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公開番号2021032156
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210301
出願番号2019153287
出願日20190823
発明の名称圧縮機
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F04C 28/28 20060101AFI20210201BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】モータ保護装置の動作温度を低く設定することなく、更に高圧空間にある高圧冷媒が設定温度以上となった場合には、タイムラグ無くモータ保護装置が動作する圧縮機を提供すること。
【解決手段】高圧空間16にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、高圧空間16にある高圧冷媒を高圧空間16から流出させる高温保護装置90を設け、高温保護装置90には、高圧空間16から流出する高圧冷媒を導入する第1冷媒導出管101を接続し、第1冷媒導出管101に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置83に当たるように第1冷媒導出管101から導出し、第1冷媒導出管101から導出する高圧冷媒によって、モータ保護装置83が動作して、電動機部30への電源供給を停止することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
密閉容器内に圧縮機構部と電動機部とを備え、前記圧縮機構部と前記電動機部とを駆動軸によって連結し、前記電動機部が所定温度以上になると前記電動機部への電源供給を停止するモータ保護装置を前記電動機部に設け、前記密閉容器内には、前記圧縮機構部で圧縮された後の高圧冷媒で満たされる高圧空間を有する圧縮機であって、前記高圧空間にある前記高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、前記高圧空間にある前記高圧冷媒を前記高圧空間から流出させる高温保護装置を設け、前記高温保護装置には、前記高圧空間から流出する前記高圧冷媒を導入する第1冷媒導出管を接続し、前記第1冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第1冷媒導出管から導出し、前記第1冷媒導出管から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置が動作して、前記電動機部への電源供給を停止することを特徴とする圧縮機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記高温保護装置を、前記設定温度以上になると動作するバイメタルと、前記バイメタルに前記高圧空間の前記高圧冷媒を導く高圧室側開口部と、前記バイメタルが前記設定温度以上で動作することで開放される低圧室側開口部とで構成し、前記低圧室側開口部から前記第1冷媒導出管に、前記高圧空間にある前記高圧冷媒が導入されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記高圧空間にある前記高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、前記高圧空間にある前記高圧冷媒を前記高圧空間から流出させる高圧保護装置を設け、前記高圧保護装置には、前記高圧空間から流出する前記高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管を接続し、前記第2冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第2冷媒導出管から導出し、前記第2冷媒導出管から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置が動作して、前記電動機部への電源供給を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記高圧保護装置を、前記設定圧力以上になると動作するばね材と、前記高圧空間の前記高圧冷媒を導入する高圧室側通路と、前記高圧室側通路を閉塞して前記ばね材とともに動作する閉塞材とで構成し、前記ばね材が前記設定圧力以上で動作することで前記閉塞材が前記高圧室側通路を開放し、前記高圧室側通路が開放されることで、前記第2冷媒導出管に、前記高圧空間にある前記高圧冷媒が導入されることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
【請求項5】
前記第1冷媒導出管の第1冷媒導出口を前記第2冷媒導出管に接続し、前記第1冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第2冷媒導出管の第2冷媒導出口から導出する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の圧縮機。
【請求項6】
前記第2冷媒導出管の第2冷媒導出口を前記第1冷媒導出管に接続し、前記第1冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第1冷媒導出管の第1冷媒導出口から導出する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の圧縮機。
【請求項7】
前記第1冷媒導出管の第1冷媒導出口、及び前記第2冷媒導出管の第2冷媒導出口を第3冷媒導出管に接続し、前記第1冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第3冷媒導出管の第3冷媒導出口から導出する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の圧縮機。
