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公開番号2021055669
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210408
出願番号2020089805
出願日20200522
発明の名称送風機
出願人株式会社デンソー
代理人特許業務法人ゆうあい特許事務所
主分類F04D 29/66 20060101AFI20210312BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ファンの騒音を低減すると共にファンの効率を向上させることが可能な送風機を提供する。
【解決手段】ファン径方向におけるガイド部24の外側には、上流空間12aをファンリング部201とガイド部24との間の隙間201aへ連通させる連通路24bが形成されている。そして、側板20のファンリング部201は、ガイド部24の最内周部242よりもファン径方向の外側に位置している。そのため、矢印F2rで示された逆流空気流れは連通路24bの空気流れと合流してから、矢印Foのようにファンリング部201とガイド部24との間の隙間201aを通って主流に合流することになる。これにより、逆流空気が主流に合流する逆流出口部分において、逆流空気流れの向きと主流の向きとの交差角度を小さくすることができる。その結果、ファン16の騒音を低減すると共にファン16の効率を向上させることが可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
送風機であって、
ファン軸心(CL)を中心とした周方向(Dc)に並んで配置された複数枚の翼(18)と、前記ファン軸心を中心とした筒状を成すファンリング部(201)を含み前記複数枚の翼の一端(183、185)がそれぞれ連結された側板(20)とを有し、前記ファン軸心まわりに回転することにより前記ファンリング部に対する前記ファン軸心の軸方向(Da)の一方側から該ファンリング部の内側を通して前記複数枚の翼の相互間へ吸い込んだ空気を吹き出すファン(16)と、
前記ファンリング部と比較して前記軸方向の前記一方側に配置され、前記ファンへ吸い込まれる空気が通過する吸込口(24a)を内側に形成する環状のガイド部(24)とを備え、
前記ファン軸心の径方向(Dr)における前記ガイド部の外側には、前記ガイド部よりも前記軸方向の前記一方側にある上流空間(12a)を前記ファンリング部と前記ガイド部との間の隙間(201a)へ連通させる連通路(24b)が形成され、
前記ファンリング部は、前記ガイド部のうち前記径方向の最も内側に位置する最内周部(242)よりも前記径方向の外側に位置している、送風機。
続きを表示(約 4,100 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、前記ファンリング部に対し前記径方向の内側に重なるように設けられた重複部(243)と、該重複部から前記軸方向の前記一方側へ延設され前記ファンリング部よりも前記軸方向の前記一方側に設けられた延設部(244)とを有している、請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記重複部は、前記ファンリング部に対し隙間をあけて対向するように配置されている、請求項2に記載の送風機。
【請求項4】
前記連通路は、前記ファン軸心まわりの全周にわたって設けられている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項5】
前記ファン軸心を含む平面で切断して得られる前記ガイド部の断面形状は、前記径方向の外側に配置された正圧面(24c)と前記径方向の内側に配置された負圧面(24d)とを有する翼形になっている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項6】
前記ファン軸心を含む平面で切断して得られる前記ガイド部の断面形状は板状であり、
前記ガイド部は、前記径方向の外側へ拡がるように曲がりながら、前記軸方向の前記一方側とは逆側の他方側から該一方側へと延びている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項7】
前記ファンリング部に対する前記軸方向の前記一方側で且つ前記ガイド部に対する前記径方向の外側に設けられたガイド外側配置部(122)を備え、
前記ファン軸心を含む平面で切断して得られる前記ガイド部の断面形状は、前記軸方向に延びた板状であり、
前記ガイド部と前記ガイド外側配置部との間の隙間が前記連通路になっている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項8】
前記ガイド外側配置部を含むケース(12)を備え、
前記ガイド外側配置部は、前記径方向の内側を向いた内向面(122b)を有し、
前記ケースは、前記軸方向の前記一方側に向いており前記吸込口へ空気を導く導風面(124b)と、該導風面と前記内向面との間で該導風面と該内向面とを連結する面連結部(123b)とを有し、
前記ガイド部は、前記軸方向の前記一方側に一方端(241)を有し、
該一方端は、前記面連結部よりも前記軸方向の前記一方側に位置している、請求項7に記載の送風機。
【請求項9】
前記ファン軸心を中心として形成された環状の内側環状部(26)を備え、
前記ファンはターボファンであり、
