TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021018902
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210215
出願番号2019133312
出願日20190719
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 4/50 20060101AFI20210118BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組立容易なコネクタを提供する。
【解決手段】端子金具3をハウジング4のベース41に配置するとともに、導体接続部32の筒状部320に導体部21を挿入し、ベース41に蓋部42を組み付ける。これにより、互いに交差する延長部322〜324の間に挿入部421Bが挿入され、筒状部320が縮径される。筒状部320によって導体部21が締め付けられ、導体接続部32が導体部21に接続される。従って、端子金具3を電線2に接続するために専用機が必要なく、端子金具3の電線2への接続作業と、端子金具3のハウジング4への収容作業と、を略同時に実施することができ、コネクタ1を容易に組み立てることができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
先端において導体部が露出した電線と、
相手方端子と接続される端子接続部、及び、樋状部の両端縁から互いに交差する延長部が突出することで前記導体部が挿入可能な筒状部が形成される導体接続部を有する端子金具と、
第1部分、及び、挿入部を備えた第2部分を有して前記端子金具を収容し、前記第1部分に前記第2部分が組み付けられることにより、互いに交差する前記延長部同士の間に前記挿入部が挿入され、前記筒状部を縮径させるハウジングと、を備えることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記第1部分と前記第2部分とによって前記電線の絶縁被覆部を挟み込んで保持することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
互いに交差する前記延長部は、前記端子金具の自然状態において、先端側に向かうほど互いに近づく傾斜部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
互いに交差する前記延長部は、前記傾斜部よりも先端側において、互いに遠ざかるように延びる離隔延在部を有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第2部分は、前記延長部を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電線の先端に端子金具を圧着し、この端子金具をハウジングに収容することにより構成されるコネクタが知られている。このようなコネクタを製造する際に端子金具圧着する端子圧着機として、電線圧着片の余肉部が幅方向外側に膨出しないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された端子圧着機を用い、電線圧着片の余肉部を幅方向外側に膨出させないことにより、端子金具をハウジングに収容する際に、余肉部が引っ掛かることが抑制されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003−59612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたように端子圧着機を用いて端子金具を電線に圧着しようとすると、専用の端子圧着機が必要となってしまう。また、電線に端子金具を圧着した後に、端子金具をハウジングに収容する工程が必要となる。従って、コネクタを容易に組立可能とすることが望まれていた。
【0005】
本発明の目的は、組立容易なコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明のコネクタは、先端において導体部が露出した電線と、相手方端子と接続される端子接続部、及び、樋状部の両端縁から互いに交差する延長部が突出することで前記導体部が挿入可能な筒状部が形成される導体接続部を有する端子金具と、第1部分、及び、挿入部を備えた第2部分を有して前記端子金具を収容し、前記第1部分に前記第2部分が組み付けられることにより、互いに交差する前記延長部同士の間に前記挿入部が挿入され、前記筒状部を縮径させるハウジングと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このような本願発明のコネクタによれば、筒状部に導体部を挿入するとともに、この端子金具をハウジングの第1部分に配置して第2部分を組み付けることにより、筒状部が縮径される。これにより、筒状部によって導体部が締め付けられ、導体接続部が導体部に接続される。従って、端子金具を電線に接続するために専用機が必要なく、端子金具の電線への接続作業と、端子金具のハウジングへの収容作業と、を略同時に実施することができ、コネクタを容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
前記コネクタにおいて端子金具に電線を挿入する前の様子を示す断面図である。
