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公開番号2021057320
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210408
出願番号2019182267
出願日20191002
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所
主分類H01R 12/77 20110101AFI20210312BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】構造を簡素にして小型化できるとともに、端子金具を脱落しにくくできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ11は、端子収容室23を区画形成するハウジング19の壁部29に略U字状の切込み47を入れて形成され、端子収容室23に収容された端子21を係止する可撓係止アーム13と、端子21の端子収容室23への挿入方向aと反対側の後方に形成され、可撓係止アーム13に係止して端子21の後抜けを規制する端子上縁の端子後端面15と、端子21から挿入方向と交差する方向に突出して形成され、可撓係止アーム13に係止される端子後端面15と同一平面に配置される突部後端面63を有する係止突部17と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を区画形成するハウジングの壁部に略U字状の切込みを入れて形成され、前記端子収容室に収容された端子を係止する可撓係止アームと、
前記端子の前記端子収容室への挿入方向と反対側の後方に形成され、前記可撓係止アームに係止されて前記端子の後抜けを規制する端子上縁の端子後端面と、
前記端子から前記挿入方向と交差する方向に突出して形成され、前記可撓係止アームに係止される前記端子後端面と同一平面に配置される突部後端面を有する係止突部と、
を備えることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記可撓係止アームが形成される前記壁部には、前記係止突部の前記挿入方向の長さよりも大きい開口部が前記切込みに接続して形成されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記係止突部が、前記端子上縁の前記挿入方向に交差する方向のいずれか一方に片寄せられて配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記可撓係止アームが、前記端子の挿入時に前記係止突部の前記挿入方向に沿う突部側面に摺接して前記係止突部から離反する方向の前記可撓係止アームの変位を規制するガイドリブを有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 8,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタにおける樹脂製のハウジングは、例えばハウジングのキャビティ(端子収容室)内にランス(可撓係止アーム)を一体的に備えている(特許文献1等参照)。このランスは、全体としては前端側にかけて次第にキャビティ内に張り出すように傾斜する片持ち梁状に形成されている。ランスは、キャビティ内への張出部分が、挿入される雌端子金具により押圧されることで突出基端を支点として雌端子金具の挿抜方向と交差する方向へ撓み変形可能とされている。この撓み時にランスは、キャビティ内に確保された撓み空間内に退避するようになっている。ランスは、雌端子金具がキャビティ内の所定位置に挿入されると、弾性復帰して雌端子金具を係止することで、雌端子金具の挿入方向と反対方向の離脱(後抜け)を規制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004−55233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコネクタは、ランスが前端側にかけて次第にキャビティ内に張り出すように傾斜する片持ち梁状に形成されている。そのため、ランス形成のための空間をキャビティに大きく確保しなければならず、コネクタの小型化に不利となり構造が複雑となる。