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公開番号2021038805
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210311
出願番号2019160657
出願日20190903
発明の名称モータ
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類F16D 3/50 20060101AFI20210212BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】駆動軸挿入孔の内周面に設けられる駆動側弾性部材の耐久性の低下を抑制できるモータを提供する。
【解決手段】連結部材62は、回転軸24の駆動側挿入部31が回転方向に係合する駆動軸挿入孔72を備えている。駆動側挿入部31は、一対の平面部32aと一対の曲面部32bとを有する外周面を備えた二面幅形状の二面幅部32を有する。駆動軸挿入孔72は、一対の連結平面部72cと一対の連結曲面部72dとを有する内周面を備えた二面幅形状をなし二面幅部32が挿入される二面幅孔部72aを有する。対向する平面部32aと連結平面部72cとの間、及び、対向する曲面部32bと連結曲面部72dとの間には、駆動側許容隙間G1が設けられている。連結曲面部72dには、弾性を有し曲面部32bを径方向内側に押圧する駆動側弾性部材74が設けられている。連結平面部72cの周方向の両端部は、駆動軸挿入孔72の内部に露出している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転される回転軸(24)と、
前記回転軸と同軸となるように配置されるウォーム軸(52)を含む減速機構(51)と、
前記回転軸と前記ウォーム軸とを一体回転可能に連結する連結部材(62,62A)を有するクラッチ(13)と
を備え、
前記回転軸は、前記回転軸の先端部に駆動側挿入部(31)を有し、
前記ウォーム軸は、前記ウォーム軸の基端部に従動側挿入部(102)を有し、
前記連結部材は、前記駆動側挿入部が挿入され前記駆動側挿入部が回転方向に係合する内周面を有する駆動軸挿入孔(72)と、前記従動側挿入部が挿入され前記従動側挿入部が回転方向に係合する内周面を有する従動軸挿入孔(75)とを備え、
前記駆動側挿入部は、互いに平行をなす一対の平面部(32a)と前記一対の平面部の間に位置する一対の曲面部(32b)とを有する外周面を備えた二面幅形状の二面幅部(32)を有し、
前記駆動軸挿入孔は、互いに平行をなす一対の連結平面部(72c)と前記一対の連結平面部の間に位置する一対の連結曲面部(72d)とを有する内周面を備えた二面幅形状をなし前記二面幅部が挿入される二面幅孔部(72a)を有し、
対向する前記平面部と前記連結平面部との間、及び、対向する前記曲面部と前記連結曲面部との間に、前記駆動軸挿入孔内での前記駆動側挿入部の径方向の移動を許容する駆動側許容隙間(G1)を備え、
前記連結曲面部には、弾性を有し前記曲面部を径方向内側に押圧する駆動側弾性部材(74)が設けられ、
前記連結平面部の周方向の両端部は、前記駆動軸挿入孔の内部に露出しているモータ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記駆動側弾性部材は、前記回転軸の軸方向(X1)に沿って延びている請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記駆動側弾性部材は、少なくとも前記連結曲面部における前記二面幅部と径方向に重なる範囲の前記軸方向の一端から他端まで連続して延びている請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記連結部材は、前記回転軸の軸方向における前記連結部材の端部であって前記駆動軸挿入孔の外側開口部側の端部に、前記軸方向から見て前記二面幅孔部の外周を囲む環状をなす環状弾性部材(73)を有し、
