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公開番号2021038606
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210311
出願番号2019161907
出願日20190905
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人特許業務法人広和特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20210212BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】車体をメンテナンスするときに作業姿勢を安定させ、作業性を向上する。
【解決手段】把手装置11は、建屋カバー10に設けられ、建屋カバー10の板厚方向に貫通した回動孔12Dおよび回動孔12Dから径方向に延びた貫通溝12Eを有している保持部12と、保持部12の外側面12Cに当接する当接面14Aを備えた取付部14、取付部14の当接面14Aと反対側に設けられたグリップ15および取付部14の当接面14Aに設けられた係合部材16からなる把手本体13とにより構成されている。把手本体13の係合部材16は、保持部12の回動孔12Dに回動可能に挿入される回動軸16Aと、回動軸16Aから径方向に延び、貫通溝12Eを通過した回動位置で回動軸16Aを中心に回動されることにより、貫通溝12Eからずれて保持部12に係合される係合突起16Bとにより構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、前記車体に設けられ各種機器類を覆う建屋カバーと、前記建屋カバーに設けられ作業者が掴まる把手装置とを備えてなる建設機械において、
前記把手装置は、
前記建屋カバーに設けられ、前記建屋カバーの板厚方向に貫通した回動孔および前記回動孔から径方向に延びた貫通溝を有している保持部と、
前記保持部の外側面に当接する当接面を備えた取付部、前記取付部の前記当接面と反対側に設けられたグリップおよび前記取付部の前記当接面に設けられた係合部材からなる把手本体とにより構成され、
前記把手本体の前記係合部材は、
前記保持部の前記回動孔に回動可能に挿入される回動軸と、
前記回動軸から径方向に延び、前記貫通溝を通過した回動位置で前記回動軸を中心に回動されることにより、前記貫通溝からずれて前記保持部に係合される係合突起とにより構成されていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記保持部には、前記係合突起が前記貫通溝から離間した位置まで回動されたときに前記係合突起に当接することにより、前記把手本体の回動を規制して前記グリップを位置決めするストッパ部が設けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項1に記載の建設機械において、
前記保持部は、前記建屋カバーに取付けられ前記回動孔および前記貫通溝を有するブロック体からなり、
前記ブロック体には、前記回動孔および前記貫通溝に入り込んだ異物を排出するための排出溝が設けられていることを特徴とする建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関する。
続きを表示(約 6,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載され下部走行体と共に車体を形成する上部旋回体と、上部旋回体に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とを含んで構成されている。
【0003】
油圧ショベルは、上部旋回体に搭載された各種機器類のメンテナンスが定期的に行われる。このメンテナンス時には、作業姿勢を安定させることが望まれる。そこで、油圧ショベルの上部旋回体には、作業者の身体を支えるための手摺り部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015−21232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、手摺り部材は、一般的に、メンテナンスの頻度が高い場所に設けられている。