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公開番号2021058086
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210408
出願番号2020164430
出願日20200930
発明の名称デュアルフランジ一体型磁極片を有する電磁アクチュエータのためのシステム及び方法
出願人フスコ オートモーティブ ホールディングス エル・エル・シー,HUSCO Automotive Holdings LLC
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 33/00 20060101AFI20210312BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁アクチュエータのための一体型磁極片の提供。
【解決手段】電磁アクチュエータ10は、ハウジング12と、一体型磁極片18と、一体型磁極片内18に収容されたアーマチャと、エンドキャップ14と、を有することができる。一体型磁極片18は電磁アクチュエータ10内におけるエアギャップを減少させるよう構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電磁アクチュエータのための一体型磁極片であって、
実質的に開口した上端側を画定する第1端と、
前記第1端と対向して配置された第2端と、
前記第1端に隣接するとともに前記第1端から径方向外向きに延在する第1フランジと、
前記第2端から径方向外向きに延在する第2フランジと、
前記実質的に開口した上端側から前記第2端に向かって前記一体型磁極片内を少なくとも部分的に通って延在するアーマチャ凹部と、を備え、
前記アーマチャ凹部はアーマチャをスライド可能に収容するよう構成された、一体型磁極片。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記一体型磁極片の前記アーマチャ凹部は、前記アーマチャのためのエンドストップを提供するよう構成されたベースを画定している、請求項1に記載の一体型磁極片。
【請求項3】
前記一体型磁極片の前記第1フランジと前記第2フランジの間に延在する第1側壁をさらに備え、
前記第1側壁はチョーク部を画定している、請求項1に記載の一体型磁極片。
【請求項4】
エンドキャップを収容するために前記第1フランジの上方で軸方向に突出した第2側壁をさらに備えた、請求項1に記載の一体型磁極片。
【請求項5】
前記第1フランジ及び前記第2フランジのうちの1つは階段状のプロファイルを画定している、請求項1に記載の一体型磁極片。
【請求項6】
前記階段状のプロファイルは、当該階段状のプロファイルに押し付けられたハウジングのためのエンドストップを提供するよう構成された、請求項5に記載の一体型磁極片。
【請求項7】
前記階段状のプロファイルは、前記ハウジングの内面に圧入嵌合するようさらに構成された、請求項6に記載の一体型磁極片。
【請求項8】
前記一体型磁極片の第2端から軸方向に離れる方向に延在する凸部をさらに備え、
前記凸部は、当該凸部がバルブ本体の周囲において加締められた時に前記バルブ本体を前記一体型磁極片に固定するよう構成された、請求項1に記載の一体型磁極片。
【請求項9】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された一体型磁極片と、
アーマチャと、を備え、
前記一体型磁極片は、
実質的に開口した上端側を画定する第1端と、
前記第1端と対向して配置された第2端と、
前記第1端に配置された第1フランジ及び前記第2端に配置された第2フランジであって、前記一体型磁極片から径方向外向きに延在する第1フランジ及び第2フランジと、
前記実質的に開口した上端側から前記第2端に向かって延在するアーマチャ凹部と、を有し、
前記アーマチャは、前記アーマチャ凹部内にスライド可能に収容されるとともに、第1端位置と第2端位置との間を選択的に移動可能に構成され、
前記アーマチャ凹部のベースが、前記アーマチャに関する前記第1端位置を画定している、電磁アクチュエータ。
【請求項10】
前記一体型磁極片の前記第1端に連結されたエンドキャップをさらに備える、請求項9に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項11】
