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公開番号2021027784
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210222
出願番号2019146950
出願日20190809
発明の名称蓄電システム及びその制御方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 7/34 20060101AFI20210125BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】太陽光システムよりも蓄電ユニットが多く設置される場合であっても、自立運転時に太陽光システムにより複数の蓄電ユニットを充電でき、蓄電ユニットの増設が容易な蓄電システム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】蓄電システム100は、複数の蓄電ユニット102、104を有する。各蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、入力端子及び出力端子を短絡又は開放する開閉部128、138と、蓄電池122、132と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部120、130とを備える。各蓄電ユニットは、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも大きければ、当該蓄電ユニットの開閉部を短絡し、交流電源の出力電力を特定負荷に供給し、余剰電力により当該蓄電ユニットの蓄電池を充電する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電ユニットを含み、
前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、
交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、
特定負荷に接続される出力端子と、
当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡又は開放する開閉部と、
当該蓄電ユニットの前記出力端子に接続される蓄電池と、
直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含み、
前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、自立運転時に、前記交流電源の出力電力が前記特定負荷の消費電力よりも大きければ、
当該蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡し、前記交流電源の前記出力電力を、当該蓄電ユニットの前記出力端子から前記特定負荷に供給し、
当該蓄電ユニットの前記入力端子に入力される前記交流電源の前記出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの前記変換部を介して当該蓄電ユニットの前記蓄電池を充電する、蓄電システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記複数の蓄電ユニットの各々の前記変換部は、当該変換部に対応する前記蓄電池を、前記複数の蓄電ユニットの前記蓄電池の蓄電量が均等になるように充電する、請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項3】
自立運転時に、前記交流電源の前記出力電力が前記特定負荷の消費電力よりも小さければ、
前記複数の蓄電ユニットのうちの1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡し、前記交流電源の前記出力電力を、当該蓄電ユニットの前記出力端子から前記特定負荷に供給し、
前記複数の蓄電ユニットのうち、前記1つの蓄電ユニット以外の少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの前記変換部を介して、前記特定負荷に、当該蓄電ユニットの前記蓄電池から前記特定負荷の不足電力を供給する、請求項1又は請求項2に記載の蓄電システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの蓄電ユニットは、電流制御により前記不足電力を前記特定負荷に供給する、請求項3に記載の蓄電システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの前記蓄電池からの放電電流を、前記1つの蓄電ユニットの前記出力端子から前記特定負荷に供給される交流電圧の波形の歪みを補正する大きさで、前記特定負荷に供給する、請求項4に記載の蓄電システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの蓄電ユニットの前記蓄電池の蓄電量が前記不足電力以下になれば、
前記1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を開放し、当該蓄電ユニットの前記変換部を介して、前記特定負荷に、当該蓄電ユニットの前記蓄電池から前記特定負荷の不足電力を供給し、
前記少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡し、前記交流電源の前記出力電力を、当該蓄電ユニットの前記出力端子から前記特定負荷に供給する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の蓄電システム。
【請求項7】
前記出力電力が前記特定負荷の消費電力よりも小さく、且つ、前記複数の蓄電ユニットのうちいずれの蓄電ユニットからも前記特定負荷の不足電力を供給できなければ、前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、
当該蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を開放し、
当該蓄電ユニットの前記変換部により、当該蓄電ユニットの前記蓄電池から前記特定負荷に電力を供給する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の蓄電システム。
【請求項8】
複数の蓄電ユニットを含み、前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡又は開放する開閉部と、当該蓄電ユニットの前記出力端子に接続される蓄電池と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、