このために、手摺り部材が設けられていない場所で作業する場合には、作業姿勢を安定させることができず、作業性が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、車体に設けられた各種機器類をメンテナンスするときに作業姿勢を安定させることにより、作業性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明による建設機械は、車体と、前記車体に設けられ各種機器類を覆う建屋カバーと、前記建屋カバーに設けられ作業者が掴まる把手装置とを備えてなる建設機械において、前記把手装置は、前記建屋カバーに設けられ、前記建屋カバーの板厚方向に貫通した回動孔および前記回動孔から径方向に延びた貫通溝を有している保持部と、前記保持部の外側面に当接する当接面を備えた取付部、前記取付部の前記当接面と反対側に設けられたグリップおよび前記取付部の前記当接面に設けられた係合部材からなる把手本体とにより構成され、前記把手本体の前記係合部材は、前記保持部の前記回動孔に回動可能に挿入される回動軸と、前記回動軸から径方向に延び、前記貫通溝を通過した回動位置で前記回動軸を中心に回動されることにより、前記貫通溝からずれて前記保持部に係合される係合突起とにより構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車体に設けられた各種機器類をメンテナンスするときに作業姿勢を安定させることができ、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態による油圧ショベルを示す左側面図である。
図1の油圧ショベルの平面図である。
上部旋回体の中央付近を右前方からみた要部拡大の斜視図である。
把手装置の把手本体を取外した状態の上部旋回体を、図3と同様位置からみた要部拡大の斜視図である。
把手装置を示す斜視図である。
係合部材の係合突起を保持部の貫通溝からずらした状態の把手装置を、保持部側からみた動作説明図である。
係合部材の係合突起が保持部のストッパ部に当接した状態を、図6と同様位置からみた動作説明図である。
保持部を単体で示す斜視図である。
把手本体を単体で示す斜視図である。
エンジンカバーの上面に設けた保持部に把手本体が取付けられている状態の上部旋回体を左前方からみた要部拡大の斜視図である。
複数(3個所)の保持部にそれぞれ把手本体が取付けられている状態の上部旋回体を図10と同様位置からみた要部拡大の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態による建設機械として、油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図11を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態では、下部走行体が自走する前,後方向に対して直交した水平方向を左,右方向とし、各機器、部材の構成、配置について説明する。
【0011】
図1において、建設機械としての油圧ショベル1は、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に設けられた上部旋回体4と、上部旋回体4に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置5とを含んで構成されている。この場合、下部走行体2と上部旋回体4とは、油圧ショベル1の車体を構成している。また、旋回装置3は、下部走行体2と上部旋回体4との間に設けられた旋回輪3Aと、後述の旋回モータ9とにより構成されている。
【0012】
図2に示すように、旋回フレーム6は、上部旋回体4の支持構造体を形成している。旋回フレーム6は、左,右方向の中央部に位置して前,後方向に延びる底板6Aと、底板6A上に左,右方向に間隔をもって立設され前,後方向に延びた左縦板6B、右縦板6Cと、各縦板6B,6Cから左,右方向に離間した位置で前,後方向に延びた左サイドフレーム6D(図1参照)、右サイドフレーム(図示せず)とにより構成されている。
【0013】
旋回フレーム6には、各種機器類として、左前部に位置してオペレータが搭乗するキャブ7と、後部に位置して作業装置5との重量バランスをとるカウンタウエイト8と、キャブ7とカウンタウエイト8との間に配置されたエンジン、油圧ポンプ、コントロールバルブ(いずれも図示せず)と、旋回モータ9等が設けられている。
【0014】
建屋カバー10は、上部旋回体4に設けられ、各種機器類、即ち、エンジン、油圧ポンプ、コントロールバルブ、旋回モータ9等を覆っている。
【0015】
