TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021065012
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210422
出願番号2019187739
出願日20191011
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20210326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロック解除により外部充電が停止された場合において、ユーザの意図を考慮して外部充電を再開させることができる車両を提供する。
【解決手段】第1制御部320は、タイマー充電部310によるタイマー充電の実行中にロック装置50がアンロック状態になったとき、アンロック状態になったときから所定期間の間、充電コネクタ410がインレット420に接続されている場合には、外部充電の実行を再開する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両外部の電源から充電ケーブルを介して供給される電力を受けて車載の蓄電装置を充電する外部充電が可能に構成された車両であって、
前記充電ケーブルに設けられたコネクタが接続可能に構成されたインレットと、
前記コネクタが前記インレットに接続されたとき、前記コネクタを前記インレットから取り外し不能なロック状態と、前記コネクタを前記インレットから取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能に構成されたロック装置と、
前記外部充電を制御する充電制御装置とを備え、
前記充電制御装置は、
前記ロック装置が前記ロック状態である場合に前記外部充電の実行を許可するとともに、前記ロック装置が前記アンロック状態である場合に前記外部充電を停止する第1制御部と、
ユーザの指示に基づいて所定の時刻に前記外部充電を開始するタイマー充電を実行するタイマー充電部とを備え、
前記第1制御部は、前記タイマー充電部による前記タイマー充電の実行中に前記ロック装置が前記アンロック状態になったとき、前記アンロック状態になったときから所定期間の間、前記コネクタが前記インレットに接続されている場合には、前記外部充電の実行を許可する、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両外部の電源から供給される電力を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電が可能に構成された車両に関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
欧州特許出願公開第2842793号明細書(特許文献1)には、車両外部の電源から充電ケーブルを介して供給される電力を用いて車載の蓄電装置を外部充電可能に構成された車両が開示されている。この車両は、充電ケーブルの先端に設けられたコネクタが接続可能に構成されたインレットと、「インレットに接続されたコネクタをインレットから取り外し不能なロック状態」および「インレットに接続されたコネクタをインレットから取り外し可能なアンロック状態」を切り替え可能なロック装置とを含む。ロック装置は、車両のスマートキー等に設けられた解除スイッチの操作に応じてロック状態からアンロック状態へ移行する。なお、以下においては、ロック装置をロック状態からアンロック状態へ移行させることを「ロック解除」と称する場合がある。
【0003】
車両は、外部充電の実行中にロック解除が行なわれると外部充電を停止させる。そして、車両は、外部充電を停止させてから一定時間内にインレットとコネクタとの接続が解除されていない場合には、ロック装置をロック状態に移行させて、外部充電を再開させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第2842793号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザが外部充電を終了させたい意図をもってロック解除を行なう場合もある。この場合に、何らかの要因により、一定時間内にインレットとコネクタとの接続を解除できないこともあり得る。特許文献1に開示された車両においては、上記の場合に、ユーザに外部充電の継続の意図がないにも関わらず、外部充電が再開されてしまう。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ロック解除により外部充電が停止された場合において、ユーザの意図を考慮して外部充電を再開させることができる車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る車両は、車両外部の電源から充電ケーブルを介して供給される電力を受けて車載の蓄電装置を充電する外部充電が可能に構成された車両である。この車両は、充電ケーブルに設けられたコネクタが接続可能に構成されたインレットと、コネクタがインレットに接続されたとき、コネクタを前記インレットから取り外し不能なロック状態と、コネクタをインレットから取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能に構成されたロック装置と、外部充電を制御する充電制御装置とを備える。充電制御装置は、ロック装置がロック状態である場合に外部充電の実行を許可するとともに、ロック装置がアンロック状態である場合に外部充電を停止する第1制御部と、ユーザの指示に基づいて所定の時刻に外部充電を開始するタイマー充電を実行するタイマー充電部とを備える。第1制御部は、タイマー充電部によるタイマー充電の実行中にロック装置がアンロック状態になったとき、アンロック状態になったときから所定期間の間、コネクタがインレットに接続されている場合には、外部充電の実行を許可する。
【0008】
上記構成によれば、コネクタがインレットに接続され、ロック装置がロック状態である場合に外部充電の実行を許可し、ロック装置がアンロック状態である場合には外部充電を停止する。タイマー充電の実行中にロック装置がアンロック状態になったときには、アンロック状態になったときから所定期間の間、コネクタがインレットに接続されていれば、外部充電の実行を許可する。
【0009】
ユーザの指示に基づくタイマー充電の実行中に、ロック装置がアンロック状態になった場合、ユーザの操作ミス等による意図しないアンロック状態への移行であるか、車室内に置き忘れたものを取り出すために、アンロック操作を行った可能性が高い。したがって、タイマー充電の実行中にロック装置がアンロック状態になったとき、アンロック状態になったときから所定期間の間、コネクタがインレットに接続されている場合に、外部充電の実行が許可され、これにより、外部充電が再開されるので、ユーザの意図を考慮して外部充電を再開させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ロック解除により外部充電が停止された場合において、ユーザの意図を考慮して外部充電を再開させることができる車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の実施の形態に係る車両を示す全体構成図である。
インレット周辺の構造を示す図である。
図2におけるIII−III断面図(その1)である。
図2におけるIII−III断面図(その2)である。
ECUの機能部を説明する図である。
タイマー充電部で実行される充電開始時刻設定を説明するフローチャートである。
タイマー充電部で実行される外部充電を説明するフローチャートである。
第1制御部で実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0013】
