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公開番号2021064322
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210422
出願番号2019190044
出願日20191017
発明の名称ICタグ
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類G06K 19/077 20060101AFI20210326BHJP(計算;計数)
要約【課題】容器に装着する際の接着性が低下する虞が無く、また高い位置精度が要求される事が無く、平面に装着しても開封検知可能な開封検知手段を提供する。
【解決手段】断線する事で開封された事を検知する断線検知線13を備えた断線検知線形成部1と、アンテナパターン部4を備えたアンテナパターン部形成部2を断線検知線形成部と連接して備えたICモジュール16と、断線検知線形成部の内側において、断線検知線の一部と、アンテナパターン部形成部とに、平面視で重なる様に配置され接着された剛性部5と、断線検知線形成部の断線検知線が形成された面とは反対側の面に備えられた粘着層6と、断線検知線と平面視で重なる剛性部の縁に沿ったフィルム基材3に形成された弱め線14と、が備えられており、粘着層は、断線検知線形成部の剛性部の周囲に備えられており、少なくとも剛性部と重なる部分には備えられていない事を特徴とするICタグ10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器の開口部をシール蓋により密封した容器のシール蓋上に貼着することにより開封検知するICタグであって、
フィルム基材の一方の面に、断線する事で開封された事を検知する断線検知線を形成した断線検知線形成部と、外部装置と通信するアンテナパターン部を形成したアンテナパターン部形成部と、を備えたICモジュールと、
断線検知線形成部の断線検知線の一部と、アンテナパターン部形成部とに、平面視で重なる様に配置され接着された、シール蓋より剛性が高い板状の剛性部と、
断線検知線形成部の断線検知線が形成された面とは反対側の面において、平面視で、剛性部の周囲に形成され、少なくとも剛性部と断線検知線形成部が重なる部分には形成されていない粘着層と、を備えており、
剛性部と断線検知線形成部とは、剛性部が断線検知線と平面視で重なる様に備えられており、剛性部と断線検知線形成部が重なったフィルム基材には、剛性部の縁に沿って弱め線が備えられている事を特徴とするICタグ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記ICモジュールは、長方形の前記アンテナパターン部形成部と、長方形の前記断線検知線形成部と、からなり、前記断線検知線形成部の長辺に前記アンテナパターン部形成部の短辺が直交したT字形である事を特徴とする請求項1に記載のICタグ。
【請求項3】
前記フィルム基材が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである事を特徴とする請求項2に記載のICタグ。
【請求項4】
前記容器が、アルミニウム製である事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のICタグ。
【請求項5】
前記弱め線が、ミシン目またはハーフカットである事を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のICタグ。
【請求項6】
前記剛性部が、樹脂板または繊維強化プラスチック板である事を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のICタグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開封検知用ICタグに関する。
続きを表示(約 5,700 文字)【背景技術】
【0002】
金属製などの容器の開口部をアルミシールなどのシール蓋により密封した容器において、それらを不正に開封して内容物を安価な物品と入れ替える事案が発生している。その為、不正に開封された事を検知する技術が求められている。
【0003】
不正に開封された事を検知可能とする先行技術としては、例えば特許文献1に、蓋付き容器の蓋の上面に細い注射針の様な管状の道具を挿したことを検知し、不正に中身を入れ替えることを防止することができるICタグ付きシールが開示されている。このICタグ付きシールは、アンテナ部と、アンテナ部に接合され、アンテナ部を介して通信を行う機能を持っているICチップとを備え、蓋付き容器に取り付けられるICタグ付きシールである。更に、このICタグ付きシールは、ICチップと接合され、蓋付き容器の蓋の上面に貼り付けられる一筆書き線部を備え、ICチップは、一筆書き線部の断線を検出していることを特徴としている。しかしながらこの技術は、ワインボトルの口栓部が不正に開封された事を検知する為に、検知部である一筆書き線部を口栓部に貼着し、ICタグ付きシールのその他の部分は、ワインボトルの首部に貼着する必要がある。
【0004】
