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公開番号2021027809
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210225
出願番号2019147594
出願日20190809
発明の名称作業機
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人 大島特許事務所
主分類A01D 34/74 20060101AFI20210129BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】芝刈り機等の作業機において、高さ調節機構のがた付きを低減し、綺麗な芝刈り等の作業が行われるようにすること。
【解決手段】本体12と、本体12に垂直軸線周りに回転変位可能に設けられたリング部材50と、リング部材50に係合し、リング部材50の垂直軸線周りの回転変位を、それ自身の上下変位に変換する支持部材60と、支持部材60に支持された芝刈り作業部18と、本体12に設けられ、支持部材60を所定の方向に付勢するべく支持部材60に上下方向に摺動可能に、且つ弾発的に当接する板ばね66とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
作業機であって、
本体と、
前記本体に垂直軸線周りに回転変位可能に設けられた調節駆動部材と、
前記調節駆動部材に係合し、前記調節駆動部材の前記垂直軸線周りの回転変位を、それ自身の上下変位に変換する被調節駆動部材と、
前記被調節駆動部材に支持された作業部と、
前記本体に設けられ、前記被調節駆動部材を所定の方向に付勢するべく前記被調節駆動部材に上下方向に摺動可能に、且つ弾発的に当接する第1弾性部材とを有する作業機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記被調節駆動部材は周方向に対して角度をなす垂直面を含み、
前記第1弾性部材が前記垂直面に上下方向に摺動可能に当接する請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記第1弾性部材は横方向に延在する軸線周りに湾曲する部分をもって前記垂直面に当接する板ばねを含む請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記板ばねが弾発的に嵌入するべき複数の凹溝が前記垂直面に上下方向に間隔をおいて形成されている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記垂直面が平面視で互いに線対称をなすように2個配置されている請求項2から4の何れか一項に記載の作業機。
【請求項6】
2個の前記垂直面が平面視で互いに略90度をなすように配置されている請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記作業機は前進走行可能な作業機であり、
前記第1弾性部材は、前記被調節駆動部材を前記本体に対して後方向に向けて付勢する請求項1から6の何れか一項に記載の作業機。
【請求項8】
前記調節駆動部材は雌ねじを形成された内周面を含むリング部材により構成され、
前記被調節駆動部材は雌ねじにねじ係合する雄ねじを形成された外周面を含む円筒体により構成されている請求項1から7の何れか一項に記載の作業機。
【請求項9】
前記被調節駆動部材は周方向に対して角度をなす垂直面を含み、
前記第1弾性部材は、前記垂直面に上下方向に摺動可能に且つ弾発的に当接し、前記被調節駆動部材を上昇移動する回転方向に付勢する請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記リング部材を下方に向けて付勢すべく前記本体に設けられた第2弾性部材を有し、
前記リング部材は、前記第2弾性部材の弾発力によって前記本体の上面に円周方向に摺動可能に当接する円環形状の下面を含み、当該当接によって下方への移動を制限されている請求項8又は9に記載の作業機。
【請求項11】
前記リング部材は外歯を形成された外周面を含み、
更に、前記本体に回転可能に支持されて前記外歯と噛合するピニオン及び前記ピニオンを回転駆動する電動機を有する請求項9又は10に記載の作業機。
【請求項12】
前記被調節駆動部材は中空部を含み、
前記作業部は、前記被調節駆動部材の下方に回転可能に設けられた芝刈り用の刈刃及び前記中空部に収容されて前記刈刃を回転駆動する電動機を含む請求項1から11の何れか一項に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関し、更に詳細には、作業部の高さ調節機構を有する作業機に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
作業機の一つである芝刈り機として、刈り高さの調節(変更)のために作業部である芝刈り部の地面からの高さを調節する高さ調節機構を有するものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
特許文献1に示されている芝刈り機は、高さ調節機構として、芝刈り機本体(カバー)に垂直方向に中心軸線を有するべく固定された円筒状のガイド部材と、ガイド部材の内周に回転可能に嵌合し、刈刃の回転駆動装置(エンジン)を搭載された円筒状の支持部材とを有し、ガイド部材の内周面と支持部材の外周面との間に螺旋状スロットによるカムが形成され、ガイド部材に対する支持部材の回転変位によって支持部材が上下方向に変位することにより、回転駆動装置と共に刈刃(作業部)が上下方向に変位し、刈り高さの調節が行われる。
【0004】
特許文献2に示されている芝刈り機は、高さ調節機構として、芝刈り機本体(ボトムシャーシ)に垂直方向に中心軸線を有するべく固定され、雌ねじ(スパイラル条)を形成された内周面を含む円筒状のガイド部材と、雌ねじにねじ係合する雄ねじ(スパイラル条)を形成された外周面を含み、刈刃の回転駆動装置(電動モータ)を搭載された円筒状の支持部材とを有し、ガイド部材に対する支持部材の回転変位によって支持部材が上下方向に変位することにより、回転駆動装置と共に刈刃(作業部)が上下方向に変位し、刈り高さの調節が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
GB1010482号公報
