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公開番号2021027798
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210222
出願番号2020134491
出願日20200807
発明の名称充電状態情報を有する無線電力システム
出願人アップル インコーポレイテッド,Apple Inc.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02J 50/80 20160101AFI20210125BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本出願は、概して、電力システムに関し、より具体的には、電子デバイスを充電するための無線電力システムに関する。
【解決手段】無線電力システムは、無線送電デバイスと無線受電デバイスとを有する。無線送電デバイスは、充電面を有する無線充電マット又は他のデバイスであってもよい。無線受電デバイスは、充電面上に置かれている間に、無線送電デバイスから送信された無線電力信号を受信するポータブル電子デバイスであってもよい。無線送電デバイス内又はシステム内の他の場所のセンサは、ユーザ入力を検出することができる。ユーザ入力に応じて、無線受電デバイスは、無線受電デバイスのディスプレイ上に無線受電デバイス内のバッテリの充電状態に関する情報及び他の充電状態情報を表示してもよい。ユーザ入力は、充電面上の指タップ又は他のユーザ入力であってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ディスプレイを有する無線受電デバイスに無線電力を送信するための無線送電デバイスであって、
無線電力信号を前記無線受電デバイスに送信するように構成された無線送電回路と、
ユーザ入力を検出するように構成されたセンサと、
前記ユーザ入力を検出したことに応じて、前記無線受電デバイスと無線通信して、前記無線受電デバイスに充電状態情報を前記ディスプレイ上に表示させるように構成された制御回路と、
を備える、無線送電デバイス。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記センサが、加速度計を含む、請求項1に記載の無線送電デバイス。
【請求項3】
充電面を有する筐体を更に備え、前記ユーザ入力が、前記充電面上のタップを含む、請求項2に記載の無線送電デバイス。
【請求項4】
前記ディスプレイが、前記充電状態情報を表示する前に、ブランク画面を提供しており、前記制御回路が、前記ユーザ入力を検出したことに応じて、前記無線受電デバイスと通信して、前記無線受電デバイスに前記ブランク画面の代わりに前記充電状態情報を表示させるように構成されている、請求項3に記載の無線送電デバイス。
【請求項5】
前記充電状態情報が、前記無線受電デバイス内のバッテリのバッテリ充電状態情報を含む、請求項4に記載の無線送電デバイス。
【請求項6】
前記充電状態情報が、前記無線受電デバイス内のバッテリ以外のバッテリのバッテリ充電状態情報を含む、請求項4に記載の無線送電デバイス。
【請求項7】
前記充電状態情報が、無線電力が前記無線送電回路から前記無線受電デバイスに送信されているか否かに関する情報を含む、請求項4に記載の無線送電デバイス。
【請求項8】
前記制御回路が、前記ユーザ入力を検出したことに応じて、帯域内無線通信を使用して前記無線受電デバイスと通信するように構成されている、請求項1に記載の無線送電デバイス。
【請求項9】
前記制御回路が、前記ユーザ入力を検出したことに応じて、帯域外無線通信を使用して前記無線受電デバイスと通信するように構成されている、請求項1に記載の無線送電デバイス。
【請求項10】
前記センサが、移動を検出するように構成されており、前記表示された充電状態情報が、前記ディスプレイの少なくとも10%をカバーする、請求項1に記載の無線送電デバイス。
【請求項11】
充電面を有する筐体と、
前記充電面上の無線受電デバイスに無線電力信号を送信するように構成された無線送電回路と、
トリガイベントを検出し、前記トリガイベントの検出に応じて、前記無線受電デバイスと無線通信して、前記無線受電デバイスに、前記無線電力信号を使用して前記無線受電デバイス内のバッテリの充電に関連付けられた充電状態情報を表示させるように構成された制御回路と、
を備える、無線送電デバイス。
【請求項12】
センサを更に備え、前記制御回路が、前記センサを使用して前記トリガイベントを検出するように構成されている、請求項11に記載の無線送電デバイス。
【請求項13】