前記駆動側弾性部材は、前記環状弾性部材に連続している請求項1から請求項3の何れか1項に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モータに関する。
続きを表示(約 8,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータには、回転される回転軸と、回転軸と同軸上に配置されるウォーム軸とをクラッチにて一体回転可能に連結したものがある。例えば特許文献1に記載されたモータでは、クラッチは、回転軸とウォーム軸とを連結部材を介して一体回転可能に連結する。回転軸は、連結部材に設けられた駆動軸挿入孔に挿入される駆動側挿入部を有する。駆動側挿入部は、互いに平行をなす一対の平面部と一対の平面部の間に位置する一対の曲面部とを有する外周面を備えた二面幅形状の二面幅部を有する。駆動軸挿入孔は、互いに平行をなす一対の連結平面部と一対の連結平面部の間に位置する一対の連結曲面部とを有する内周面を備え、駆動側挿入部の二面幅部より一回り大きい二面幅形状をなしている。そのため、駆動側挿入部の二面幅部は、駆動軸挿入孔に遊嵌されることになる。また、駆動軸挿入孔の各連結平面部は、当該各連結平面部の周方向の一端から他端にわたって弾性を有する駆動側弾性部材にて覆われている。駆動側弾性部材は、二面幅部の平面部を径方向内側に押圧する。そのため、モータの組立て時において、回転軸の先端部に装着された連結部材は、駆動側弾性部材によって回転軸から脱落しないように弾圧保持される。従って、モータの組立ての作業性が向上されている。
【0003】
そして、特許文献1に記載されたモータでは、組付け部分の誤差等によって回転軸と連結部材との間に軸ずれが生じた場合であっても、駆動側挿入部の二面幅部が駆動軸挿入孔に遊嵌されているために、当該軸ずれが許容される。この場合、駆動側弾性部材は、弾性変形することにより、駆動軸挿入孔に対する二面幅部の径方向の相対移動を許容する。従って、回転軸の回転時に回転軸と連結部材との連結部分に大きな径方向の荷重が生じることが抑制されている。その結果、回転軸の回転時に、回転軸と連結部材との連結部分で大きな異音や振動が発生することが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003−278784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載されたモータでは、駆動軸挿入孔と回転方向に係合する二面幅部は、二面幅形状をなすために、平面部と曲面部との境界部分に軸方向に延びる角部を有する。そして、回転軸の回転時において二面幅部が駆動軸挿入孔と回転方向に係合する際には、当該角部が駆動側弾性部材に押し付けられることになる。そのため、駆動側弾性部材に当該角部が繰り返し押し付けられることにより、駆動側弾性部材が断裂する等して同駆動側弾性部材の耐久性が低下するおそれがあった。
【0006】
本開示の目的は、駆動軸挿入孔の内周面に設けられる駆動側弾性部材の耐久性の低下を抑制できるモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のモータは、回転される回転軸(24)と、前記回転軸と同軸となるように配置されるウォーム軸(52)を含む減速機構(51)と、前記回転軸と前記ウォーム軸とを一体回転可能に連結する連結部材(62)を有するクラッチ(13)とを備え、前記回転軸は、前記回転軸の先端部に駆動側挿入部(31)を有し、前記ウォーム軸は、前記ウォーム軸の基端部に従動側挿入部(102)を有し、前記連結部材は、前記駆動側挿入部が挿入され前記駆動側挿入部が回転方向に係合する内周面を有する駆動軸挿入孔(72)と、前記従動側挿入部が挿入され前記従動側挿入部が回転方向に係合する内周面を有する従動軸挿入孔(75)とを備え、前記駆動側挿入部は、互いに平行をなす一対の平面部(32a)と前記一対の平面部の間に位置する一対の曲面部(32b)とを有する外周面を備