前記エンドキャップは、前記一体型磁極片における前記実質的に開口した上端側に対するシールを画定している、請求項10に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項12】
前記エンドキャップは、前記アーマチャに関する前記第2端位置を画定している、請求項10に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項13】
前記エンドキャップは、前記一体型磁極片の前記実質的に開口した上端側の外面に圧入嵌合された、請求項10に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項14】
前記アーマチャの周囲に配置されるとともに、前記一体型磁極片の前記第1フランジと前記第2フランジとの間に配置されたボビンをさらに備える、請求項9に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項15】
前記ボビンは前記一体型磁極片上にインサート成形された、請求項14に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項16】
前記第2フランジは階段状のプロファイルを画定しており、
前記階段状のプロファイルは、当該階段状のプロファイルに押し付けられた前記ハウジングのための取付面を提供するよう構成された、請求項9に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項17】
前記第1フランジ及び前記第2フランジは、前記ハウジングの内面に達するように径方向外向きに延在している、請求項9に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項18】
前記第1フランジ及び前記第2フランジのうちの1つによって、前記ハウジングと前記一体型磁極片との間の圧入嵌合が提供されている、請求項9に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項19】
側壁と、前記側壁から径方向外向きに延在する第1フランジと、前記第1フランジから軸方向に離隔しかつ前記側壁から径方向外向きに延在する第2フランジと、を含むように一体型磁極片を製造する工程と、
コイル巻線を収容するよう構成されたコイル室を画定するボビンを、前記第1フランジと前記第2フランジとの間にインサート成形する工程と、
ハウジングと前記第1フランジ及び前記第2フランジのうちの少なくとも1つとの間に圧入嵌合が形成されるよう、前記一体型磁極片に前記ハウジングを押し付ける工程と、を有する、電磁アクチュエータの製造方法。
【請求項20】
エンドキャップと前記一体型磁極片との間に圧入嵌合が形成されるよう、前記エンドキャップを前記一体型磁極片に押し付ける工程をさらに有する、請求項19に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本出願は、2019年10月1日に出願された「デュアルフランジ磁極片及び一体型エンドキャップを有するソレノイドのためのシステム及び方法」と称される米国仮出願番号第62/908,783号に基づくものであり、当該仮出願の全内容はここに引用することにより盛り込まれているものとする。
続きを表示(約 10,000 文字)【0002】
<連邦政府の支援による研究に関する言明>
該当無し。
【背景技術】
【0003】
一般的に、電磁アクチュエータは、ハウジング内にアーマチャ及び磁極片を含む場合がある。
【0004】
本開示は概してデュアルフランジ一体型磁極片を有する電磁アクチュエータのためのシステム及び方法に関する。デュアルフランジ一体型磁極片は、エアギャップを減少させることができるとともに、電磁アクチュエータ内に配置された磁束通過部品(magnetic flux carrying components)の数を削減することができる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、いくつかの態様において、電磁アクチュエータのための一体型磁極片を提供する。一体型磁極片は、実質的に開口した上端側を画定する第1端と、前記第1端と対向して配置された第2端と、を含むことができる。第1フランジは、前記第1端に隣接するとともにこの第1端から径方向外向きに延在することができる。第2フランジは、前記第2端から径方向外向きに延在することができる。また、一体型磁極片は、前記実質的に開口した上端側から前記第2端に向かって前記一体型磁極片内を少なくとも部分的に通って延在するアーマチャ凹部を備えることができる。前記アーマチャ凹部はアーマチャをスライド可能に収容するよう構成することができる。