旋回モータ9は、旋回フレーム6の旋回中心の近傍に2台設けられている。各旋回モータ9は、下部走行体2上で上部旋回体4を回転させるための動力源であり、油圧モータと減速装置とから構成されている。各旋回モータ9は、左縦板6Bと右縦板6Cとの間に位置して底板6Aに取付けられている。各旋回モータ9の後側の一部は、後述する建屋カバー10の中央カバー部10Dに覆われている。なお、実施形態では、2台の旋回モータ9を用いているが、旋回モータ9の個数は、1台でもよい。
【0016】
建屋カバー10は、上部旋回体4に設けられており、前述した各種機器類を覆っている。建屋カバー10は、旋回フレーム6の左サイドフレーム6Dから上側に延びた左側面カバー部10Aと、旋回フレーム6の右サイドフレームから上側に延びた右側面カバー部10Bと、左側面カバー部10Aの上部と右側面カバー部10Bの上部とに亘って設けられた上面カバー部10Cと、上面カバー部10Cの前側に設けられた中央カバー部10Dと、上面カバー部10Cの後側に設けられたエンジンカバー部10Eとにより構成されている。左側面カバー部10Aは、キャブ7とカウンタウエイト8との間に配置されている。右側面カバー部10Bは、カウンタウエイト8の前側に配置されている。上面カバー部10Cは、エンジン、油圧ポンプ等の上側に配置されている。中央カバー部10Dは、作業装置5のフート部5Aの後側に位置して、各旋回モータ9の一部を覆う位置に配置されている。エンジンカバー部10Eは、上面カバー部10Cと共にエンジン等の上側を開閉可能に覆っている。
【0017】
ここで、中央カバー部10D、エンジンカバー部10Eの左側面10E1、エンジンカバー部10Eの上面10E2には、それぞれ後述する把手装置11の保持部12が設けられている。
【0018】
次に、実施形態の特徴部分となる把手装置11について説明する。本実施形態では、把手装置11の保持部12を建屋カバー10の3個所に配置した場合を例示している。
【0019】
図2および図3に示すように、把手装置11は、油圧ショベル1に備えられている。把手装置11は、例えば、メンテナンス時に作業者が掴まることで、作業者の作業姿勢を安定させる。把手装置11は、上部旋回体4の建屋カバー10に設けられている。把手装置11は、3個(3個所)の保持部12と1個の把手本体13とにより構成されている。例えば、1個目の保持部12は、中央カバー部10Dに設けられている。2個目の保持部12は、エンジンカバー部10Eの左側面10E1に設けられている。さらに、3個目の保持部12は、エンジンカバー部10Eの上面10E2に設けられている。
【0020】
各保持部12のうち、メンテナンスを行う場所の近くの保持部12には、把手本体13が取付けられている。一方、把手本体13は、メンテナンス以外のときは、保持部12から取外すことができる。1個目の保持部12から取外した把手本体13は、エンジンカバー部10Eの左側面10E1に設けられた2個目の保持部12、エンジンカバー部10Eの上面10E2に設けられた3個目の保持部12にも取付けることができる。図5に示すように、把手装置11は、保持部12と把手本体13とにより構成されている。
【0021】
保持部12は、建屋カバー10の3個所に設けられている。3個の保持部12は、同一形状をしているから、中央カバー部10Dに設けられた1個目の保持部12について説明する。図8に示すように、保持部12は、扁平な直方体状のブロック体として形成されている。保持部12は、中央カバー部10Dに対面する取付面12Aと、取付面12Aと反対側の外側面12Bと、取付面12Aと外側面12Bとの間の側面12Cとを有している。板状に形成された扁平な保持部12は、中央カバー部10Dから大きく突出することがないから、通行や作業の邪魔にならない。保持部12は、中央カバー部10Dに取付面12Aを当接させた状態で、溶接手段を用いて中央カバー部10Dに取付けられている。なお、保持部12は、溶接以外にもボルトを用いて中央カバー部10Dに取付ける構成としてもよい。
【0022】
保持部12の中央には、板厚方向、即ち、取付面12Aと外側面12Bとに亘って貫通した回動孔12Dが設けられている。回動孔12Dは、円形孔として形成されている。回動孔12Dには、把手本体13の回動軸16Aが回動可能に挿入される。
【0023】
また、保持部12には、回動孔12Dから径方向の外側に延びた貫通溝12Eが設けられている。この貫通溝12Eは、係合突起16Bよりも僅かに大きく、回動孔12Dの直径寸法よりも小さな幅寸法をもった角溝(長方形状の空間)として形成されている。ここで、例えば、保持部12は、主に選択される作業姿勢を考慮し、把手本体13のグリップ15を掴んで体重を掛ける方向と反対側に貫通溝12Eが位置するように、建屋カバー10に取付けられている。
【0024】
