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公開番号2021018907
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210215
出願番号2019133506
出願日20190719
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所
主分類H01R 13/436 20060101AFI20210118BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化が可能なコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、端子50と、端子50を収容する端子収容室23を有するハウジング10と、を備える。ハウジング10は、所定方向に延びる梁状の形状を有し且つ端子収容室23の中の所定位置に端子50を係止するランス36と、ランス36の近傍からランス36が延びる所定方向に交差する方向に延びてハウジング10の外部に繋がる貫通路を画成する開口部41と、を有する。ランス36は、端子50の係止を解除する操作のための外力をランス36に及ぼすことが可能な操作部(突起部38)を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
端子と、前記端子を収容する端子収容室を有するハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
所定方向に延びる梁状の形状を有し且つ前記端子収容室の中の所定位置に前記端子を係止するランスと、前記ランスの近傍から前記ハウジングの外部まで前記ランスが延びる前記所定方向に交差する方向に延びる貫通路を画成する開口部と、を有し、
前記ランスは、
前記端子の係止を解除する操作のための外力を当該ランスに及ぼすことが可能な操作部を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ランスは、
前記端子から離れる向きに撓むことによって前記端子の係止を解除可能である、ように構成され、
前記ハウジングは、
前記離れる向きにおいて前記ランスに向かい合う当該ハウジングの壁部に、前記開口部を有する、
コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記ランスは、
片持ち梁状の形状を有し、且つ、前記操作部として前記離れる向きに交差する向きに突出する突起部を有する、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子と、その端子を収容する端子収容室を有するハウジングと、を備えるコネクタに関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、端子収容室に収容された端子を端子収容室内の所定位置に係止するためのランスを有するコネクタが提案されている。例えば、従来のコネクタの一つは、端子と、端子収容室を有するハウジング本体と、ハウジング本体に組み付けられるフロントホルダと、を備えている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001−167832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のコネクタは、相手側コネクタとの嵌合時に相手側端子を端子収容室に向けて受け入れる前端開口部と、その前端開口部に隣接するように設けられて端子の係止を解除する操作のための棒状の解除具を受け入れる解除用開口部と、を有している。この解除用開口部に挿入した解除具によってランスに外力を及ぼして変形させることで、ランスによる端子の係止が解除されるようになっている。このような解除の仕組み上、このコネクタには、解除用開口部や、解除用開口部からランスまで解除具を通すための空間(いわゆる挿入スペース)を設ける必要があり、コネクタの小型化が困難であった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化が可能なコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[3]を特徴としている。
[1]
端子と、前記端子を収容する端子収容室を有するハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
所定方向に延びる梁状の形状を有し且つ前記端子収容室の中の所定位置に前記端子を係止するランスと、前記ランスの近傍から前記ハウジングの外部まで前記ランスが延びる前記所定方向に交差する方向に延びる貫通路を画成する開口部と、を有し、
前記ランスは、
前記端子の係止を解除する操作のための外力を当該ランスに及ぼすことが可能な操作部を有する、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記ランスは、
