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公開番号2021038657
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210311
出願番号2020195618
出願日20201126
発明の名称パネル
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人協明国際特許業務法人
主分類E06B 3/72 20060101AFI20210212BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】軽量化を図りながらも、反りを抑制し得るパネルを提供する。
【解決手段】パネル1は、木質系材料から形成された縦桟材20を有したパネル芯材10と、前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材28と、パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝22,22が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材21,21と、を備えており、前記縦桟材の長手方向に見た四隅部には、面取り部が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、
前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、
パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、
を備えており、
前記縦桟材の長手方向に見た四隅部には、面取り部が設けられていることを特徴とするパネル。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、
前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、
パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、
を備えており、
当該パネルの長さ寸法が2400mm〜3000mmであり、前記補強材の長さが当該パネルの長さ寸法の3/5〜17/20であることを特徴とするパネル。
【請求項3】
木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、
前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、
パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、
を備えており、
前記縦桟材は、パネル幅方向に沿う寸法よりもパネル厚さ方向に沿う寸法が大とされていることを特徴とするパネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具や内装パネル等として用いられるパネルに関する。
続きを表示(約 12,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、無垢材等からなるパネルに比べて軽量化が図れることから、芯材に面材を貼着した構成とされたいわゆるフラッシュパネル状のパネルが知られている。このような芯材を構成する縦桟材は、木質系材料から形成されているため、反りが生じ易く、パネル自体に反りが生じ易くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、矩形状に枠組みされた左右の縦枠部及び上下の横枠部を備えたパネル枠の両面に外面板を設けたフラッシュパネルが開示されている。また、このフラッシュパネルは、縦枠部を構成する複数本の縦桟のうちの内縦桟に、横断面形状が側方に開口した溝形の補強金属板を被せた構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014−109115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたフラッシュパネルでは、補強金属板が内縦桟のパネル幅方向一方側部位に被せられ、内縦桟のパネル幅方向他方側部位が比較的に大きく露出する構成とされており、更なる改善が望まれる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、軽量化を図りながらも、反りを抑制し得るパネルを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るパネルの一例は、木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、を備えており、前記縦桟材の長手方向に見た四隅部には、面取り部が設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るパネルの一例は、木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、を備えており、当該パネルの長さ寸法が2400mm〜3000mmであり、前記補強材の長さが当該パネルの長さ寸法の3/5〜17/20であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るパネルの一例は、木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、を備えており、前記縦桟材は、パネル幅方向に沿う寸法よりもパネル厚さ方向に沿う寸法が大とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るパネルは、上述のような構成としたことで、軽量化を図りながらも、反りを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は、本発明の一実施形態に係るパネルの一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同パネルが備えるパネル芯材の一例を模式的に示す概略正面図である。
