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公開番号2021017282
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210215
出願番号2019135323
出願日20190723
発明の名称包装袋
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 85/84 20060101AFI20210118BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装袋が積層体からなり、強塩基性の内容物を収納可能であって、積層体が金属箔からなるガスバリア層を有する場合において、剥離強度の測定値が高い強度で安定して得られる積層体の構成を定め、包装袋を構成する積層体の耐久性や剥離強度を担保することが可能な包装袋を提供することを課題とする。
【解決手段】強塩基性の内容物を収納可能な包装袋であって、この包装袋は、プラスチックフィルムを基材として、印刷層、中間基材層、金属箔からなるガスバリア層、およびその表面改質層、押し出し樹脂層、シーラント層が順次積層された積層体からなり、前記押し出し樹脂層と前記シーラント層の積層部分の、ループスティフネス強度が5.5mN以上であることを特徴とする包装袋である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
強塩基性の内容物を収納可能な包装袋であって、
この包装袋は、プラスチックフィルムを基材として、印刷層、中間基材層、金属箔からなるガスバリア層、およびその表面改質層、押し出し樹脂層、シーラント層が順次積層された積層体からなり、
前記押し出し樹脂層と前記シーラント層の積層部分の、ループスティフネス強度が5.5mN以上であることを特徴とする、包装袋。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記ガスバリア層は、厚さが5μm以上、50μm以下のアルミニウム、またはアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記表面改質層が、Zr、Cr、またはその塩を含む無機被膜と、無機被膜を覆う有機高分子膜からなるものであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記ガスバリア層およびその表面改質層と、前記押し出し樹脂層との間は接着層を介して積層されており、
この接着層は2官能のイソシアネートモノマーを、3官能化させたイソシアネートモノマー誘導体を主成分とするものであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋。
【請求項5】
前記押し出し樹脂層は、厚さが15μm以上、30μm以下の熱可塑性ポリエチレン樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装袋。
【請求項6】
前記シーラント層は、厚さが20μm以上、80μm以下であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装袋に関するものである。特にヘアカラー剤などの、たとえばモノエタノールアミンのような、強塩基性の物質を含む内容物を収納可能な包装袋であって、包装袋を構成する積層体の、ガスバリア層とシーラント層の間の剥離強度に優れる包装袋に関するものである。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
包装袋はその利便性や意匠性のほか、内容物や使用環境に対応して多くの種類のものが実用化されている。特に近年ではプラスチックフィルムを基材フィルムとして、シーラント層を有して、必要な機能を付加する事ができるプラスチックフィルムなどを貼りあわせた積層体を製袋して形成した、包装袋がさまざまな分野で実用に供されている。
【0003】
一般に包装袋などの包装容器は、内容物を様々な外部環境や外力から保護することがその役割であるが、使用する分野によっては、内容物の外部への漏洩を防止することに重きを置いたり、あるいは臭気等の強い内容物などの場合には、臭気の外部への染み出し、漏洩を防止することが重要である場合もある。
【0004】
たとえば、髪の毛を染めるためのヘアカラー剤は、染料を含む薬液の成分にモノエタノールアミンや、アンモニアなど強塩基性物質を含有するために、匂いがきついため、内容物耐性のほか、ガスバリア性が要求される場合が多い。
【0005】
一方でヘアカラーは、強塩基性の内容物であるために、ガスバリア層にアルミニウム箔などの金属箔を使用する場合には、腐食やまた積層体の接着強度、あるいは層間の剥離強度の低下を防止しなくてはならず、プラスチックフィルムの劣化防止など、包装袋を構成する積層体の構成要素の耐久性や剥離強度の向上も必要である。
【0006】
ガスバリア性と強塩基性を両立させて実現する方法として、特許文献1には、アルミニウム箔に化成処理をしてアルミニウム箔層の腐食を抑える包装袋の提案がある。また、先行文献2には、ガスバリア層としてアルミニウム箔を用いた積層体による包装袋の提案がなされ、積層体の剥離強度の向上のために熱可塑性樹脂の押し出し層を設けることによってその解決を図る提案がある。
【0007】
しかしながらいずれの場合においても、積層体中に硬質のアルミニウム箔層と、柔軟な熱可塑性樹脂層とが隣接して積層されていることによって、積層体、特に熱可塑性樹脂層への屈曲の負荷がかかる場合があることから、剥離強度の測定値が安定しない問題があると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5584970公報
特開2003−81285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、包装袋が積層体からなり、強塩基性の内容物を収納可能であって、積層体が金属箔からなるガスバリア層を有する場合において、剥離強度の測定値が高い強度で安定して得られる積層体の構成を定め、包装袋を構成
する積層体の耐久性や剥離強度を担保することが可能な包装袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
強塩基性の内容物を収納可能な包装袋であって、