一方、コネクタは、小型化を図るために端子金具やランスを小さくすれば、端子金具とランスの掛かり代が減少する。そのため、端子金具が挿入方向と反対方向へ引っ張られると、ランスにせん断が生じ、端子金具がキャビティから脱落しやすくなるという課題があった。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、構造を簡素にして小型化できるとともに、端子金具を脱落しにくくできるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子収容室を区画形成するハウジングの壁部に略U字状の切込みを入れて形成され、前記端子収容室に収容された端子を係止する可撓係止アームと、前記端子の前記端子収容室への挿入方向と反対側の後方に形成され、前記可撓係止アームに係止されて前記端子の後抜けを規制する端子上縁の端子後端面と、前記端子から前記挿入方向と交差する方向に突出して形成され、前記可撓係止アームに係止される前記端子後端面と同一平面に配置される突部後端面を有する係止突部と、を備えることを特徴とするコネクタ。
【0007】
上記(1)の構成のコネクタによれば、端子を係止する可撓係止アームが、端子収容室の壁部に直接形成される。可撓係止アームは、従来構造のように、端子収容室の内方に壁部と別形状で形成されない。即ち、可撓係止アームは、壁部に略U字状の切込みを入れて壁部の一部分として形成される。切込みが壁部に略U字状に入れられることで、基端がハウジングに接続され、先端が自由端となる片持ち梁形状に可撓係止アームが形成される。ハウジングは、端子収容室が、この切込みを介してハウジングの外部へ通じることになる。このため、本構成のコネクタにおける可撓係止アームは、従来の傾斜する片持ち梁形状を別途設けるための空間が端子収容室に不要になる。元々存在する壁部から一部を切り離して可撓係止アームが形成されるためである。これにより、コネクタは、ハウジングが簡素な構造となり、小型化が容易となる。また、可撓係止アームは、複雑な片持ち梁形状を壁部から更に突出して形成する必要がないので、樹脂成形時に使用される金型も簡素となる。
これに加え、本構成のコネクタは、壁部に設けた可撓係止アームに、端子上縁の端子後端面と、端子から起立した係止突部の突部後端面との両方が係止される。係止突部は、例えば雌端子の電気接触部となる箱部を板金形成する際に、素板を切り抜く展開形状の一部分として設けておくことができる。この係止突部は、端子の誤挿入を防止したり、挿入姿勢を規制したりする所謂スタビライザと兼用としてもよい。これら端子後端面と、係止突部の突部後端面とは、同一平面上に配置されるので、可撓係止アームに同時に係止される。端子後端面と、係止突部の突部後端面とは、例えば端子の挿入方向に直交する面となる。また、可撓係止アームの係止面も、例えば端子の挿入方向に直交する面となる。そのため、コネクタは、可撓係止アームに対する端子の掛かり代を少なくとも突部後端面の分、増加させることができる。これにより、コネクタは、端子と可撓係止アームとの掛かり代が増加することで、端子が挿入方向と反対方向へ引っ張られた際の可撓係止アームに生じるせん断を抑制できる。その結果、コネクタは、従来構造に比べ端子収容室から端子を脱落しにくくできる。
【0008】
(2) 前記可撓係止アームが形成される前記壁部には、前記係止突部の前記挿入方向の長さよりも大きい開口部が前記切込みに接続して形成されることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
【0009】
上記(2)の構成のコネクタによれば、可撓係止アームの係止先端を形成する部分で略U字状の底部分となる切込みは、この略U字状の底部分において、可撓係止アームの係止先端と、端子後端面及び突部後端面との一部分を目視可能とする。
ハウジングの壁部には、可撓係止アームの係止先端から係止突部の挿入方向の長さよりも大きい開口部が、切込みに接続して切込みの底部分を拡大することにより形成される。これにより、端子収容室に収容された端子は、可撓係止アームの係止先端に係止されている係止突部の挿入方向の全長が開口部を介して視認可能となっている。