前記内側環状部は、前記ガイド部に対し前記径方向の内側に配置され、前記軸方向に貫通し空気が流れるガイド内側流路(27)を前記ガイド部との間に形成している、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項10】
前記内側環状部は、前記軸方向の前記一方側が他方側に対し拡径した形状を成している、請求項9に記載の送風機。
【請求項11】
前記内側環状部は、前記径方向の内側へ向いており前記軸方向の前記一方側ほど前記径方向の外側へ拡がるテーパ状のテーパ状環状部内面(262)を、前記内側環状部のうち前記軸方向の前記一方側に有し、
前記ガイド部は、前記径方向の内側へ向いており前記軸方向の前記一方側ほど前記径方向の外側へ拡がるテーパ状のテーパ状ガイド内面(246)を、前記ガイド部のうち前記軸方向の前記一方側に有し、
前記テーパ状ガイド内面のうち前記軸方向の前記一方側の端部における該テーパ状ガイド内面のテーパ角度(A3)は、前記テーパ状環状部内面のうち前記軸方向の前記一方側の端部における該テーパ状環状部内面のテーパ角度(B3)よりも大きい、請求項9または10に記載の送風機。
【請求項12】
前記ガイド部と前記内側環状部との間に設けられ、前記ガイド内側流路を複数の流路(271)に仕切る仕切部(28)を備え、
前記吸込口よりも空気流れ上流側で前記吸込口へ流れる空気の流量分布において、前記吸込口へ流れる空気の流量が、前記周方向における或る周方向範囲(Rc)では、該或る周方向範囲の周辺に比して大きく、
前記仕切部は、前記周方向における前記或る周方向範囲では、該或る周方向範囲の周辺に比して前記ガイド内側流路を細かく仕切っている、請求項9ないし11のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項13】
前記軸方向において前記内側環状部は、前記ガイド部が前記軸方向に占める範囲(Wg)内に収まる、請求項9ないし12のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項14】
前記ガイド部は、前記軸方向の前記一方側とは逆側の他方側の端に設けられた凹凸端縁部(247)を有し、
前記凹凸端縁部は、前記周方向に延びながら前記軸方向に凹凸する凹凸形状を成している、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項15】
前記凹凸形状は、V字状の溝(247a)が前記周方向に連なった形状、矩形状の溝(247b)が前記周方向に連なった形状、または、前記軸方向に凹むように湾曲した凹形状(247c)と前記軸方向に膨らむように湾曲した凸形状(247d)とが連続して前記周方向に交互に連なった形状である、請求項14に記載の送風機。
【請求項16】
前記ガイド部は、前記径方向の内側に設けられたガイド内周面(24d)と、前記径方向の外側に設けられたガイド外周面(24c)とを有し、
前記ガイド内周面と前記ガイド外周面はそれぞれ、前記ファン軸心を含む断面において、前記軸方向の前記一方側が前記径方向の外側へ拡がるように湾曲した形状を成し、
前記ファン軸心を含む断面において、前記ガイド内周面の曲率半径の最小値は前記ガイド外周面の曲率半径の最小値よりも大きい、請求項1ないし5、9ないし15のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項17】
前記ガイド部に対し前記径方向の外側に設けられ前記径方向の内側を向いており前記ガイド部との間に前記連通路を形成する内向面(122b)、前記軸方向の前記一方側に向いており前記吸込口へ空気を導く導風面(124b)、および、該導風面と前記内向面との間で該導風面と該内向面とを連結する面連結部(123b)を有するケース(12)を備え、
前記面連結部は、前記ファン軸心を含む断面において前記導風面と前記内向面とを連続的につなぐように湾曲したベルマウス面として形成されており、
前記ガイド外周面は前記ベルマウス面に対向する対向部(24e)を有し、
前記ファン軸心を含む断面において、前記対向部は、前記ベルマウス面の曲率半径の最小値よりも更に小さい曲率半径を有する部位を含む、請求項16に記載の送風機。
【請求項18】
前記ガイド内周面は、前記軸方向において該ガイド内周面の前記一方側の端から他方側へ向かうほど縮径し該他方側の端に至るまでの途中で最小径になるように形成されている、請求項16または17に記載の送風機。
【請求項19】
前記ガイド部は、前記径方向の内側に設けられたガイド内周面(24d)を有し、
前記ガイド内周面は、前記軸方向において該ガイド内周面の前記一方側の端から他方側へ向かうほど縮径し該他方側の端に至るまでの途中で最小径になるように形成されている、請求項9ないし15のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項20】
前記ファン軸心を含む断面において、前記ガイド内周面の曲率半径は、前記軸方向の前記一方側ほど小さくなる、請求項16ないし19のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項21】
前記ファンリング部と前記ガイド部との間の前記隙間は、前記軸方向の前記一方側とは逆側の他方側ほど拡幅するように形成されている、請求項9ないし20のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項22】