EP2412220A1公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の芝刈り機は、走行振動や刈刃による芝刈りの周期的な負荷変動等により、支持部材がガイド部材に対してがた付くことにより、騒音のみならず、均一な綺麗な芝刈りが行われることが阻害される。また、従来の芝刈り機では、走行振動や周期的な負荷変動等により支持部材がガイド部材に対してずれ落ち、所望された刈り高さによる芝刈りが行われなくなる虞がある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、芝刈り機等の作業機において、高さ調節機構のがた付きを低減し、綺麗な芝刈り等の作業が行われるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの実施形態による作業機は、作業機(10)であって、本体(12)と、前記本体(12)に垂直軸線周りに回転変位可能に設けられた調節駆動部材(50)と、前記調節駆動部材(50)に係合し、前記調節駆動部材(50)の前記垂直軸線周りの回転変位を、それ自身の上下変位に変換する被調節駆動部材(60)と、前記被調節駆動部材(60)に支持された作業部(18)と、前記本体(12)に設けられ、前記被調節駆動部材(60)を所定の方向に付勢するべく前記被調節駆動部材(60)に上下方向に摺動可能に、且つ弾発的に当接する第1弾性部材(66)とを有する。
【0009】
この構成によれば、第1弾性部材(66)により、調節駆動部材(50)と被調節駆動部材(60)との間のがた付きが抑制され、このことにより高さ調節機構のがた付きが低減し、綺麗な作業が行われるようになる。
【0010】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記被調節駆動部材(60)は周方向に対して角度をなす垂直面(64)を含み、前記第1弾性部材(66)が前記垂直面(64)に上下方向に摺動可能に当接する。
【0011】
この構成によれば、被調節駆動部材(60)の廻り止めが行われると共に調節駆動部材(50)と被調節駆動部材(60)との係合及び第1弾性部材(66)からの付勢力によって作業部(18)が上下方向に移動位可能に支持される。
【0012】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記第1弾性部材(66)は横方向に延在する軸線周りに湾曲する部分をもって前記垂直面(64)に当接する板ばね(66)を含む。
【0013】
この構成によれば、垂直面(64)に板ばね(66)が当接した状態で被調節駆動部材(60)が上下方向に移動することが大きい摩擦抵抗を受けることなく円滑に行われる。
【0014】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記板ばね(66)が弾発的に嵌入するべき複数の凹溝(70)が前記垂直面(64)に上下方向に間隔をおいて形成されている。
【0015】
この構成によれば、被調節駆動部材(60)の上下方向の移動においてクリックストップ作用が得られ、被調節駆動部材(60)が振動等の外力によってずれ落ちる虞が低減する。
【0016】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記垂直面(64)及び前記第1弾性部材(66)が平面視で互いに線対称をなすように2個配置されている。
【0017】
この構成によれば、調節駆動部材(50)と被調節駆動部材(60)との間のがた付きの抑制が偏って行われることがなく、偏摩耗の発生が抑制される。
【0018】
上記作業機(10)において、好ましくは、2個の前記垂直面(64)が平面視で互いに略90度をなすように配置されている。
【0019】
この構成によれば、調節駆動部材(50)と被調節駆動部材(60)との間のがた付きの抑制が前後方向及び左右方向について行われる。
【0020】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記作業機(10)は前進走行可能な作業機(10)であり、前記第1弾性部材(66)は、前記被調節駆動部材(60)を前記本体(12)に対して後方向に向けて付勢する。
【0021】
この構成によれば、走行抵抗によって弾性部材(66)が不要に変形することがなく、弾性部材(66)の耐久性が向上する。
【0022】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記調節駆動部材(50)は雌ねじ(56)を形成された内周面を含むリング部材(50)により構成され、前記被調節駆動部材(60)は雌ねじ(56)にねじ係合する雄ねじ(62)を形成された外周面を含む円筒体により構成されている。
【0023】
この構成によれば、ねじ係合によって調節駆動部材(50)の回転変位が被調節駆動部材(60)の上下変位に確実に変換される。
【0024】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記被調節駆動部材(60)は周方向に対して角度をなす垂直面(64)を含み、前記第1弾性部材(66)は、前記垂直面(64)に上下方向に摺動可能に且つ弾発的に当接し、前記被調節駆動部材(60)を上昇移動する回転方向に付勢する。
【0025】
この構成によれば、支持部材(60)がずり落ちる可能性が低減すると共に支持部材(60)の上昇移動に要する負荷が小さくなる。
【0026】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記リング部材(50)を下方に向けて付勢すべく前記本体(12)に設けられた第2弾性部材(86)を有し、前記リング部材(50)は、前記第2弾性部材(86)の弾発力によって前記本体(12)の上面(40A)に円周方向に摺動可能に当接する円環形状の下面(50A)を含み、当該当接によって下方への移動を制限されている。
【0027】
この構成によれば、本体(12)に対するリング部材(50)の上下方向のがた付きが抑制される。
【0028】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記リング部材(50)は外歯(58)を形成された外周面を含み、更に、前記本体(12)に回転可能に支持されて前記外歯(58)と噛合するピニオン(72)及び前記ピニオン(72)を回転駆動する電動機(80)を有する。
【0029】
この構成によれば、作業部(18)の高さ調節が電動式に行われる。
【0030】
上記作業機(10)において、好ましくは、前記被調節駆動部材(60)は中空部(60A)を含み、前記作業部(18)は、前記被調節駆動部材(60)の下方に回転可能に設けられた芝刈り用の刈刃(34)及び前記中空部(60A)に収容されて前記刈刃(34)を回転駆動する電動機(30)を含む。
(【0031】以降は省略されています)

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