前記トリガイベントが、ユーザ音声コマンドを含み、前記センサが、前記ユーザ音声コマンドを受信するように構成されたマイクロフォンを含む、請求項11に記載の無線送電デバイス。
【請求項14】
前記センサが、加速度計を含む、請求項12に記載の無線送電デバイス。
【請求項15】
前記センサが、光学センサ、力センサ、及びタッチセンサからなる群から選択されるセンサを含む、請求項12に記載の無線送電デバイス。
【請求項16】
前記充電状態情報が、バッテリ充電状態情報を含む、請求項11に記載の無線送電デバイス。
【請求項17】
無線送電デバイスの充電面上に置かれている間に前記無線送電デバイスから無線電力を受信するように構成された無線受電デバイスであって、
前記無線電力を受信するように構成された無線受電回路と、
充電状態を有するバッテリと、
ディスプレイと、
前記無線受電回路、前記バッテリ、及び前記ディスプレイに動作可能に結合され、
かつトリガイベントの検出に応じて、前記ディスプレイ上に前記充電状態に関する情報を表示するように構成され、前記トリガイベントが、前記充電面からの前記無線受電デバイスの除去及びユーザ入力からなる群から選択されるトリガイベントを含む、
制御回路と、を備える、
無線受電デバイス。
【請求項18】
前記ユーザ入力が、前記充電面上の指タップを含み、前記無線受電デバイスが、前記充電面上の前記指タップから生じる動きを検出するように構成されたセンサを備える、請求項17に記載の無線受電デバイス。
【請求項19】
前記センサが、加速度計を含み、前記制御回路が、
前記センサによる前記充電面上の前記指タップの検出に応じて、無線電力が前記無線受電回路によって受信されているか否かに関する情報を表示するように構成されている、
請求項18に記載の無線受電デバイス。
【請求項20】
前記制御回路が、前記充電面上に置かれているポータブル電子デバイスのバッテリ充電状態情報を受信するための無線通信回路を含み、前記制御回路が、
前記センサによる前記充電面上の前記指タップの検出に応じて、前記ディスプレイ上に前記バッテリの前記充電状態及び前記ポータブル電子デバイスの前記バッテリ充電状態情報の両方を表示するように構成されている、
請求項18に記載の無線受電デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年11月5日に出願された米国特許出願第16/675,082号、2019年9月5日に出願された米国特許出願第16/562,278号、及び2019年8月8日に出願された米国仮特許出願第62/884,391号の優先権を主張するものであり、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 11,000 文字)【0002】
本出願は、概して、電力システムに関し、より具体的には、電子デバイスを充電するための無線電力システムに関する。
【背景技術】
【0003】
無線充電システムでは、充電マットなどの無線送電デバイスは、ポータブル電子デバイスなどの無線受電デバイスに無線で電力を送信する。ポータブル電子デバイスは、コイルと整流回路とを有する。ポータブル電子デバイスのコイルは、無線充電マットから交流無線電力信号を受信する。整流回路は、受信した信号を直流電力に変換する。無線充電マットは、同時に複数の無線受電デバイスを同時に充電する能力を有することができる。
【発明の概要】
【0004】
無線電力システムは、無線送電デバイスと無線受電デバイスとを有する。無線送電デバイスは、充電面を有する無線充電マット又は他のデバイスであってもよい。無線受電デバイスは、充電面上に置かれている間に、無線送電デバイスから送信された無線電力信号を受信するポータブル電子デバイスであってもよい。
【0005】
無線受電デバイスは、ディスプレイを有してもよい。無線送電デバイス内又はシステム内の他の場所(無線受電デバイスを含む)のセンサは、ユーザ入力を検出することができる。ユーザ入力に応じて、無線受電デバイスは、無線受電デバイスのディスプレイ上に無線受電デバイス内のバッテリの充電状態に関する情報及び他の充電状態情報を表示してもよい。
【0006】
ユーザ入力は、無線送電デバイス又は無線送電デバイス上で充電している任意の無線受電デバイス内の加速度計などのセンサを使用して収集される、充電面上の指タップであってもよい。他のセンサを使用して収集されたユーザ入力又は充電面からの無線受電デバイスの除去などの他のアクションもまた、充電状態情報の表示を引き起こすためのトリガイベントとして機能することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る、例示的な無線電力システムの概略図である。
一実施形態に係る、例示的な無線電力システムの側断面図である。
一実施形態に係る、無線電力システム内の電子デバイスの例示的なディスプレイの図である。
