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公開番号2021026140
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210222
出願番号2019145255
出願日20190807
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20210125BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置本体の通気路における通気不良を精度良く検知する。
【解決手段】ファン41が通気路40に設置されて、画像形成装置本体100の機内温度Tsを検知する機内温度センサ30や、画像形成装置本体100の機外温度Teを検知する機外温度センサ35が設置されている。また、連続印刷動作時において、機内温度センサ30によって検知された機内温度Tsが所定温度Tcより高くなったときにファン41の駆動を継続したまま当該連続印刷動作を中断して、当該連続印刷動作に比べて機内温度Tsが上昇しない条件で当該連続印刷動作を再開して印刷終了させる「冷却モード(制御モード)」が実行される。そして、冷却モードが実行されるときに、機外温度センサ35によって検知された機外温度Teに基づいて、通気路40において通気不良が生じているか否かを判断している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体の通気路に設置されて、前記画像形成装置本体に対して吸気又は排気するためのファンと、
前記画像形成装置本体の内部の機内温度を検知する機内温度センサと、
前記画像形成装置本体の外部の機外温度を検知する機外温度センサと、
を備え、
連続印刷動作時において、前記機内温度センサによって検知された機内温度が所定温度より高くなったときに前記ファンの駆動を継続したまま当該連続印刷動作を中断して、当該連続印刷動作に比べて機内温度が上昇しない条件で当該連続印刷動作を再開して印刷終了させる制御モードが実行され、
前記制御モードが実行されるときに、前記機外温度センサによって検知された機外温度に基づいて、前記通気路において通気不良が生じているか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記制御モードが実行されるときに、前記機外温度センサによって検知された機外温度が閾値以下であるときに、前記通気路において通気不良が生じているものと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御モードが実行されるときに、前記機外温度センサによって検知された機外温度と、前記連続印刷動作において印刷をおこなった時間と印刷をおこなわなかった時間と、から求められる機内温度の予測温度が前記所定温度に比べて所定値を超えて低いときに、前記通気路において通気不良が生じているものと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記通気路において通気不良が生じているものと制御部で判断されたときに、前記通気路において通気不良が生じている旨を表示部に表示することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記通気路にフィルタを設置して、
前記通気路において通気不良が生じているものと制御部で判断されたときに、前記フィルタの交換又は清掃が必要である旨を表示部に表示することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記機内温度センサは、作像部の近傍に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
互いに稼働率又は回転数の異なる前記ファンが設置された前記通気路が複数設けられ、
前記機内温度センサは、前記複数の通気路のち、複数の前記ファンのうち稼働率又は回転数が最も高いファンが設置された前記通気路による冷却対象部の近傍に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 10,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、画像形成装置の内部を冷却するために、画像形成装置本体の通気路(開口部)にファンを設置する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
また、画像形成装置本体の通気路にファンの他にフィルタを設置する技術や、画像形成装置の内部の温度を検知する機内温度センサを設置する技術も知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0003】
一方、特許文献2には機内温度センサによって検知された機内温度に基づいて、フィルタ(防塵フィルタ)の目詰まりを検知する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置は、フィルタが目詰まりしてしまったり、通気口の近傍に壁面などの障害物があったり、通気路が汚れたりするなどして、通気路における通気(吸気、又は、排気)を充分におこなえなくなってしまうことがあった。そして、そのような状態で印刷動作を続けてしまうと、通気による充分な冷却がおこなえず、画像形成装置の機内温度が上昇して、異常画像などの不具合が生じてしまうことになる。