端子は、可撓係止アームの係止先端に正規の状態で係止されると、係止先端側から係止突部の全長が開口部により視認可能となる。一方、端子は、可撓係止アームの係止先端に確実に係止されていない状態では、係止先端側から係止突部の端子挿入方向の全長が視認されない。これは、可撓係止アームの係止先端が未だ端子の係止突部に半分乗り上がった半挿入の状態であると、係止突部の後方が可撓係止アームの下側に隠れているためである。これにより、コネクタは、視認された係止突部の全長を判定することにより、端子の半挿入検知を画像検査等により行うことが可能となる。
また、開口部は、係止突部の挿入方向の長さよりも大きく形成される。そのため、開口部は、正規の位置で可撓係止アームの係止先端に係止された係止突部の更に前方に余剰開口部が延出して形成される。この余剰開口部は、画像検査において係止突部を照明するための照明光導入部となる。コネクタは、この余剰開口部を設けることにより、被検査対象部分の解像度を高めることができ、画像検査の精度を向上させることができる。
【0010】
(3) 前記係止突部が、前記端子上縁の前記挿入方向に交差する方向のいずれか一方に片寄せられて配置されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のコネクタ。
【0011】
上記(3)の構成のコネクタによれば、係止突部が、例えば雌端子の電気接触部となる挿入方向先端側の箱部に形成される場合、箱部は、素板を打ち抜き、複数回の曲げを行うプレス加工により製作される。そして、係止突部は、箱部の挿入方向に交差する方向のいずれか一方に片寄せて設けられる。これにより、係止突部は、素板を打ち抜く際に、展開形状の端部に設けておくことができる。従って、係止突部は、特に複雑な曲げ加工を行うことなく、箱部における側板部の一部として容易に形成が可能となる。
また、係止突部は、箱部の側板部から起立させて形成できるので、強度を低下させることなく、かつ高精度に形成できる。このため、本構成のコネクタは、係止突部を被検査対象として用いることにより、端子半挿入検知のための画像検査を高精度に行うことができる。
【0012】
(4) 前記可撓係止アームが、前記端子の挿入時に前記係止突部の前記挿入方向に沿う突部側面に摺接して前記係止突部から離反する方向の前記可撓係止アームの変位を規制するガイドリブを有することを特徴とする上記(3)に記載のコネクタ。
【0013】
上記(4)の構成のコネクタによれば、端子が端子収容室へ挿入開始されると、端子の挿入方向先端が、可撓係止アームのアーム下面に基端側から接触し始める。端子は、更に挿入されると、挿入方向先端が可撓係止アームを押し上げる。端子は、箱部の上面から起立する係止突部が可撓係止アームに達すると、係止突部が可撓係止アームを押し上げる。
ここで、箱部の上面から起立する係止突部は、端子上縁の挿入方向に交差する方向のいずれか一方に片寄せられて配置されているので、押し上げられた可撓係止アームは、係止突部に押し上げられた側が高くなるように捩れて変形する可能性がある。その結果、可撓係止アームは、係止突部から滑り落ちる方向に変形しようとする。そのため、端子は、係止突部が可撓係止アームと隔壁との間に入り込む可能性が生じる。この場合、係止突部は、突部後端面が可撓係止アームの係止先端に係止しなくなり、係止力が低下する。
そこで、本構成の係止アームには、端子の挿入時に、係止突部の挿入方向に沿う突部側面に摺接するガイドリブが設けられている。このガイドリブは、係止突部が可撓係止アームを押し上げた際、突部側面に摺接することにより、可撓係止アームが係止突部から離反する方向の変位(係止突部から滑り落ちる方向の変位)を規制する。これにより、可撓係止アームは、押し上げられて、係止突部が通過した後に、係止突部の後方に弾性復帰して係止先端が配置される。その結果、端子は、端子後端面と突部後端面が可撓係止アームの係止先端に確実に係止されるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るコネクタによれば、構造を簡素にして小型化できるとともに、端子金具を脱落しにくくできる。
【0015】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。
図1に示したコネクタの端子挿入前を(a)、端子挿入後を(b)に示した斜視図である。
端子挿入中のハウジングの平面図である。
斜め上前方より見た端子を(a)、斜め上後方より見た端子を(b)に示した斜視図である。
可撓係止アームと端子の係止部分を表すコネクタの要部拡大平面図である。