(a)は、図1(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、図1(b)におけるY部に対応させた概略拡大正面図、(c)は、(b)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(d)は、(c)に対応させた一部省略概略分解横断面図、(e)は、図3(c)におけるX3−X3線矢視に対応させた概略横断面図である。
(a)は、同パネル芯材の一部を省略した概略分解正面図、(b)は、同パネル芯材が備える補強材の一例を模式的に示す一部破断概略正面図、(c)は、同補強材の一部破断概略側面図である。
(a)は、本発明の他の実施形態に係るパネルの一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同パネルが備えるパネル芯材の一例を模式的に示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係るパネルを戸パネルとして施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
【0010】
図1〜図3は、第1実施形態に係るパネルの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るパネル1は、パネル芯材10のパネル厚さ方向両側に面材28を設けた構成とされている。このような構成とすれば、無垢材等によって中実板状とされたものと比べて、軽量化を図ることができる。つまり、パネル1は、中実板状ではなく、中空状のパネル芯材10のパネル厚さ方向両側に面材28を設けたいわゆるフラッシュパネル状とされている。
また、本実施形態では、パネル1は、住居等の建物に設けられ出入口等となる開口部の吊元側に回転自在に支持されて開き戸を構成する戸パネル1とされている。
【0011】
この戸パネル1は、図1(a)及び図2(a)に示すように、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。
この戸パネル1の戸高寸法(長さ寸法)H1は、当該戸パネル1によって開閉される開口部の開口高に応じた寸法であればよく、標準的な戸高寸法H1、例えば、1800mm〜2100mm程度でもよい。また、戸パネル1は、戸高寸法H1が天井高と略同高さ、例えば、2400mm〜3000mm程度とされたハイドアを構成するものでもよい。また、戸パネル1の戸幅(パネル幅)寸法は、開口部の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm〜1200mm程度でもよい。また、戸パネル1の戸厚(パネル厚さ)寸法は、20mm〜40mm程度でもよい。
【0012】
また、この戸パネル1の戸先側端部には、開口部の戸先側縦枠等に設けられるラッチ受(ストライク)に挿入されるラッチ部3が組み込まれている。このようなラッチ部3としては、戸パネル1の戸先側端部に埋込状に設けられたラッチ錠装置2に対して戸幅方向(パネル幅方向)に出没自在とされたラッチボルトのラッチ頭部でもよい。また、図1(a)では、図示を省略しているが、戸パネル1の戸先側端部の戸厚方向両側には、ラッチ錠装置2に連結されてラッチ部3を出没させるハンドルが設けられる。このようなハンドルとしては、レバー状のものや、握玉状のもの、いわゆるプッシュプルハンドル等でもよい。また、ラッチ錠装置2としては、公知のものの採用が可能であり、ラッチ部3の没入を阻止するロック機構を有したものやデッドボルトを出没させるサムターンを備えたものでもよい。
【0013】
また、ラッチ部3は、戸高方向(パネル長手方向)中央CLよりも下方側に位置するように設けられている。つまり、戸パネル1の下端面からラッチ部3(ラッチ部3の上下方向中心(ラッチセンター))までの戸高方向に沿うラッチ下方側高さ寸法H2よりも戸パネル1の上端面からラッチ部3までの戸高方向に沿うラッチ上方側高さ寸法H3が大とされている。ラッチ下方側高さ寸法H2は、ラッチ錠装置2に連結されるハンドルの高さが操作し易い高さとなるように、適宜の高さとしてもよく、例えば、800mm〜1000mm程度でもよく、好ましくは、850mm〜950mm程度でもよい。また、ラッチ上方側高さ寸法H3は、上記した戸パネル1自体の戸高寸法H1やラッチ下方側高さ寸法H2に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、ラッチ上方側高さ寸法H3を、ラッチ下方側高さ寸法H2の1.9倍程度とした例を示している。
なお、戸パネル1の吊元側端部に、開口部の吊元側縦枠等に固定される蝶番等の回転連結部材を受け入れる凹所を設けた構成としてもよい。
【0014】
パネル芯材10は、図1(b)に示すように、枠体を構成する四周枠11を有している。