自立運転時に、前記交流電源の出力電力が前記特定負荷の消費電力よりも大きければ、
前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットの前記開閉部により、当該蓄電ユニットの前記入力端子及び当該蓄電ユニットの前記出力端子を短絡し、前記交流電源の前記出力電力を、当該蓄電ユニットの前記出力端子から前記特定負荷に供給するステップと、
前記複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットの前記入力端子に入力される前記交流電源の前記出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの前記変換部を介して当該蓄電ユニットの前記蓄電池を充電するステップとを含む、制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電システム及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 8,300 文字)【背景技術】
【0002】
電力系統に接続され、一旦蓄電池に蓄えた電力を、停電時等に電力変換装置を介して負荷に供給できる蓄電システムが知られている。太陽光発電システムにも接続され、負荷に供給される電力を超えた発電電力(余剰電力)を蓄電池に蓄える蓄電システムも知られている。
【0003】
蓄電システムに関しては、狭い場所への設置を可能にするために、小型化及び軽量化することが考えられる。そのような蓄電システムを使用して、大きな蓄電容量が要求されるときには、蓄電システムを複数設置することで対応することになる。例えば、後掲の特許文献1には、図1に示すように、並列接続された2つの蓄電部(蓄電システム)及び太陽光発電システムの出力電力を、電力変換システムを介して負荷に供給する構成が開示されている。
【0004】
図1を参照して、電力変換システム10は、DC−ACコンバータ11a及び11bと、制御部12a及び12bと、DC−DCコンバータ13a、13b、14a及び14bとを含む。DC−ACコンバータ11aは、DC−DCコンバータ13aを介して蓄電部20aから供給される直流電力と、DC−DCコンバータ14aを介して太陽光発電システム30aから供給される直流電力とを交流電力に変換する。同様に、DC−ACコンバータ11bは、DC−DCコンバータ13bを介して蓄電部20bから供給される直流電力と、DC−DCコンバータ14bを介して太陽光発電システム30bから供給される直流電力とを交流電力に変換する。蓄電部20aは、蓄電池21a及び監視部22aを含む。同様に、蓄電部20bは、蓄電池21b及び監視部22bを含む。制御部12aは、監視部22aから監視データを取得するとともに、DC−ACコンバータ11aを制御する。同様に、制御部12bは、監視部22bから監視データを取得するとともに、DC−ACコンバータ11bを制御する。DC−ACコンバータ11aの交流出力経路と、DC−ACコンバータ11bの交流出力経路は結合されており、それらの交流出力電流の合計電流が負荷2に供給される。負荷2に供給される電流は、電流センサCTにより測定され、制御部12bに入力される。
【0005】
このように構成された電力変換システム10において、自立運転時には、制御部12aは、DC−ACコンバータ11aの出力電圧を設定し、蓄電部20aの蓄電池21aの残容量を制御部12bに通知する。制御部12bは、負荷2に供給される合計電流(電流センサCTの測定値)と、蓄電部20aの蓄電池21aの残容量と、蓄電部20bの蓄電池21bの残容量とを基に、蓄電池21aの残容量及び蓄電池21bの残容量が近づくようにDC−ACコンバータ11bの出力電流を制御する。
【0006】
自立運転時に太陽光発電システム30a及び30bが発電している場合、それらの発電量をも考慮して、制御部12bは、DC−ACコンバータ11bの出力電流を制御する。太陽光発電システム30aの発電量が、負荷2に供給される電力を超えており、余剰電力があれば、その余剰電力により蓄電部20aの蓄電池21aを充電する。同様に、太陽光発電システム30bに余剰電力があれば、その余剰電力により蓄電部20bの蓄電池21bを充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017−85769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示された構成では、太陽光発電システム(以下、太陽光システムともいう)が1つの場合には、太陽光発電システムの発電電力により、一方の蓄電部を充電できるが、他方の蓄電部を充電できない問題がある。また、特許文献1に開示された構成では、蓄電部の増設が容易でない問題がある。例えば、既設のシステムにおいて、供給可能な電力を増大するために蓄電部を増設する場合、電力変換システムの改造又は置換えが必要である。また、直流電力を合成した後に交流電力に変換して負荷に供給する構成であるので、既設のシステムに対して、直流電力に関する仕様が異なる他社製品の蓄電部を増設することは困難である。
【0009】
したがって、本開示は、太陽光システムよりも蓄電ユニットが多く設置される場合であっても、自立運転時に太陽光システムにより複数の蓄電ユニットを充電でき、蓄電ユニットの増設が容易な蓄電システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示のある局面に係る蓄電システムは、複数の蓄電ユニットを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡又は開放する開閉部と、当該蓄電ユニットの出力端子に接続される蓄電池と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも大きければ、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給し、当該蓄電ユニットの入力端子に入力される交流電源の出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの変換部を介して当該蓄電ユニットの蓄電池を充電する。
【0011】
