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公開番号2021028871
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210225
出願番号2019147190
出願日20190809
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人暁合同特許事務所
主分類H01R 13/6593 20110101AFI20210129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタの組み付け作業の効率を向上させる。
【解決手段】雄コネクタ10は、電線12の外周がシールド体15で覆われたケーブル11の端部に接続される雄コネクタ10であって、雄第1外導体51と、雄第1外導体51に組み付けられる雄第2外導体60と、を有し、雄第1外導体51と雄第2外導体60とが組み付けられた状態で、雄第1外導体51および雄第2外導体60が、電線12に接続された雄内導体20が収容される雄誘電体30を覆うようになっており、雄第1外導体51および雄第2外導体60の一方には他方に向かって突出する雄位置決め凸部57が形成されており、雄第1外導体51および雄第2外導体60の他方には雄位置決め凸部57と係合する雄スリット67が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電線の外周がシールド体で覆われたケーブルの端部に接続されるコネクタであって、
第1外導体と、前記第1外導体に組み付けられる第2外導体と、を有し、
前記第1外導体と前記第2外導体とが組み付けられた状態で、前記第1外導体および前記第2外導体が、前記電線に接続された内導体が収容される誘電体を覆うようになっており、
前記第1外導体および前記第2外導体の一方には他方に向かって突出する位置決め凸部が形成されており、前記第1外導体および前記第2外導体の他方には前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が形成されているコネクタ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第1外導体の外側に前記第2外導体が組み付けられるようになっており、
前記第1外導体に前記位置決め凸部が外方に突出して形成されており、前記第2外導体に前記位置決め凹部が形成されており、
前記位置決め凹部は、前記第1外導体と前記第2外導体とを組み付ける組み付け方向に沿って延びるスリットである請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第2外導体は、前記第1外導体の外周に圧着する圧着片を有し、
前記圧着片の側縁が前記スリットの口縁を形成する請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1外導体と前記第2外導体とが組み付けられた状態でハウジング内に収容されるようになっており、
前記第2外導体は前記ハウジングと係合するスタビライザを有し、
前記スタビライザの側縁が前記スリットの口縁を形成する請求項2または請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記スタビライザは、前記スタビライザの先端部が折り返された折り返し部を有し、前記折り返し部が、前記ハウジングに形成されたガイド溝に挿入される請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、通信用の信号が伝送されるケーブルの端末に接続されたシールドコネクタとして、特開2018−6183号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。このシールドコネクタは、雄コネクタとされており、雄型内導体と、誘電体を介して雄型内導体を囲む外導体とを有している。また、雄コネクタは、雌コネクタと嵌合可能とされている。雌コネクタは、雌型内導体と、雌型誘電体を介して雌側内導体を囲む雌側外導体を有している。雄コネクタと雌コネクタとが嵌合する際には、外導体が雌側外導体の外側に嵌合され、外導体と雌側外導体とが接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−6183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2018−6183号公報にかかる技術においては、外導体は、上側外導体と下側外導体とが組み付けられて構成されている。このため、上側外導体と下側外導体との位置合わせに手間取る場合には、上側外導体と下側外導体とを組み付ける作業の効率が低下し、全体としてコネクタの組み付け作業の効率が低下するおそれがある。
【0005】
本明細書では、コネクタの組み付け作業の効率を向上させる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、電線の外周がシールド体で覆われたケーブルの端部に接続されるコネクタであって、第1外導体と、前記第1外導体に組み付けられる第2外導体と、を有し、前記第1外導体と前記第2外導体とが組み付けられた状態で、前記第1外導体および前記第2外導体が、前記電線に接続された内導体が収容される誘電体を覆うようになっており、前記第1外導体および前記第2外導体の一方には他方に向かって突出する位置決め凸部が形成されており、前記第1外導体および前記第2外導体の他方には前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コネクタの組み付け作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかるコネクタ装置を示す断面図である。
図2は、雌コネクタを示す分解斜視図である。
図3は、雌第1外導体を示す平面図である。
図4は、雄コネクタと雌コネクタとが嵌合した状態において、雄ハウジングと雌ハウジングとを省略した斜視図である。
図5は、図4とは異なる角度から見た斜視図であって、雄コネクタと雌コネクタとが嵌合した状態において、雄ハウジングと雌ハウジングとを省略した斜視図である。
図6は、雄コネクタと雌コネクタとが嵌合した状態を示す側面図である。
図7は、雌ガイド溝と、雌スタビライザおよび雌折り返し部とが係合した状態を示す断面図である。
図8は、雄コネクタを示す分解斜視図である。
図9は、雄第1外導体を示す平面図である。