一実施形態に係る、無線電力システムを動作させることに伴う例示的な動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
無線電力システムは、無線充電マットなどの無線送電デバイスを含む。無線送電デバイスは、1つ以上の無線受電デバイスに電力を無線で送信する。無線受電デバイスは、腕時計、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又は他の電子機器などのデバイスを含むことができる。各無線受電デバイスは、デバイスに電力を供給するため、及び内部バッテリを充電するために、無線送電デバイスからの電力を使用する。
【0009】
無線電力は、1つ以上の無線送電コイルを使用して、無線送電デバイスから無線受電デバイスに送信される。無線受電デバイスは、受信した無線電力信号を直流電力に変換する整流回路に結合された1つ以上の無線受電コイルを有する。
【0010】
例示的な無線電力システム(無線充電システム)を、図1に示す。図1に示すように、無線電力システム8は、無線送電デバイス12などの無線送電デバイスを含み、かつ、無線受電デバイス24などの無線受電デバイスを含む。無線送電デバイス12は、制御回路16を含む。無線受電デバイス24は、制御回路30を含む。制御回路16及び制御回路30などのシステム8内の制御回路は、システム8の動作を制御する際に使用される。この制御回路は、マイクロプロセッサ、電力管理ユニット、ベースバンドプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ、及び/又は処理回路を有する特定用途向け集積回路に関連付けられた処理回路を含み得る。処理回路は、デバイス12及び24内に所望の制御及び通信機能を実装する。例えば、処理回路は、コイルの選択、送電レベルの判定、異物を検出し他のタスクを実行するためのセンサデータ及び他のデータの処理、ユーザ入力の処理、デバイス12と24との間の交渉への対処、帯域内データ及び帯域外データの送信並びに受信、測定の実行、並びに他の方法でシステム8の動作を制御する際に使用され得る。
【0011】
システム8内の制御回路は、ハードウェア(例えば、専用のハードウェア又は回路)、ファームウェア及び/又はソフトウェアを使用して、システム8内で動作を実行するように構成されてもよい。システム8内で動作を実行するためのソフトウェアコードは、制御回路8内の非一時的コンピュータ可読記憶媒体(例えば、有形のコンピュータ可読記憶媒体)上に記憶される。ソフトウェアコードは、時に、ソフトウェア、データ、プログラム命令、命令、又はコードと呼ばれることがある。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)などの不揮発性メモリ、1つ以上のハードドライブ(例えば、磁気ドライブ若しくはソリッドステートドライブ)、1つ以上のリムーバブルフラッシュドライブ、又は他のリムーバブル媒体、などを含むことができる。非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアは、制御回路16及び/又は30の処理回路上で実行することができる。処理回路は、処理回路を有する特定用途向け集積回路、1つ以上のマイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、又は他の処理回路を含むことができる。
【0012】
送電デバイス12は、スタンドアロン型電力アダプタ(例えば、電力アダプタ回路を含む無線充電マット又は充電パック)であってもよく、ケーブルによって電力アダプタ若しくは他の機器に結合されている無線充電マット若しくはパックであってもよく、ポータブルデバイスであってもよく、家具、車両、若しくは他のシステムに組み込まれている機器であってもよく、リムーバブルバッテリケースであってもよく、又は他の無線送電機器であってもよい。無線送電デバイス12が無線充電マットである例示的な構成は、時に、一例として本明細書で説明される。
【0013】