えた二面幅形状の二面幅部(32)を有し、前記駆動軸挿入孔は、互いに平行をなす一対の連結平面部(72c)と前記一対の連結平面部の間に位置する一対の連結曲面部(72d)とを有する内周面を備えた二面幅形状をなし前記二面幅部が挿入される二面幅孔部(72a)を有し、対向する前記平面部と前記連結平面部との間、及び、対向する前記曲面部と前記連結曲面部との間に、前記駆動軸挿入孔内での前記駆動側挿入部の径方向の移動を許容する駆動側許容隙間(G1)を備え、前記連結曲面部には、弾性を有し前記曲面部を径方向内側に押圧する駆動側弾性部材(74)が設けられ、前記連結平面部の周方向の両端部は、前記駆動軸挿入孔の内部に露出している。
【0008】
上記態様によれば、駆動側弾性部材は、回転軸の回転時に平面部と曲面部との境界部分の角部が押し付けられる可能性の高い連結平面部の周方向の両端部には設けられていない。そして、駆動側弾性部材は、回転軸の回転時に平面部と曲面部との境界部分の角部が押し付けられる可能性の低い連結曲面部に設けられている。従って、回転軸の回転時に、駆動側弾性部材に平面部と曲面部との境界部分の角部が押し付けられることが抑制されるため、駆動側弾性部材の断裂等が生じることが抑制される。その結果、駆動軸挿入孔の内周面に設けられる駆動側弾性部材の耐久性の低下を抑制できる。
【発明の効果】
【0009】
本開示のモータによれば、駆動軸挿入孔の内周面に設けられる駆動側弾性部材の耐久性の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態におけるモータの断面図。
一実施形態におけるモータの部分拡大断面図。
一実施形態におけるモータの部分拡大断面図。
一実施形態における連結部材の断面図。
一実施形態における連結部材の断面図。
一実施形態における連結部材の一部を示す平面図。
(a)及び(b)は一実施形態におけるクラッチの断面図。
(a)及び(b)は一実施形態におけるクラッチの断面図。
(a)及び(b)は一実施形態におけるクラッチの断面図。
(a)〜(d)は一実施形態におけるモータの一部を示す断面図。
変更例における連結部材の断面図。
変更例における連結部材の一部を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10は、モータ部11、減速部12及びクラッチ13を備えている。
【0012】
[モータ部の構成]
モータ部11の外郭であるヨーク21は、有底筒状をなしている。ヨーク21は、同ヨーク21の開口部側の端部から外周側に延びる鍔状のフランジ部21aを有する。ヨーク21の内周面には永久磁石22が固定されている。また、ヨーク21の内側には、永久磁石22よりも内側となる位置に電機子23が配置されている。電機子23は、回転軸24と、回転軸24に一体回転可能に固定された電機子コア25と、電機子コア25に巻回されたコイル26と、回転軸24と一体回転する整流子27とを備えている。回転軸24は、略円柱状をなすとともに、ヨーク21の中央部に配置されている。回転軸24の基端部は、ヨーク21の底部中央に設けられた軸受28によって軸支されている。
【0013】
図2及び図3に示すように、回転軸24は、同回転軸24の先端部に駆動側挿入部31を有する。駆動側挿入部31は、回転軸24の先端部で円柱形状から平行に面取りした二面幅形状をなす二面幅部32と、二面幅部32の基端で二面幅部32の短手方向の両側に突出した肩部33とを有する。なお、肩部33は、回転軸24の先端部に二面幅部32を設けたことにより形成されたものである。二面幅部32の外周面は、回転軸24の軸方向X1に延び互いに平行な平面状をなす一対の平面部32aと、一対の平面部32aの間に位置する一対の曲面部32bとを有する。なお、「回転軸24の軸方向X1」は、回転軸24の中心軸線L1と平行な方向であり、以下、単に「軸方向X1」と記載する。二面幅部32は、軸方向X1から見て、平面部32aと平行な方向が長手方向、平面部32aと直交する方向が短手方向となっている。各曲面部32bは、一対の平面部32aの周方向の端部同士を連結している。また、各曲面部32bは、軸方向X1から見て外周側に膨らむ円弧状をなしている。更に、各曲面部32bは、肩部33と同じ曲率の円弧状をなすとともに、径方向の位置が肩部33の外周面と等しい。また、二面幅部32は、周方向に隣り合う平面部32aと曲面部32bとの境界部分に軸方向に延びる角部32cを有する。