前記端子から離れる向きに撓むことによって前記端子の係止を解除可能である、ように構成され、
前記ハウジングは、
前記離れる向きにおいて前記ランスに向かい合う当該ハウジングの壁部に、前記開口部を有する、
コネクタであること。
[3]
上記[2]に記載のコネクタにおいて、
前記ランスは、
片持ち梁状の形状を有し、且つ、前記操作部として前記離れる向きに交差する向きに突出する突起部を有する、
コネクタであること。
【0007】
上記[1]の構成のコネクタによれば、ハウジングが有する開口部により、ランスの近傍とハウジングの外部とを繋ぐ貫通路が、ランスが延びる方向に交差する方向に延びるように(例えば、ハウジングの側壁や底壁を貫通するように)画成される。よって、例えば、この貫通路に棒状の解除具を挿し込み、その解除具によってランスの操作部に外力を及ぼすことで、ランスによる端子の係止を解除できる。ここで、貫通路は、従来のコネクタのようにハウジングの前端開口部からハウジングの長手方向に沿って長々と延びるように設ける必要はなく、例えば、ハウジングの側壁や底壁に設けた開口部から比較的短い長さでランスに到達するように設け得る。したがって、本構成のコネクタは、従来のコネクタに比べ、小型化が可能である。
【0008】
なお、上記構成の「ハウジング」は、例えば、単一の部材から構成されてもよいし、複数の部材(例えば、上述した従来のコネクタのように、ハウジング本体およびホルダ)から構成されてもよい。また、「ランス」は、例えば、片持ち梁状の形状を有してもよいし、両持ち梁状の形状を有してもよいし、他の梁状の形状を有してもよい。
【0009】
上記[2]の構成のコネクタによれば、ランスによる端子の係止を解除する際にランスを撓ませる向き(即ち、端子から離れる向き)においてランスに向かい合う壁部に、上述した開口部が設けられる。よって、例えば、他の壁部に開口部が設けられる場合に比べ、解除具を貫通孔に挿し込んでランスによる端子の係止を解除する作業が容易である。その結果、係止解除の作業性を向上できる。
【0010】
上記[3]の構成のコネクタによれば、係止解除のためにランスを撓ませる向き(即ち、端子から離れる向き)に交差する向きに、片持ち梁状のランスから突起部が突出する。よって、例えば、解除具をこの突起部に引っ掛けて外力を及ぼすことで、ランスを端子から離すように容易に変形させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、小型化が可能なコネクタを提供できる。
【0012】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1は、リテーナが仮係止位置にある状態における本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。
図2は、図1に示すハウジング本体に図1に示すリテーナを装着する際の様子を示す斜視図である。
図3(a)は、図1に示すコネクタの正面図であり、図3(b)は、そのコネクタの下面図である。
図4は、図2に示すリテーナの図3(a)のA−A断面を示す斜視図である。
図5(a)は、図3(b)のB−B断面図であり、図5(b)は、図3(b)のC−C断面図である。
図6は、図5(b)のD−D断面図である。
図7は、棒状の解除具を開口部に挿入してランスによる端子の係止を解除する様子を示す図5(b)に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。以下、説明の便宜上、図1に示すように、「前後方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。前後方向は、コネクタ1と相手側コネクタ(図示省略)との嵌合方向と一致している。
【0015】
図1に示すコネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に収容される端子50(図5参照)と、を備える。以下、コネクタ1を構成する各部材について順に説明する。
【0016】
まず、端子50について説明する。図5に示すように、金属製の端子50は、前後方向に延びるメス端子であり、その前端部に、矩形筒状の箱部51を有する。箱部51には、相手側コネクタに収容された相手側端子(オス端子、図示省略)が挿入されることになる。箱部51の後側には、端子50から後方に延びる電線(図示省略)の端末に接続される加締め部(図示省略)が一体に設けられている。
【0017】
箱部51の下面には、下方に突出するランス係止片52が形成されている(図5(a)及び図6参照)。ランス係止片52は、ハウジング10の後述するランス36(図4参照)に係止されることになる。箱部51の後側には、上方に窪み且つ幅方向に貫通する凹部53が形成されている。凹部53には、ハウジング10の後述する検知突起39(図4参照)が挿入されることになる。
【0018】