【0006】
本開示は、一部の態様において、電磁アクチュエータを提供する。電磁アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジング内に配置された一体型磁極片と、を備えることができる。一体型磁極片は、実質的に開口した上端側を画定する第1端と、前記第1端と対向して配置された第2端と、前記第1端に配置された第1フランジと、前記第2端に配置された第2フランジと、を備えることができる。前記第1フランジ及び前記第2フランジは前記一体型磁極片から径方向外向きに延在することができる。また、前記一体型磁極片は、前記実質的に開口した上端側から前記第2端に向かって延在するアーマチャ凹部を備えることができる。また、前記電磁アクチュエータは、前記アーマチャ凹部内にスライド可能に収容されたアーマチャを備えることができる。前記アーマチャは、第1端位置と第2端位置との間を選択的に移動可能に構成されている。前記アーマチャ凹部のベースが、前記アーマチャに関する前記第1端位置を画定することができる。
【0007】
本開示は、いくつかの態様において、電磁アクチュエータの製造方法を提供する。この方法は、側壁と、第1フランジと、前記第1フランジから軸方向に離隔した第2フランジと、を含む一体型磁極片を提供する工程を有することができる。前記第1フランジ及び前記第2フランジは前記側壁から径方向外向きに延在することができる。また、この方法は、前記第1フランジと前記第2フランジの間にボビンをインサート成形する工程をさらに有することができる。ボビンはコイル巻線を収容するよう構成されたコイル室を画定することができる。また、この方法は、前記ハウジングと前記第1フランジ及び前記第2フランジのうちの少なくとも1つとの間に圧入嵌合が形成されるよう、前記一体型磁極片にハウジングを押し付ける工程をさらに有することができる。
【0008】
以下の記載から本開示の上記の並びに他の態様及び利点が明らかとなるであろう。以下の記載はその一部を構成する添付の図面を参照して記載されており、図面では説明を目的として本開示の好ましい構成が示されている。しかしながらこれらの構成は必ずしも本開示の全範囲を表すものではなく、本開示の範囲の解釈においては特許請求の範囲及び本明細書を参照すべきである。
【0009】
以下の詳細な説明を考慮することで、本発明はより良く理解され、上記のもの以外の態様及び利点が明らかとなるであろう。詳細な説明は以下の図面を参照している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の態様に係る電磁アクチュエータの上側、正面側及び左側からみた等角投影図である。
図1の電磁アクチュエータの上側、背面側及び右側からみた等角投影図である。
図1の電磁アクチュエータの上面図である。
図3の4−4線に沿った電磁アクチュエータの断面図である。
図3の5−5線に沿った電磁アクチュエータの断面図である。
図1の電磁アクチュエータの例示的な磁束密度輪郭プロットである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の態様について詳細に説明する前に、本開示は、以下の記載又は添付の図面に示される部品の構成及び配置の詳細での応用に限定されるものでないことは理解されるべきである。本開示は、他の形態も可能であると共に、さまざまな方法で実施又は実行可能である。また、本明細書で用いる表現及び用語は、説明のためのものであり、限定を意図するものでないことは、理解されるべきである。本明細書に記載の「含む」、「備える」又は「有する」及びこれらのバリエーションは、その前にリストされた要素、その同等のもの及び追加の要素を包括することを意味する。別途明記又は限定のない限り、「取り付け」、「接続」、「支持」、「連結」及びこれらのバリエーションの用語は、広義に使用され、直接的及び間接的な取り付け、接続、支持及び連結を包括する。さらに、「接続」及び「連結」は、物理的又は機械的な接続又は連結に制限されない。
【0012】
