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公開番号2021059027
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210415
出願番号2019182897
出願日20191003
発明の名称カード
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B42D 25/378 20140101AFI20210319BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】ISO,JISなどの規格に準拠したカードにおいて、蛍光材料または蓄光材料による装飾効果および偽造防止効果の向上を、カードの側面(端面)で実現される構成のカードを提供する。
【解決手段】2層以上の樹脂層を含む積層体からなる矩形のカードの少なくとも一辺の側面部に、保護層と接着層を含む積層体からなる装飾層が、カードの厚さに相当する接合幅の接着層で接合して設けられてなるカードであって、装飾層には、少なくとも何れかの層に蛍光材料または蓄光材料の何れかが含まれることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
2層以上の樹脂層を含む積層体からなる矩形のカードの少なくとも一辺の側面部に、保護層と接着層を含む積層体からなる装飾層が、カードの厚さに相当する接合幅の接着層で接合して設けられてなるカードであって、
前記装飾層には、少なくとも何れかの層に蛍光材料または蓄光材料の何れかが含まれることを特徴とするカード。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記装飾層は、保護層,中間層,接着層がこの順に積層された構成であり、前記中間層に占める蛍光材料の含有率が0.5〜50%であることを特徴とする請求項1記載のカード。
【請求項3】
蛍光材料の平均粒径が3〜5μmであることを特徴とする請求項1または2に記載のカード。
【請求項4】
前記装飾層は、保護層,中間層,接着層がこの順に積層された構成であり、前記中間層に占める蓄光材料の含有率が0.5〜30%であることを特徴とする請求項1記載のカード。
【請求項5】
蓄光材料の平均粒径が10〜20μmであることを特徴とする請求項1または4に記載のカード。
【請求項6】
JIS X 6301で要求される光透過濃度(OD:不透過度)を満たすことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のカード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定期券,乗車券,入場券,プリペイドカード,クレジットカード,キャッシュカード,ポイントカード,各種有価証券,身分証明書等の情報記録媒体のうち、プラスチックシートを主材料とするカード型媒体に関し、カードの端面の装飾効果および偽造防止効果を向上させたカードに関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
JIS X 6301(2005)において、カードの材質,構成,特性,寸法など,識別カード(以下、単にカードという)に要求される物理的特性について規定されており、JIS X 6305−1(2010)では、カードの特性試験方法について規定されている。JIS X 6305−1(2010)におけるカードの特性試験方法では、機械可読カードの光透過濃度(OD)では、光学的に透明でも良いとされる特定領域以外のカード上の領域全てにおいては、要求される不透過度が規定されており、波長450〜950nmでは光透過濃度が1.3より大きく、950〜1000nmでは光透過濃度が1.1より大きいものとされている。
【0003】
従来のカードは、白色顔料を練り込んでシート成形された白色シートや、白色以外の着色剤を樹脂に練り込んでシート成形された着色シートがコアシートとして用いられ、その表裏に透明なオーバーシートが積層されてなる構成が一般的である。カードに装飾を施す手法として、絵柄などの印刷をコアシート表面に形成して、オーバーシートで覆う方法や、オーバーシート上に、隠蔽層などを形成した後に印刷を施すオーバープリント方式などが採用されてきた。しかし、これらはいずれもカードを平面視した際の券面への加飾であり、カードを複数枚重ねて持ち歩く場合など、カードを確認するために、1枚毎の券面を確認する必要があった。
【0004】
一方、カードの周囲の側面の少なくとも一部に着色部を有しているカードが開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。更には、特許文献1,2におけるカードの周囲の側面を別途着色する工程を省略し、生産性の向上,コストアップの抑制を図った改良案として、コア層およびオーバーシート層に白色シートや着色シートを用いることなく、カード端面が着色したように見えるカードを提供することを実現した提案が公知である(特許文献3参照)。
【0005】
特許文献3によるカードは、透明な樹脂材料からなる表用カバーシート、少なくとも1枚の透明な樹脂材料からなるコアシート、裏用カバーシートが順に積層された積層体をカード基体とし、前記カード基体の表面から入射する光を前記カード基体の側面から放出させるカードにおいて、前記コアシートと前記裏用カバーシートの間に集光性蛍光染料を含有する印刷インキによる集光性蛍光染料印刷部が形成されたことを特徴とする。特許文献3により、蛍光染料を用いたカードの装飾で、所定のエリアだけに集光性蛍光染料を含有する印刷インキによって印刷すればよく、一連の成形装置が蛍光染料で汚染されることが回避され、安価に、短納期でカードを納入することが出来る、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11−34546号公報
特開2000−301871号公報
特許第5353400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献3は、表用カバーシートおよびコアシートが透明な樹脂材料であり、表用カバーシートから入射する光を集光性蛍光染料印刷部で吸収した後、波長を変換してコアシートの側面から放出させる構成であり、表用カバーシート,コアシートに形成される図柄印刷部となる透明(透光性)インキの処方,色相によっては、JIS X 6301で要求される光透過濃度(OD>1.1あるいは1.3)を満たさない場合も多くなる。特許文献3ではISO,JISなどの規格には準拠する必要のない商店街などの独自仕様のカードでの装飾性を向上することを目的としている。
【0008】
本発明では、ISO,JISなどの規格に準拠した光透過濃度(不透過度)が十分な適正を有するカードにおいて、これまでに提案されていない蛍光材料または蓄光材料による装飾効果および偽造防止効果の向上を、カードの側面(端面)で実現される構成のカードを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるカードは、