これに対して、特許文献2の技術を応用して、機内温度センサによって検知された機内温度に基づいて画像形成装置本体の通気路における通気不良を検知する方策も考えられるが、そのような場合であっても、充分な検知精度で通気不良を検知することができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体の通気路における通気不良を精度良く検知することができる、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における画像形成装置は、画像形成装置本体の通気路に設置されて、前記画像形成装置本体に対して吸気又は排気するためのファンと、前記画像形成装置本体の内部の機内温度を検知する機内温度センサと、前記画像形成装置本体の外部の機外温度を検知する機外温度センサと、を備え、連続印刷動作時において、前記機内温度センサによって検知された機内温度が所定温度より高くなったときに前記ファンの駆動を継続したまま当該連続印刷動作を中断して、当該連続印刷動作に比べて機内温度が上昇しない条件で当該連続印刷動作を再開して印刷終了させる制御モードが実行され、前記制御モードが実行されるときに、前記機外温度センサによって検知された機外温度に基づいて、前記通気路において通気不良が生じているか否かを判断するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成装置本体の通気路における通気不良を精度良く検知することができる、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
画像形成装置を示す概略斜視図である。
通気路を示す概略図である。
連続通紙時において冷却モードが実行されたときの機内温度の変化の一例を示すグラフである。
連続通紙時において機内温度が飽和するまでの温度変化を示すグラフである。
フィルタが正常であるときの機内温度の変化と、フィルタが異常であるときの機内温度の変化と、を示すグラフである。
連続印刷時の制御を示すフローチャートである。
通気路の通気口が障害物で塞がれた状態を示す図である。
変形例1における画像形成装置において、フィルタが正常であるときの機内温度の変化と、機内の予測温度の変化と、フィルタが異常であるときの機内温度の変化と、を示すグラフである。
変形例1における画像形成装置の連続印刷時の制御を示すフローチャートである。
変形例2における画像形成装置において冷却モードが実行されたときの機内温度の変化の一例を示すグラフである。
変形例3における画像形成装置の通気路を示す概略図である。
変形例4における画像形成装置の通気路を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、2は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム2上に照射する露光部(書込み部)、9は感光体ドラム2上に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、を示す。
また、12は用紙等のシートPが収納された給紙部(給紙カセット)、16は感光体ドラム2と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、30は画像形成装置本体100の内部の温度(機内温度)を検知する機内温度センサ、を示す。
【0011】
感光体ドラム2の周囲には、帯電チャージャ4、現像装置5、クリーニング装置3などが配設されていて、これらの部材2〜5によって作像部1(図3参照)が構成されている。
また、図2に示すように、画像形成装置100の上方の外装部には表示部としての表示パネル80が設けられ、画像形成装置100の側方の外装部には通気口40aや機外温度センサ35が設けられている。
表示パネル80は、画像形成装置100に関する種々の情報が表示される表示部として機能する。また、通気口40aは、画像形成装置本体100の内部を冷却するために装置外から通気路40(図3参照)に空気を取り入れるための開口である。通気口40aには、ルーバーが着脱可能に設置されている。
機外温度センサ35は、画像形成装置本体100の外部の温度(機外温度)を検知するものである。機外温度センサ35によって機外温度を検知することで、画像形成装置100が設置された環境やその変化を把握することができる。なお、機外温度センサ35は、必ずしも装置外に露呈していなくても良くて、機外温度を検知できるものであれば、例えば、外装部に埋め込まれたようなものであっても良い。
【0012】
図1を参照して、画像形成装置100における、通常の画像形成時の印刷動作について説明する。
まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム2の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム2は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム2の表面は、帯電チャージャ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム2上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム2の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0〜−100V程度である。)となって、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
【0013】
