄コネクタとからなる。雌コネクタは、雌ハウジング80と雌端子81とを備えている。雄コネクタは、ハウジング10と雄端子11と保持部材12とを備えている。雌コネクタと雄コネクタは互いに嵌合される。雌端子81と雄端子11は、雌雄のコネクタの嵌合時に電気的に接続される。なお、以下の説明において、前後方向については、雌雄のコネクタが嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。上下方向は、図1、図11および図12を除く各図を基準とする。
【0019】
<雌ハウジング80>
雌ハウジング80は合成樹脂製であって、図3に示すように、幅方向に扁平なブロック状の雌ハウジング本体82を有している。雌ハウジング本体82は、幅方向に一列に並ぶ複数の雌キャビティ83を有している。各雌キャビティ83は、雌ハウジング本体82を前後に貫通する孔である。各雌キャビティ83の内面には、図2に示すように、撓み変形可能な雌ランス84が突出して設けられている。
【0020】
雌ハウジング80は、図3に示すように、雌ハウジング本体82の上面に突出するハウジングロックアーム85を有している。ハウジングロックアーム85は、雌ハウジング本体82の上面の前部から後方に延びる形状とされている。ハウジングロックアーム85は、雌ハウジング本体82の上面の前部側を支点として上下に撓み変形可能とされている。ハウジングロックアーム85の上面にはロック突起86が設けられている。
【0021】
雌ハウジング80は、雌ハウジング本体82の上面から前方に突出する幅方向に一対の解除部87を有している。両解除部87は、前後に長い角柱状に形成されている。両解除部87の前部は、雌ハウジング本体82の前面よりも前方に突出している。両解除部87の前面は、上向きに直線状に傾斜する解除面88になっている。両解除部87の後部は、雌ハウジング本体82の上面にリブ状に突出している。両解除部87の後面は、上下に沿って配置される。
【0022】
<雌端子81>
雌端子81は導電性の金属板を曲げ加工などし、図2に示すように、前後に細長い形状に形成される。雌端子81は、筒状の接続部89と、接続部89の後方に連なるオープンバレル状の雌バレル部91とを有している。接続部89には、前方から雄端子11の後述するタブ37が挿入されて接続される。雌バレル部91は、電線90の端末部に圧着により接続される。雌端子81は、雌キャビティ83に後方から挿入される。接続部89が雌ランス84に係止されることにより、雌端子81が雌キャビティ83内に抜け止めして配置される。
【0023】
<ハウジング10>
ハウジング10は合成樹脂製であって、図4に示すように、ハウジング本体13と、ハウジング本体13から前方に突出するガイド14とを有している。ガイド14内には、前方から雌ハウジング80が挿入される。
【0024】
ハウジング本体13は、矩形平板状の底壁15と、底壁15の幅方向両端から起立する一対の側壁16と、底壁15の上面に幅方向に間隔をあけて配置される複数の隔壁17とを有している。両側壁16および各隔壁17は、前後に長い板片状に形成されている。また、ハウジング本体13は、両側壁16の前部の上端間に幅方向に架け渡される帯板状の連結壁18を有している。連結壁18は、各隔壁17の前部の上端にも連結されている。
【0025】
そして、ハウジング本体13は、幅方向に一列に並ぶ複数のキャビティ19を有している。各キャビティ19は、幅方向中間部において幅方向に隣接する隔壁17間に配置され、幅方向両端部において側壁16とその側壁16に対向する隔壁17との間に配置される。各キャビティ19は、連結壁18に覆われる前端部を除いて上方に開放されている。また、各キャビティ19は、前後に延びてガイド14の後述する背壁27を貫通し、ガイド14内に連通している。各キャビティ19の内面には、図2に示すように、撓み変形可能なランス21が突出して設けられている。
【0026】
両側壁16の外側の側面には、図4に示すように、一対の係止部22が突出して設けられている。両係止部22は、前後に長く延びるリブ状に形成されている。
連結壁18は、図4および図11に示すように、上面の幅方向中央部に、前後に延びる幅方向に一対の両側座部23と、両側座部23の前端間をつなぐ幅方向に沿った前側座部24とを有している。両側座部23と前側座部24とは平面視門型に形成されている。前側座部24は、ガイド14の背壁27と同じ前後位置に配置され、背壁27に連結されている。両側座部23と前側座部24のそれぞれの上面は、面一に連なる平坦面であって、連結壁18の上面より一段高い位置に配置される。
【0027】
両側座部23の上面の後端部には、一対の後止め部25が設けられている。両後止め部25は、角柱状をなし、両側座部23の上面から上方に突出している。両後止め部25の前面は、上下に沿って配置される。
【0028】
前側座部24の上面の幅方向中央部には、前止め部26が設けられている。前止め部26は、前側座部24の上面から上方に突出し、かつ前側座部24の前方に延びる形状とされている。前止め部26は、前側座部24の上面に連なる後端部を除いてガイド14内に突出している。図8および図9に示すように、前止め部26の後面は、前側座部24の後面に面一に連続し、上下に沿って配置される。前止め部26の前面は、上向きに傾斜して配置される。
【0029】
ガイド14は、図4に示すように、角筒状をなし、上下に沿って配置される背壁27と、背壁27の上下端部および両側端部から前方に突出する周壁28とを有している。背壁27は、ハウジング本体13の前端に連結され、両側壁16の側方および連結壁18の上方に張り出す部分を有している。
【0030】
ガイド14の幅方向中央部には、周壁28の上壁部分の後部から背壁27の上部にかけて開口する貫通孔29が設けられている。貫通孔29の後端下面は、前側座部24および前止め部26の後端部によって閉塞されている。
(【0031】以降は省略されています)

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