以下の解説は、当業者が本開示の態様を作成及び使用することを可能とするために示される。示された構成へのさまざまな修正は当業者に明らかであり、本開示の態様から逸脱することなく本明細書に記載の包括的な原理を他の構成及び応用に適用することができる。したがって、本開示の態様は示された構成に限定されることは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び特徴と一致する最も広い範囲とされるべきである。以下の詳細な記載は、図面を参照して理解されるべきであり、異なる図面における同様の構成要素には同様の符号を付してある。図面は、必ずしも原寸に比例しておらず、選択された構成を描写するものであって、本開示の範囲を限定することは意図していない。当業者であれば、本明細書に記載の例が多くの有用な代替のものを有し、本開示の範囲内であることを認識するであろう。
【0013】
本明細書における「軸(方向)」との用語及びそのバリエーションの使用は、特定の部品又はシステムの対称軸、中心軸又は伸張方向に沿って全体的に延在する方向を指す。例えば、部品の軸方向に延在する構造はその部品の対称軸又は伸張方向に平行な方向に沿って全体的に延在し得る。同様に、本明細書における「径(方向)」との用語及びそのバリエーションの使用は、対応する軸方向に対して全体的に垂直な方向を指す。例えば、部品における径方向に延在する構造は、その部品の長手方向軸又は中心軸に垂直な方向に少なくとも部分的に沿って全体的に延在してもよい。本明細書における「周(方向)」との用語及びそのバリエーションの使用は、物体の外周又は周縁の周囲、あるいは特定の部品又はシステムの対称軸、中心軸又は伸張方向の周囲に全体的に延在する方向を指す。
【0014】
図1〜図3は、本開示の態様に係る電磁アクチュエータ10を示す。電磁アクチュエータ10は、ハウジング12、エンドキャップ14、コネクタ16及び一体型磁極片18を含むことができる。ハウジング12は、全体的に円筒形状を画定することができ、磁性材料(例えば電磁鋼、鉄、ニッケルなど)から製造することができる。他の非限定的な例では、ハウジング12は必要に応じて別の形状としてもよい。図示の非限定的な例では、ハウジング12は円筒状のハウジングを形成するために圧延金属板又は圧延金属シートを介して形成することができる。図示の非限定的な例では、ハウジング12は均一な厚さを画定してもよい。したがって、ハウジング12は、丸められたときに(when rolled)、ハウジング12の第1側20(例えば図1及び図2において上側)から第1側20と反対側の第2側22(例えば図1及び図2において下側)まで軸方向に延在する継ぎ目(非図示)を有することができる。他の非限定的な例では、ハウジング12は、シームレスとすることができ、押出成形パイプから形成することができる、あるいは丸められたパイプであって丸められた後に溶接されたパイプとすることができる。図示の非限定的な例では、電磁アクチュエータ10のハウジング12は完全な円筒形状を画定することができる。いくつかの非限定的な例では、ハウジング12はエントキャップを提供するために深絞り加工されたものとすることができる(即ちハウジングは一体型エンドキャップを含むよう製造することができる)。
【0015】
エンドキャップ14は電磁アクチュエータ10の(図1〜図3における)上端側15を実質的に覆うことができる。本明細書において説明するように、エンドキャップ14は電磁アクチュエータ10の上端側に対するシールを画定することができ、あるいは電磁アクチュエータ10の上端側からの液漏れ経路の形成を防止することができる。また、エンドキャップ14は、電磁アクチュエータ10の上端側から包み込んで、ハウジング12の外面23を少なくとも部分的に覆うことができる。図示の非限定的な例では、エンドキャップ14はハウジング12の第1側20から第2側22に向かって延在することができ、これによりエンドキャップ14の側壁24を画定することができる。側壁24はハウジング12の外面23の少なくとも一部の周囲に周方向に延在することができる。例えば、側壁24はハウジング12の(例えば図1における)前方側25を少なくとも部分的に覆うことができる。図示の非限定的な例では、エンドキャップ14は、ハウジング12における実質的に開口した(図2における)後方側27を提供することもでき、したがってハウジング12の外面23の約半分がエンドキャップ14によって覆われないままとなっている。エンドキャップ14の側壁24はハウジング12上の継ぎ目(非図示)を覆うように位置決めすることができる。例えば、側壁24はハウジング12の継ぎ目から不純物が入るのを防止することができる。
【0016】