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム2の表面は、現像装置5との対向位置に達する。そして、現像装置5から感光体ドラム2上にトナーが供給されて、感光体ドラム2上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム2の表面は、転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に達する。そして、転写ローラ9との転写ニップ部で、電源部から転写ローラ9に転写バイアス(トナーの極性とは異なる極性のバイアスである。)が印可されることによって、レジストローラ16により搬送されたシートP上に、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
【0014】
そして、転写工程後の感光体ドラム2の表面は、クリーニング装置3との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレードによって感光体ドラム2上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、クリーニング装置3内に回収される(クリーニング工程である。)。
こうして、感光体ドラム2上における一連の作像プロセスが終了する。
【0015】
一方、感光体ドラム2と転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、給紙部12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、シートPは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達したシートPは、感光体ドラム2上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム2との当接位置である。)に向けて搬送される。
【0016】
そして、転写工程後のシートPは、転写ニップ部(転写ローラ9)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着されたシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体100から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセス(印刷動作)が完了する。
なお、連続印刷時には、1つのジョブで、複数枚のシートPに対して上述した画像形成プロセスが連続的におこなわれることになる。
【0017】
以下、本実施の形態において特徴的な、画像形成装置100の構成・動作について詳述する。
図3に示すように、画像形成装置100には、画像形成装置本体100の内部を冷却するための通気路40(冷却経路)が設けられている。
具体的に、本実施の形態において、通気路40は、吸気口として機能する通気口40a(図2、図3参照)から装置内に取り込んだ空気を排気口40bから作像部1に向けて排気するものである。これにより、画像形成装置本体100の内部が冷却されて、装置内が高温に達することによって生じる種々の不具合(例えば、露光部7やPSUやモータなどの過昇温による誤作動などである。)が軽減される。特に、本実施の形態では、通気路40の排気口40bが作像部1に向けられていて、作像部1が積極的に空冷されるため、現像装置5内のトナーが高温によって凝集や固着したり作像部1を構成する部材が熱劣化したりすることによって異常画像が生じる不具合などが軽減されることになる。
なお、通気路40は、一端側に通気口40aが形成されて他端側に排気口40bが形成されたダクトであって、図3の白矢印方向に空気を流動させるものである。
【0018】
ここで、図3に示すように、通気路40には、ファン41やフィルタ42が設置されている。また、画像形成装置100には、機内温度センサ30や機外温度センサ35が設置されている。
ファン41は、画像形成装置本体1に対して吸気するための吸気ファンであって、通気路40に図3の矢印方向の空気の流れを形成するためのものである。本実施の形態において、ファン41は、画像形成装置100のメインスイッチが投入されている間は、駆動可能な状態になる。具体的に、メインスイッチのオン・オフに連動してファン41がオン・オフされる場合もあれば、機内温度や機外温度によってファン41のオン・オフのタイミングを調整制御したりファン41の回転数を調整制御したりする場合もある。
フィルタ42は、画像形成装置100の外部から内部に空気のみを取り込み、装置内に粉塵などの異物が入り込まないように捕集するものである。フィルタ42は、通気口40aとファン41との間に、着脱可能(交換可能)に設置されている。フィルタ42を設けることで、画像形成装置100のシート搬送路に異物が付着してシートPの搬送不良が生じる不具合や、感光体ドラム2に異物が付着して異常画像が生じる不具合などが軽減されることになる。
【0019】
機内温度センサ30は、画像形成装置本体100の内部の機内温度を検知するものである。特に、本実施の形態では、機内温度センサ30が作像部1の近傍に設置されているため、後述する「冷却モード」を実行することによって作像部1の不具合を軽減する効果が効率的に発揮されることになる。
機外温度センサ35は、画像形成装置本体100の外部の機外温度を検知するものである。特に、本実施の形態では、「冷却モード」が実行されるときに、機外温度センサ35によって検知された機外温度に基づいて通気路40にて通気不良が生じていないかを判断しているが、これについては後で詳しく説明する。
【0020】