【請求項8】
密閉容器内に圧縮機構部と電動機部とを備え、前記圧縮機構部と前記電動機部とを駆動軸によって連結し、前記電動機部が所定温度以上になると前記電動機部への電源供給を停止するモータ保護装置を前記電動機部に設け、前記密閉容器内には、前記圧縮機構部で圧縮された後の高圧冷媒で満たされる高圧空間を有する圧縮機であって、前記高圧空間にある前記高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、前記高圧空間にある前記高圧冷媒を前記高圧空間から流出させる高圧保護装置を設け、前記高圧保護装置には、前記高圧空間から流出する前記高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管を接続し、前記第2冷媒導出管に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置に当たるように前記第2冷媒導出管から導出し、前記第2冷媒導出管から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置が動作して、前記電動機部への電源供給を停止することを特徴とする圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は空気調和機の室外機や冷凍機に用いられる圧縮機に関するものである。
続きを表示(約 8,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、圧縮室のガスの温度が設定値以上に上昇すると、バルブアセンブリが作動されてバイパス通路を開放させて、高圧室内部の高温高圧ガスを低圧室にバイパスさせることにより、圧縮機を保護し、圧縮機の信頼性を向上させることができる過熱防止装置を有する圧縮機を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005−180443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では、バイパス通路が開放し、高温高圧ガスが低圧室に導入されても、低圧室にあるモータ保護装置が動作するまでにはタイムラグが発生する。
このタイムラグを無くし、圧縮機を素早く停止させるためには、モータ保護装置の動作温度を低く設定する必要があるが、動作温度を低く設定すると、圧縮機が頻繁に停止してしまうという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、モータ保護装置の動作温度を低く設定することなく、更に高圧空間にある高圧冷媒が設定温度以上となった場合には、タイムラグ無くモータ保護装置が動作する圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の圧縮機は、密閉容器10内に圧縮機構部20と電動機部30とを備え、前記圧縮機構部20と前記電動機部30とを駆動軸40によって連結し、前記電動機部30が所定温度以上になると前記電動機部30への電源供給を停止するモータ保護装置83を前記電動機部30に設け、前記密閉容器10内には、前記圧縮機構部20で圧縮された後の高圧冷媒で満たされる高圧空間16を有する圧縮機であって、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒を前記高圧空間16から流出させる高温保護装置90を設け、前記高温保護装置90には、前記高圧空間16から流出する前記高圧冷媒を導入する第1冷媒導出管101を接続し、前記第1冷媒導出管101に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第1冷媒導出管101から導出し、前記第1冷媒導出管101から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置83が動作して、前記電動機部30への電源供給を停止することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の圧縮機において、前記高温保護装置90を、前記設定温度以上になると動作するバイメタル91と、前記バイメタル91に前記高圧空間16の前記高圧冷媒を導く高圧室側開口部92と、前記バイメタル91が前記設定温度以上で動作することで開放される低圧室側開口部93とで構成し、前記低圧室側開口部93から前記第1冷媒導出管101に、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒が導入されることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の圧縮機において、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒を前記高圧空間16から流出させる高圧保護装置110を設け、前記高圧保護装置110には、前記高圧空間16から流出する前記高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管102を接続し、前記第2冷媒導出管102に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第2冷媒導出管102から導出し、前記第2冷媒導出管102から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置83が動作して、前記電動機部30への電源供給を停止することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の圧縮機において