この包装袋は、プラスチックフィルムを基材として、印刷層、中間基材層、金属箔からなるガスバリア層、およびその表面改質層、押し出し樹脂層、シーラント層が順次積層された積層体からなり、
前記押し出し樹脂層と前記シーラント層の積層部分の、ループスティフネス強度が5.5mN以上であることを特徴とする、包装袋である。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、
前記ガスバリア層は、厚さが5μm以上、50μm以下のアルミニウム、またはアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋である。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、
前記表面改質層が、Zr、Cr、またはその塩を含む無機被膜と、無機被膜を覆う有機高分子膜からなるものであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装袋である。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、
前記ガスバリア層およびその表面改質層と、前記押し出し樹脂層との間は接着層を介して積層されており、
この接着層は2官能のイソシアネートモノマーを、3官能化させたイソシアネートモノマー誘導体を主成分とするものであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋である。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、
前記押し出し樹脂層は、厚さが15μm以上、30μm以下の熱可塑性ポリエチレン樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装袋である。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、
前記シーラント層は、厚さが20μm以上、80μm以下であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の包装袋である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、包装袋が積層体からなり、包装袋が積層体からなり、強塩基性の内容物を収納可能であって、積層体が金属箔からなるガスバリア層を有する場合において、剥離強度の測定値が高い強度で安定して得られる積層体の構成を定め、包装袋を構成する積層体の耐久性や剥離強度を担保することが可能な包装袋を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1は、本発明に係る包装袋を構成する、積層体を説明するための、部分断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を図1を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
【0019】
図1は、本発明に係る包装袋を構成する、積層体を説明するための、部分断面模式図である。
【0020】
本発明による包装袋は、強塩基性の内容物を収納可能な包装袋である。たとえば髪の毛を染めるためのヘアカラー剤などが強塩基性の内容物の例であり、この場合には一般に匂いが強く、内容物耐性のほかガスバリア性も要求される。
【0021】
この包装袋は、プラスチックフィルムを基材フィルム(1)として、すくなくとも、印刷層(2)、中間基材層(3)、金属箔からなるガスバリア層(4)、およびその表面改質層(5)、押し出し樹脂層(7)、シーラント層(8)が順次積層された積層体(10)からなる。
【0022】
図1に示す例においては、金属箔からなるガスバリア層(4)およびその表面改質層(5)と、押し出し樹脂層(7)との間は、接着層(6)を介して積層されている例である。
【0023】
また、本発明による包装袋を構成する、積層体(10)の特徴として、押し出し樹脂層(7)とシーラント層(8)の積層部分(9)の、ループスティフネス強度は、5.5mN以上とするものである。
【0024】
我々は、本発明を鋭意検討する過程で、この積層部分(9)の値をこの範囲にすることによって、表面改質層(5)を有した金属箔からなるガスバリア層(4)と、積層部分(9)との剥離強度が高い強度で安定して得られることよって、包装袋を構成する積層体(10)の耐久性や剥離強度を、担保することができる包装袋を提供することが可能であることを見出した。
【0025】
ちなみに本発明において、ループスティフネス強度は、剛性の測定値であって、幅15mm、直径50mmの円筒状にした試料を、上下に圧縮して円筒の断面が楕円状になるとき、その短軸が20mmの楕円状になるまでに圧縮した時の、応力を測定するものである。
【0026】
すなわち、本発明による包装袋を構成する積層体(10)が、例えば金属箔からなるガスバリア層(4)を有する場合には、金属材料は剛性が高いために、それに隣接する押し出し樹脂層(7)およびシーラント層(8)の、積層部分(9)との剛性と乖離がある場合に、剥離強度の測定値が安定しない恐れがあるが、本発明によって定めた範囲の剛性であれば、高い値での測定値は安定し、強塩基性の内容物を収納する包装袋としての、剥離強度を担保できる。
【0027】
また、我々の更なる検討過程において積層体(10)を構成する各層についても、それぞれに、より好ましい材料、あるいは層の厚さがあることを見出した。
【0028】
表面改質層(5)は、Zr、Cr、またはその塩を含む無機被膜と、無機被膜を覆う有機高分子膜からなるものとすることができ、これによってより好ましく層間の剥離業度を高めることができる。
【0029】
金属箔からなるガスバリア層(4)およびその表面改質層(5)と、押し出し樹脂(7)層との間は接着層(6)を介して積層することができ、このときこの接着層(6)は2官能のイソシアネートモノマーを、3官能化させたイソシアネートモノマー誘導体を主成分とするものがより好ましい。
【0030】
金属箔からなるガスバリア層(4)は、厚さが5μm以上、50μm以下のアルミニウム、またはアルミニウム合金からなることが、ガスバリア性能において十分であって、かつ包装袋を構成する積層体(10)として適当である。
(【0031】以降は省略されています)

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