また、特許文献2には、金属製キャップの外部の通信装置と通信可能に、RFID(Radio Frequency identifier)タグを金属製キャップの内部に設けることができる技術が開示されている。この技術は、筒状本体部、筒状本体部の一端に形成された天板部、および筒状本体部の他端に形成された開口部を備える金属製キャップと、金属製キャップに設けられたRFIDタグと、を備えている。RFIDタグが、金属製キャップ内に設けられるRFIC素子と、RFIC(Radio Frequency Integrated Cicuit)素子に接続されているループアンテナと、を備え、ループアンテナのループ開口の少なくとも一部が、金属製キャップの開口部の開口縁から該金属製キャップの外部に露出した状態で、金属製キャップの周方向に延在している金属製キャップであるため、外部装置との通信を可能とするものである。この金属製キャップをワインボトルの口栓部に装着しておく事により、開封のため金属製キャップを回転させると、RFIDタグの配線が断線する仕組みとなっている。
【0005】
これらの技術はいずれも、立体的な装着対象物に対して開封検知可能とする有効な技術であるが、装着する部位が限定されている。即ち、これらの技術は、立体的な装着対象物の容器本体の側面部と、容器の開口部または天頂部または天蓋部と、に跨って装着する事を前提としているため、特に金属缶などでは容器側面から天蓋部に至る間に接着できない箇所が存在するなどの為、接着性が低下する虞がある。また、装着する際の高い位置精度も要求される。
【0006】
その為、装着する際の接着性が低下する虞や、高い位置精度が要求される事が無く、平面的に装着しても開封検知可能な開封検知手段が待望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2018−532179号公報
特許第6555427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の事情に鑑み、本発明は、容器に装着する際の接着性が低下する虞が無く、また高い位置精度が要求される事が無く、平面に装着しても開封検知可能な開封検知手段を提供する事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、容器の開口部をシール蓋により密封した容器のシール蓋上に貼着することにより開封検知するICタグであって、
フィルム基材の一方の面に、断線する事で開封された事を検知する断線検知線を形成した断線検知線形成部と、外部装置と通信するアンテナパターン部を形成したアンテナパターン部形成部と、を備えたICモジュールと、
断線検知線形成部の断線検知線の一部と、アンテナパターン部形成部とに、平面視で重なる様に配置され接着された、シール蓋より剛性が高い板状の剛性部と、
断線検知線形成部の断線検知線が形成された面とは反対側の面において、平面視で、剛性部の周囲に形成され、少なくとも剛性部と断線検知線形成部が重なる部分には形成されていない粘着層と、を備えており、
剛性部と断線検知線形成部とは、剛性部が断線検知線と平面視で重なる様に備えられており、剛性部と断線検知線形成部が重なったフィルム基材には、剛性部の縁に沿って弱め線が備えられている事を特徴とするICタグである。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、前記ICモジュールは、長方形の前記アンテナパターン部形成部と、長方形の前記断線検知線形成部と、とからなり、前記断線検知線形成部の長辺に前記アンテナパターン部形成部の短辺が直交して連接したT字形である事を特徴とする請求項1に記載のICタグである。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、前記フィルム基材が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである事を特徴とする請求項2に記載のICタグである。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、前記容器が、アルミニウム製である事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のICタグである。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、前記弱め線が、ミシン目またはハーフカットである事を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のICタグである。
【0014】
また、請求項6に記載の発明は、前記剛性部が、樹脂板または繊維強化プラスチック板である事を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のICタグである。
【発明の効果】
【0015】
本発明のICタグによれば、容器の開口部を封止したシール蓋に貼り付けて、開封検知を可能とするICタグである。断線検知線がフィルム基材上に形成してあり、シール蓋を引き剥がすことにより、シール蓋のフィルム基材が破断し、それによって断線検知線が破断する事によって、開封を検知する。本発明のICタグにおいては、断線検知線と平面視で重なる様に配置された剛性部が、シール蓋を引き剥がす時に、剛性部が貼り付けられたフィルム基材が、剛性部から力を受け、その力によって、剛性部の縁に沿ってフィルム基材に形成された弱め線が破断される。その為、容器に装着する際の接着性が低下する問題や、高い位置精度が要求される事無く、また、シール蓋の様な平面に貼り付ける事によっても開封検知可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明のICタグを例示する上面図。
図1のICタグの構成要素を例示した説明図であって、(a)はICモジュールの上面図、(b)は剛性部の上面図。
図1のICタグの断面を例示した説明図であって、(a)はA−A´切断線における断面図、(b)はB−B´切断線における断面図。
本発明のICタグを容器のシール蓋上に貼着した状態を例示した説明図であって、(a)は容器の天蓋部の上面図、(b)は容器の天蓋部の断面図。