前記ガイド部に対し前記径方向の外側に設けられ前記径方向の内側を向いており前記ガイド部との間に前記連通路を形成する内向面(122b)、前記軸方向の前記一方側に向いており前記吸込口へ空気を導く導風面(124b)、および、該導風面と前記内向面との間で該導風面と該内向面とを連結する面連結部(123b)を有するケース(12)を備え、
前記ガイド部は、前記軸方向の前記一方側に一方端(241)を有し、
該一方端は、前記面連結部よりも前記軸方向の前記一方側に位置している、請求項9ないし16のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項23】
前記連通路は、前記上流空間へ連結する上流端部(24f)を有し、
前記連通路は、該連通路のうち前記上流端部にて通路断面積が最小になるように形成されている、請求項9ないし21のいずれか1つに記載の送風機。
【請求項24】
前記ガイド部に対し前記径方向の外側に設けられ前記径方向の内側を向いており前記ガイド部との間に前記連通路を形成する内向面(122b)、前記軸方向の前記一方側に向いており前記吸込口へ空気を導く導風面(124b)、および、該導風面と前記内向面との間で該導風面と該内向面とを連結する面連結部(123b)を有するケース(12)を備え、
前記ガイド部の全体は、前記面連結部よりも前記径方向の内側に配置され、
前記ガイド部は、前記径方向の外側に設けられたガイド外周面(24c)を有し、
前記ガイド外周面は、前記ファン軸心を含む断面において、前記軸方向の前記一方側が前記径方向の外側へ拡がるように湾曲した形状を成し、
前記ガイド外周面は、前記軸方向に垂直な面(24g)を前記軸方向の前記一方側の端部に有している、請求項9ないし15のいずれか1つに記載の送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気を流す送風機に関するものである。
続きを表示(約 6,400 文字)【背景技術】
【0002】
この種の送風機として、例えば特許文献1に記載された遠心送風機が従来から知られている。この特許文献1に記載された遠心送風機では、ベルマウスの空気流出口部が、ターボファン羽根車の一部を構成するシュラウドの空気吸込側端部に対し隙間をあけて、その空気吸込側端部の内側に嵌り込んでいる。そして、断面U字構造をなすシール壁がそのベルマウスの空気流出口部の外周側に設けられ、そのシール壁は、シュラウドの空気吸込側端部を覆うようにその空気吸込側端部に被さっている。
【0003】
特許文献1には、このようにシール壁を設けることで、シュラウドの外側を通る空気の逆流が抑制され、ファン効率の向上が図られると共に、主流との干渉による羽根負圧面の剥離も抑制されると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010−133297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、発明者らの検討の結果、特許文献1の遠心送風機では、逆流空気が主流に合流する逆流出口部分において、逆流空気の向きと主流の向きとの交差角度が依然として大きいことが判った。そして、特許文献1の遠心送風機は、逆流空気の流量を低減する効果および逆流空気に起因した騒音を低減する効果も不十分なものであった。要するに、特許文献1の遠心送風機には、逆流空気に起因して生じるデメリットを改善する余地があった。発明者らの詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、ファンの騒音を低減すると共にファンの効率を向上させることが可能な送風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の送風機は、
ファン軸心(CL)を中心とした周方向(Dc)に並んで配置された複数枚の翼(18)と、ファン軸心を中心とした筒状を成すファンリング部(201)を含み複数枚の翼の一端(183、185)がそれぞれ連結された側板(20)とを有し、ファン軸心まわりに回転することによりファンリング部に対するファン軸心の軸方向(Da)の一方側からファンリング部の内側を通して複数枚の翼の相互間へ吸い込んだ空気を吹き出すファン(16)と、
ファンリング部と比較して軸方向の一方側に配置され、ファンへ吸い込まれる空気が通過する吸込口(24a)を内側に形成する環状のガイド部(24)とを備え、
ファン軸心の径方向(Dr)におけるガイド部の外側には、ガイド部よりも軸方向の一方側にある上流空間(12a)をファンリング部とガイド部との間の隙間(201a)へ連通させる連通路(24b)が形成され、
ファンリング部は、ガイド部のうち径方向の最も内側に位置する最内周部(242)よりも径方向の外側に位置している。
【0008】
このようにすれば、ファンの回転に伴って連通路にも空気流れが生じる。そのため、その連通路の空気流れが、側板の外側を通りファンの出口側から入口側へ向かって逆流する逆流空気流れに合流する。そして、その2つの空気流れの合流により、吸込口を通過して翼の相互間に流通する主流に逆流空気が合流する逆流出口部分において、その逆流空気流れの向きと主流の向きとの交差角度を小さくすることができる。その結果、ファンの騒音を低減すると共にファンの効率を向上させることが可能である。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の送風機の概略を示した外観図であって、ファン軸方向の一方側から他方側へ向かう方向視でその送風機を示した図である。