【0014】
図1に示すように、電機子コア25は、回転軸24における駆動側挿入部31よりも基端側の部分に固定されている。整流子27は、回転軸24における電機子コア25が固定された部分と駆動側挿入部31との間に固定されている。コイル26は、整流子27に電気的に接続されている。
【0015】
ヨーク21の開口部にはブラシホルダ35が嵌合されている。ブラシホルダ35は、ヨーク21の開口部を閉塞する形状をなすホルダ本体35aと、軸方向X1と直交する方向においてヨーク21のフランジ部21aよりも外周側に位置するコネクタ部35bとを有する。ホルダ本体35aとコネクタ部35bとは一体に形成されている。
【0016】
ホルダ本体35aは、同ホルダ本体35aの中央部に、前記軸受28と共に回転軸24を軸支する軸受36を保持している。軸受36は、回転軸24における整流子27と駆動側挿入部31との間の部位を回転可能に支持する。回転軸24の先端部は、ホルダ本体35aを軸方向X1に貫通してヨーク21の外部に突出している。
【0017】
ホルダ本体35aは、整流子27の外周面に摺接する複数の給電用のブラシ37を保持している。また、ブラシホルダ35は、複数のターミナル38を保持している。各ブラシ37は、対応するターミナル38に電気的に接続されている。各ターミナルの一端部は、コネクタ部35bの内側に露出している。コネクタ部35bには、外部の電源装置に接続された図示しない外部コネクタが接続される。外部コネクタを介して供給される電流は、ターミナル38、ブラシ37及び整流子27を介してコイル26に供給される。これにより、電機子23が回転、即ち回転軸24が回転されるようになっている。
【0018】
[減速部の構成]
減速部12は、樹脂製のギヤハウジング41と、同ギヤハウジング41に収容され回転軸24の回転を減速する減速機構51とを有する。
【0019】
ギヤハウジング41は、モータ部11と軸方向X1に対向する部位に、ヨーク21が固定される固定部41aを有する。固定部41aは、軸方向X1から見てフランジ部21aの外形と同様の外形を有する。固定部41aには、ヨーク21の内側に開口する嵌合凹部41bが形成されている。嵌合凹部41b内にブラシホルダ35におけるヨーク21から突出した部分が嵌合された状態で、固定部41aと同固定部41aに軸方向X1から当接したフランジ部21aとが螺子42にて固定されることにより、ギヤハウジング41にヨーク21が固定されている。即ち、螺子42にてヨーク21とギヤハウジング41とが固定されることにより、モータ部11と減速部12とが一体化されている。
【0020】
ギヤハウジング41において嵌合凹部41bの底部中央には、第1収容凹部41cが軸方向X1に凹設されている。更に、ギヤハウジング41において第1収容凹部41cの底部中央には、同第1収容凹部41cよりも小径の第2収容凹部41dが軸方向X1に凹設されている。また、ギヤハウジング41には、第2収容凹部41dの底部中央から軸方向X1に延びるウォーム収容部41eが形成されている。ウォーム収容部41eには、略円柱状のウォーム軸52が収容されている。ウォーム軸52は、ウォーム収容部41eにおける軸方向X1の両端部にそれぞれ配置された一対の軸受43,44によって軸支されている。ウォーム軸52は、軸受43,44に軸支されることにより、回転軸24と同軸上に配置されている。即ち、ウォーム軸52は、回転軸24の中心軸線L1とウォーム軸52の中心軸線L2とが一直線上となるように配置されている。
【0021】