図10は、雄ガイド溝と、雄スタビライザおよび雄折り返し部とが係合した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示は、電線の外周がシールド体で覆われたケーブルの端部に接続されるコネクタであって、第1外導体と、前記第1外導体に組み付けられる第2外導体と、を有し、前記第1外導体と前記第2外導体とが組み付けられた状態で、前記第1外導体および前記第2外導体が、前記電線に接続された内導体が収容される誘電体を覆うようになっており、前記第1外導体および前記第2外導体の一方には他方に向かって突出する位置決め凸部が形成されており、前記第1外導体および前記第2外導体の他方には前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が形成されている。
【0010】
上記の構成によれば、位置決め凸部と位置決め凹部とを係合させることにより、第1外導体と第2外導体のとの組み付け作業の効率を向上させることができる。これにより、コネクタの組み付け作業の効率を向上させることができる。
【0011】
(2)前記第1外導体の外側に前記第2外導体が組み付けられるようになっており、前記第1外導体に前記位置決め凸部が外方に突出して形成されており、前記第2外導体に前記位置決め凹部が形成されており、前記位置決め凹部は、前記第1外導体と前記第2外導体とを組み付ける組み付け方向に沿って延びるスリットであることが好ましい。
【0012】
上記の構成によれば、第1外導体と第2外導体との組み付け作業において、作業者は、外方に突出して形成された位置決め凸部を目印にして、第2外導体を第1外導体に組み付けることができる。これにより、第1外導体と第2外導体のとの組み付け作業の効率を向上させることができるので、コネクタの組み付け作業の効率をさらに向上させることができる。
【0013】
(3)前記第2外導体は、前記第1外導体の外周に圧着する圧着片を有し、前記圧着片の側縁が前記スリットの口縁を形成することが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、圧着片の位置決めを確実に行うことができるので、第1外導体と第2外導体との組み付け精度を向上させることができる。
【0015】
(4)前記第1外導体と前記第2外導体とが組み付けられた状態でハウジング内に収容されるようになっており、前記第2外導体は前記ハウジングと係合するスタビライザを有し、前記スタビライザの側縁が前記スリットの口縁を形成することが好ましい。
【0016】
上記の構成によれば、スタビライザの位置決めを確実に行うことができるので、ハウジングと、第1外導体および第2外導体との組み付け精度を向上させることができる。
【0017】
(5)前記スタビライザは、前記スタビライザの先端部が折り返された折り返し部を有し、前記折り返し部が、前記ハウジングに形成されたガイド溝に挿入されることが好ましい。
【0018】
スタビライザとハウジングとの係合代を大きくすることができるので、ハウジングと、第1外導体および第2外導体との組み付け精度をさらに向上させることができる。
【0019】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下の図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0020】
<実施形態1>
本開示における実施形態1について図1から図10を参照して説明する。本実施形態は、例えば、自動車等の車両(図示せず)に搭載され、例えば車両内における車載電装品(カーナビゲーションシステム、モニタ等)と外部機器(カメラ等)との間や、車載電装品間の有線の通信経路に配される通信用のコネクタ装置1を例示している。
【0021】
[コネクタ装置1]
コネクタ装置1は、図1に示されるように、ケーブル11に接続された状態で互いに嵌合する雌コネクタ110(コネクタの一例)と雄コネクタ10(コネクタの一例)とを備えている。以下の説明においては、上下方向とは図1における上下方向を基準とし、前後方向については雌コネクタ110と雄コネクタ10の嵌合方向を基準として互いに嵌合する側を前側として説明する。
【0022】
[ケーブル11]
ケーブル11は、図2に示されるように、2本の電線12(電線の一例)と、電線12の外周を一括して覆う編組体からなるシールド体15と、シールド体15のさらに外周を覆う絶縁性の被覆からなるシース部16とを備えて構成されている。編組体は、繊維状をなす複数の導体を編み込んでなる。編組体を構成する導体は、金属細線でもよく、合成樹脂製の繊維の表面に金属が貼着されたものでもよく、任意の導体を選択できる。本実施形態にかかるシールド体15は複数の金属細線が編み込まれてなる。
【0023】
図2に示されるように、ケーブル11の前端部では、シース部16およびシールド体15が皮剥ぎされて、シース部16およびシールド体15の端末から露出した2本の電線12が露出している。ケーブル11における露出した電線12の後方では、シース部16の端末から露出したシールド体15が、シース部16の端部上に折り返されている。
【0024】
シース部16の端部上に折り返されたシールド体15の内側には、金属製のスリーブ17が配置されている。スリーブ17は円筒状に形成されている。
【0025】
[雌コネクタ110]
雌コネクタ110は、図1および図2に示されるように、ケーブル11の前端部において露出した2本の電線12に接続される複数の雌内導体120(内導体の一例)と、複数の雌内導体120を収容する雌誘電体130と、雌誘電体130を覆った状態でケーブル11のシールド体15に接続される雌外導体150と、雌外導体150を収容する雌ハウジング180とを備えて構成されている。
【0026】
[雌内導体120]
雌内導体120は、導電性を有する金属板材を加工することによって形成されている。雌内導体120は、図1に示されるように、角筒状の端子接続部122と、端子接続部122の後方に連なる電線接続部124とを備えている。
【0027】
端子接続部122は、後述する雄コネクタ10の雄内導体20(内導体の一例)と電気的に接続される。電線接続部124は、電線12の前端部に圧着されて電線12に電気的に接続されている。
【0028】
[雌誘電体130]
雌誘電体130は、図2に示されるように、絶縁性の合成樹脂によって前後方向に長い直方体状に形成されている。雌誘電体130の内部には、電線12に接続された2つの雌内導体120が左右方向に並んだ状態で収容されている。
【0029】
[雌外導体150]
図2に示されるように、雌外導体150は、雌第1外導体151(第1外導体の一例)と、雌第1外導体に組み付けられる雌第2外導体160(第2外導体の一例)とを有する。雌第1外導体151、および雌第2外導体160は、導電性を有する金属板材が所定の形状にプレス加工されてなる。雌第2外導体160は、雌第1外導体151に対して、上方から組み付けられるようになっている。
【0030】
雌第1外導体151は、図3に示されるように、後述する雄コネクタ10の雄外導体50と嵌合可能な筒状接続部152と、ケーブル11のシールド体15に接続される雌シールド接続部156とを備えている。
(【0031】以降は省略されています)

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