第1実施形態において図1のII−II断面を示した断面図であって、ファン軸心を含む仮想の平面で送風機を切断して得られる縦断面を示した図である。
第1実施形態の送風機が有するファンを単体で示した斜視図である。
図2のIV部分を拡大して示した拡大断面図である。
第2実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第3実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第4実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第5実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第6実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第7実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第8実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第9実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第10実施形態において、ファン軸心を含む仮想の平面で送風機を切断して得られる縦断面を示した断面図である。
第11実施形態において、図2のIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
図14のXV方向の矢視図であって、ファン軸方向の一方側から他方側へ向かう方向視で、ガイド部のうちの一部分およびその周辺を示した図である。
第12実施形態において、ファン軸心を含む仮想の平面で送風機を切断して得られる縦断面を示した断面図であって、図2に相当する図である。
第12実施形態において図16のXVII部分を拡大して示した拡大断面図であって、図4に相当する図である。
第12実施形態における図16のXVIII方向の矢視図であって、ファン軸方向の一方側から他方側へ向かう方向視でガイド部およびその周辺を示した図である。
第12実施形態において図17のXIX部分を拡大して示した拡大断面図である。
第12実施形態における効果を説明するために用いられる比較例において、図16のXVII部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図17に相当する図である。
第13実施形態において図16のXVII部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図17に相当する図である。
第14実施形態において、ファン軸心を含む仮想の平面で送風機を切断して得られる縦断面を示した断面図であって、図16に相当する図である。
第15実施形態において、ファン軸心を含む仮想の平面で送風機を切断して得られる縦断面を示した断面図であって、図16に相当する図である。
第15実施形態において図23のXXIV部分を拡大して示した拡大断面図であって、図17に相当する図である。
第15実施形態における図23のXXV方向の矢視図である。
第15実施形態における効果を説明するために用いられる比較例において、図23のXXIV部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図24に相当する図である。
第16実施形態において図16のXVII部分に相当する部分を拡大して示した拡大断面図であって、図17に相当する図である。
第15実施形態の変形例である第1変形例において、図23のXXV方向の矢視図に相当する図であって、図25に相当する図である。
第15実施形態の変形例である第2変形例において、図23のXXV方向の矢視図に相当する図であって、図25に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、各実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
【0012】
(第1実施形態)
本実施形態の送風機10は、例えば、車室内の空調を行う車両用空調ユニットに採用されるものである。図1および図2に示すように、送風機10は、ケース12と、電動モータ14と、羽根車であるファン16と、ガイド部24とを備えている。
【0013】
図2および図3に示すように、ファン16は、ファン軸心CLまわりに回転する遠心ファン(詳細には、ターボファン)である。従って、本実施形態の送風機10は遠心送風機である。
【0014】
ファン16は、ファン軸心CLまわりに回転することで、そのファン軸心CLの軸方向Daの一方側から矢印A1のように空気を吸い込むと共に、その吸い込んだ空気を矢印A2のようにファン軸心CLの径方向Drの外側へ吹き出す。そのファン軸心CLの軸方向Daは言い換えればファン16の軸方向Daでもあり、ファン軸心CLの径方向Drは言い換えればファン16の径方向Drでもあり、ファン軸心CLを中心とした周方向Dc(図1参照)は言い換えればファン16の周方向Dcでもある。なお、本実施形態の説明では、ファン軸心CLの軸方向Daをファン軸方向Daとも称し、ファン軸心CLの径方向Drをファン径方向Drとも称し、ファン軸心CLを中心とした周方向Dcをファン周方向Dcとも称する。
