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公開番号2021027761
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210222
出願番号2019145995
出願日20190808
発明の名称作業車両
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20210125BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ユーザが電装関係の故障を認識して適切に対応できる作業車両を提供する。
【解決手段】バッテリを備えるトラクタTであって、トラクタTのユーザが使用するユーザ端末102と通信可能な通信部109と、バッテリの充放電情報に基づいて充電系の故障診断を行う故障診断手段と、充電系の故障をユーザ端末102に報知する故障報知手段とを備えており、ユーザは、充電系の故障を認識して適切に対応することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリを備える作業車両であって、
前記作業車両のユーザが使用するユーザ端末と通信可能な無線通信手段と、
前記バッテリの充放電情報に基づいて電装関係の故障診断を行う故障診断手段と、
電装関係の故障を前記ユーザ端末に報知する故障報知手段と、を備えることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記充放電情報には、
前記バッテリの電圧と、
前記作業車両に搭載されるエンジンの回転数と、
前記作業車両の電力使用量と、
前記作業車両の休止日数と、が含まれることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記バッテリの電圧残量より予測放電量が多いと判断すると、前記ユーザ端末に前記バッテリの交換又は充電を要請するバッテリ交換充電要請手段を備える請求項1又は2に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタなどの作業車両に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
通常、トラクタなどの作業車両では、バッテリの状態(例えば、バッテリ電圧)を検出し、車両上で報知(例えば、バッテリ残量警報)している。また、作業車両の不都合を検出し、不都合内容をメンテンナンス担当者(例えば、サービス拠点)に報知するとともに、メンテナンス担当者にユーザへの電話連絡を指示する遠隔サーバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6302391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の遠隔サーバは、電装関係の故障を診断する機能はないので、ユーザが電装関係の故障を認識できない虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、バッテリを備える作業車両であって、前記作業車両のユーザが使用するユーザ端末と通信可能な無線通信手段と、前記バッテリの充放電情報に基づいて電装関係の故障診断を行う故障診断手段と、電装関係の故障を前記ユーザ端末に報知する故障報知手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の作業車両であって、前記充放電情報には、前記バッテリの電圧と、前記作業車両に搭載されるエンジンの回転数と、前記作業車両の電力使用量と、前記作業車両の休止日数と、が含まれることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の作業車両であって、前記バッテリの電圧残量より予測放電量が多いと判断すると、前記ユーザ端末に前記バッテリの交換又は充電を要請するバッテリ交換充電要請手段を備える。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、バッテリの充放電情報に基づいて電装関係の故障診断を行う故障診断手段と、電装関係の故障をユーザ端末に報知する故障報知手段と、を備えるので、ユーザは、電装関係の故障を認識して適切に対応することができる。
また、請求項2の発明によれば、充放電情報には、バッテリの電圧と、作業車両に搭載されるエンジンの回転数と、作業車両の電力使用量と、作業車両の休止日数と、が含まれるので、電装関係の故障を精度良く診断することができる。
また、請求項3の発明によれば、バッテリの電圧残量より予測放電量が多いと判断すると、ユーザ端末にバッテリの交換又は充電を要請するバッテリ交換充電要請手段を備えるので、ユーザは、バッテリの交換又は充電を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るトラクタの側面図である。
充電系の故障報知を行うためのシステム構成を示すブロック図である。
バッテリ電圧と推定充放電量との関係を示すグラフである。
故障報知制御の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1はトラクタT(作業車両の一例)の走行機体であって、該走行機体1は、エンジン(図示せず)が搭載されるエンジン搭載部2と、エンジン動力を変速するミッションケース3と、ミッションケース3から出力される走行動力で駆動される前輪4及び後輪5と、各種の作業機6を連結可能な作業機連結部7と、ユーザが乗車する操縦部8と、を備える。
【0009】
エンジン搭載部2には、エンジンの他に、スタータモータなどの電装品に電力を供給するバッテリ(図示せず)や、エンジン動力で駆動され、発電した電力でバッテリを充電する発電機が収容されている。バッテリ電圧が低下すると、エンジンの始動が困難になるため、バッテリ電圧を検出し、バッテリ電圧が所定の電圧を下回る場合は、バッテリ電圧の低下を機体上で報知することが従来から行われているが、従来では、バッテリ電圧の低下が自然放電によるものなのか、充電系電装関係の故障によるものなのかを判断することが困難であった。本実施形態のトラクタTは、充電系の故障を診断し、充電系の故障をネットワーク101(図2参照)を介してユーザなどに報知する。以下、本実施形態において、充電系の故障報知を行うためのシステム構成及び処理手順について、図2以降を参照して説明する。
【0010】