図示の非限定的な例では、エンドキャップ14に接触部カバー26を形成することができる。接触部カバー26は、エンドキャップ14がハウジング12上に設置されたときにハウジング12の第2側22に隣接する位置に配置することができるとともに、側壁24から径方向外向きに延在してもよい。接触部カバー26には1つ以上の開口又は切欠き28が形成されていてもよい。図示の非限定的な例では、接触部カバー26は、コネクタ16から延在する各電気接触部30につき1つ設けられた一対の切欠き28を含む。一部の非限定的な例では、接触部カバー26は、コネクタ16に形成された電気接触部30の任意の数に対応するように、2つよりも多い又は少ない切欠きを含むことができる。図示の非限定的な例では、接触部カバー26は電気接触部30を少なくとも部分的に覆うことができる。切欠き28によって電気接触部30同士を分離することができる。電気接触部30は導電性材料(例えばアルミニウム、銅など)から製造することができる。動作時、電気接触部30はコントローラ(非図示)とハウジング12内部に配置されたワイヤコイル80との間の電気通信を提供することができる。
【0017】
図示の非限定的な例では、エンドキャップ14はハウジング12の外面23から径方向外向きに延在する1つ又は複数の取付フランジ32を含むことができる。取付フランジ32は1つ又は複数の傾斜ブラケット33を介してエンドキャップ14に接続できる。取付フランジ32は、取付フランジ32を通って軸方向に延在する固定孔34を含むことができ、各固定孔34は、エンドキャップ14及び電磁アクチュエータ10を取付構造(例えばマニホールド、バルブブロックなど)に固定するために、対応するボルト又は固定要素を収容するよう構成されている。図示の非限定的な例では、取付フランジ32はエンドキャップ14の周方向対向側に配置することができる(例えば取付フランジ32は互いに周方向に約180°インクリメントして離隔してもよい)。
【0018】
図1及び図3を特に参照すると、側壁24は少なくとも1つの取付フランジ32に接続するとともに、ハウジング12の外面23の少なくとも一部の周囲に周方向に他の取付フランジ32に向かって延在することができる。図示の非限定的な例では、周方向延在アーム35が、側壁24から1つの取付フランジ32まで周方向に延在することができる。このようにして、周方向延在アーム35は側壁24を1つの取付フランジ32に接続することができる。図2及び図3を特に参照すると、取付フランジ32の位置決めによってこれらの間に周方向空間を画定することができる。図示の非限定的な例では、2つの取付フランジ32間の周方向空間は材料がない空間とすることができる。例えば、エンドキャップ14は、2つの取付フランジ32間の周方向空間と実質的に同じであるハウジング12の外面23の一部を露出させることができる。
【0019】
他の非限定的な例では、エンドキャップ14は、ハウジング12の外側の周囲において周方向に任意のインクリメントで(離隔して)配置された2つよりも多い又は少ない取付フランジ32を含むことができる。図示の非限定的な例では、エンドキャップ14は、側壁24と、接触部カバー26と、取付フランジ32と、傾斜ブラケット33と、周方向延在アーム35とを、単一の一体型部品として含むことができる。
【0020】
エンドキャップ14は熱可塑性材料を備えることができる。エンドキャップ14は、組み立ての際にエンドキャップ14に連結されるハウジング12又は一体型磁極片18とは別々に製造することができる。エンドキャップ14は射出成形プロセスで製造することができ、また、側壁24、接触部カバー26、フランジ32及びアーム35を含むエンドキャップは、一体型部品として形成することができる。
【0021】
図4及び図5を参照すると、一体型磁極片18は磁性材料(例えば電磁鋼、鉄、ニッケルなど)の単一片から製造することができる。一体型磁極片18は、第1端36、第1端36に対向する第2端38及び本体40を含むことができる。第1端36は組み立て後にエンドキャップ14に隣接するよう配置することができる。一体型磁極片18の本体40は略円筒形状を画定することができるとともに、第1端36から第2端38まで軸方向に延在することができる。
【0022】