前記端子金具に前記電線を挿入した様子を示す断面図である。
前記コネクタにおいて第1部分に第2部分を組み付ける様子を示す断面図である。
前記端子金具に前記電線を挿入する前の様子を示す断面図である。
前記端子金具に前記電線を挿入した様子を示す断面図である。
前記第1部分に前記第2部分を組み付ける様子を示す断面図である。
前記第1部分から前記第2部分を取り外す様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のコネクタ1は、図1に示すように、電線2と、端子金具3と、ハウジング4と、を備えた雌コネクタであって、相手方の雄コネクタと嵌合可能に構成されている。尚、本実施形態では電線2の軸方向をX方向とし、X方向に直交する2方向をY方向およびZ方向とする。
【0010】
電線2は、導体部21と、導体部21の周囲に設けられる絶縁被覆部22と、を有する。電線2の先端部において絶縁被覆部22が除去されており、導体部21が露出している。尚、導体部21は、銅やアルミニウム等の適宜な金属部材によって形成されていればよく、複数の細線が撚り合わされて構成されていてもよいし、1本の導体によって構成されていてもよい。
【0011】
端子金具3は、1枚の板金部材を折曲加工することにより形成され、相手方端子と接続される端子接続部31と、導体部21に接続される導体接続部32と、を一体に有する。
【0012】
端子接続部31は、四角筒状に形成されてメス端子部を構成し、相手方端子であるオス端子と接続される。尚、端子接続部はこのような形状に限定されず、オス端子部を形成するとともに相手方端子であるメス端子と接続される構成としてもよい。
【0013】
導体接続部32は、X方向から見て円弧状に形成された樋状部321と、樋状部321の両端縁321A、321Bから突出した3つの延長部322〜324と、を有する。Y方向一方側の端縁321Aからは、2つの延長部322、324が突出し、他方側の端縁321Bからは1つの延長部323が突出し、X方向において、端子接続部31側から延長部322、延長部323、延長部324の順で並んでいる。
【0014】
樋状部321のうち延長部322〜324に対向する底面部の上面には、導体部21との接触を良好なものとするために、適宜な形状の凹凸部(セレーション)が形成されていてもよい。
【0015】
延長部322と延長部323とは、図5にも示すように、X方向から見て交差している。即ち、Y方向一方側の端縁321Aから突出した延長部322の先端部は、Y方向他方側の端縁321Bから突出した延長部323の先端部よりも、Y方向他方側に配置されている。延長部322と延長部324とは、X方向から見て重なるような形状を有しており、延長部324も同様に延長部323と交差している。
【0016】
延長部322〜324は、それぞれ、樋状部321の円弧と同一円周上に配置される円弧部322A〜324Aと、円弧部322A〜324Aから屈曲されて径方向外側に延びる傾斜部322B〜324Bと、傾斜部322B〜324Bから屈曲された離隔延在部322C〜324Cと、を有する。傾斜部322B〜324Bには、貫通孔状の係止孔322D〜324Dが形成されている。尚、延長部322〜324において、樋状部321側が基端側となり、その反対側が先端側となる。樋状部321と円弧部322A〜324Aとによって、導体接続部32には、X方向から見て円筒状の筒状部320が形成される。
【0017】
図5に示すような端子金具3の自然状態において、延長部322の傾斜部322Bおよび延長部324の傾斜部324Bと、延長部323の傾斜部323Bと、は、Z方向に対して傾斜しており、先端側に向かうほどY方向において互いに近づくように延びる。
【0018】
離隔延在部322C〜324Cは、傾斜部322B〜324Bよりも先端側に形成されており、延長部322の離隔延在部322Cおよび延長部324の離隔延在部324Cと、延長部323の離隔延在部323Cと、は互いに遠ざかるように延びる。端子金具3の自然状態において、離隔延在部322C〜324CのZ方向最上方位置におけるY方向開口寸法は、後述する挿入部421BのY方向幅よりも大きくなっていることが好ましい。
【0019】
ハウジング4は、第1部分としてのベース41と、第2部分としての蓋部42と、を有して箱状に形成され、端子金具3を収容する。ハウジング4は、X方向を長手方向とする直方体状に形成されている。
【0020】
ベース41は、Z方向の一方側(上方側)が開口し、X方向における一方側に、相手方端子が通過する接続用貫通孔411を有し、X方向におけるその反対側が開口している。また、ベース41におけるY方向両側の壁部の外面には、係止突起412が形成されている。
【0021】
蓋部42は、ベース41のZ方向の開口を塞ぐ天井部421と、X方向の開口を塞ぐ立設壁422と、を有し、ベース41に組み付けられる。天井部421は、係止突起412に係止されるロックアーム421Aを有しており、ベース41に対する蓋部42の組み付け状態が維持されるようになっている。尚、ベース41と蓋部42との組み付け構造はこれに限定されず、例えば、蓋部がベースに対して圧入されることで組み付け状態が維持されるようになっていてもよい。
【0022】