本開示の別の局面に係る制御方法は、複数の蓄電ユニットを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡又は開放する開閉部と、当該蓄電ユニットの出力端子に接続される蓄電池と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも大きければ、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給するステップと、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットの入力端子に入力される交流電源の出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの変換部を介して当該蓄電ユニットの蓄電池を充電するステップとを含む。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、交流電源(太陽光システム等)よりも蓄電ユニットが多く設置される場合であっても、自立運転時に交流電源により複数の蓄電ユニットを充電でき、蓄電ユニットの増設が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1は、従来の電力変換システムを示すブロック図である。
図2は、本開示の実施形態に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。
図3は、図2に示した蓄電システムの状態を示すブロック図である。
図4は、図2に示した蓄電システムの動作を示すフローチャートである。
図5は、図2に示した蓄電システムの図3と異なる状態を示すブロック図である。
図6は、図2に示した蓄電システムの図3及び図5のいずれともと異なる状態を示すブロック図である。
図7は、図2に示した蓄電システムの図3、図5及び図6のいずれともと異なる状態を示すブロック図である。
図8は、第1変形例に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。
図9は、非線形素子を含む構成を示す回路図である。
図10は、図9の回路に交流電圧が供給される場合の電圧及び電流を示す波形図である。
図11は、不足電流を示す波形図である。
図12は、第2変形例に係る蓄電システムにおける放電電流の算出方法を説明するための波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施の形態の内容を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0015】
(1)本開示の第1の局面に係る蓄電システムは、複数の蓄電ユニットを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡又は開放する開閉部と、当該蓄電ユニットの出力端子に接続される蓄電池と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも大きければ、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給し、当該蓄電ユニットの入力端子に入力される交流電源の出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの変換部を介して当該蓄電ユニットの蓄電池を充電する。これにより、交流電源よりも蓄電ユニットが多く設置される場合であっても、自立運転時に交流電源により複数の蓄電ユニットを充電できる。また、交流電源から蓄電ユニットに交流電力を供給するので、蓄電ユニットの増設が容易である。
【0016】
(2)好ましくは、複数の蓄電ユニットの各々の変換部は、当該変換部に対応する蓄電池を、複数の蓄電ユニットの蓄電池の蓄電量が均等になるように充電する。これにより、蓄電池の蓄電量が異なっていても、速やかに蓄電量を同じ状態にでき、特定の蓄電池が満充電に近い状態で維持されることにより、その蓄電池のみの劣化が進むことを防止できる。
【0017】
(3)より好ましくは、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも小さければ、複数の蓄電ユニットのうちの1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給し、複数の蓄電ユニットのうち、1つの蓄電ユニット以外の少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの変換部を介して、特定負荷に、当該蓄電ユニットの蓄電池から特定負荷の不足電力を供給する。これにより、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも小さい場合にも、特定負荷が必要とする電力を供給できる。
【0018】
(4)さらに好ましくは、少なくとも1つの蓄電ユニットは、電流制御により不足電力を特定負荷に供給する。これにより、特定負荷に供給される交流電圧に影響を与えることなく、特定負荷が必要とする電流を供給できる。
【0019】
(5)好ましくは、少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの蓄電池からの放電電流を、1つの蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給される交流電圧の波形の歪みを補正する大きさで、特定負荷に供給する。これにより、特定負荷に供給される交流電圧の歪みを防止できる。
【0020】
(6)より好ましくは、少なくとも1つの蓄電ユニットの蓄電池の蓄電量が不足電力以下になれば、1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を開放し、当該蓄電ユニットの変換部を介して、特定負荷に、当該蓄電ユニットの蓄電池から特定負荷の不足電力を供給し、少なくとも1つの蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給する。これにより、より長時間、特定負荷に不足電力を供給できる。
【0021】
(7)さらに好ましくは、出力電力が特定負荷の消費電力よりも小さく、且つ、複数の蓄電ユニットのうちいずれの蓄電ユニットからも特定負荷の不足電力を供給できなければ、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、当該蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を開放し、当該蓄電ユニットの変換部により、当該蓄電ユニットの蓄電池から特定負荷に電力を供給する。これにより、交流電源からの出力電力がより小さい場合にも、特定負荷に電力を供給できる。
【0022】