受電デバイス24は、腕時計、携帯電話、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなどのポータブル電子デバイス、イヤホンなどのアクセサリ、携帯電話用のリムーバブルバッテリケース、一対のイヤホン用のリムーバブルバッテリケース、若しくは他の外部バッテリパック、又は他の電子機器であってもよい。送電デバイス12は、壁コンセント(例えば、交流電源)に結合されてもよく、電力を供給するためのバッテリを有してもよく、及び/又は別の電源を有してもよい。送電デバイス12は、壁コンセント又は他の電源からのAC電力をDC電力に変換するためのAC−DC電力コンバータ14などの、交流(AC)−直流(DC)電力コンバータを有してもよい。DC電力を使用して、制御回路16に電力を供給することができる。動作中、制御回路16内のコントローラは、送電回路52を使用して、デバイス24の受電回路54に無線電力を送信する。送電回路52は、制御回路16によって提供される制御信号に基づいてオン及びオフに切り替えられて無線送電コイル36などの1つ以上の無線送電コイルを介してAC電流信号を生成する、スイッチング回路(例えば、トランジスタから形成されたインバータ回路61)を有してもよい。これらのコイル駆動信号は、コイル(単数又は複数)36に無線電力を送信させる。コイル36は、(例えば、デバイス12が無線充電マットである構成では)平面コイルアレイで配置されてもよく、又は(例えば、デバイス12が無線充電パックである構成では)コイルのクラスタを形成するように配置されてもよい。いくつかの構成では、デバイス12(例えば、充電マット、パックなど)は、単一のコイルのみを有してもよい。他の構成では、無線充電デバイスは、複数のコイル(例えば、2つ以上のコイル、5〜10個のコイル、少なくとも10個のコイル、10〜30個のコイル、35個未満のコイル、25個未満のコイル、又は他の好適な数のコイル)を有してもよい。
【0014】
AC電流が1個以上のコイル36を通過すると、受電デバイス24内のコイル(単数又は複数)48などの1個以上の対応する受信コイルによって受信される交流電磁場(例えば、磁場)(無線電力信号44)が生成される。デバイス24は、単一のコイル48、少なくとも2個のコイル48、少なくとも3個のコイル48、少なくとも4個のコイル48、又は他の好適な数のコイル48を有してもよい。交流電磁場がコイル(単数又は複数)48によって受信されると、対応する交流電流がコイル(単数又は複数)48内に誘導される。ブリッジネットワーク内に配置された同期整流金属酸化物半導体トランジスタなどの整流構成要素を含む、整流回路50などの整流回路は、受信したAC信号(電磁信号44に関連付けられた受信した交流信号)を、1個以上のコイル48から電力供給デバイス24用のDC電圧信号に変換する。
【0015】
整流回路50によって生成されたDC電圧(整流器出力電圧Vrectと呼ばれることがある)は、バッテリ58などのバッテリを充電する際に使用することができ、デバイス24内の他の構成要素に電力を供給する際に使用することができる。例えば、デバイス24は、入出力デバイス56を含むことができる。入出力デバイス56は、ユーザ入力を収集する及び/又は環境測定を行うための入力デバイスを含むことができ、ユーザに出力を提供するための出力デバイスを含んでもよい。一例として、入出力デバイス56は、視覚出力を生成するためのディスプレイ、オーディオ信号として出力を提示するためのスピーカ、状態情報及び/若しくは他の情報をユーザに提供する光を発するための発光ダイオード状態インジケータライト並びに他の発光構成要素(例えば、充電状態を示すための1つ以上の充電状態インジケータ発光ダイオード)、振動及び他の触覚出力を生成するための触覚デバイス、並びに/又は他の出力デバイスを含むことができる。入出力デバイス56はまた、ユーザからの入力を収集するため及び/又はシステム8の周囲の測定を行うためのセンサを含んでもよい。入出力デバイス56に含まれ得る例示的なセンサとしては、三次元センサ(例えば、光ビームを放射し、二次元デジタル画像センサを使用して、標的が光ビームによって照射されると生成される光スポットから三次元画像のための画像データを収集する、構造化光センサなどの三次元画像センサ、双眼撮像構成で2つ以上のカメラを使用して三次元画像を収集する双眼三次元画像センサ、三次元ライダー(光検出及び測距)センサ、三次元高周波センサ、又は三次元画像データを収集する他のセンサ)、カメラ(例えば、対応する赤外線及び/若しくは可視デジタル画像センサを有する赤外線及び/若しくは可視カメラ、並びに/又は紫外光カメラ)、視線追跡センサ(例えば、画像センサに基づく視線追跡システム、及び所望であれば、ユーザの眼から反射した後に画像センサを使用して追跡される1つ以上の光ビームを放射する光源)、タッチセンサ、ボタン、容量性近接センサ、赤外線近接センサなどの光ベースの(光学)近接センサ、他の近接センサ、力センサ、スイッチに基づく接触センサなどのセンサ、ガスセンサ、圧力センサ、湿度センサ、磁気センサ、オーディオセンサ(マイクロフォン)、周囲光センサ、スペクトル測定及び標的オブジェクトに関する他の測定を行う(例えば、光を放射し、反射光を測定することによって)ための光学センサ、音声コマンド及び他のオーディオ入力を収集するためのマイクロフォン、距離センサ、動き、位置、及び/若しくは向きに関する情報を収集するように構成された動き、位置、及び/若しくは向きセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、及び/又はこれらのセンサの全て若しくはこれらのセンサのうちの1つ若しくは2つのサブセットを含む慣性測定ユニット)、ボタン押圧入力を検出するボタンなどのセンサ、ジョイスティック移動を検出するセンサを有するジョイスティック、キーボード、並びに/又は他のセンサが挙げられる。デバイス12は、1つ以上の入出力デバイス70(例えば、入出力デバイス56に関連して説明したタイプの入力デバイス及び/又は出力デバイス)を有することができる。