四周枠11は、上端部に設けられた上横枠部12と、戸幅方向両側に対状に設けられた両側の縦枠部13,13と、下端部に設けられた下横枠部16と、を備えている。また、本実施形態では、四周枠11内に、複数の桟材17,18,19,20と、コア材27と、を設けた構成としている。四周枠11を構成する各枠部12,13,13,16、複数の桟材17,18,19,20及びコア材27の戸厚方向に沿う寸法は、互いに略同寸法とされている。
【0015】
上横枠部12は、戸幅方向に延びるように長尺状とされている。本実施形態では、上横枠部12の下方側に戸幅方向に延びるように長尺状とされた横桟材を設けた構成としている。また、上横枠部12の下方側に複数(図例では、3本)の横桟材を積み重ねるように設けた構成としている。これら横桟材を含んで上横枠部12として把握するようにしてもよい。つまり、上横枠部12を、複数の横桟材を戸高方向に隣接させて接合した構成としてもよい。このような構成とすれば、上横枠部12の剛性を効果的に向上させることができ、反りや変形等を抑制することができる。また、上横枠部12を、パネル芯材10の上端部に埋込状に設けられる種々の部材の下地として利用したり、戸高寸法H1の調整代として利用したりすることもできる。
【0016】
下横枠部16は、戸幅方向に延びるように長尺状とされている。本実施形態では、上横枠部12と概ね同様、下横枠部16の上方側に戸幅方向に延びるように長尺状とされた横桟材を設けた構成としている。図例では、下横枠部16の上方側に1本の横桟材を設けた例を示しているが、複数の横桟材を積み重ねるように設けた構成としてもよい。また、横桟材を含んで下横枠部16として把握するようにしてもよい。つまり、下横枠部16を、複数の横桟材を戸高方向に隣接させて接合した構成としてもよい。この下横枠部16を構成する横桟材及び上横枠部12を構成する横桟材の戸高方向に沿う幅寸法は、互いに略同寸法とされている。
また、本実施形態では、これら上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とをいわゆる縦勝状に接合した構成としている。つまり、両側の縦枠部13,13の上端部及び下端部の互いに向き合う内側面に上横枠部12及び下横枠部16の長手方向の各端面を当接させ、これら上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とを接合した構成としている。なお、上横枠部12及び下横枠部16を構成する横桟材同士及び上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とは、ステープル(いわゆるU針)等の止具6(図2(b)参照)や接着剤等を用いて接合されたものでもよい。
【0017】
両側の縦枠部13,13は、戸高方向に延びるように長尺状とされている。本実施形態では、これら両側の縦枠部13,13のうちの少なくとも一方の縦枠部13,13を、木質系材料から形成された2つの縦桟部14,15を戸幅方向に隣接させて接合した構成としている。このような構成とすれば、少なくとも一方の縦枠部13,13を、単一の縦桟材からなるものとした場合と比べて、剛性を効果的に向上させることができ、反りや変形等を抑制することができる。
また、2つの縦桟部14,15のうちの一方の第1縦桟部14を、戸高方向一方側の長尺縦桟材14aと戸高方向他方側の短尺縦桟材14bとを接合した構成としている。また、2つの縦桟部14,15のうちの他方の第2縦桟部15を、戸高方向他方側の長尺縦桟材15aと戸高方向一方側の短尺縦桟材15bとを接合した構成としている。
【0018】
上記のような構成とすれば、各縦桟部14,15を、戸高寸法H1に応じた一本の長尺な縦桟材によって構成したものと比べて、2つの縦桟材14,15のうちの少なくとも一つ(例えば、長尺縦桟材)を戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1に対して適用することができ、長尺部材の共用化を図ることができる。また、比較的に戸高寸法H1が大とされた戸パネル1を構成する長尺部材の調達性を向上させることができ、このような戸パネル1を容易に実現することができる。また、各縦枠部13,13を構成する縦桟部14,15のそれぞれを、3本以上の縦桟材を備えた構成としたものと比べて、構造の簡略化が図れ、また、長尺縦桟材14a,15aによって剛性を確保することができる。
また、第1縦桟部14を、戸高方向一方側の長尺縦桟材14aと戸高方向他方側の短尺縦桟材14bとを接合した構成とし、第2縦桟部15を、戸高方向他方側の長尺縦桟材15aと戸高方向一方側の短尺縦桟材15bとを接合した構成としている。このような構成とすれば、各縦桟部14,15のそれぞれの接合位置4,5が互いに戸高方向で異なる位置となり、例えば、接合位置4,5を戸高方向で同位置(同高さ位置)としたものと比べて、剛性が低下するようなことを抑制することができる。
【0019】
本実施形態では、両側の縦枠部13,13の両方を、木質系材料から形成された2つの縦桟部14,15を戸幅方向に隣接させて接合した構成としている。このような構成とすれば、戸パネル1の戸幅方向両端部の縦枠部13,13の剛性を効果的に向上させることができ、反りや変形等を抑制することができる。なお、これら両側の縦枠部13,13は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
図3(a)に示すように、縦枠部13の第1縦桟部14と第2縦桟部15とは、互いに略同長さとされ、戸高寸法H1に応じた長さとされている。つまり、各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7と短尺縦桟材14b,15bの長さ寸法H8とを足し合わせた寸法が戸高寸法H1と略同寸法とされている。また、図例では、戸幅方向外側の縦桟部を第1縦桟部14とし、戸幅方向中央側の縦桟部を第2縦桟部15としている。
