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公開番号2021021289
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210218
出願番号2019139683
出願日20190730
発明の名称床材
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人協明国際特許業務法人
主分類E04F 15/02 20060101AFI20210122BHJP(建築物)
要約【課題】床材間の接合作業がスムーズに実施でき、かつ、床材間をずれなくしっかりと接合できる床材を提供する。
【解決手段】雌実部20は、溝空間21の上側に上突出条25を備え、溝空間21の下側に、上突出条25よりも側方に突出した下突出条26とを備え、溝空間21は、凸条11が収容、配置される配置空間22と、配置空間22に凸条11が配置されたときに凸条11の下面の略全体と下突出条26の間にできる予備空間23とよりなる一体の空間とされ、下突出条26は、その先端部に、上方に突出した係合突部27を備えている一方、雄実部10、係合突部17に係合し得る形状とした係合受部15を備えている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
すくなくとも一方向における一側面に凸条を備えた雄実部を有し、他側面に、該凸条と係合し得る形状の溝空間を有した雌実部を有した床材において、
前記雌実部は、前記溝空間の上側に上突出条を備え、前記溝空間の下側に、該上突出条よりも側方に突出した下突出条とを備え、
前記溝空間は、前記凸条が収容、配置される配置空間と、該配置空間に前記凸条が配置されたときに該凸条の下面の略全体と前記下突出条の間にできる予備空間とよりなる一体の空間とされ、
前記下突出条は、その先端部に、上方に突出した係合突部を備えている一方、前記雄実部は、該係合突部に係合し得る形状とした係合受部を備えていることを特徴とする床材。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記下突出条の前記係合突部よりも基端側の上面が、前記床材の裏面に略平行とされることを特徴とする床材。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記凸条の下面は、前記床材の裏面に略平行な平坦面とされ、
前記床材の裏面から前記凸条の下面までの前記床材の厚さ方向の寸法が、前記床材の裏面から前記係合突部の上端までの前記床材の厚さ方向の寸法よりも大とされることを特徴とする床材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、すくなくとも一方向における一側面に凸条を備えた雄実部を有し、他側面に、雄実部と係合し得る形状とした雌実部を有した床材に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来のこの種の床材としては、雌実部の溝空間に雄実部の凸条を収容させて接合したときに隙間ができるものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のものは具体的には、雄実部の凸条を先端に向けて厚みを先細り状とすることで、接合状態において、雌実部の溝空間の底側(奥側)の凸条の下部に隙間が形成されるものである。
【0003】
また、特許文献1のものは、凸条の下面と雌実部の下側の下突出条とが、上下間で相互に係合し得る凹凸形状とされており、この係合構造においても隙間が形成される。
【0004】
このような雄実部、雌実部の種々の部位における複数の隙間、つまり接合に際しての余裕代により、床材同士における、雄実部と雌実部とのスムーズな係合、接合作業を行うことができる。特に、溝空間の奥側に余裕代があり、かつ溝空間の下側の下突出条が上突出条よりも大きく突出して上方が開放されているから、設置する床材を斜めにして凸条を溝空間に挿入してから、回転させながら装着操作をすることができる(特許文献1の図6等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001−323644号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のものは、凸条の基部側の厚みが、雌実部の溝空間の開口の上下寸法におおむね合致している。つまり、溝空間の上下間の寸法的余裕はほとんどない。そのため、凸条の突出量を大きくすれば、たとえ特許文献1のように溝空間の上側の上突出条を短く形成した場合でも、回転操作による凸条と溝空間との係合作業はしにくくなる。このように凸条の突出量を大きくできないから、当然に上下方向の結合力を大きく向上させることを期待することはできない。
【0007】
また、特許文献1における、凸条と下突出条との上下間の係合構造における隙間は、上記のように接合作業上の余裕空間ではあるものの、その隙間空間は床材同士の接合後に横方向のずれを生じさせるおそれがある。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、床材間の接合作業がスムーズに実施でき、かつ、床材間をずれなくしっかりと接合できる床材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の床材は、すくなくとも一方向における一側面に凸条を備えた雄実部を有し、他側面に、該凸条と係合し得る形状の溝空間を有した雌実部を有した床材において、前記雌実部は、前記溝空間の上側に上突出条を備え、前記溝空間の下側に、該上突出条よりも側方に突出した下突出条とを備え、前記溝空間は、前記凸条が収容、配置される配置空間と、該配置空間に前記凸条が配置されたときに該凸条の下面の略全体と前記下突出条の間にできる予備空間とよりなる一体の空間とされ、前記下突出条は、その先端部に、上方に突出した係合突部を備えている一方、前記雄実部は、該係合突部に係合し得る形状とした係合受部を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の床材は上述した構成とされているため、床材間の接合作業がスムーズに実施でき、かつ、床材間をずれなくしっかりと接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の一実施形態に係る床材の説明図である。(a)は床材の概略平面図、(b)は(a)のA−A線に対応した、一部省略概略縦断面図である。
床材同士の接合作業の2例を示す、図1(a)のA−A線に対応した一部省略概略縦断面図である。(a)(b)は第1例の手順を示す図であり、(c)は第2例の手順を示す図である。