図2に示すように、充電系故障報知を行う充電系故障報知システム100には、前述したトラクタTと、トラクタTのユーザが使用するユーザ端末102と、トラクタTのサービス拠点が使用するサービス拠点端末103と、充電系故障報知情報を管理する管理サーバ104と、これらを通信可能に接続するインターネットなどのネットワーク101とが含まれる。なお、ユーザ端末102及びサービス拠点端末103としては、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話などのネットワーク端末が用いられる。
【0011】
トラクタTは、充電系故障報知を行うための制御部105を備える。制御部105の入力側には、バッテリ電圧を検出するバッテリ電圧センサ106と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ107とが接続される一方、制御部105の出力側には、操縦部8に配置される表示装置108が接続されている。さらに、制御部105には、通信部109(無線通信手段の一例)が接続されており、制御部105は、通信部109、無線基地局(図示せず)及びネットワーク101を介して、ユーザ端末102、サービス拠点端末103及び管理サーバ104と通信することができる。
【0012】
なお、制御部105は、ユーザ端末102やサービス拠点端末103と直接通信することなく、管理サーバ104を介して間接的に通信するようにしてもよい。例えば、制御部105は、充電系故障報知及びその報知先を管理サーバ104に送信し、管理サーバ104は、充電系故障報知の履歴を残しつつ、指定された報知先に充電系故障報知を送信する。
【0013】
制御部105は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能構成として、故障診断手段、故障報知手段及びバッテリ交換充電要請手段を備える。
【0014】
故障診断手段は、バッテリの充放電情報に基づいて充電系の故障診断を行う。具体的には、バッテリ電圧センサ106から入力されるバッテリ電圧と、エンジン回転数センサ107から入力されるエンジン回転数と、エンジン稼働状況(エンジン回転数)に基づいて推定される推定充放電量(電力使用量の一例)と、エンジン稼働状況(エンジン回転数)及び制御部105のカレンダ機能に基づいて算出されるトラクタTの休止日数とを参照して充電系の故障診断を行う。
【0015】
例えば、図3の中段に示すように、推定充放電量が充電状態を示している場合、つまり、エンジン稼働に応じて発電機が動作しているときは、充電系が正常であれば、図3の上段に示すように、バッテリ電圧が上昇するが、充電系が故障している場合、つまり、発電機、ハーネス、バッテリなどが故障しているときは、図3の下段に示すように、バッテリ電圧が上昇しないため、充電系の故障であると診断することができる。また、トラクタTの長期休止に伴うバッテリ電圧の低下は、充電系の故障ではなく、自然放電であると診断することができる。
【0016】
故障報知手段は、故障診断手段が充電系の故障であると診断した場合、ネットワーク101を介して、ユーザ端末102及びサービス拠点端末103に対して故障診断報知を行う。例えば、ユーザ端末102のメールアドレスに「充電系が故障しています。」などの報知メッセージを送信する。また、サービス拠点端末103のメールアドレスに「ユーザXXさまの充電系が故障しています。ユーザXXさまに対処方法を指導してください。」などの報知メッセージを送信する。
【0017】
バッテリ交換充電要請手段は、バッテリの電圧残量より予測放電量が多いと判断すると、ユーザ端末102及びサービス拠点端末103にバッテリの交換又は充電を要請する。例えば、ユーザ端末102のメールアドレスに「バッテリを充電してください。」などの報知メッセージを送信する。また、サービス拠点端末103のメールアドレスに「ユーザXXさまのバッテリ電圧がバッテリ交換レベルまで低下しています。交換用のバッテリを手配してください。」などの報知メッセージを送信する。なお、本実施形態において、バッテリの電圧残量は、図3に示すように、4つのバッテリ電圧(V1>V2>V3>V4)を基準として段階的に評価する。また、予測放電量は、前述したエンジン稼働状況、推定充放電量、トラクタTの休止日数などに基づいて算出する。
【0018】
つぎに、上記の機能構成を実現する制御部105の処理手順について、図4を参照して説明する。
【0019】
図4に示すように、制御部105は、故障報知制御において、バッテリ電圧センサ106やエンジン回転数センサ107からバッテリの充放電情報を取得した後(S1:情報取得手段)、取得したバッテリの充放電情報に基づいて充電系の故障診断を行う(S2:故障診断手段)。つぎに、制御部105は、故障診断の結果に基づいて充電系の故障であるか否かを判断し(S3)、この判断結果がYESの場合は、ユーザ端末102やサービス拠点端末103に充電系の故障を報知する(S4:故障報知手段)。また、制御部105は、充電系の故障ではないと判断した場合、続いてバッテリの電圧残量より予測放電量が多いか否かを判断し(S5)、この判断結果がYESの場合は、ユーザ端末102やサービス拠点端末103にバッテリの交換又は充電を要請する(S6:バッテリ交換充電要請手段)。
【0020】
叙述の如く構成された本実施形態によれば、バッテリを備えるトラクタTであって、トラクタTのユーザが使用するユーザ端末102と通信可能な通信部109と、バッテリの充放電情報に基づいて充電系の故障診断を行う故障診断手段と、充電系の故障をユーザ端末102に報知する故障報知手段とを備えるので、ユーザは、充電系の故障を認識して適切に対応することができる。
【0021】
また、充放電情報には、バッテリの電圧と、トラクタTに搭載されるエンジンの回転数と、トラクタTの電力使用量と、トラクタTの休止日数とが含まれるので、充電系の故障を精度良く診断することができる。
【0022】
また、バッテリの電圧残量より予測放電量が多いと判断すると、ユーザ端末102にバッテリの交換又は充電を要請するバッテリ交換充電要請手段を備えるので、ユーザは、バッテリの交換又は充電を迅速に行うことができる。
【符号の説明】
【0023】
T トラクタ
1 走行機体
100 充電系故障報知システム
101 ネットワーク
102 ユーザ端末
103 サービス拠点端末
104 管理サーバ
105 制御部
106 バッテリ電圧センサ
107 エンジン回転数センサ
108 表示装置
109 通信部

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