一体型磁極片18はアーマチャ凹部42を含むことができる。一体型磁極片18の第1端36は実質的に開口した端部を画定することができる。例えば、アーマチャ凹部42は、第1端36から第2端38まで一体型磁極片18の本体40を少なくとも部分的に通って延在することができる。アーマチャ凹部42は、一体型磁極片18の第1端36における開口47から第2端38に向かって延在する内部キャビティを画定することができる。また、アーマチャ凹部42は、第1側壁48及びベース50を画定することができる。一体型磁極片18の第1側壁48は第1端36から第2端38に向かってこれらの間を軸方向に延在するとともに、一体型磁極片18のプロファイルが第2端38に向かって本体40内で大幅に厚さを増す箇所でベース50において終端することができる。アーマチャ凹部42のベース50は、第1側壁48から径方向内向きに延在する。また、アーマチャ凹部42のベース50は、アーマチャ凹部42のベース50から一体型磁極片18の第2端38まで延在する磁極片開口52を含むことができる。磁極片開口52は、一体型磁極片18内部において中央に配置することができるとともに、アーマチャ凹部42に(例えばプロセス流体の)流体連通を提供することができる。
【0023】
図示の非限定的な例では、アーマチャ凹部42はアーマチャ43を収容することができる。アーマチャ43はアーマチャ凹部42内の2つ以上の位置間でスライドすることができる。アーマチャ43は磁性材料(例えば電磁鋼、鉄、ニッケルなど)から製造することができる。アーマチャ43は、アーマチャ43の対向端間において流体連通を提供できように構成された、アーマチャ43を通って軸方向に延在する中央開口を含むことができる。図示の非限定的な例では、ハウジング12、エンドキャップ14、一体型磁極片18及びアーマチャ43は共通中心軸45を画定することができる。
【0024】
一体型磁極片18の第1側壁48はチョーク部54を画定することができる。チョーク部54は、第1側壁48の径方向凹部又は第1側壁48における径方向厚さの減少部を画定することができる。チョーク部54は、電磁アクチュエータ10の動作時にチョーク部54において磁気飽和が生じることを保証するような寸法を有する。図示の第1側壁48は、第1テーパ表面56と第2テーパ表面58とを含み、これらの間にチョーク部54が配置されている。第1テーパ表面56及び第2テーパ表面58は両方ともチョーク部54に向かってテーパ状となっており、これにより第1側壁48において全体的にV字状又はU字状の径方向凹部が形成されている。
【0025】
図4及び図5を参照すると、一体型磁極片18はデュアルフランジ一体型磁極片とすることができ、第1フランジ44及び第2フランジ46を含むことができる。第1フランジ44は、第1側壁48の遠位端から径方向外向きに延在してハウジング12の内面に達してもよい。第1フランジ44は一体型磁極片18の第1端36に隣接するよう配置することができる。第2フランジ46は、一体型磁極片18の第2端38付近の本体40の遠位端から径方向外向きに延在してハウジング12の内面に達してもよい。図示の非限定的な例では、第1フランジ44は一体型磁極片18の第1端36よりも軸方向の下に配置される。第1フランジ44又は第2フランジ46は矩形のプロファイルを画定することができる。図示の非限定的な例では、第1フランジ44は略矩形の断面プロファイルを画定する。第1フランジ44は、第1側壁48から略垂直に延在する第1ボビン面60を含むことができる。一部の非限定的な例では、第1フランジ44又は第2フランジ46は階段状プロファイルを画定することができる。図示の非限定的な例では、第2フランジ46は、第1の直径を画定する第1フランジ部62と、第2の直径を画定する第2フランジ部64と、を含む階段状プロファイルを画定する。第2フランジ部64は、第1フランジ部62よりも大きい直径を画定することができる。第1フランジ部62は、一体型磁極片18の本体40から略垂直に延在する第2ボビン面66を含むことができる。第2フランジ部64は、第1フランジ部62から略垂直に延在するハウジング面68を含むことができる。組み立てた時にハウジング12はハウジング面68と係合することができ、これによりハウジング12が一体型磁極片18に対して押し付けられた際にハウジング面68がハウジング12についてのエンドストップとなるように構成することができる。第1フランジ44及び第2フランジ46は、ハウジング12が隙間嵌め嵌合(clearance fit)又は圧入嵌合(press fit)される寸法を有することができる。図示の非限定的な例では、第1フランジ44はハウジングが隙間嵌め嵌合されるよう構成することができ、第2フランジ46はハウジングが圧入嵌合されるよう構成することができる。
【0026】
