TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021017263
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210215
出願番号2019133738
出願日20190719
発明の名称包装体
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 75/62 20060101AFI20210118BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】食品内容物を包装体から別の食器に移すことなく、開口した包装体をそのまま食器として使用して食することができる包装体であって、側面が十分な深さを有する包装体を提供すること。
【解決手段】包装フィルムを丸め、その左右両側端部を合掌状にシールして形成した背シール線aを前後方向に形成した筒状構造を有し、開口したその前後端部をシールして前後のシール部b,cを設けることにより、内容物を密封した包装体Aであって、開封開始部から開始した引裂き線dを誘導する引裂き誘導線dを前記上面に設け、かつ、前記引裂き線を左右方向に広げるように誘導するように引裂き誘導線dを構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装フィルムを丸め、その左右両側端部をシールして形成した背シール線を前後方向に形成した筒状構造を有し、開口したその前後端部をシールして前後のシール部を設けることにより、内容物を密封した包装体であって、
上面とこの上面に対向する底面とを有し、かつ、これら上面及び底面の間の周囲を塞ぐ側面を有しており、
開封開始部から開始した引裂き線を誘導する引裂き誘導線が前記上面に設けられており、かつ、この引裂き誘導線が前記引裂き線を左右方向に広げるように誘導するものであることを特徴とする包装体。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記前後シール部のうち少なくとも一方のシール部に、前記開封開始部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記開封開始部が馬蹄型の切込みで囲まれたつまみ部で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の包装体。
【請求項4】
前記馬蹄型切込みの両端の間のつながり部の距離が2mm以上であることを特徴とする請求項3に記載の包装体。
【請求項5】
前記引裂き誘導線が、前記側面から出発して、前記上面に至るものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装体。
【請求項6】
前記開封開始部と前記引裂き誘導線との間の距離が30mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装体。
【請求項7】
前記引裂き誘導線が、前記開封開始部から開始した引裂き線に交差する誘導開始線と、この誘導開始線に誘導された引裂き線を左右方向に広げる拡大誘導線と、前記誘導開始線と拡大誘導線とを滑らかにつなぐ曲線状の第一連結線と、前記拡大誘導線に誘導された引裂き線を前後方向に誘導する開口誘導線と、前記拡大誘導線と開口誘導線とを滑らかにつなぐ曲線状の第二連結線とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装体。
【請求項8】
前記第一連結線の曲率半径が3mm以上であることを特徴とする請求項7に記載の包装体。
【請求項9】
前記第二連結線の曲率半径が3mm以上であることを特徴とする請求項7又は8に記載の包装体。
【請求項10】
前記上面の左右両側辺にシール線(ヘムシール線)が設けられており、このヘムシール線と前記開口誘導線との距離が1mm以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品内容物を包装体から別の食器に移すことなく、開口した包装体をそのまま食器として使用して食することができる包装体に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
このような包装体は例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1に記載の包装体は四面体形状を有するもので、その2辺を開封ガイドとしてこの開封ガイドに沿って引裂くことにより、底面と周囲を囲む側面とを有する舟形形状の容器となる。このため、この舟形形状の容器から別の食器に移すことなく、この容器をそのまま食器として使用して食することができる。
【0004】
しかしながら、この包装体においては、引裂き開封したとき、角部の深さが損なわれるため、内容物がこぼれやすくなるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4388952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、食品内容物を包装体から別の食器に移すことなく、開口した包装体をそのまま食器として使用して食することができる包装体であって、側面が十分な深さを有する包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、請求項1に記載の発明は、包装フィルムを丸め、その左右両側端部をシールして形成した背シール線を前後方向に形成した筒状構造を有し、開口したその前後端部をシールして前後のシール部を設けることにより、内容物を密封した包装体であって、