、前記高圧保護装置110を、前記設定圧力以上になると動作するばね材111と、前記高圧空間16の前記高圧冷媒を導入する高圧室側通路112と、前記高圧室側通路112を閉塞して前記ばね材111とともに動作する閉塞材113とで構成し、前記ばね材111が前記設定圧力以上で動作することで前記閉塞材113が前記高圧室側通路112を開放し、前記高圧室側通路112が開放されることで、前記第2冷媒導出管102に、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒が導入されることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の圧縮機において、前記第1冷媒導出管101の第1冷媒導出口101bを前記第2冷媒導出管102に接続し、前記第1冷媒導出管101に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管102に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第2冷媒導出管102の第2冷媒導出口102bから導出することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の圧縮機において、前記第2冷媒導出管102の第2冷媒導出口102bを前記第1冷媒導出管101に接続し、前記第1冷媒導出管101に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管102に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第1冷媒導出管101の第1冷媒導出口101bから導出することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の圧縮機において、前記第1冷媒導出管101の第1冷媒導出口101b、及び前記第2冷媒導出管102の第2冷媒導出口102bを第3冷媒導出管に接続し、前記第1冷媒導出管101に導入される前記高圧冷媒、及び前記第2冷媒導出管102に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第3冷媒導出管の第3冷媒導出口から導出することを特徴とする。
請求項8記載の本発明の圧縮機は、密閉容器10内に圧縮機構部20と電動機部30とを備え、前記圧縮機構部20と前記電動機部30とを駆動軸40によって連結し、前記電動機部30が所定温度以上になると前記電動機部30への電源供給を停止するモータ保護装置83を前記電動機部30に設け、前記密閉容器10内には、前記圧縮機構部20で圧縮された後の高圧冷媒で満たされる高圧空間16を有する圧縮機であって、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、前記高圧空間16にある前記高圧冷媒を前記高圧空間16から流出させる高圧保護装置110を設け、前記高圧保護装置110には、前記高圧空間16から流出する前記高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管102を接続し、前記第2冷媒導出管102に導入される前記高圧冷媒を、前記モータ保護装置83に当たるように前記第2冷媒導出管102から導出し、前記第2冷媒導出管102から導出する前記高圧冷媒によって、前記モータ保護装置83が動作して、前記電動機部30への電源供給を停止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第1冷媒導出管から導出するため、電動機部を速やかに停止することができる。
また、本発明によれば、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管から導出するため、電動機部を速やかに停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例による圧縮機の側面断面図
同圧縮機の高温保護装置の動作を示す概略構成図
本発明の他の実施例による圧縮機の側面断面図
同圧縮機の高圧保護装置の動作を示す概略構成図
本発明の更に他の実施例による圧縮機の要部側面断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による圧縮機は、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を高圧空間から流出させる高温保護装置を設け、高温保護装置には、高圧空間から流出する高圧冷媒を導入する第1冷媒導出管を接続し、第1冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第1冷媒導出管から導出し、第1冷媒導出管から導出する高圧冷媒によって、モータ保護装置が動作して、電動機部への電源供給を停止するものである。本実施の形態によれば、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第1冷媒導出管から導出するため、電動機部を速やかに停止することができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、高温保護装置を、設定温度以上になると動作するバイメタルと、バイメタルに高圧空間の高圧冷媒を導く高圧室側開口部と、バイメタルが設定温度以上で動作することで開放される低圧室側開口部とで構成し、低圧室側開口部から第1冷媒導出管に、高圧空間にある高圧冷媒が導入されるものである。