(8)本開示の第2の局面に係る制御方法は、複数の蓄電ユニットを含み、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットは、交流電源の自立出力端子に接続される入力端子と、特定負荷に接続される出力端子と、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡又は開放する開閉部と、当該蓄電ユニットの出力端子に接続される蓄電池と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、自立運転時に、交流電源の出力電力が特定負荷の消費電力よりも大きければ、複数の蓄電ユニットの各々の蓄電ユニットの開閉部により、当該蓄電ユニットの入力端子及び当該蓄電ユニットの出力端子を短絡し、交流電源の出力電力を、当該蓄電ユニットの出力端子から特定負荷に供給するステップと、当該蓄電ユニットの入力端子に入力される交流電源の出力電力の余剰電力により、当該蓄電ユニットの変換部を介して蓄電ユニットの蓄電池を充電するステップとを含む。これにより、交流電源よりも蓄電ユニットが多く設置される場合であっても、自立運転時に交流電源により複数の蓄電ユニットを充電できる。
【0023】
[本開示の実施形態の詳細]
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0024】
[全体構成]
図2を参照して、本開示の実施形態に係る蓄電システム100は、第1蓄電ユニット102、第2蓄電ユニット104、コントローラ106、切替部110、第1センサ114及び第2センサ116を含む。第1蓄電ユニット102及び第2蓄電ユニット104は並列接続され、太陽光システム180に接続されている。また、第1蓄電ユニット102及び第2蓄電ユニット104は、切替部110を介して特定負荷194に接続されている。蓄電システム100は、電力系統190の停電時に自立運転を行う。
【0025】
特定負荷194は、電力系統190に停電が発生していないとき(以下、通常時ともいう)に限らず、電力系統190の停電時にも電力が供給されるべき負荷である。一般負荷192は、通常時に電力が供給されるが、停電時には電力が供給されない負荷である。なお、実際の配電線は複数本(2相又は3相)であるが、図2では1本のラインで示している。
【0026】
太陽光システム180は、太陽光パネル182及び太陽光PCS184を含む。太陽光パネル182は、光エネルギーを電力に変換することにより発電する電力機器である。太陽光PCS184は、太陽光パネル182により発電された直流電力(直流電圧)を交流電力(交流電圧)に変換して出力する。太陽光PCS184は、通常時には、電力系統190から商用電力を供給する配電線を介して、一般負荷192及び特定負荷194に電力を供給する。このとき、切替部110においては、端子150及び端子154が接続されている。太陽光PCS184は、停電時には、商用電力を供給する配電線への電力供給を停止し、自立出力端子186から電力を供給する。停電の発生は、例えば、電力系統190からの電力供給を検出するセンサ(図示せず)の検出値を観測することにより検出可能である。そのセンサの検出値が所定値以下になれば、停電が発生したと判定できる。
【0027】
第1蓄電ユニット102は、第1PCS120、第1蓄電池122及び第1内部スイッチ128を含む。第1PCS120は、制御部(CPU、マイコン等)と、記憶部(例えば、書換可能な不揮発性メモリ)と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換回路とを含む。第1PCS120は、さらに通信部を含み、コントローラ106の通信部と通信を行う。第1蓄電池122は、リチウムイオン二次電池等の充放電可能な蓄電池である。第1蓄電ユニット102は、第1内部スイッチ128の両端子の短絡(以下、ONという)、開放(以下、OFFという)を制御する。第1内部スイッチ128は、例えばリレーにより実現される。第1内部スイッチ128がONされることにより、太陽光システム180の自立出力端子186に接続されている補助入力端子124から入力される交流電力が、そのまま出力端子126から出力される。第1PCS120は、コントローラ106からの制御を受けて動作し、第1蓄電池122の蓄電電力を交流電力に変換して出力端子126から出力する。また、第1PCS120は、補助入力端子124から入力される交流電力(第1内部スイッチ128はON)を直流電力に変換して、第1蓄電池122を充電する。
【0028】
同様に、第2蓄電ユニット104は、第2PCS130、第2蓄電池132及び第2内部スイッチ138を含む。第2PCS130は、制御部と、記憶部と、直流電力及び交流電力を相互に変換する変換回路とを含む。第2PCS130は、さらに通信部を含み、コントローラ106の通信部と通信を行う。第2蓄電池132は、リチウムイオン二次電池等の充放電可能な蓄電池である。第2蓄電ユニット104は、第2内部スイッチ138のON、OFFを制御する。第2内部スイッチ138は、例えばリレーにより実現される。第2内部スイッチ138がONされることにより、太陽光システム180の自立出力端子186に接続されている補助入力端子134から入力される交流電力は、そのまま出力端子136から出力される。第2PCS130は、コントローラ106からの制御を受けて動作し、第2蓄電池132の蓄電電力を交流電力に変換して出力端子136から出力する。また、第2PCS130は、補助入力端子134から入力される交流電力(第2内部スイッチ138はON)を直流電力に変換して、第2蓄電池132を充電する。
【0029】
コントローラ106は、制御部(CPU、マイコン等)と記憶部(例えば、書換可能な不揮発性メモリ)と通信部とを含み、切替部110、第1PCS120及び第2PCS130を制御する。コントローラ106は、停電時には、切替部110、第1PCS120及び第2PCS130の各々に対して、後述するように所定の動作を実行させる。
【0030】
切替部110において、端子150は、商用電力が供給される配電線に接続され、端子152は、第1蓄電ユニット102の出力端子126及び第2蓄電ユニット104の出力端子136に接続され、端子154は、特定負荷194に接続されている。切替部110は、通常時には、上記したように端子150及び端子154を接続している。停電時には、切替部110は、コントローラ106の制御を受けて接続状態を変更し、端子152及び端子154を接続する。切替部110は、例えばリレーにより実現される。
(【0031】以降は省略されています)

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