次いで、ハウジング10について説明する。樹脂製のハウジング10は、図1及び図2に示すように、ハウジング本体20と、ハウジング本体20に装着されるリテーナ30と、を有する。
【0019】
まず、ハウジング本体20について説明する。ハウジング本体20は、図2に示すように、前後方向に延びる略直方体状の端子収容部21と、端子収容部21の後部領域の外周を環状隙間20aを介して包囲する筒状の外筒部22と、を一体に有する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合時(以下、単に「嵌合時」と呼ぶこともある)、この環状隙間20aに、相手側コネクタのフード部(図示省略)が挿入されることになる。
【0020】
端子収容部21の前部領域は、外筒部22の前端から前方に突出している。この端子収容部21の前部領域(以下、「装着部21a」と称呼する)に、リテーナ30が装着されることになる。
【0021】
端子収容部21の後部領域の前端部(即ち、装着部21aの後端部の後側に隣接する箇所)には、ゴム製の環状リップ60が装着されている。嵌合時、環状リップ60は、端子収容部21の外周と相手側コネクタのフード部の内周との間の隙間をシールする防水機能を発揮する。
【0022】
端子収容部21の内部には、後方に開口し且つ前後方向に延びる端子収容室23(図5参照)が、幅方向に一列に並ぶように複数(本例では、8つ)設けられている。端子収容室23には、その後端開口から端子50が挿入されることになる。
【0023】
装着部21aの前端部には、各端子収容室23と連通する前端開口24(前後方向に延びる貫通孔)が、幅方向に一列に並ぶように複数(本例では、8つ)設けられている(図2及び図5参照)。嵌合時、相手側コネクタのオス端子が前端開口24を通過して端子収容室23に収容された端子50の箱部51に挿入されることになる。
【0024】
装着部21aの下面には、幅方向全域に亘って延びる矩形状の下部開口25が、複数の端子収容室23と連通するように形成されている。下部開口25は、ハウジング本体20にリテーナ30を装着することにより、リテーナ30の後述する下板部32によって塞がれることになる。
【0025】
装着部21aの上面には、幅方向中央部にて、幅方向に所定距離を空けて前後方向に延びる一対の突条26,27が形成されている。突条26,27は、後述するように、ハウジング本体20に装着されたリテーナ30を仮係止位置および本係止位置のそれぞれに係止する機能を有する。なお、図1〜図7(図2を除く)は、リテーナ30が「仮係止位置」にある状態を示す。
【0026】
次いで、リテーナ30について説明する。リテーナ30は、各端子50が端子収容室23内の正規位置(図5参照)に収容されているか否かを検知する機能を有する。リテーナ30は、図2に示すように、上下方向に対向するように配置され且つ幅方向に延びる矩形平板状の上板部31及び下板部32と、上板部31及び下板部32の右端部同士を連結する連結部33と、上板部31及び下板部32の間の空間を前側から塞ぐように上板部31、下板部32、及び連結部33それぞれの前端面に連結された前板部34と、を備える。
【0027】
前板部34には、ハウジング本体20の複数の端子収容室23に対応して、前端開口35(前後方向に延びる貫通孔)が、幅方向に一列に並ぶように複数(本例では、8つ)設けられている(図2及び図5(b)参照)。嵌合時、相手側コネクタのオス端子が前端開口35を通過して端子収容室23に収容された端子50の箱部51に挿入されることになる。
【0028】
図4に示すように、下板部32の上面(内面)には、複数の前端開口35に対応して、前方に向けて延びる片持ち梁状のランス36が、幅方向に一列に並ぶように複数(本例では、8つ)設けられている。各ランス36は、下向きに弾性変形可能となっている。リテーナ30をハウジング本体20の装着部21aに装着することで、装着部21aの下部開口25が下板部32によって塞がれると共に、複数のランス36が複数の端子収容室23にそれぞれ臨むように配置されることになる(図5参照)。
【0029】
ランス36は、その先端面37が端子収容室23内の正規位置にある端子50のランス係止片52と係合することで、端子50を正規位置に係止する機能を有する(図5(a)参照)。リテーナ30が本係止位置にあるときに加えてリテーナ30が仮係止位置にあるときにも、ランス36が端子50のランス係止片52と係合可能とするため、ランス36は、幅方向において前端開口35に対応する領域から更に左側に延びた幅広の形状を有している(図6も参照)。
【0030】
各ランス36の先端面37の下端位置には、前方に突出し幅方向に延びる突起部38が形成されている(図5及び図6も参照)。各ランス36の根元部の幅方向において前端開口35に対応する位置(即ち、根元部の右側部分)には、上方に突出する検知突起39が設けられている。突起部38、及び、検知突起39の作用については後述する。
(【0031】以降は省略されています)

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