また、ギヤハウジング41には、軸方向X1と直交する方向にウォーム収容部41eと隣り合うギヤ収容部41fが形成されている。ギヤ収容部41fは、ウォーム収容部41eと連通している。ギヤ収容部41fには、ウォーム軸52と噛合する円板状のウォームホイール53が回転可能に収容されている。ウォームホイール53は、ウォーム軸52と共に減速機構51を構成している。ウォームホイール53の径方向の中央部には、ウォームホイール53の軸方向に延びる出力軸54が同ウォームホイール53と一体回転可能に設けられている。
【0022】
[クラッチの構成]
図1及び図2に示すように、第1収容凹部41c及び第2収容凹部41dの内部には、回転軸24とウォーム軸52とを連結するクラッチ13が収容されている。クラッチ13は、クラッチハウジング61、連結部材62、サポート部材63、転動体64及び従動側回転体65を備えている。
【0023】
クラッチハウジング61は円筒状をなしている。クラッチハウジング61は、同クラッチハウジング61の軸方向の一端部に、径方向外側に延びる鍔状の固定フランジ部61aを有する。クラッチハウジング61は、第1収容凹部41cの底面に固定フランジ部61aが当接した状態で第2収容凹部41d内に挿入されている。クラッチハウジング61は、固定フランジ部61aが第1収容凹部41cの底面に固定されることにより、ギヤハウジング41に対して軸方向X1に移動不能且つ回転軸24の中心軸線L1回りの周方向に回転不能に固定されている。なお、「回転軸24の中心軸線L1回りの周方向」は、以下単に「周方向」と記載するものとする。ギヤハウジング41に固定されたクラッチハウジング61は、回転軸24及びウォーム軸52と同軸上に配置されている。
【0024】
図2及び図4に示すように、連結部材62は、軸方向X1に延びる軸連結部71を有する。軸連結部71は、クラッチハウジング61の内径より小さい外径を有する略円筒状をなしている。軸連結部71の径方向の中央部には、軸方向X1に延びる駆動軸挿入孔72が形成されている。駆動軸挿入孔72は、軸連結部71におけるモータ部11側の軸方向の一端から同軸連結部71の軸方向の略中央部にわたって形成されている。駆動軸挿入孔72は、軸方向X1から見た形状が二面幅形状をなす二面幅孔部72aと、駆動軸挿入孔72におけるモータ部11側の開口部に位置する拡径部72bとを有する。二面幅孔部72aと拡径部72bとは軸方向X1に隣接している。
【0025】
図4〜図6に示すように、二面幅孔部72aの内周面は、径方向に離間して互いに平行をなす一対の連結平面部72cと、一対の連結平面部72cの間に位置する一対の連結曲面部72dとを有する。各連結平面部72cは、軸方向X1に延びる平面状をなしている。各連結曲面部72dは、一対の連結平面部72cの周方向の端部同士を連結している。また、各連結曲面部72dは、軸方向X1から見て径方向外側に向かって凹む円弧状をなしている。二面幅孔部72aは、軸方向X1から見て、連結平面部72cと平行な方向が長手方向、連結平面部72cと直交する方向が短手方向となっている。そして、二面幅孔部72aの短手方向の長さは、駆動側挿入部31の二面幅部32の短手方向の長さよりも長い。更に、二面幅孔部72aの長手方向の長さは、二面幅部32の長手方向の長さよりも長い。
【0026】
図2〜図6に示すように、拡径部72bは、二面幅孔部72aよりもモータ部11側に位置するとともに、二面幅孔部72aにおけるモータ部11側の開口部と軸方向X1に隣り合っている。拡径部72bは、駆動軸挿入孔72におけるモータ部11側の開口部を拡径する形状をなしている。拡径部72bの径方向の大きさは、駆動側挿入部31における肩部33での外径よりも大きい。この拡径部72bが設けられることにより、駆動軸挿入孔72におけるモータ部11側の端部には、開口段部72eが形成されている。開口段部72eは、モータ部11側を向き軸方向X1と直交する平面状をなす境界面72fを有する。境界面72fは、駆動軸挿入孔72において拡径部72bと二面幅孔部72aとの境界に位置する。二面幅孔部72aにおけるモータ部11側の開口は、境界面72fに形成されている。なお、境界面72fは、必ずしも軸方向X1と直交する平面でなくてもよく、軸方向X1に対して傾斜した面や、凹凸を有する面であってもよい。