【0020】
また、本実施形態では、第1縦桟部14及び第2縦桟部15の戸幅方向に沿う幅寸法W,Wを互いに略同寸法としている。また、これら縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15a同士及び短尺縦桟材14b,15b同士を略同長さとしている。つまり、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aの長さ寸法H7と第2縦桟部15の長尺縦桟材15aの長さ寸法H7とを略同長さとしている。また、第1縦桟部14の短尺縦桟材14bの長さ寸法H8と第2縦桟部15の短尺縦桟材15bの長さ寸法H8とを略同長さとしている。このような構成とすれば、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aと第2縦桟部15の長尺縦桟材15aとを同一部品とでき、また、第1縦桟部14の短尺縦桟材14bと第2縦桟部15の短尺縦桟材15bとを同一部品とできる。つまり、縦枠部13の各縦桟部14,15を、互いに略同長さとされた長尺縦桟材14a,15aと互いに略同長さとされた短尺縦桟材14b,15bとによって構成することができる。また、各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aを、戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1のそれぞれに対して長さ調整されずに適用される構成とし、短尺縦桟材14b,15bを、戸高寸法H1に応じて長さ調整される調整部材とすることができる。これにより、長尺縦桟材14a,15aを戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1のそれぞれに対して共通部品とすることができ、長尺部材の共用化をより効果的に図ることができる。
【0021】
また、これら第1縦桟部14及び第2縦桟部15の戸幅方向に沿う幅寸法W,Wは、上下の横枠部12,16を構成する横桟材の戸高方向に沿う幅寸法と略同寸法とされている。
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、2つの縦桟部14,15のそれぞれの縦桟材14a,14b,15a,15bの接合位置4,5を、当該戸パネル1を戸高方向に3等分した中央部以外の位置に設けた構成としている。このような構成とすれば、接合位置4,5を戸高方向中央部に設けたものと比べて、互いの接合位置4,5が戸高方向に離間した位置となり、剛性の低下をより効果的に抑制することができる。
第1縦桟部14は、戸高方向一方側となる下方側に長尺縦桟材14aを設け、この長尺縦桟材14aの上方側に短尺縦桟材14bを接合した構成とされている。つまり、この第1縦桟材14の長尺縦桟材14aと短尺縦桟材14bとの接合位置4は、上端側に片寄るように位置している。また、この接合位置4は、戸パネル1を戸高方向に3等分した上側等分ラインL1よりも上側に位置する。つまり、接合位置4は、戸パネル1の上端面から上側等分ラインL1までの間に位置している。
また、第2縦桟部15は、戸高方向他方側となる上方側に長尺縦桟材15aを設け、この長尺縦桟材15aの下方側に短尺縦桟材15bを接合した構成とされている。つまり、この第2縦桟材15の長尺縦桟材15aと短尺縦桟材15bとの接合位置5は、下端側に片寄るように位置している。また、この接合位置5は、戸パネル1を戸高方向に3等分した下側等分ラインL2よりも下側に位置する。つまり、接合位置5は、戸パネル1の下端面から下側等分ラインL2までの間に位置している。
【0022】
これら各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7は、上記のように接合位置4,5が戸高方向中央部に位置しないように、短尺縦桟材14b,15bの長さ寸法H8よりも大とすればよい。また、長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7は、上記したような標準的な戸高寸法に応じた長さ寸法(例えば、1800mm〜2100mm程度)としてもよい。また、短尺縦桟材14b,15bの長さ寸法H8は、戸高寸法H1及び長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7に応じて適宜の長さとすればよい。
また、本実施形態では、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aを下方側に設け、第2縦桟部15の長尺縦桟材15aを上方側に設けた例を示しているが、これらを逆側に設けた構成としてもよい。つまり、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aを上方側に設け、第2縦桟部15の長尺縦桟材15aを下方側に設けた構成としてもよい。なお、第1縦桟部14の縦桟材14a,14b同士、第2縦桟部15の縦桟材15a,15b同士及び縦桟部14,15同士は、ステープル等の止具6(図2(b)参照)や接着剤等を用いて接合されたものでもよい。また、縦枠部13としては、上記のような態様に代えて、各縦桟部14,15の接合位置4,5の両方または一方が戸パネル1を戸高方向に3等分した中央部に位置するように設けられたものでもよい。また、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aの長さ寸法H7と第2縦桟部15の長尺縦桟材15aの長さ寸法H7とを異ならせてもよい。また、第1縦桟部14の幅寸法Wと第2縦桟部15の幅寸法Wとを異ならせてもよい。