ここで、本実施の形態では、連続印刷動作時において、機内温度センサ30によって検知された機内温度が所定温度Tcより高くなったときに、ファン41の駆動を継続したまま(装置内への吸気冷却をおこなったまま)、その連続印刷動作を中断して、その連続印刷動作に比べて機内温度が上昇しない条件で連続印刷動作を再開して印刷終了させる「制御モード」が実行される。以下、このような制御モードを、適宜に「冷却モード」と呼ぶ。
なお、所定温度Tcは、その温度Tcを超えて印刷動作を続けると、異常画像などの過昇温による不具合が生じてしまう可能性があるものとして設定される温度である。この所定温度Tcは、機種などによって異なるものであるが、本実施の形態では50度程度に設定されている。
【0021】
具体的に、本実施の形態において、「冷却モード(制御モード)」は、図4に示すように、連続印刷動作時において、機内温度センサ30によって検知された温度Tsが所定温度Tc(第1の所定温度)より高くなったときにファン41の駆動を継続したまま連続印刷動作を中断して、機内温度センサ30によって検知された温度Tsが第2の所定温度Tb(第1の所定温度Tcよりも低い温度である。)より低くなった後に連続印刷動作を再開するものである。
なお、第2の所定温度Tbは、その温度Tbまで装置内が冷却されれば、印刷動作を再開しても異常画像などの不具合が生じないものとして設定される温度である。
【0022】
連続印刷時には、その印刷枚数が多くなるほど、画像形成装置100が連続して稼働する時間も長くなるので、内部の温度上昇が生じやすくなる。したがって、このような冷却モード(制御モード)を実行することで、装置内の温度が高くなり過ぎた状態で印刷動作がおこなわれることがなくなり、高温による異常画像などの不具合の発生を軽減することができる。特に、本実施の形態では、作像部1の近傍の温度を機内温度センサ30によって検知して、その検知結果に基づいて冷却モードを実行しているため、作像部1が過昇温することによる異常画像などの不具合を応答性よく効率的に軽減することができる。
【0023】
ここで、本実施の形態では、「冷却モード(制御モード)」が実行されるときに、機外温度センサ35によって検知された機外温度Teに基づいて、通気路40において通気不良が生じているか否かを判断している。
詳しくは、冷却モード(制御モード)が実行されるときに、機外温度センサ35によって検知された機外温度Teが閾値T0以下であるときに、通気路40において通気不良が生じているものと判断している。
詳しくは、冷却モード(制御モード)が実行開始された直後に、機外温度センサ35によって機外温度Teを検知して、その検知した機外温度Teが閾値T0以下であるときに、通気路40において通気不良が生じている旨を表示部としての表示パネル80(図2、図3参照)に表示している。
【0024】
このように通気路40において通気不良が生じる要因としては、図8に示すように通気口40aが壁面などの障害物200で塞がれている場合や、経時で通気路40内が汚れて詰まり気味になってしまう場合、特に、経時でフィルタ42が捕集物によって目詰まりしてしまった場合などがある。いずれの場合にも、通気路40での吸気が充分におこなわれなくなって、冷却効率が低下することになる。
【0025】
以下、冷却モード実行時に機外温度センサ35によって検知される機外温度Teに基づいて通気不良の有無を判断できる理由について述べる。
フィルタ42の目詰まりなどがなくて通気不良が生じていない状態では、ファン41の冷却効率が維持されて、機外温度センサ35によって検知する機外温度Teが低ければ(外気温が低ければ)、冷却モード(制御モード)が実行されることはない。具体的に、図5の破線R2、一点鎖線R3を参照して、機外温度Te(外気温)が20度や25度のときには、連続印刷動作によって機内温度Tsが飽和温度に達しても、所定温度Tc(50度程度である。)にまで昇温しないため、冷却モードが実行されることはない。
これに対して、機外温度センサ35によって検知する検知する機外温度Teが高ければ(外気温が高ければ)、装置100内に取り込む空気の温度も高くなるため、冷却効率が低下して機内温度Tsが上がりやすくなる。具体的に、図5の実線R1を参照して、機外温度Te(外気温)が30度のときなど、機外温度Teが閾値T0(本実施の形態では、25度である。)を超えると、連続印刷動作によって機内温度Tsが所定温度Tcを超える可能性がある。そのため、機内温度Tsが所定温度Tcを超えないように、冷却モードが実行されることになる。
【0026】
一方、フィルタ42の目詰まりなどによって通気不良が生じている状態では、機外温度センサ35によって検知する機外温度Te(外気温)が低い場合であっても、ファン41による冷却効率が低下してしまうため、機内温度Tsが上がりやすくなる。したがって、機外温度センサ35によって検知する機外温度Teが閾値T0以下であっても、冷却モードが実行されて、図6の実線Rに示すような温度変化にはならずに、図6の破線Qに示すような温度変化を示すことになる。このようなことから、通常は冷却モードが実行されない機外温度Teでも、機内温度センサ30の検知温度Tsが高くなって冷却モードが実行されるため、通気不良による冷却効率の低下が生じているものと判断できることになる。すなわち、冷却モードが実行されたときに機外温度センサ35によって検知された機外温度Teが所定の閾値T0以下である場合には、通気路40における通気不良が生じているものと判断することができる。
そして、そのように通気不良が生じているものと判断されたときには、その旨が表示パネル80に表示されることになる。
【0027】
ここで、本実施の形態において、通気路40において通気不良が生じているものと制御部90で判断されたときに、フィルタ42の交換又は清掃が必要である旨を表示パネル80(表示部)に表示することもできる。