上面とこの上面に対向する底面とを有し、かつ、これら上面及び底面の間の周囲を塞ぐ側面を有しており、
開封開始部から開始した引裂き線を誘導する引裂き誘導線が前記上面に設けられており、かつ、この引裂き誘導線が前記引裂き線を左右方向に広げるように誘導するものであることを特徴とする包装体である。
【0008】
次に、請求項2に記載の発明は、前記前後シール部のうち少なくとも一方のシール部に、前記開封開始部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の包装体である。
【0009】
次に、請求項3に記載の発明は、前記開封開始部が馬蹄型の切込みで囲まれたつまみ部で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の包装体である。
【0010】
次に、請求項4に記載の発明は、前記馬蹄型切込みの両端の間のつながり部の距離が2mm以上であることを特徴とする請求項3に記載の包装体である。
【0011】
次に、請求項5に記載の発明は、前記引裂き誘導線が、前記側面から出発して、前記上面に至るものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装体である。
【0012】
次に、請求項6に記載の発明は、前記開封開始部と前記引裂き誘導線との間の距離が30mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装体である。
【0013】
次に、請求項7に記載の発明は、前記引裂き誘導線が、前記開封開始部から開始した引裂き線に交差する誘導開始線と、この誘導開始線に誘導された引裂き線を左右方向に広げる拡大誘導線と、前記誘導開始線と拡大誘導線とを滑らかにつなぐ曲線状の第一連結線と、前記拡大誘導線に誘導された引裂き線を前後方向に誘導する開口誘導線と、前記拡大誘導線と開口誘導線とを滑らかにつなぐ曲線状の第二連結線とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装体である。
【0014】
次に、請求項8に記載の発明は、前記第一連結線の曲率半径が3mm以上であることを特徴とする請求項7に記載の包装体である。
【0015】
次に、請求項9に記載の発明は、前記第二連結線の曲率半径が3mm以上であることを特徴とする請求項7又は8に記載の包装体である。
【0016】
次に、請求項10に記載の発明は、前記上面の左右両側辺にシール線(ヘムシール線)が設けられており、このヘムシール線と前記開口誘導線との距離が1mm以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の包装体である。
【発明の効果】
【0017】
本発明の包装体においては、開封開始部から開始した引裂き線を誘導する引裂き誘導線が上面に設けられているから、この引裂き誘導線で引裂くことによって、上面に開口部を形成することができる。しかも、引裂き誘導線は引裂き線を左右方向に広げるように誘導するから、その開口部は広く、このから、内容物を取り出すことができる。また、本発明の包装体は、上面と底面とに加えてこれら上面及び底面の間の周囲を塞ぐ側面を有しているから、こうして開封された包装体は底面と十分な深さの側面を有しており、内容物がこぼれることもないのである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1は本発明の包装体の第1の具体例に係り、図1(a)は上面から見た包装体の斜視図、図1(b)は底面から見た包装体の斜視図である。
図2は本発明の包装体の第1の具体例において、その引裂き誘導線を説明するための説明図である。
図3は本発明の包装体の第1の具体例に係り、その製造工程を説明するための説明用斜視図である。
図4は本発明の包装体の第1の具体例に係り、図1(a)は上面から見た製造工程中の包装体の斜視図、図1(b)は底面から見た製造工程中の包装体の斜視図である。
図5は本発明の包装体の第2の具体例に係り、図5(a)は包装体の斜視図、図5(b)はその引裂き誘導線を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の具体例を説明する。図1(a)は上面から見た包装体の斜視図、図1(b)は底面から見た包装体の斜視図である。
【0020】
図1(a)及び(b)から分かるように、この包装体Aは、一枚の包装フィルムを丸め、その左右両側端部を合掌貼り、すなわち、包装フィルム両端部の内面同士を向かい合わせて合掌状にシールして形成した背シール線aを前後方向に形成した筒状構造を有し、開口したその前後端部をシールすることにより前側シール部b及び後側シール部cを形成して、内容物を密封したものである。なお、合掌貼りに限らず、封筒貼り、すなわち、包装フィルム両端部のうち一方端部の外面に他方端部の内面を重ねてシールすることにより、背シール線aを形成してもよい。
【0021】
包装フィルムとしては任意のフィルムを使用することができる。その代表例としては、基材フィルムの内面側にシーラント層を積層したフィルムである。
【0022】