【0015】
図1および図2に示すように、ケース12は、回転しない非回転部材である。ケース12は、例えば樹脂製であり、複数の樹脂成形部材が組み合わされることによって構成されている。ケース12は、そのケース12内にファン16を収容すると共に、電動モータ14を保持している。
【0016】
電動モータ14は、電力供給を受けることによりファン16を回転させる。電動モータ14は、回転しないモータ本体141と、モータ本体141からファン軸方向Daの一方側へ突き出たモータ回転軸142とを有している。
【0017】
このモータ回転軸142は、ファン軸心CLまわりに回転する。その一方で、モータ本体141は、ケース12の一部に嵌め入れられケース12に対して固定されている。
【0018】
ファン16は例えば樹脂製であり、複数枚の翼18と、側板20と、主板22とを備えている。複数枚の翼18は、相互間隔を空けながらファン周方向Dcに並んで配置されている。複数枚の翼18の相互間には、ファン16の回転に伴って、ファン径方向Drの内側から外側へと空気が流通させられる。なお、本実施形態では、後述の吸込口24aを通過して翼18の相互間に流通する空気流れを主流と称する場合がある。図4では、矢印Fmがその主流を表している。
【0019】
図2〜図4に示すように、複数枚の翼18はそれぞれ、空気流れ方向の上流側に設けられた上流端部である翼前縁181と、空気流れ方向の下流側に設けられた下流端部である翼後縁182とを有している。また、複数枚の翼18はそれぞれ、ファン軸方向Daの一方側に設けられた翼一端183と、ファン軸方向Daの他方側に設けられた翼他端184とを有している。
【0020】
ファン16の主板22は、ファン軸心CLを中心とした円盤状を成し、中央部分にてモータ回転軸142に固定されている。これにより、ファン16の全体がモータ回転軸142と共に一体回転する。
【0021】
また、主板22は、ファン径方向Drの外側ほどファン軸方向Daの他方側に位置するように、ファン軸心CLに対し傾斜しつつファン径方向Drに拡がっている。ファン軸方向Daの他方側向きの空気流れがファン径方向Drの外側向きなるように、その空気流れを案内するためである。
【0022】
また、主板22は、複数枚の翼18のそれぞれに対し側板20側とは反対側に連結されている。要するに、複数枚の翼18の翼他端184がそれぞれ、主板22に連結されている。
【0023】
ファン16の側板20は、ファン軸心CLを中心とした円環形状を成している。その側板20は、複数枚の翼18に対してファン軸方向Daの一方側に設けられ、その複数枚の翼18のそれぞれに連結されている。要するに、複数枚の翼18の翼一端183がそれぞれ、側板20に連結されている。
【0024】
側板20の内側には、ファン軸方向Daの一方側からの空気が吸い込まれる吸気孔20aが形成されている。
【0025】
また、側板20は、ファンリング部201と下流拡径部202とを含んで構成されている。そのファンリング部201は、下流拡径部202に対しファン軸方向Daの一方側で且つファン径方向Drの内側に配置されている。すなわち、ファンリング部201は、下流拡径部202に対し主流の流れ方向の上流側に配置されている。
【0026】
そして、ファンリング部201は、側板20のうちファン軸方向Daの一方側の端に位置する側板一端20bを、ファンリング部201の一端として有している。その側板一端20bと複数枚の翼18との位置関係について言うと、翼18は、側板一端20bからファン軸方向Daの他方側へ間隔を空けて配置されている。
【0027】
また、ファンリング部201は吸気孔20aをその全周にわたって囲んでおり、ファン軸心CLを中心とした筒状を成している。すなわち、吸気孔20aは、側板20のうちファンリング部201の内側に形成されている。例えば、本実施形態のファンリング部201は、円筒形状または略円筒形状を成している。
【0028】
図3および図4に示すように、側板20の下流拡径部202は、ファンリング部201がファン軸方向Daの他方側に有する他端から延設されている。下流拡径部202は、そのファンリング部201の他端からファン径方向Drの外側へ拡がるように形成されている。詳細には、下流拡径部202は、ファン径方向Drの外側ほどファン軸方向Daの他方側に位置するように、ファン軸心CLに対し傾斜しつつファン径方向Drに拡がっている。
【0029】
このように構成されたファン16は、ファン軸心CLまわりに回転することにより、ファンリング部201に対するファン軸方向Daの一方側からファンリング部201の内側を通して複数枚の翼18の相互間へ空気を吸い込む。それと共に、ファン16は、その複数枚の翼18の相互間へ吸い込んだ空気をファン径方向Drの外側へ吹き出す。
【0030】
図4に示すように、ケース12は、側板対向部121とガイド外側配置部122と吸込角部123と導風部124とを有している。上述したようにケース12は回転しないので、側板対向部121、ガイド外側配置部122、吸込角部123、および導風部124も回転しない。
(【0031】以降は省略されています)

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搬送台車
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