保持部12には、取付面12A側に位置して、突起動作凹部12Fが設けられている。突起動作凹部12Fは、係合突起16Bの厚さ寸法(回動軸16Aの軸方向の寸法)よりも僅かに深い半円形凹部(扇状凹部)として形成されている。把手本体13の係合突起16Bは、保持部12の貫通溝12Eに挿入した状態で、回動軸16Aを中心にして時計回り、反時計回りのいずれの方向に回しても着脱することができる。突起動作凹部12Fの底面12F1は、貫通溝12Eからずれた係合突起16Bが係合(当接)する係合面となっている。
【0025】
ここで、保持部12を中央カバー部10Dに取付けた構成では、突起動作凹部12Fと中央カバー部10Dとの間に空間が形成される。この空間には、回動孔12D、貫通溝12Eを通じて、土砂、雪等の異物が入り込むことが考えられる。空間に異物が入り込んだ状態では、回動孔12D、貫通溝12Eに対して回動軸16A、係合突起16Bを挿入し難くなる。そこで、ブロック体として形成された保持部12には、排出溝12Gが設けられている。排出溝12Gは、回動孔12Dおよび貫通溝12Eを挟んで、それぞれ反対側に延びた一対の凹溝として形成されている。これにより、各排出溝12Gは、回動孔12Dおよび貫通溝12Eに入り込んだ異物を側面12Cから排出させる(掻き出す)ことができる。
【0026】
保持部12には、ストッパ部12Hが設けられている。ストッパ部12Hは、把手本体13が時計回り、反時計回りに回動された場合でも、回動を規制できるように、回動孔12D、貫通溝12Eを挟んで、2個所(対称位置)に設けられている。各ストッパ部12Hは、把手本体13を構成する係合部材16の回動軸16Aおよび係合突起16Bを、保持部12の回動孔12Dおよび貫通溝12Eに挿通させ、この状態から把手本体13を時計回り、反時計回りのいずれかの方向に回動したとき、係合突起16Bの側面と当接して把手本体13の回動を規制する。この場合、ストッパ部12Hは、係合突起16Bが貫通溝12Eから離間した位置まで、具体的には、係合突起16Bが貫通溝12Eを通過させた位置から90°回動させたときに係合突起16Bの側面が当接する位置に配置されている。これにより、ストッパ部12Hは、グリップ15を掴んで体重を掛けたときの方向と直交する方向にグリップ15の把持部分15Aが延びた状態となるように、把手本体13を使用位置(掴んで負荷を掛けることができる位置)に位置決めできる。
【0027】
一方、図9に示すように、把手本体13は、把手装置11を構成し、3個(3個所)の保持部12に着脱可能に取付けられる。把手本体13は、取付部14とグリップ15と係合部材16とからなる。また、把手本体13は、メンテナンスを行う作業者が容易に持ち運ぶことができる重量に設定されている。
【0028】
取付部14は、長方形状の板体として形成されている。取付部14は、保持部12の外側面12Bに当接する当接面14Aと、当接面14Aと板厚方向で反対側に位置するグリップ取付面14Bとを有している。また、取付部14には、当接面14Aの周辺に位置して面取り部14Cが設けられている。これにより、取付部14は、当接面14Aが保持部12の外側面12Bに当接した状態で回動されたとき、面取り部14Cによって外側面12Bの凹凸や付着した異物(砂等)を乗り越え易くなるから、スムーズに回動することができる。また、面取り部14Cは、外側面12Bが傷ついたり、塗装が剥げたりすることを抑制することができる。なお、実施形態では、面取り部14Cは、平面からなるC面取りとして加工した場合を例示しているが、湾曲面からなるR面取りとしてもよい。
【0029】
グリップ15は、取付部14のグリップ取付面14Bに設けられている。グリップ15は、把持部分15Aが取付部14の長手方向に延びたU字状の棒状体として形成されている。この場合、把持部分15Aの長さ寸法は、作業者が片方の手で掴むのに必要な寸法、即ち、掴んだ手がずれ難い寸法に設定されている。これにより、作業者は、グリップ15の片寄った位置を掴むことができなくなるため、誤って把手本体13を回動させる事態を防ぐことができる。
【0030】
係合部材16は、取付部14の当接面14Aの中央に配置されている。係合部材16は、保持部12の回動孔12Dおよび貫通溝12Eに対応した形状をしている。係合部材16は、保持部12の回動孔12Dに挿入される回動軸16Aと、回動軸16Aに一体形成され、貫通溝12Eに挿入される係合突起16Bとにより構成されている。
(【0031】以降は省略されています)

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