可撓係止アームと端子の係止部分を表すコネクタの要部拡大斜視図である。
図3のA−A断面図である。
端子挿入途中における可撓係止アームの変形状態を示すコネクタの断面図である。
端子挿入完了時のコネクタの断面図である。
端子係止状態のコネクタの断面図である。
半挿入状態の端子を表すコネクタの要部平面図である。
本発明の第2実施形態に係る可撓係止アームの斜視図である。
図12に図示した可撓係止アームのガイドリブを示す要部拡大斜視図である。
図12に図示した可撓係止アームを正面から見たコネクタの断面図である。
係止突部により押し上げられた可撓係止アームを正面から見たコネクタの断面図である。
端子を係止した可撓係止アームを正面から見たコネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタ11の斜視図である。なお、本実施形態において、上下前後左右の方向は、図1に示した矢印の方向に従う。
本第1実施形態に係るコネクタ11は、可撓係止アーム13と、端子後端面15(図4参照)と、係止突部17(図4参照)とを主要な構成として有する。
【0018】
コネクタ11は、電気絶縁性を有する樹脂材から成形される扁平な略立方体形状のハウジング19を有する。コネクタ11は、このハウジング19に、例えば雌型の端子21を収容してなる雌コネクタである。ハウジング19に収容される端子21は、雄型であってもよい。また、ハウジング19に収容される端子21は、1つでも、複数であってもよい。本実施形態では、22個の端子21が、上下11個ずつ2段で収容される。ハウジング19には、内方の空間を上下11個ずつの2段で22個に仕切る端子収容室23(図7参照)が形成される。ハウジング19は、端子収容室23の左右の並びが隔壁25により仕切られる。また、ハウジング19は、端子収容室23の上下の並びが仕切壁27により仕切られる。
【0019】
コネクタ11は、図1の姿勢において、上段の端子収容室23が、左右の隔壁25と、仕切壁27と、天井である壁部29とにより画成される。下段の端子収容室23は、左右の隔壁25と、仕切壁27と、底部である壁部29とにより画成される。なお、コネクタ11は、上下が反転されれば、天井を底部と称し、底部を天井とも称すことができる。但し、いずれの場合も、本実施形態においては、天井及び底部は、壁部29と称す。
【0020】
ハウジング19の上面31の略中央には、相手コネクタ(図示略)のロックアームアームにロックするロック突起33が突設される。ハウジング19の上面31の左右には、相手コネクタとの嵌合をガイドする前後方向に延在して起立するガイド突起35が突設される。ハウジング19の前壁部37(図7参照)には、端子収容室23に通じて相手端子を受け入れる複数の相手端子挿入開口39が縦横に形成される。ハウジング19の後端面には、端子収容室23に通じて端子21を挿入する端子挿入開口41(図2参照)が縦横に形成される。端子挿入開口41には、端子21が、電線43の端末に取り付けられた端子付き電線45の状態で挿入される。
【0021】
図2は、図1に示したコネクタ11の端子挿入前を(a)、端子挿入後を(b)に示した斜視図である。
コネクタ11は、ハウジング19の後端面に設けられた端子挿入開口41から端子21が挿入される。ハウジング19は、上段の端子収容室23に、図2に示す正立した向きとした端子21を取り付けた端子付き電線45が挿入される。ハウジング19は、下段の端子収容室23に、図2に示す正立した向きと逆の倒立とした端子21を取り付けた端子付き電線45が挿入される。
【0022】
図3は、端子挿入中のハウジング19の平面図である。
ハウジング19は、それぞれの端子収容室23に、可撓係止アーム13が形成される。可撓係止アーム13は、それぞれの端子収容室23を区画形成するハウジング19の壁部29に、略U字状の切込み47を入れて形成される。切込み47が壁部29に略U字状に入れられることで、基端がハウジング19に接続され、先端が自由端となる片持ち梁形状に可撓係止アーム13が形成される。略U字状の切込み47で切り離された可撓係止アーム13は、略U字状の底部分に応じた部分が係止先端49となる。可撓係止アーム13は、端子収容室23に収容された端子21に係止先端49を係止することで、端子21の後抜けを規制する。
【0023】