【0016】
デバイス12及び/又はデバイス24は、帯域内通信又は帯域外通信を使用して無線で通信することができる。デバイス12は、例えば、アンテナを使用して、デバイス24に帯域外信号を無線で送信する無線送受信機回路40を有してもよい。無線送受信機回路40は、アンテナを使用して、デバイス24から帯域外信号を無線で受信することができる。デバイス24は、デバイス12に帯域外信号を送信する無線送受信機回路46を有してもよい。無線送受信機46内の受信機回路は、アンテナを使用して、デバイス12から帯域外信号を受信することができる。デバイス12とデバイス24との間で伝達される帯域外無線信号(及び、所望であれば、デバイス12及び/若しくはデバイス24並びに/又は他の機器の間で伝達される無線信号)は、パーソナルエリアネットワーク通信(例えば、Bluetooth(登録商標)通信)、無線ローカルエリアネットワーク通信(例えば、IEEE802.11 WiFi(登録商標)通信)、13.56MHz若しくは他の好適な近距離通信周波数での近距離通信(near-field communications、NFC)信号、他の近距離無線通信、及び/又は他の種類の無線通信に関連付けられた無線信号であってもよい。デバイス12と24との間の帯域内送信は、コイル36及び48を使用して実行することができる。1つの例示的な構成では、周波数シフトキーイング(FSK)を使用して、デバイス12からデバイス24へ帯域内データを搬送し、振幅シフトキーイング(ASK)を使用して、デバイス24からデバイス12へ帯域内データを搬送する。これらのFSK送信及びASK送信中に、デバイス12からデバイス24に無線で電力を搬送してもよい。帯域内無線通信及び帯域外無線通信を使用して、送電制御コマンド、状態情報、デバイス24がデバイス12の充電面上に存在することをデバイス12に示す情報、デバイス24がデバイス10の充電面上に存在することをデバイス24に示す情報、デバイス12がデバイス24にデバイス24によって受信されている電力を送信していることをデバイス12及び/又はデバイス24に示す情報、並びに他の情報を伝達することができる。
【0017】
送電デバイス12及び受電デバイス24は、無線送電を制御するために、受信電力、バッテリ充電状態などの情報を通信することができることが望ましい。しかしながら、上述した技術は、機能するために個人特定可能な情報の送信を伴うことを必要としない。慎重を期して、この充電技術の任意の実装形態が個人特定可能な情報の使用を伴う限り、実装者は、ユーザのプライバシーを維持するための業界若しくは政府の要件を満たしている、又は上回ると一般に認識されているプライバシーポリシー及び慣行に従うべきであることが留意される。特に、個人特定可能な情報データは、意図的でない又は許可されていないアクセス、又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。
【0018】
制御回路16は、デバイス12の筐体の充電面上の外部オブジェクトを検出するために(例えば、充電マットの上部の、又は必要に応じて、充電パックの結合面に隣接するオブジェクトを検出するために)使用され得る外部オブジェクト測定回路41を有する。デバイス12の筐体は、ポリマー壁、他の誘電体の壁、金属構造体、布地、並びに/又はコイル36及びデバイス12の他の回路を取り囲む他の筐体壁構造体を有してもよい。充電面は、デバイス12の上側筐体壁のプレーナ外面であってもよい。回路41は、コイル、ペーパークリップ、及び他の金属オブジェクトなどの異物を検出することができ、無線受電デバイス24の存在を検出することができる(例えば、回路41は、1個以上のコイル48の存在を検出することができる)。オブジェクト検出及び特性評価の動作中、外部オブジェクト測定回路41を使用して、コイル36上及び/又はデバイス12内の任意選択の異物検出コイル上で測定を行い、任意のデバイス24がデバイス12上に存在するか否かを判定することができる。
【0019】