【0023】
また、本実施形態では、これら両側の縦枠部13,13の戸幅方向外側に向く外側面に、面材28の端部が差し込まれる差込溝13a,13aを全長に亘って設けた構成としている。これら戸幅方向両側の差込溝13a,13aは、戸幅方向外側に向けて開口するように設けられている。また、これら差込溝13a,13aを、各縦枠部13,13の戸厚方向略中心に位置するように設けた構成としている。これら差込溝13a,13aの戸幅方向に沿う溝深さ寸法及び戸厚方向に沿う溝幅寸法は、面材28の端部の差込性や保持性等の観点から適宜の寸法としてもよい。また、これら差込溝13a,13aは、パネル芯材10が組み付けられた後に切削等によって形成されたものでもよい。
面材28は、図2(a)に示すように、戸パネル1の四周表面(戸厚方向両面及び戸幅方向両側端面)が化粧面となるようにパネル芯材10の四周表面に貼着されている。また、面材28は、MDF(中密度繊維板)等の木質系ボードやガラス繊維等の強化繊維シートを含んだ繊維強化樹脂層等の基材の表面側に突板や樹脂シート等の化粧シートが貼着された構成とされたものでもよい。また、面材28は、裏面側のパネル芯材10の角部に応じた位置に折曲溝が設けられたものでもよい。また、図例では、パネル芯材10の戸厚方向両側のそれぞれに設けられた二枚の面材28,28によって四周の化粧面を構成した例を示しているが、一枚の面材28によって四周の化粧面を構成する態様としてもよい。この場合は、一方の縦枠部13に差込溝13aを設けていない構成としてもよい。なお、パネル芯材10の四周表面に面材28を設けた態様に代えて、パネル芯材10の戸厚方向両側のみに面材28を設けた態様等としてもよい。
【0024】
また、戸パネル1は、図1(b)及び図2(a)に示すように、パネル芯材10に、戸厚方向両側または戸幅方向両側から縦桟材20を挟むように配される一対の金属製の補強材21,21を設けた構成とされている。また、これら一対の補強材21,21には、縦桟材20が嵌め込まれる凹溝22,22が互いに向き合う方向に開口するように設けられている。このような構成とすれば、縦桟材20の戸厚方向両面及び戸幅方向の両面に、一対の補強材21,21のいずれかの片部23,24,23,24が沿わせられることとなり、縦桟材20の反りを効果的に抑制することができる。これにより、戸パネル1全体の反りを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、戸厚方向両側から縦桟材20を挟むように一対の補強材21,21を配した構成としている。このような構成とすれば、一対の補強材21,21の凹溝22,22の溝底を区画する底片部23,23が縦桟材20の戸厚方向両側の各面に沿うように設けられることとなる。これにより、戸幅方向両側から縦桟材20を挟むように一対の補強材21,21を設けたものと比べて、戸パネル1の戸厚方向両面に平行状に設けられる片部(底片部23)を効果的に大きくすることができき、戸パネル1の剛性を効果的に向上させることができる。
【0025】
また、本実施形態では、これら一対の補強材21,21の長さ寸法H4を戸高寸法H1よりも小とし、これら補強材21,21をパネル芯材10(戸パネル1)の下端側に片寄るように設けた構成としている。このような構成とすれば、比較的に戸高寸法H1が大とされた戸パネル1においてハンドル及びラッチ部3を適正な高さに位置付け可能でありながらも、閉鎖させる際に生じる戸先側端部の上端側の振動を低減することができ、異音の発生を低減することができる。つまり、比較的に比重の大きな補強材21,21を下端側に片寄るように設けた構成としているので、補強材21,21を上端側に片寄るように設けたものと比べて、戸パネル1の重心を低くすることができる。これにより、戸パネル1が閉鎖される際に生じ易くなる戸先側端部のラッチ部3から離間した部位となる上端側の戸厚方向への振動を抑制することができる。つまりは、閉鎖側に移動する戸パネル1のラッチ部3よりも上方側の上端側が慣性力によって振動するようなことを低減することができる。また、このように補強材21,21を戸高寸法H1よりも短い寸法とすれば、例えば、これら補強材21,21を、戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1に対して適用することもできる。つまり、戸パネル1の補強材21,21よりも上側部位の寸法(上端側戸高寸法)H6を異ならせることで、戸高寸法H1の異なる戸パネルを容易に実現することもできる。
【0026】
また、本実施形態では、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を、少なくとも戸幅方向一方側に位置するように設けた構成としている。このような構成とすれば、戸パネル1の少なくとも戸幅方向一方側における反りを抑制することができる。また、本実施形態では、これら一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を、戸幅方向中央よりも戸先側に位置するように設けた構成としている。このような構成とすれば、戸パネル1の戸先側の反りを抑制することができる。これにより、本実施形態のように戸パネル1を開き戸とした場合には、戸先側を戸当たりに安定的に当接させることができる。また、戸幅方向中央部位や吊元側のみに補強材21,21を設けたものと比べて、戸パネル1が閉鎖される際に生じる戸先側端部の上端側の戸厚方向への振動をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を、戸幅方向両側部位に設けた構成としている。このような構成とすれば、戸パネル1の戸幅方向両側の反りを抑制することができる。なお、戸先側の縦桟材20及び補強材21,21と吊元側の縦桟材20及び補強材21,21とは、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