本実施の形態によれば、低圧室側開口部から第1冷媒導出管に、高圧空間にある高圧冷媒が導入されるため、バイメタルの動作からタイムラグ無く、電動機部を停止することができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による圧縮機において、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を高圧空間から流出させる高圧保護装置を設け、高圧保護装置には、高圧空間から流出する高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管を接続し、第2冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管から導出し、第2冷媒導出管から導出する高圧冷媒によって、モータ保護装置が動作して、電動機部への電源供給を停止するものである。本実施の形態によれば、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管から導出するため、電動機部を速やかに停止することができる。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による圧縮機において、高圧保護装置を、設定圧力以上になると動作するばね材と、高圧空間の高圧冷媒を導入する高圧室側通路と、高圧室側通路を閉塞してばね材とともに動作する閉塞材とで構成し、ばね材が設定圧力以上で動作することで閉塞材が高圧室側通路を開放し、高圧室側通路が開放されることで、第2冷媒導出管に、高圧空間にある高圧冷媒が導入されるものである。本実施の形態によれば、高圧室側通路が開放されることで、第2冷媒導出管に、高圧空間にある高圧冷媒が導入されるため、ばね材の動作からタイムラグ無く、電動機部を停止することができる。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による圧縮機において、第1冷媒導出管の第1冷媒導出口を第2冷媒導出管に接続し、第1冷媒導出管に導入される高圧冷媒、及び第2冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管の第2冷媒導出口から導出するものである。本実施の形態によれば、第2冷媒導出口をモータ保護装置に近接させることで、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になった場合も、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になった場合にも、電動機部を速やかに停止することができる。
【0014】
本発明の第6の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による圧縮機において、第2冷媒導出管の第2冷媒導出口を第1冷媒導出管に接続し、第1冷媒導出管に導入される高圧冷媒、及び第2冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第1冷媒導出管の第1冷媒導出口から導出するものである。本実施の形態によれば、第1冷媒導出口をモータ保護装置に近接させることで、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になった場合も、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になった場合にも、電動機部を速やかに停止することができる。
【0015】
本発明の第7の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による圧縮機において、第1冷媒導出管の第1冷媒導出口、及び第2冷媒導出管の第2冷媒導出口を第3冷媒導出管に接続し、第1冷媒導出管に導入される高圧冷媒、及び第2冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第3冷媒導出管の第3冷媒導出口から導出するものである。本実施の形態によれば、第3冷媒導出口をモータ保護装置に近接させることで、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になった場合も、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になった場合にも、電動機部を速やかに停止することができる。
【0016】
本発明の第8の実施の形態による圧縮機は、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を高圧空間から流出させる高圧保護装置を設け、高圧保護装置には、高圧空間から流出する高圧冷媒を導入する第2冷媒導出管を接続し、第2冷媒導出管に導入される高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管から導出し、第2冷媒導出管から導出する高圧冷媒によって、モータ保護装置が動作して、電動機部への電源供給を停止するものである。本実施の形態によれば、高圧空間にある高圧冷媒の冷媒圧力が設定圧力以上になると、高圧空間にある高圧冷媒を、モータ保護装置に当たるように第2冷媒導出管から導出するため、電動機部を速やかに停止することができる。
【実施例】
【0017】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例による圧縮機の側面断面図である。なお、本実施例では、圧縮機としてスクロール圧縮機を用いている。
【0018】
密閉容器10は、上下方向に軸線を有する円筒状の胴シェル11と、胴シェル11の下端に気密に溶接される椀状の下シェル12と、胴シェル11の上端に気密に溶接される椀状の上シェル13とで形成される。密閉容器10の内底部14には、油溜部15が形成されている。
【0019】
密閉容器10内には、圧縮機構部20と電動機部30とを備えている。圧縮機構部20は電動機部30の上方に配置している。圧縮機構部20と電動機部30とは駆動軸40によって連結している。