例示的な配置では、制御回路16の測定回路41は、信号発生器回路(例えば、1つ以上のプローブ周波数でACプローブ信号を生成する発振器回路、インパルス応答を測定してインダクタンス情報、Q係数情報などを収集できるようにインパルスを生成し得るパルス発生器)、及び信号検出回路(フィルター、アナログ−デジタルコンバータ、インパルス応答測定回路など)を含む。いくつかの構成では、Q係数の測定及び他の測定は、無線送電動作中に行われてもよい。デバイス12内のスイッチング回路を使用して、無線送電及び/又は異物検出動作中に所望のコイルを使用状態に切り替えることができる。
【0020】
制御回路30内の測定回路43及び/又は制御回路16内の測定回路41は、電流測定及び電圧測定を行う際に使用することができる。この情報又は他の情報に基づいて、制御回路30は、コイル48による無線受電を向上させるのを助けるように整流回路50を構成することができる。
【0021】
図2は、システム8の側断面図である。図2の例示的な構成では、デバイス12は、無線電力の送信に使用される1つ以上の無線送電コイル36を有する。図2に示すように、デバイス12及びデバイス24はそれぞれ、ポリマー壁、他の誘電体の壁、金属構造体、布地、及び/又は内部回路を取り囲む他の筐体壁構造体から形成されたそれぞれの筐体を有する。デバイス24の上面は、無線充電面74を形成する。動作中、デバイス24などの1つ以上の無線受電デバイスを、無線充電面74(例えば、デバイス12の筐体の最上面)上に配置して、無線電力を受信することができる。各デバイス24は、1つ以上の無線受電コイル48を有してもよい。デバイス24の前面F又はデバイス24の他の部分は、ディスプレイ76などのディスプレイを有してもよい。ディスプレイ76及び/又は他の入出力デバイス56は、充電状態に関する情報(例えば、バッテリレベル情報、充電がアクティブ又は非アクティブであるか否かに関する情報、充電速度、満充電までの時間など)及び他の情報をユーザに提供するのに使用されてもよい。
【0022】
長期間のユーザ非活動の間(例えば、デバイス24がアクティブなユーザ対話の欠如下で充電面74上に置かれているとき)、システム8内のディスプレイ(単数又は複数)は、オフにされてもよい(例えば、黒色の画面が表示されてもよい)。これは、視覚的な乱雑さを低減することを助けることができ、ディスプレイ寿命を向上させることができ、節電することを助けることができる。
【0023】
充電が進行中で、かつディスプレイ76がブランクになった後、ユーザは、システム8の状態を監視することを望む場合がある。例えば、ユーザは、1つ以上のデバイス24内のバッテリが完全に充電されているか否か、無線電力が送電されているか否か(例えば、充電動作が現在行われているか否か)、及び/又はシステム8の動作に関する他の情報を知ることを望む場合がある。システム8のディスプレイ(単数又は複数)を目覚めさせ、充電状態情報を表示するようにシステム8に指示するために、トリガ入力をシステム8に提供することができる。
【0024】
一例として、ユーザは、ユーザの指72又は他の外部オブジェクトを用いて、表面74又は任意の受電デバイス(例えば、デバイス24)をタップすることができる。タッチ(タップ)入力を検出したことに応じて、システム8は、ディスプレイ94などの1つ以上のディスプレイ上に充電状態情報及び他の情報を表示してもよい。例えば、システム8内の各デバイス24は、そのバッテリ58の状態を判定し、かつそのバッテリの充電状態に関する情報を表示し、かつ充電動作がアクティブであるか否かに関する情報を表示するように指示されてもよい。所望であれば、複数のデバイス24の充電状態情報は、単一のディスプレイ上に表示されてもよい。例えば、腕時計及び一対のイヤホンの充電状態情報は、携帯電話のディスプレイ上に携帯電話の充電状態情報と共に表示されてもよい。いくつかの構成では、デバイス12は、充電状態情報を表示するためのディスプレイを含むことができる。
【0025】
1つ以上のディスプレイ上に充電状態情報を表示するようにシステム8に指示するために表面74をタップすることに加えて、又はその代わりに、システム8内のセンサ(例えば、デバイス12内及び/又はデバイス24のうちの1つ以上内の1つ以上のセンサ)を使用して、他の入力を検出することができる。感知することができる入力の例としては、ダブルタップ、力入力(例えば、軽い及び/又は重いタップ、軽い及び/又は重い持続した指押圧イベントなど)、タッチジェスチャ(例えば、スワイプ、マルチタッチジェスチャなど)、エアジェスチャ入力(例えば、三次元ジェスチャ検出センサ、カメラ、又は手の動きを検出するための他のセンサの範囲内の三次元の手の動き)、眼(視線)入力、音声コマンド、充電面74からのデバイス24の除去の検出(例えば、充電面74からのデバイス24の除去を示す無線送電の中断を検出することによって、デバイス24内の動きセンサで持ち上げる動きを検出することによって、カメラ又は他のセンサで持ち上げる動きを検出することによって、など)、並びにデバイス24内のコネクタポートからの充電ケーブル及び/又は他のケーブルの取り外しの検出に関連付けられた入力(例えば、ケーブルコネクタの有無を検出するコネクタセンサを使用して、デバイス24への有線電力送達の除去を検出することによって、など)が挙げられる。