2層以上の樹脂層を含む積層体からなる矩形のカードの少なくとも一辺の側面部に、保護層と接着層を含む積層体からなる装飾層が、カードの厚さに相当する接合幅の接着層で接合して設けられてなるカードであって、
前記装飾層には、少なくとも何れかの層に蛍光材料または蓄光材料の何れかが含まれることを特徴とする。
【0010】
前記装飾層は、保護層,中間層,接着層がこの順に積層された構成であり、前記中間層に占める蛍光材料の含有率が0.5〜50%であることが好ましい。
【0011】
蛍光材料の平均粒径は3〜5μmであることが好ましい。
【0012】
前記装飾層は、保護層,中間層,接着層がこの順に積層された構成であり、前記中間層に占める蓄光材料の含有率が0.5〜30%であることが好ましい。
【0013】
蓄光材料の平均粒径は10〜20μmであることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
ISO,JISなどの規格に準拠したカードにおいて、蛍光材料または蓄光材料による装飾効果および偽造防止効果の向上を、カードの側面(端面)で実現される構成のカードが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明のカードの一例を示す平面図。
本発明のカードの構成例を示す断面図。
装飾層を転写フィルムの形態とした構成例を示す断面図。
カード側面に装飾層を形成した形態の一例を示す斜視図。
転写フィルムを用いて、カード基材の側面部に装飾層を形成する方法を模式的に示す概念図。
カード側面に装飾層を形成した箇所を示す拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ここで、図面は模式的なものであり、説明の便宜上、平面寸法との関係や各層の厚みの比率等は実際の縮尺とは
異なるサイズで誇張して図示する場合もある。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質,形状,構造等が下記のものに特定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0017】
<カード>
図1は、本発明のカードの一例を示す平面図である。矩形のカード10の外周に沿って、カード10の側面部全体に装飾層20が設けられている。
【0018】
装飾層20は、必ずしもカード10側面部全体(四辺の全周)に設けられている必要はなく、例えばカード10の平面視における天側や底側の側面部や、左右横側の側面部に設けるなどのように、カード10側面部に部分的に設ける手法が取られても良い。図4では、カード基材の底側の側面部にのみ装飾層40を形成してなる構成のカード10の斜視図を示している。
【0019】
<カード基材>
図2は、本発明のカード10の構成例を示す断面図である。カード基材14は2層以上の樹脂層を含む積層体からなる。カード基材14はコアシート12の両面にオーバーシート13がラミネートされた構成であり、コアシート12とオーバーシートとの間に印刷部11が設けられた例を示している。
【0020】
カード基材14の側面部には、接着層21,中間層22,保護層23からなる装飾層20が設けられている。装飾層20には、少なくとも何れかの層に蛍光材料または蓄光材料の何れかが含まれる。
【0021】
コアシート12は1層の構成で図示されているが、コアシート12は、必ずしも単一の層である必要はなく、2層以上の複数層から構成されてあっても良い。また、ICチップやアンテナなどを含むICインレットが内包されてあっても良い。
【0022】
ICインレットを内包する場合には、ICインレットとして公知のものを任意に使用することができるが、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリエチレンナフタレート(PEN),ポリイミド(PI),紙,合成紙などからなるICインレット用支持体上に、互いに電気的に接続されたICチップとアンテナが設けられたものなどを、使用することができる。
【0023】
ここで、アンテナはアルミニウムや銅などに代表される金属箔をパターン状にエッチングまたは抜き加工したものや、導電性インキをスクリーン印刷法,フレキソ印刷法,グラビア印刷法,インクジェット方式などの公知手段によってパターン状に設けたもの、あるいは巻線溶着加工によるものなどを例示することができる。
【0024】
コアシート12は、従来公知の材料をいずれも用いることができ、例えば、紙類を始め、ポリエチレンテレフタレート(PET)やPET−Gなどのポリエチレンテレフタレート樹脂類,ポリ塩化ビニル樹脂,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体,ポリカーボネート樹脂,ポリアクリル酸エステル樹脂,ポリメタクリル酸エステル樹脂,スチレン−メチルメタクリレート共重合体,ポリ乳酸樹脂類,ポリオレフィン樹脂類,など任意の樹脂を単独あるいは複合体,アロイ体,ブレンド体などとして用いることができる。
【0025】
これらの樹脂には、酸化チタン,炭酸カルシウム,硫酸バリウム,白鉛華など従来公知の顔料や体質顔料を始め、熱安定剤,紫外線吸収剤などを各種添加剤が添加されてあっても何ら問題ない。
【0026】
オーバーシート13は、本質的に光透過性を有する樹脂からなり、具体的には、ポリエチレンテレフタレート樹脂類,ポリエチレンナフタレート樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリアクリル酸エステル樹脂,ポリメタクリル酸エステル樹脂,ポリスチレン樹脂,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体,スチレン−メチルメタクリレート共重合体,ポリ乳酸樹脂,ポリビニルアルコール樹脂,トリアセチルセルロース樹脂などの合成樹脂、天然樹脂類、あるいはその樹脂の変性樹脂などを単独あるいは組合せた複合体,アロイ体,ブレンド体などを用いることができる。
【0027】
オーバーシート13には、熱安定剤や紫外線吸収剤,可塑剤,帯電防止剤など従来公知の各種添加剤の添加やマット処理などの特殊処理等を施すことができる。
【0028】
また、コアシート12とオーバーシート13との間には、例えばレーザー印字特性などを有する層や接着性付与層のような機能層などが、別途設けられてあっても何ら問題ない。
【0029】
このような機能層は、シート状のものとして設置されてあっても良く、またコーティング層あるいは印刷層として設けられてあっても良い。
【0030】
印刷部11は、コアシート12とオーバーシート13の間に設けられているが、印刷部11は、これに限定されるものではなく、積層体10のいずれの層に設けられていても良く、例えば、カード10の最表面に隠蔽層などを介して印刷部を形成するオーバープリント方式などが用いられてあっても良い。
(【0031】以降は省略されています)

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