(a)(b)は、他の2実施形態に係る床材の接合状態を示す、図1(a)のA−A線に対応した一部省略概略縦断面図である。
(a)(b)は、さらに他の2実施形態に係る床材の接合状態を示す、図1(a)のA−A線に対応した一部省略概略縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態の説明は、床材1が施工された状態を基準として上下などの方向を規定したものである。
【0013】
床材1は、すくなくとも一方向における一側面に凸条11を備えた雄実部10を有し、他側面に、凸条11と係合し得る形状の溝空間21を有した雌実部20を有している。
【0014】
雌実部20は、溝空間21の上側に上突出条25を備え、溝空間21の下側に、上突出条25よりも側方に突出した下突出条26を備えている。溝空間21は、凸条11が収容、配置される配置空間22と、配置空間22に凸条11が配置されたときに凸条11の下面11aの略全体と下突出条26の間にできる予備空間23とよりなる一体の空間とされる。
【0015】
また、下突出条26は、その先端部に、上方に突出した係合突部27を備えている一方、雄実部10は、係合突部27に係合し得る形状とした係合受部15を備えている。
【0016】
ついで、床材1の詳細構成および床材同士の接合構造について、図1〜図4をもとに説明する。
【0017】
本床材1は、図1(a)に示すように、平面視で略長方形の平板材とされ、図1(b)に示すように、板状基材2の表面に表面材3を貼りつけて構成されている。床材1の平面寸法は例えば303mm×1818mm、厚さ寸法は例えば12mmとされるが、もちろんこれには限らない。
【0018】
板状基材2としては、木質系材料で形成されたものが挙げられる。木質系材料としては例えば、合板やLVL(単板積層材)などの木質積層板、MDF(中密度繊維板)やHDF(高密度繊維板)、パーティクルボード等の木質ボードが挙げられる。また、板状基材2は、合成樹脂系材料など木質系材料以外の材料で形成されたものであってもよい。
【0019】
表面材3としては、天然木材(銘木)を加工等して形成された突板などの単板や、木目柄等の種々の柄(模様)が印刷された化粧印刷紙やオレフィン系などの合成樹脂系フィルム、石材、ガラス材が挙げられる。
【0020】
板状基材2の長手方向、短手方向における各両側面には、各方向の一方に雄実部10、他方に雌実部20が形成されている(図1(a)(b)参照)。なお、図1(b)の縦断面図には、長手方向の両側端部について図示してある。短手方向の両側端部についても、雄実部10、雌実部20が形成されているが、長手方向の側端部のものともに同形状であるため、短手方向の側端部を含む縦断面図の図示は省略した。
【0021】
雄実部10は、側方に突出した凸条11を有している。凸条11の上面11bおよび下面11aは、床材1の裏面に略平行とされる。雄実部10は、凸条11の上側に上凹条12を有し、下側に下凹条13を有している。下凹条13は上凹条12よりも内方に深く凹んでいる。つまり、凸条11の下面11aにおける側方への突出量は上面11bにおける突出量よりも大きい。
【0022】
凸条11の下面11a側の基部の奥側には、下方に突出した凸部16が形成され、その凸部に隣接して凹部17が形成されている。この凸部16と凹部17とより、雌実部20の係合突部27が係合し得る形状とした係合受部15が構成されている。係合突部27と係合受部15の凹部17とは、本実施形態の例のように、おおむね相嵌合する形状とすることが望ましい。
【0023】
ここで、凸条11の下面11aは床材1の裏面に略平行な平坦面とされることが望ましい。また、床材1の裏面から凸条11の下面11aまでの床材1の厚さ方向の寸法が、床材1の裏面から係合突部27の上端までの床材1の厚さ方向の寸法よりも大とされることが望ましい。つまり、床材1を床下地5上に設置した際の、凸条11の下面11aの高さ位置は、係合突部27の上端の高さ位置よりも大とされることが望ましい。
【0024】
一方、雌実部20は上述したように、図1(b)に示すように、上突出条25と下突出条26とにより上下間で挟まれた溝空間21を有している。この溝空間21は、上突出条25が下突出条26よりも突出量が小さく、溝空間21の側部側は上方が開放され、この上開口24を介して溝空間21は上方空間に通じている。
【0025】
下突出条26は、上述した係合突部27と、その係合突部27よりも基端側において平板状に延びてなる延出部26aとを備えている。この延出部26aの上面および上突出条25の下面は、床材1の裏面に略平行とされている。この係合突部27の延出部26a側の立ち上がり面27aは上り傾斜面とされており、雄実部10の係合受部15にも、床材同士が接合したときに立ち上がり面27aに密着するような傾斜状の受け面15aが形成されている。
【0026】
溝空間21は、床材同士が接合したときに相手側の床材1の凸条11が収容、配置される配置空間22を有している。その配置空間22の下方には、床材同士が接合したときに凸条11の下面の略全体に対応して下方に広がる予備空間23が形成されている。この予備空間23の上下寸法は、図1(b)の例では、配置空間22の上下寸法つまり凸条11の厚みよりも大きい。
【0027】
このように、雄実部10および雌実部20は上述した形状とされているため、床材同士が接合した際には、雄実部10の凸条11は雌実部20の配置空間22に隙間なく配され、雌実部20の上突出条25は雄実部10の上凹条12に隙間なく配される。ようするに、凸条11、上凹条12と、配置空間22、上突出条25とは、隙間なく噛み合うように係合する。
【0028】
こうして凸条11が配置空間22に収容されているときには、雌実部20の係合突部27と雄実部10の係合受部15(の凹部17)とについても、隙間なく係合している。
【0029】
このように雌雄接合がされれば、溝空間21の配置空間22は凸条11により埋められるため、溝空間21として予備空間23が残る。予備空間23は、凸条11の下面11aと、それに連続する係合受部15の壁面15bとにより囲まれた状態となる。
【0030】
このように、床材同士の雌雄接合は、凸条11、上凹条12と、配置空間22、上突出条25との噛み合わせ状の係合と、係合突部27と係合受部15との係合の2箇所の係合により、雄実部10は上突出条25と下突出条26との間に挟まれた状態となる。こうして、雌雄接合による接合部は十分な接合強度が得られる。
(【0031】以降は省略されています)

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