【0020】
圧縮機構部20は、固定スクロール21と旋回スクロール22とで構成されている。
固定スクロール21は、鏡板21aと、鏡板21aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ21bとで構成されている。
旋回スクロール22は、鏡板22aと、鏡板22aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ22bとで構成されている。旋回スクロール22の鏡板22aの下面の中心部には、円筒状のボス24を設けている。
固定スクロール21のラップ21bと、旋回スクロール22のラップ22bとは互いに噛み合わされ、固定スクロール21と旋回スクロール22との間に、両ラップ21b、22bによって複数の圧縮室23が形成される。
固定スクロール21の鏡板21aの中央部には吐出孔25が設けられ、吐出孔25には吐出弁26を設けている。固定スクロール21の外周には低圧の冷媒を吸入する吸入部28を設けている。
【0021】
電動機部30は、環状のステータ31と、ステータ31の内側に回転自在に構成されたロータ32とで構成される。ステータ31は密閉容器10の内周面に固定される。ロータ32は駆動軸40に固定される。
【0022】
密閉容器10の内部上方には、密閉容器10の内部を上下に仕切る仕切板50が設けられている。仕切板50は、密閉容器10の内部を、高圧空間16と低圧空間17とに区画している。高圧空間16は、圧縮機構部20で圧縮された後の高圧の冷媒で満たされる空間であり、低圧空間17は、圧縮機構部20で圧縮される前の低圧の冷媒で満たされる空間である。
【0023】
密閉容器10は、密閉容器10の外部と低圧空間17とを連通させる冷媒吸入管18と、密閉容器10の外部と高圧空間16とを連通させる冷媒吐出管19とを備えている。圧縮機は、冷媒吸入管18を介して、密閉容器10の外部に設けられた冷凍サイクル回路(図示せず)から、低圧空間17に低圧の冷媒を導入する。また、圧縮機構部20で圧縮された高圧の冷媒は、まず、高圧空間16に導入される。その後、高圧空間16から冷媒吐出管19を介して、冷凍サイクル回路に吐出される。
【0024】
固定スクロール21及び旋回スクロール22の下方には、旋回スクロール22を支持する主軸受60が設けられている。旋回スクロール22は、固定スクロール21と主軸受60との間に配置される。主軸受60は、中心部に軸受61を形成し、密閉容器10の内壁に固定される。
旋回スクロール22と主軸受60との間には、自転抑制部材(オルダムリング)27が設けられている。オルダムリング27は、旋回スクロール22の自転を防止する。これにより、旋回スクロール22は、固定スクロール21に対して自転することなく、旋回運動をする。
【0025】
駆動軸40の一端側は、軸受61により軸支され、他端側は、副軸受70で軸支される。駆動軸40の上端には、駆動軸40の軸心に対して偏心した偏心軸41が設けられている。偏心軸41には、スイングリンク44が挿入され、スイングリンク44は、ボス24に摺動自在に挿入されている。ボス24は、偏心軸41によって、旋回駆動される。
【0026】
駆動軸40の内部には、潤滑油が通過する給油路42が形成されている。給油路42は、駆動軸40の軸方向に形成された貫通孔である。給油路42の一端は、駆動軸40の下端に設けられた吸込口42aとして、油溜部15内に開口している。吸込口42aの上部には、吸込口42aから給油路42に潤滑油を汲み上げるパドル43が設けられている。
給油路42は、油溜部15に貯留される潤滑油を圧縮機構部20及び軸受61に導く。
【0027】
副軸受70は、低圧空間17の下方、望ましくは、油溜部15内に設けられる。副軸受70は、円筒状に形成されて駆動軸40が挿入されるボス部71と、ボス部71から外周方向に延びて密閉容器10内周面に固定されるアーム部72とを備えている。
【0028】
圧縮機構部20、電動機部30、主軸受60、及び副軸受70は低圧空間17に配置される。電動機部30は、主軸受60と副軸受70の間に配置される。
また、固定スクロール21及び旋回スクロール22は、仕切板50と主軸受60との間に配置されている。仕切板50及び主軸受60は、密閉容器10に固定されている。固定スクロール21及び旋回スクロール22のうち、少なくとも弾性体(図示せず)が設けられた一方は、仕切板50と主軸受60との間の少なくとも一部、より詳細には、仕切板50と旋回スクロール22との間、または、固定スクロール21と主軸受60との間を、軸方向に移動自在に設けられている。
【0029】
冷媒吸入管18と圧縮機構部20の吸入部28との間には空間が形成され、冷媒吸入管18から導入される低圧冷媒は、吸入部28に導かれるとともに電動機部30周辺に導かれる。
【0030】
密閉容器10の外周面には、ターミナルカバー81が設けられ、ターミナルカバー81には、電動機部30に電源を供給する電源供給端子82を備えている。
また、電動機部30には、電動機部30が所定温度以上になると電動機部30への電源供給を停止するモータ保護装置83を設けている。モータ保護装置83は、ステータ31のコイル上面に配置している。
一方、仕切板50には、高圧空間16にある高圧冷媒の冷媒温度が設定温度以上になると、高圧空間16にある高圧冷媒を高圧空間16から流出させる高温保護装置90を設けている。
また、高温保護装置90には、高圧空間16から流出する高圧冷媒を導入する第1冷媒導出管101を接続している。
第1冷媒導出管101は、第1冷媒導入口101aから導入される高圧冷媒を、モータ保護装置83に当たるように第1冷媒導出口101bから導出する。
(【0031】以降は省略されています)

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