具体的に、新品(又は、清掃後)のフィルタ42の使用が開始されてから長時間が経過していない場合には、フィルタ42の目詰まりによる通気路40の通気不良は考えにくく、通気口40aが障害物200(図8参照)で塞がれている可能性が高いため、表示パネル80には「装置側方の通気口が障害物で塞がれている可能性がありますので、障害物を除去するか、装置を障害物から離すか、してください」なる旨の表示をおこなう。また、新品(又は、清掃後)のフィルタ42の使用が開始されてから長時間が経過していて、それまで通気路40の通気不良が検知されていない場合には、通気口40aが障害物200で塞がれている可能性は低く、通気路40の汚れによる通気不良、特にフィルタ42の目詰まりによる通気路40の通気不良が考えられるため、表示パネル80には「フィルタが目詰まりしている可能性がありますので、次の手順に従ってフィルタのメンテナンスをおこなってください。それでもメンテナンス表示がされる場合にはさらなるメンテナンスが必要ですのでサービスマンコールしてください。」なる旨の表示をおこなう。なお、フィルタ42の使用時間は、タイマー81(図2参照)による時間計測でおこなうことができる。
このように、表示パネル80に具体的な作業レベルの表示をおこなうことで、通気路40の通気不良が生じたときに、さらに適切な対応を最適なタイミングでおこなうことができる。
【0028】
このような制御をおこなうことで、フィルタ42が目詰まりしてしまったり、通気口40aの近傍に壁面などの障害物200があったり、通気路が汚れたりするなどして、通気路40における通気(吸気)を充分におこなえなくなってしまっても、そのような状態を精度良く検知することができる。そのため、画像形成装置の100内部温度が上昇した状態のまま印刷動作をおこなうことにより生じる異常画像などの不具合を軽減することができる。また、このような制御は、通気不良を検知するための特別な検知装置を設けるのではなくて、機外温度センサ35を設けることで比較的容易に実行できるため、画像形成装置100が高コスト化、大型化してしまうこともない。
また、通気路40における通気不良を検知したときに、その情報をいち早く表示パネル80に表示(報知)しているため、通気口40aの近傍の障害物200を取り除いたり、画像形成装置100自体を障害物200から遠ざけたり、フィルタ42の交換や清掃などのメンテナンスをおこなったりなどして、適切な対応を最適なタイミングでおこなうことができる。
【0029】
さらに、本発明の効果について補足する。
機内温度Tsのみでフィルタ42の目詰まりなどによる通気不良を検知する場合には、フィルタ42の目詰まりなどによる通気不良により冷却効率が低下して機内温度Tsが高くなったのか、機外温度Te(外気温)が高くなったことにより機内温度Tsが高くなったかを区別して判断することはできないので、通気不良が生じていないにも関わらず、通気不良が生じている旨の報知(警告)をしてしまう可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、通常の連続印刷が冷却モードに移行したときの外気温によりフィルタ42の目詰まりなどによる通気不良の有無を判断しているので、通気不良による機内温度Tsの上昇なのか、外気温Teが高くなったことによる機内温度の上昇なのかを区別することができて、通気不良を検知する精度を向上させることができる。
また、通気不良の有無に対する判断を冷却モード実行時におこなうことで、通気不良によって、ユーザーの生産性が低下したときにのみ、表示パネル80にアラートを表示することが可能となる。また、通気不良の有無に対する判断を冷却モード開始時におこなうことで、通気不良が生じていても、機内温度Tsが低くて、トナー固着などの不具合が生じない温度で印刷をおこなえるときには、アラートを表示せずに、ユーザーは印刷を続けることができる。そして、通気不良が生じた状態のまま印刷を続けて、機内温度Tsが上昇して、トナー固着などの不具合が生じる温度になり冷却モードを実行した場合に、アラートを表示することで、装置のダウンタイムを最小限に留めることができる。
【0030】
以下、図7のフローチャートを用いて、まとめとして、連続印刷時の制御について説明する。
連続印刷が開始されると、まず、機内温度センサ30によって一定間隔(本実施の形態では1秒間隔である。)で機内温度Tsが検知される(ステップS1)。そして、その都度、機内温度Tsが所定温度Tcを超えているかが判別される(ステップS2)。
その結果、機内温度Tsが所定温度Tcを超えているものと判別された場合には、冷却モードが開始される(ステップS3)。そして、それとほぼ同時のタイミングで、機外温度センサ35によって機外温度Teが検知される(ステップS3)。そして、検知された機外温度Teが閾値T0より低くないかが判別される(ステップS5)。
その結果、機外温度Teが閾値T0より低いものと判別された場合には、通気不良が生じているものとして、表示パネル80に異常を報知する(ステップS6)。そして、ジョブの最後のシートPに対する排出が確認された時点で、冷却モードを終了して、連続印刷を終了する(ステップS7、S8)。
これに対して、ステップS5で機外温度Teが閾値T0より低くないものと判別された場合には、通気不良が生じていないものとして、表示パネル80への異常報知はおこなわずに、ステップS7以降のフローを経て連続印刷を終了する(ステップS7、S8)。
(【0031】以降は省略されています)

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