<全体構成>
図1は、本実施の形態に係る車両1の充電システムの全体構成図である。この充電システムは、車両1外部の充電設備から供給される電力を用いて車両1に搭載されるバッテリ100を充電する外部充電を行なうためのシステムである。本実施の形態では、外部充電として、たとえば自宅等に設けられた充電設備500から供給される交流電力を用いて車両1に搭載されるバッテリ100を充電するAC充電が行なわれる例について説明する。なお、本実施の形態においては、AC充電の一例として自宅等に設けられた充電設備500から供給される交流電力が用いられる例について説明するが、たとえば、公共の充電設備(充電スタンド)から供給される交流電力が用いられてもよい。また、直流電流による急速充電であってもよい。
【0014】
図1を参照して、充電システムは、車両1と、充電ケーブル400と、充電設備500とを備える。
【0015】
充電設備500は、交流電源510およびコンセント520を含んで構成される。コンセント520は、たとえば一般家庭用のACコンセントである。
【0016】
AC充電時には、充電設備500と車両1とが充電ケーブル400で接続される。充電ケーブル400は、交流電力線440と、交流電力線440の一端に設けられた充電コネクタ410と、交流電力線440の他端に設けられたプラグ420と、交流電力線440上に設けられた充電回路遮断装置(以下、「CCID(Charging Circuit Interrupt Device)」とも称する)430とを含む。充電コネクタ410は、車両1のインレット220に接続可能に構成される。プラグ420は、充電設備500のコンセント520に接続可能に構成される。CCID430は、充電設備500から車両1への電力の供給および遮断を切り替えるための回路である。
【0017】
車両1は、バッテリ100に蓄えられた電力を用いて図示しない走行用モータを駆動させて走行する電気自動車である。なお、車両1は、バッテリ100の外部充電が可能に構成された車両であればよく、たとえば、燃料電池自動車やプラグインハイブリッド自動車であってもよい。
【0018】
車両1は、バッテリ100と、ECU(Electronic Control Unit)300とを備える。また、車両1は、AC充電を行なうための構成として、充電リッド2と、充電器200と、インレット220とを備える。
【0019】
バッテリ100は、車両1の駆動電源(すなわち動力源)として車両1に搭載される。バッテリ100は、積層された複数の電池を含んで構成される。電池は、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池である。また、電池は、正極と負極との間に液体電解質を有する電池であってもよいし、固体電解質を有する電池(全固体電池)であってもよい。なお、バッテリ100は、再充電可能な直流電源であればよく、大容量のキャパシタも採用可能である。
【0020】
ECU300は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)、メモリ(図示せず)および入出力バッファ(図示せず)を含み、センサ等からの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、各機器の制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
【0021】
インレット220は、充電ケーブル400の充電コネクタ410が接続可能に構成される。インレット220は、通常時は充電リッド2で覆われている。充電リッド2が開かれると、ユーザが充電コネクタ410をインレット220に接続することができる。AC充電時には、インレット220に充電コネクタ410が接続される。
【0022】
充電器200は、インレット220が受けた交流電力をバッテリ100に充電可能な直流電力に変換してバッテリ100に出力する。充電器200は、ECU300によって制御される。
【0023】
インレット220の近傍には、ロック装置50が設けられる。ロック装置50は、インレット220に接続された充電コネクタ410(充電ケーブル400)をインレット220から取り外し不能なロック状態と、インレット220に接続された充電コネクタ410をインレット220から取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能に構成される。
【0024】
図2は、インレット220周辺の構造を示す図である。図3および図4は、充電コネクタ410をインレット220に接続した場合の、図2におけるIII−III断面図である。図2〜図4を参照して、充電コネクタ410とインレット220との接続およびロック装置50の構成について説明する。
【0025】
充電ケーブル400の充電コネクタ410には、リンク411が設けられている。このリンク411は、軸412の周りに回転自在に取り付けられ、一端にインレット220の突起221と係合する凸部が設けられ、他端には押しボタン415が設けられている。なお、リンク411は、バネ414によって充電コネクタ410の本体に対して弾性的に付勢されている(図3および図4参照)。
【0026】
充電コネクタ410がインレット220に挿入されると、リンク411の凸部がインレット220の突起221と係合する(図3におけるリンク411と突起221との状態を参照)。そのため、充電コネクタ410がインレット220から抜けない状態となる。
【0027】
インレット220の上方(近傍)には、ロック装置50が設けられる。ロック装置50は、上述したように、インレット220に接続された充電コネクタ410をインレット220から取り外し不能なロック状態と、インレット220に接続された充電コネクタ410をインレット220から取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能に構成される。
【0028】
ロック装置50は、上下方向にスライドするロックバー52と、ロックバー52をスライド動作させる電磁式のアクチュエータ51とを備える。ロック装置50は、ECU300によって制御される。
【0029】
ロック状態では、ロックバー52は、下方にスライド移動され、リンク411の上面に接する位置で固定される(図3参照)。これにより、押しボタン415が押されてもリンク411の回転がロックバー52によって抑制され、リンク411の凸部が上昇せずインレット220の突起221から外れないようになる。すなわち、ユーザが押しボタン415を押しても充電コネクタ410をインレット220から取り外すことができない状態となる。
【0030】
アンロック状態では、ロックバー52は、上方にスライド移動され、リンク411の回転を抑制しない位置で固定される(図4参照)。これにより、ロックバー52がリンク411の回転を抑制しないので、押しボタン415が押し込まれるとリンク411が軸412の周りに回転し、押しボタン415と反対側の端部に設けられている凸部が上昇する。これにより、リンク411の凸部がインレット220の突起221から外れ、充電コネクタ410をインレット220から取り外すことができるようになる。すなわち、ユーザが押しボタン415を押すことで充電コネクタ410をインレット220から取り外すことができる状態となる。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
歯車
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
金型
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
続きを見る