図4は、斜め上前方より見た端子21を(a)、斜め上後方より見た端子21を(b)に示した斜視図である。
本実施形態において、端子21は、例えば電気接触部となる箱部51を挿入方向aの先端に有した雌端子である。箱部51は、外観が挿入方向に長い直方体形状とされる。箱部51の内部には、相手ハウジングに収容される雄端子のタブ端子部と導通接触する板ばね片53が設けられている。端子21は、箱部51の後方に、導体55を圧着する導体圧着部57、電線43を固定する被覆圧着部59が連設される。更に、端子21は、箱部51の一方の側部の後端に、係止突部17が起立して形成される。本実施形態において、この係止突部17は、端子21の挿入時の姿勢を正しく規制するスタビライザとしても働く。電線43は、被覆の除去された導体55が導体圧着部57に圧着され、被覆の外周が被覆圧着部59に圧着されることにより端子付き電線45となる。
【0024】
端子21は、端子収容室23への挿入方向aと反対側の後方に端子後端面15が形成される。端子後端面15は、箱部51における端子上縁61の後端面として形成され、可撓係止アーム13に係止して端子21の後抜けを規制する。
【0025】
係止突部17は、端子21の箱部51から挿入方向aと交差する方向(図4の上方向)に突出して形成される。係止突部17は、箱部51から起立する起立片を半分の高さで逆U字状に180°折り曲げて形成される。係止突部17は、可撓係止アーム13に係止する端子後端面15と同一平面に配置される突部後端面63を有する。本実施形態において、端子後端面15と突部後端面63とが配置される上記の同一平面は、端子21の挿入方向aに略直交面となる。なお、この同一平面は、直交面には限定されない。
【0026】
本実施形態において、係止突部17は、端子上縁61の挿入方向aに交差する方向(左右方向)のいずれか一方(右方)に片寄せられて配置されている。なお、係止突部17は、端子上縁61の挿入方向aに交差する方向の中央に配置されてもよい。
【0027】
図5は、可撓係止アーム13と端子21の係止部分を表すコネクタ11の要部拡大平面図である。
ハウジング19は、可撓係止アーム13の形成される壁部29に、開口部65を有する。開口部65は、切込み47に接続して挿入方向aに延出して形成される。開口部65は、端子21の挿入方向aに所定の長さLで形成される。切込み47は、可撓係止アーム13の係止先端49から挿入方向aの長さがL1で形成される。開口部65の所定の長さLは、係止突部17の挿入方向aの長さKよりも大きく(L>K)設定されている。
【0028】
図6は、可撓係止アーム13と端子21の係止部分を表すコネクタ11の要部拡大斜視図である。
コネクタ11は、端子21が端子収容室23に挿入されると、端子上縁61が可撓係止アーム13の係止先端49に対面して配置される。端子付き電線45は、電線43が後方に引っ張られると、端子21が後退する。後退した端子21は、端子上縁61の端子後端面15と、係止突部17の突部後端面63とが同時に可撓係止アーム13の係止先端49に当接する。これにより、端子21は、後抜けが規制される。
【0029】
次に、コネクタ11のハウジング19に対する端子挿入動作を説明する。
図7は、図3のA−A断面図である。
図7において、ハウジング19の下段の端子収容室23には、予め端子21が挿入されている。下段の端子収容室23に挿入された端子21は、上段に挿入される端子21と、上下が逆となって収容されている。従って、下段の端子21は、係止突部17が下向きに突出している。この下向きとなった係止突部17は、端子後端面15と共に突部後端面63が、下段の端子収容室23の壁部29に形成された可撓係止アーム13に係止されている。一方、下段の端子収容室23に隣接する上段の端子収容室23には、端子21が挿入方向aで端子挿入開口41から挿入される。
【0030】
図8は、端子挿入途中における可撓係止アーム13の変形状態を示すコネクタ11の断面図である。
端子21が端子収容室23に進入すると、先ず、箱部51により可撓係止アーム13が押し上げられて弾性変形する。箱部51に乗り上げた可撓係止アーム13は、更に端子21が挿入方向aに挿入されると、箱部51から起立している係止突部17により更に押し上げられる。
(【0031】以降は省略されています)

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