本発明のICタグの機能を説明する説明図であって、(a)は容器のシール蓋上に本発明のICタグを貼着した状態を例示する断面図、(b)はシール蓋を引き剥がした状態を例示する断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明のICタグについて、図1〜図4を用いて説明する。
図1に例示した様に、本発明のICタグ10は、容器15の開口部(図示省略)をシール蓋8により密封した容器15のシール蓋8上に貼着することにより開封検知するICタグである(図3参照)。
【0018】
本発明のICタグ10は、フィルム基材3の一方の面に、断線する事で開封された事を検知する断線検知線13を形成した断線検知線形成部1と、外部装置と通信するアンテナパターン部4を形成したアンテナパターン部形成部2と、を備えたICモジュール16と、断線検知線形成部1の断線検知線13の一部と、アンテナパターン部形成部2とに、平面視で重なる様に配置され接着された、シール蓋8(図3参照)より剛性が高い板状の剛性部5と、断線検知線形成部1の断線検知線13が形成された面とは反対側の面において、平面視で、剛性部5の周囲に形成され、少なくとも剛性部5と断線検知線形成部1が重なる部分には形成されていない粘着層6と、を備えている。
本発明のICタグ10においては、剛性部5と断線検知線形成部1とは、剛性部5が断線検知線13と平面視で重なる様に備えられており、剛性部5と断線検知線形成部1が重なったフィルム基材3には、剛性部5の縁に沿って弱め線14が備えられている事が特徴である。
【0019】
また、本発明のICタグ10においては、ICモジュール16が、長方形のアンテナパターン部形成部2と、長方形の断線検知線形成部1と、とからなり、断線検知線形成部1の長辺にアンテナパターン部形成部2の短辺が直交して連接したT字形であっても良い。
【0020】
また、本発明のICタグ10においては、フィルム基材3が、ポリエチレンテレフタレートフィルムであっても良い。
【0021】
また、本発明のICタグ10においては、容器15が、アルミニウム製であっても良い。
【0022】
また、本発明のICタグにおいては、弱め線14が、ミシン目またはハーフカットであっても良い。
【0023】
また、本発明のICタグにおいては、剛性部5が、樹脂板または繊維強化プラスチック板であっても良い。
【0024】
図2は、本発明のICタグ10の構成を説明する説明図であって、(a)はICモジュール16、(b)は剛性部5を例示している。
図1に例示した様に、本発明のICタグ10(図1)は、ICモジュール16のアンテ
ナパターン部4を形成したアンテナパターン部形成部2と、断線検知線13を形成した断線検知線形成部1の一部に、平面視で重なる様に積層された構造を備えている。即ち、剛性部5と断線検知線形成部1とは、剛性部5が断線検知線13と平面視で重なる様に備えられている。
【0025】
図3は、本発明のICタグ10の断面を例示した説明図である。
図3(a)は図1における切断線A−A´における断面を例示したものである。フィルム基材3の一方の面に剛性部5が接着して備えられており、もう一方の面には、接着層6が形成されている。この断面図においては、剛性部5の左右両側に配置されている断線検知線13と、剛性部5の縁に沿って、フィルム基材3に形成されている弱め線14を省略している。
【0026】
図3(b)は図1における切断線B−B´における断面を例示したものである。フィルム基材3の一方の面に剛性部5が、フィルム基材3と、一方の端では同じ長さで、またもう一方の端では、フィルム基材3の端部より短く備えられている。また、フィルム基材3のもう一方の面には、平面視で剛性部5と重ならない様に、接着層6が形成されている。
【0027】
この様に、図3(b)において、接着層6がフィルム基材3の端部から内側に向かって形成されている領域と、剛性部5がその端部に到達せずにフィルム基材3より短く備えられている事により、剛性部5が、平面視で剛性部5と接着層6との境界を支軸として、シール蓋8が引き上げられた時に、剛性部5の動きに対応して、回転可能に支持される。
【0028】
図4(a)は、本発明のICタグ10が、容器15の天蓋部7に貼着された状態を例示した上面図である。
図4(b)は、図4(a)における切断線C−C´におけるICタグ10の断面図を例示したものである。
容器の天蓋部7の上に備えられたシール蓋8の上に、本発明のICタグ10の構成要素である剛性部5とフィルム基材3の積層体が粘着層6を介してシール蓋8の上に貼着された状態を示す断面図である。図4(b)においては、図4(a)に示されているシール蓋の把持部9と容器15の最外周部は図示を省略している。
【0029】
ここで、本発明のICタグ10を、容器の天蓋部7の上に備えられたシール蓋8の上に貼着する際に、容器15のシール蓋の把持部9の向きと、ICタグ10の剛性部5が延伸する方向を一致させて、ICタグ10をシール蓋8の上に貼着する。
【0030】
この様にする事で、シール蓋の把持部9を引き上げてシール蓋8を引き剥がした場合、シール蓋8がめくれ上がる。その際、シール蓋8がめくれ上がるにつれて、ICタグ10の剛性部5も端部も引き上げられるが、引き上げられる高さを高くする事ができる。シール蓋の把持部9の向きと、ICタグ10の剛性部5が延伸する方向と、がずれるに従って、剛性部5の端部の高さは低くなる。シール蓋の把持部9の向きと、ICタグ10の剛性部5が延伸する方向と、直交している場合は、殆ど剛性部5の端部は引き上げられないことになる。
(【0031】以降は省略されています)

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