【0027】
縦桟材20及び補強材21,21は、戸高方向に延びるように長尺状とされている。
補強材21,21の長さ寸法H4は、ラッチ部3の高さ等に応じて、また、反りを抑制する観点や軽量化を図る観点等から適宜の長さ寸法としてもよい。これら補強材21,21の長さ寸法H4は、例えば、戸高寸法H1の3/5〜17/20程度の寸法としてもよく、さらには、戸高寸法H1の20/27〜5/6程度の寸法としてもよい。例えば、これら補強材21,21の長さ寸法H4を、2000mm程度とした場合には、戸高寸法H1を、2400mm〜2700mm程度等としてもよい。また、戸厚方向両側の補強材21,21は、互いに略同長さとされている。図例では、これら補強材21,21の長さ寸法H4を、上記した縦枠部13の各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7と略同長さとし、戸高寸法H1の3/4程度の寸法とした例を示している。
また、下端側に片寄って設けられる補強材21,21の高さ位置(戸パネル1の長手方向における位置)は、ラッチ部3の高さ等に応じて、適宜の高さ位置とすればよい。これら戸厚方向両側の補強材21,21は、互いに略同高さに位置するように設けられている。また、本実施形態では、これら補強材21,21を長手方向に3等分した中央部がラッチ部3の高さとなるように、これら補強材21,21を設けた構成としている。つまり、戸幅方向に見て、ラッチ部3と補強材21,21を長手方向に3等分した中央部とが重なり合う位置となるように補強材21,21を設けた構成としている。
【0028】
また、本実施形態では、補強材21,21を、下横枠部16との間に間隔を空けるように設けた構成としている。つまり、補強材21,21を、戸パネル1の下端部近傍に至るまで設けずに、戸パネル1の下端側に補強材21,21の存在しない部位を設けた構成としている。つまりは、本実施形態では、戸パネル1の上下両側に補強材21,21の存在しない部位を設けた構成としている。補強材21,21の下端から戸パネル1の下端面までの戸高方向に沿う下端側戸高寸法H5は、補強材21,21の上端から戸パネル1の上端面までの戸高方向に沿う上端側戸高寸法H6よりも小とすればよい。この下端側戸高寸法H5は、上端側戸高寸法H6の1/2〜1/5程度の寸法としてもよい。
【0029】
また、本実施形態では、縦桟材20及び補強材21,21の長さ寸法H4を、互いに略同寸法としている。つまり、縦桟材20を、戸パネル1の全長に亘って設けずに、その長さ寸法H4を戸高寸法H1よりも小とし、かつ下端側に片寄らせて設けた構成としている。
また、縦桟材20の上端部を、上横枠部12の下方側に戸高方向に間隔を空けて設けられた上横桟としての横桟17に接合した構成としている。このような構成とすれば、横桟17によってパネル芯材10の剛性を向上させることができる。また、補強材21,21及びこれらに嵌め込まれた縦桟材20を共通部品として戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1に対して適用することができる。つまり、戸パネル1の横桟17よりも上側部位の寸法を異ならせることで、戸高寸法H1の異なる戸パネル1を容易に実現することもできる。
【0030】
また、縦桟材20の下端部を、下横枠部16の上方側に戸高方向に間隔を空けて設けられた下横桟としての横桟17に接合した構成としている。つまり、本実施形態では、上下の横枠部12,16の戸高方向中央側に間隔を空けて上下の横桟17,17を両側の縦枠部13,13間に架け渡すように設けた構成としている。これら上下の横桟17,17は、戸幅方向に延びるように長尺状とされ、互いに同様の構成とされている。これら上下の横桟17,17と両側の縦枠部13,13とは、ステープル等の止具6(図2(b)参照)や接着剤等を用いて接合されたものでもよい。
また、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部に、戸幅方向及び戸高方向に沿う寸法が中空部の戸幅方向及び戸高方向に沿う寸法に応じた寸法とされたコア材27を収納させた構成としている。つまり、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部には、桟材等が設けられておらず、コア材27が略全域に亘って収納されている。このような構成とすれば、中空にしたものと比べて、戸パネル1の上端側部位の厚さ方向の強度の低下を抑制することができる。また、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部に複数の桟材を設けたようなものと比べて、戸パネル1の上端側部位の軽量化を図ることができ、戸パネル1の重心を効果的に低くすることができる。また、このような中空部に収納されるコア材27は、桟材に比べて加工性が良いため、上端側部位の寸法を異ならせて戸高寸法H1の異なる戸パネル1を容易に実現することもできる。
(【0031】以降は省略されています)

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