【0026】
いくつかのシナリオでは、トリガ入力は、デバイス12内のセンサによって受信される。例えば、ユーザが表面74をタップする場合、デバイス12内の加速度計又は他の動きセンサは、表面74内の振動又は他の動きを検出することができる。それに応じて、制御回路16は、制御回路30と通信して、充電状態情報を収集してディスプレイ76上に表示するように、制御回路30に指示することができる。他のシナリオでは、トリガ入力は、デバイス24内のセンサによって受信される。例えば、ユーザが表面74をタップする場合、これは、表面74を揺らし、デバイス24の検出可能な移動をもたらすことになる。デバイス24内の加速度計又は他の動きセンサは、次いで、ユーザ入力を検出し、好適なアクションをとることができる。アクション(例えば、充電状態情報を1つ以上のデバイス24上に表示するように指示すること又は他のアクション)をとる際に、デバイス24は、直接(例えば、Bluetooth(登録商標)などを使用して)又はデバイス12を介して、他のデバイス24と通信することができる。いくつかの実施形態では、センサ統合構成を使用して、複数のセンサ並びに/又は1つ以上のデバイス12及び/若しくは24内のセンサからの入力を組み合わせることができる。例えば、システム8は、デバイス12内の動きセンサによるデバイス12の動きの検出、及びデバイス(単数又は複数)24内の動きセンサによるデバイス(単数又は複数)24の関連付けられた動きの検出に応じて、充電状態情報を表示してもよい。
【0027】
いくつかの実施形態では、デバイス24は、一対のイヤホンを受け入れるように構成されたリムーバブルバッテリケースである。ユーザは、使用するためにデバイス24からイヤホンを取り出すことができる。ユーザがイヤホンを使用するのを終了したとき、ユーザは、デバイス24内の内部コンパートメント内にイヤホンを格納してもよい。このタイプの実施形態では、デバイス24は、イヤホン内のバッテリを再充電するバッテリを有する。デバイス24のバッテリは、図2に示すように、デバイス24をデバイス12上に配置することによって無線で充電される。
【0028】
このタイプの構成におけるデバイス24の状態を示すために、デバイス24は、ディスプレイ又は状態インジケータライト(例えば、充電状態インジケータ、発光ダイオード状態インジケータ、状態インジケータ、充電状態インジケータライトなどと呼ばれる場合がある、入出力デバイス56内の発光デバイス)などの視覚出力デバイスを有する。状態インジケータライトは、1つ以上の発光ダイオード(又は所望であれば、レーザー若しくは他の発光構成要素)から形成される。充電状態インジケータライト内の発光ダイオードの色、強度、明滅パターン、照明される発光ダイオードの数、及び/又は他の特性は、デバイス24の制御回路によって調整されて、ユーザに視覚的バッテリ充電状態情報を供給することができる。
【0029】
充電状態インジケータライトは、無線充電が実行されるときはいつでも(例えば、無線電力がデバイス24によって受信されているときはいつでも)、デバイス24がデバイス12上に存在するときはいつでも、及び/又は任意の他の好適な時間に起動することができる。所望であれば、デバイス24がデバイス12から外れているとき及び/又は電力を受信していないときはいつでも、充電状態インジケータライトをオフにする(例えば、一時的に停止させる)ことができる。
【0030】
充電状態インジケータライトはまた、所定の出力時間後にオフにすることもできる。例えば、充電状態インジケータライトが20秒間照明された場合、充電状態インジケータライトは、自動的にオフになってもよい。その後、充電状態インジケータライトは、再び目覚めさせられ、充電状態情報を視覚的に表示するために使用されてもよい。例えば、充電状態インジケータライトは、デバイス24がデバイス12の充電面上に配置されたと判定したことに応じて、並びに/又は、デバイス24内の加速度計によって検出される及び/若しくはデバイス12内の加速度計によって検出される、デバイス24及び/若しくは12上のタップに応じて、オンにして、充電状態情報をユーザに視覚的に提示するために使用することができる。
(【0031】以降は省略されています)

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