基材フィルムとしては、機械的強度や寸法安定性を有するフィルムを好ましく使用できる。例えば、各種二軸延伸フィルムである。その材質としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアクリルニトリル、ポリイミド等が例示できる。また、これら各種材質のフィルムを積層し、その他のフィルムを積層した多層構造のフィルムであってもよく、更に、蒸着層や印刷層を設けたフィルムを基材フィルムとしてもよい。
【0023】
その他のフィルムとしては、例えば、アルミニウム箔等の金属箔を例示できる。その層構成中に金属箔を含む基材フィルムは、水蒸気や酸素ガス等のバリア性に優れている。
【0024】
次に、蒸着層としては、アルミニウム等の金属を蒸着して形成した金属蒸着層の他に、無機物を材質とする無機蒸着層を利用することができる。無機物としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属の酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面から酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが好ましい。これら金属蒸着層又は無機蒸着層をその層構成中に含む基材フィルムも、水蒸気や酸素ガス等のバリア性に優れている。
【0025】
シーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂が使用できる。例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂である。これらの樹脂を押出し機により製膜してフィルム状として使用すればよい。
【0026】
基材フィルムとシーラント層とは、接着剤を使用して積層することができる。接着剤としてはドライラミネート用接着剤が使用できる。例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤等である。積層方法としてはドライラミネート法にて可能である。このほか、接着性樹脂を溶融押出し製膜して、その接着力を失わない間に基材フィルムとシーラント層とを圧着して積層することも可能である。
【0027】
ところで、この包装体Aは、図示のように、上面1とこの上面1に対向する底面2、これら上面1及び底面2の間の周囲を塞ぐ4つの側面3,4,5,6を有する直方体形状であり、背シール線aは底面2の左右方向中央に位置し、前後方向に延びて底面2を左右に二分している。図中、23,24は、こうして二分された底面2の左右の領域を示している。
【0028】
このような直方体形状の包装体Aは、後述するように、包装袋製袋の際にガゼット折りして背シール線aと平行する両側面3,4を形成することにより製造することができる。そして、このようにガゼット折りした左右の両側面3,4を有する包装袋に内容物を充填して密封して前側シール部b及び後側シール部cを形成することにより、背シール線aに
交差する前後の両側面5,6が形成されて直方体形状の包装体Aが形成される。なお、前側シール部b及び後側シール部cは、それぞれ、前後の両側面5,6の上下方向中央に形成される。
【0029】
図から分かるように、背シール線aは、底面2の左右方向中央からずれた位置に設けられている。この例では、左側に片寄った位置である。
【0030】
前側側面5は前側シール部bによって上下に二分されており、図では、前側シール部bによって上下に二分された前側側面5のそれぞれの領域を51,52で示している。また、後側側面6は後側シール部cによって上下に二分されており、図では、後側シール部cによって上下に二分された後側側面6のそれぞれの領域を61,62で示している。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

凸版印刷株式会社
紙箱
凸版印刷株式会社
包装体
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装箱
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装体
凸版印刷株式会社
カード
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
カード
凸版印刷株式会社
ラベル
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装体
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装体
凸版印刷株式会社
包装体
凸版印刷株式会社
カード
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装袋
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
調光装置
凸版印刷株式会社
調光装置
凸版印刷株式会社
成膜装置
凸版印刷株式会社
収納容器
凸版印刷株式会社
ICタグ
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
表示装置
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
調光装置
凸版印刷株式会社
注出口栓
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
包装容器
凸版印刷株式会社
充電装置
続きを見る