【0027】
駆動軸挿入孔72に駆動側挿入部31が挿入されることにより、回転軸24と連結部材62とが一体回転可能に連結されている。詳しくは、駆動側挿入部31は、先端の二面幅部32が二面幅孔部72aに挿入されるとともに、肩部33が拡径部72bに挿入されている。二面幅部32は、同二面幅部32の短手方向の両側で平面部32aと連結平面部72cとが径方向に対向するように、且つ同二面幅部32の長手方向の両側で曲面部32bと連結曲面部72dとが径方向に対向するように二面幅孔部72aに挿入されている。
【0028】
駆動軸挿入孔72において、二面幅孔部72aの短手方向の長さは、二面幅部32の短手方向の長さよりも長く、且つ、二面幅孔部72aの長手方向の長さは、二面幅部32の長手方向の長さよりも長い。即ち、駆動軸挿入孔72は、二面幅部32に対して二面幅孔部72aの寸法が相対的に所定値だけ大きくなるように形成されている。そのため、駆動軸挿入孔72の内周面と駆動側挿入部31の外周面との間には、駆動軸挿入孔72内での駆動側挿入部31の径方向の移動を許容する駆動側許容隙間G1が形成される。駆動側許容隙間G1は、駆動軸挿入孔72の長手方向の端部及び駆動軸挿入孔72の短手方向の端部に形成される。詳しくは、駆動側許容隙間G1は、互いに対向する平面部32aと連結平面部72cとの間、及び互いに対向する曲面部32bと連結曲面部72dとの間に形成される。そして、駆動側許容隙間G1は、駆動軸挿入孔72内での連結平面部72cと平行な方向の駆動側挿入部31の移動、及び、駆動軸挿入孔72内での連結平面部72cと直交する方向の駆動側挿入部31の移動を許容する。
【0029】
二面幅部32の長手方向の長さは、二面幅孔部72aの短手方向の長さ、即ち一対の連結平面部72c間の距離よりも短いため、二面幅部32は、二面幅孔部72aと回転方向に係合可能である。即ち、二面幅部32の平面部32aが二面幅孔部72aの連結平面部72cに当接することにより、駆動側挿入部31は、駆動軸挿入孔72の内周面と回転方向に係合可能である。そして、駆動側挿入部31が駆動軸挿入孔72の内周面に回転方向に係合することにより、駆動側挿入部31と連結部材62とは一体回転可能に連結される。このように、駆動側挿入部31は、連結部材62と一体回転可能に駆動軸挿入孔72に遊嵌されている。
【0030】
軸方向X1における連結部材62の端部であって駆動軸挿入孔72の外側開口部側の端部には、弾性を有する環状弾性部材73が設けられている。環状弾性部材73は、拡径部72bの内周面に設けられている。詳しくは、環状弾性部材73は、拡径部72bにおいて、二面幅孔部72aの内周面よりも外周側に設けられている。そして、環状弾性部材73は、軸方向X1から見て、二面幅孔部72aにおける拡径部72b側の開口部の外周を囲む環状をなしている。環状弾性部材73は、同環状弾性部材73の内周面から径方向内側に突出した一対の押圧部73aを有する。押圧部73aは、境界面72f上で二面幅孔部72aの短手方向の両側となる場所に1つずつ形成されている。各押圧部73aにおける径方向内側の端面は、径方向内側に膨らむ円弧状をなしている。また、各押圧部73aは、軸方向X1から見て連結平面部72cよりも外周側に位置する。なお、駆動側挿入部31が駆動軸挿入孔72に挿入されていない状態においては、一方の押圧部73aと他方の押圧部73aとの間の距離は、駆動側挿入部31の肩部33における外径よりも短い。そして、各押圧部73aは、拡径部72b内に配置された駆動側挿入部31の肩部33を径方向内側に押圧する。なお、図6は、駆動軸挿入孔72に駆動側挿入部31が挿入されていない状態の連結部材62を図示するとともに、駆動側挿入部31を二点鎖線の仮想線で図示している。
(【0031】以降は省略されています)

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