第2フランジ46は、応用において電磁アクチュエータ10を連結することができる構造と係合するよう構成された取付面70を含むことができる。取付面70は、一体型磁極片18の第2端38から略垂直に第2フランジ部64に向かって延在することができる。即ち、取付面70は一体型磁極片18の遠位端から径方向外向きに延在してもよい。
【0027】
図示の非限定的な例では、一体型磁極片18は外面72を含むことができる。外面72は、第1フランジ44の(図4及び図5において)上方で軸方向に一体型磁極片18の第1端36まで延在する第2側壁71によって画定されることができる。例えば、第1フランジ44は一体型磁極片18における最端の部分でなくてもよい。即ち、第1フランジ44は一体型磁極片18の第1端36から軸方向に間隔を空けて位置することができ、第2側壁71が第1フランジ44の上方において突出することでエンドキャップ14が係合され得る外面72を形成することができる。組み立て後、エンドキャップ14が一体型磁極片18に押し付けられた時にエンドキャップ14は外面72に係合することができる。エンドキャップ14の中央部分は略「カップ状」のプロファイルを画定することができる。即ち、エンドキャップ14の中央部分は、閉口端74(例えば図4及び図5において上端)と、閉口端74に対向する開口端76(例えば図4及び図5において下端)と、によって円筒状のカップ形状を画定することができる。エンドキャップ14は開口端76から閉口端74に向かって延在する磁極片凹部78を含むことができる。
【0028】
エンドキャップ14は一体型磁極片18の開口47に対するシールを提供することができる。図示の非限定的な例では、エンドキャップ14が一体型磁極片18の第1端36に取り付けられた時に、第1端36がエンドキャップ14に圧入嵌合されるよう構成することができる。例えば、エンドキャップ14内の磁極片凹部78の内面は一体型磁極片18の外面72と係合してこれらの間にシールを提供することができ、これによってアーマチャ凹部42の外への液漏れを防止する(あるいはアーマチャ凹部42からの液漏れ経路の形成を防止する)ことができる。一部の非限定的な例では、磁極片凹部78の内面は、一体型磁極片18とエンドキャップ14との間にシールを提供するためにOリングを収容するOリング溝を含むことができる。他の非限定的な例では、一体型磁極片の外面72が、一体型磁極片18とエンドキャップ14との間にシールを提供するためにOリングを収容するOリング溝を含むことができる。
【0029】
エンドキャップ14及びアーマチャ凹部42は、アーマチャ43をこれらの内側に完全に包囲又はシールしてもよい。即ち、アーマチャ凹部42は、一体型磁極片18によって画定される連続面によって、アーマチャ43の後方及びアーマチャ43の前方においてシールされてもよい。具体的には、エンドキャップ14、第1側壁48、第2側壁71及び取付面70によって一連の面又はシール接合部が画定される。応用時には、電磁アクチュエータ10が構造に取り付けられるときに、取付面70と当該構造との間にシールが形成されるように取り付けられてもよい。したがって、設置された時、取付面70、第1側壁48、第2側壁71及びエンドキャップ14に沿って画定された面及びシール接合部によって、アーマチャ凹部42と、アーマチャ凹部42内にスライド可能に配置されたアーマチャ43と、を完全にシールすることができる。
【0030】
引き続き図4及図5を参照すると、電磁アクチュエータ10は、ハウジング12内に配置されたワイヤコイル80を含むことができる。ワイヤコイル80は、ワイヤコイル80をハウジング12内に位置決めするような寸法を有するボビン82に巻き付けられたものとすることができ、これにより、組み立て後にワイヤコイル80がアーマチャ43の周囲に少なくとも部分的に延在する構成となっている。ワイヤコイル80は、例えば、ワイヤコイル80に電流を流した時に磁場を生成してアーマチャ43に力を加えるよう構成できる銅のコイルから製造することができる。ワイヤコイル80によって生成される磁場の大きさ及び力は、ワイヤコイル80を流れる電流の大きさによって決めることができる。上述のように、電磁アクチュエータ10は、電気接触部30を介してコントローラ(非図示)と電気通信してもよい。一部の実施形態では、コントローラ(非図示)はワイヤコイル80に電流を所望の大きさで選択的に流すよう構成することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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