天井部421の下面からは、図7に示すように、ZX平面に沿って延びる板状の挿入部421Bが突出している。挿入部421Bは、ハウジング4のY方向における中央部に形成されるとともに、端子金具3を収容した際に導体接続部32に対応した位置に形成されていればよい。天井部421には、挿入部421BをY方向から挟む位置に、一対の治具挿入孔421Cが形成されている。挿入部421Bの両面には、延長部322〜324のそれぞれに対応した位置に、係止突起421Dが形成されている。即ち、図7における挿入部421Bの右側面には、延長部323に対応して1つの係止突起421Dが形成され、左側面には、延長部322、324のそれぞれに対応して計2つの係止突起421Dが形成されている。
【0023】
ここで、コネクタ1を組み立てる詳細な手順について、図2〜7を参照して説明する。まず、図2、5に示すように、ベース41の底板413上に端子金具3を配置し、図3、6に示すように、端子金具3の筒状部320に電線2の導体部21を挿入する。このとき、電線2の絶縁被覆部22は底板413上に載置される。尚、本実施形態では、筒状部320の内径の方が導体部21の外径よりも大きく、筒状部320を変形させることなく導体部21を挿入可能なものとするが、筒状部320の内径を導体部21の外径以下とし、作業者が筒状部320を拡げつつ導体部21を挿入する構成としてもよい。
【0024】
次に、図4、7に示すように、ベース41に対して蓋部42をZ方向上方から接近させて組み付ける。このとき、挿入部421Bが、Z方向において、互いに交差する延長部322、324と延長部323との間に挿入される。延長部322〜324の先端に離隔延在部322C〜324Cが形成されていることで、挿入部421Bの挿入が案内されるようになっている。
【0025】
挿入部421Bが挿入されることにより、延長部322、324の先端部と、延長部323の先端部と、が互いに遠ざかるように導体接続部32が変形する。これにより、筒状部320が縮径されて(即ち、内径が小さくなって)導体部21が締め付けられていく。
【0026】
ベース41に対する蓋部42の組み付けが完了すると(ロックアーム421Aが係止突起412に係止されると)、延長部322〜324の傾斜部322B〜324Bは、挿入部421Bの側面に沿うことでZ方向に延びる。即ち、自然状態において互いに近づくように延びる傾斜部322B、324Bと傾斜部323Bとが、互いに略平行となるように変形させられる。このとき、挿入部421Bに形成された係止突起421Dが、延長部322〜324のそれぞれに形成された係止孔322D〜324Dと係合する。即ち、蓋部42は、延長部322〜324を係止する係止部として、係止突起421Dを有する。
【0027】
筒状部320は、導体部21を保持可能な程度に変形すればよい。即ち、コネクタ1の使用環境等に応じて、導体部21が筒状部320から抜けない程度の縮径量に設定されればよい。このとき、導体部21を多少変形させてもよいが、端子金具3を導体部21から取り外した場合に、電線2を再利用できる程度の変形にとどめておくことが好ましい。
【0028】
また、ベース41に対する蓋部42の組み付けが完了時には、電線2の絶縁被覆部22が、ベース41の底板413と、蓋部42の立設壁422の下端部と、によって挟み込まれ、ハウジング4によって絶縁被覆部22が保持される。
【0029】
ベース部41から蓋部42を取り外す際には、図8に示すような治具100を用いればよい。治具100は、ベース部101と、ベース部101から突出する一対の突出部102と、を有し、一対の突出部102のそれぞれが、天井部421の一対の治具挿入孔421Cに挿入可能となっている。
【0030】
突出部102を治具挿入孔421Cに挿入していくと、突出部102が延長部322〜324の離隔延在部322C〜324Cに当接することにより、延長部322、324の先端部と、延長部323の先端部と、が互いに遠ざかっていく。これにより、係止突起421Dが係止孔322D〜324Dから外れて係止解除され、蓋部42が端子金具3から取り外し可能となる。このような状態において、蓋部42のロックアーム421Aをベース41の係止突起412から外して係止解除することにより、蓋部42をベース部41から取り外すことができる。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子台
矢崎総業株式会社
圧着端子
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
ボックス
矢崎総業株式会社
検出装置
矢崎総業株式会社
電源装置
矢崎総業株式会社
圧着端子
矢崎総業株式会社
圧着端子
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
圧着端子
矢崎総業株式会社
電源装置
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
電源装置
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
放熱構造
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
発光装置
矢崎総業株式会社
電源装置
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
矢崎総業株式会社
コネクタ
続きを見る