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公開番号2021017085
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210215
出願番号2019132335
出願日20190717
発明の名称電動カーシェード
出願人個人
代理人個人
主分類B60J 3/00 20060101AFI20210118BHJP(車両一般)
要約【課題】自動車等の車の前面ガラスから車内に入射する外光を遮断して、車内が高温になることを回避するカーシェードであって、車内のスペースに対して邪魔にならずに、格別の人為的な操作をすることなく、自動的に車の前面ガラスを覆うことができる電動カーシェードを提供する。
【解決手段】シェード供給部5の下端部にて、ワイヤ8を繰り入れるように巻回軸7を回転させると、リール9b、9aを介して、上方のワイヤ8がリール9aに向けて移動し、シェード3が前面ガラス1を覆う。一方、シェード供給部5の上端部にて、ワイヤ8を繰り入れるように巻回軸7を回転させると、上方のワイヤ8がシェード供給部5に向けて移動し、シェード3がワイヤ供給部5内に格納される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車の前面ガラスを車内にて覆い又はその覆いを解除する電動カーシェードにおいて、
前記前面ガラスの一方の縁部である第1縁に沿って配置されたシェード供給部と、
このシェード供給部の一方の端部にて繰出及び繰入されると共に、他方の端部にて繰入及び繰出されるワイヤと、
前記ワイヤを前記窓ガラスの他の縁部である第2縁、第3縁及び第4縁に沿って移動させる第1リール及び第2リールと、
前記シェード供給部の一方の端部にて繰出及び繰入されるワイヤ部分に、その一縁が固定されるシェードと、
前記シェード供給部の他方の端部にて繰出及び繰入されるワイヤ部分に嵌合されると共に、前記シェードの前記一縁に対向する他縁に取り付けられたリング部材と、
前記シェードが巻回されると共に、前記ワイヤの一方の端部と他方の端部が巻回された巻回軸と、
前記巻回軸を正逆回転駆動させるモータと、
車のイグニッションキーのオン・オフに連動させて前記モータを正逆回転させる制御部と、
を有することを特徴とする電動カーシェード。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記制御部におけるイグニッションキーのオン・オフに連動した前記モータの制御を、有効にするか、又は無効にするかを選択する設定信号を前記制御部に出力する設定部を有することを特徴とする請求項1に記載の電動カーシェード。
【請求項3】
前記シェード供給部は、前記窓ガラスの縦縁に沿って配置され、前記シェードは、水平方向に進出・退避移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動カーシェード。
【請求項4】
前記シェードの材質は、印刷性を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動カーシェード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車等の車の前面ガラスを車内部にて覆い、夏の強い日差しにより車内が高温になることを防止するカーシェードに関し、特に、電動で移動する電動カーシェードに関する。
続きを表示(約 6,200 文字)【背景技術】
【0002】
カーシェード(自動車用シェード)として、特許文献1には、表面にアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着フィルムが廃された外装シート層と、この外装シート層の背面側に配設された内装シート層と、前記外装シート層と内装シート層との間に介装された断熱層とを備えた自動車用シェードが開示されている。この自動車用シェードは、自動車の側面の窓枠に嵌め合わすことにより、自動車の側面窓に固定的に設置される。
【0003】
特許文献2には、折りたたみ式のカーシェードが開示されており、これをサンバイザーに掛け紐で取付け、サンバイザーを下げたときに折りたたみ式カーシェードが垂れ下がり、自動車の前面ガラスがカーシェードで覆われる。そして、自動車運転時には、カーシェードを折りたたみ、サンバイザーに取り付けることにより、カーシェードが自動車の前面ガラスから取り除かれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3218339号
実開平6−843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたカーシェードは、自動車の側面窓に合わせた形状を有し、これを自動車の側面窓の窓枠に嵌め込むことにより固定的に設置されるものであるので、そのカーシェードの保管に必要なスペースが自動車内に必要であり、手動で、取付・取外しすることが必要であり、利便性が低いという問題点がある。
【0006】
また、特許文献2に開示されたカーシェードは、サンバーザーに取り付けられるため、その保管場所を格別確保する必要はないが、サンバイザーを下げたり、上げたりすることにより、カーシェードを前面窓ガラスの前に垂らしたり、畳上げたりする必要があり、手間がかかるという問題点がある。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、自動車等の車の前面ガラスから車内に入射する外光を遮断して、車内が高温になることを回避するカーシェードであって、車内のスペースに対して邪魔にならずに、格別の人為的な操作をすることなく、自動的に車の前面ガラスを覆うことができる電動カーシェードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る電動カーシェードは、
車の前面ガラスを車内にて覆い又はその覆いを解除する電動カーシェードにおいて、
前記前面ガラスの一方の縁部である第1縁に沿って配置されたシェード供給部と、
このシェード供給部の一方の端部にて繰出及び繰入されると共に、他方の端部にて繰入及び繰出されるワイヤと、
前記ワイヤを前記窓ガラスの他の縁部である第2縁、第3縁及び第4縁に沿って移動させる第1リール及び第2リールと、
前記シェード供給部の一方の端部にて繰出及び繰入されるワイヤ部分に、その一縁が固定されるシェードと、
前記シェード供給部の他方の端部にて繰出及び繰入されるワイヤ部分に嵌合されると共に、前記シェードの前記一縁に対向する他縁に取り付けられたリング部材と、
前記シェードが巻回されると共に、前記ワイヤの一方の端部と他方の端部が巻回された巻回軸と、
前記巻回軸を正逆回転駆動させるモータと、
車のイグニッションキーのオン・オフに連動させて前記モータを正逆回転させる制御部と、
を有することを特徴とする。
【0009】
本発明においては、前記制御部におけるイグニッションキーのオン・オフに連動した前記モータの制御を、有効にするか、又は無効にするかを選択する設定信号を前記制御部に出力する設定部を有するように構成することができる。
【0010】
また、本発明においては、例えば、前記シェード供給部は、前記窓ガラスの縦縁に沿って配置され、前記シェードは、水平方向に進出・退避移動する用に構成することができる。
【0011】
更に、前記シェードの材質は、印刷性を有するように構成することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、イグニッションキーのオン・オフに連動して、シェードを前面ガラスの遮蔽位置及び開放位置に、自動的に移動させることができる。このため、運転者は格別の操作を行うことなく、簡便に遮光及び開放処理をすることができる。
【0013】
また、このシェードを供給するシェード供給部はその内部にシェードを巻回したものであり、コンパクトに前面ガラスの近傍に配置することができるので、車内スペースを阻害することはない。
【0014】
更に、シェードが印刷性を有していれば、シェードに図柄を印刷表示させることにより、駐車時に自動車の外観の美観を向上させたり、広告機能を持たせたりすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施形態に係る電動カーシェードを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は自動車の前面ガラス1とその周辺を示す模式図である。この前面ガラス1の側縁の近傍のダッシュボード2上に、シェード格納箱4が立設されており、この格納箱4の上端部は、自動車の天井18に固定されている。このシェード格納箱4内には、シェード3が巻回軸7の周りに巻回された状態で収納されたシェード供給部5が、そのシェード3の巻回軸7を垂直にして格納されている。そして、巻回軸7の正逆回転により、シェード供給部5からシェード3が水平方向に繰り出され、またシェード供給部5内にシェード3が巻き取られるようになっている。
【0017】
このシェード供給部5の巻回軸7には、その上端部及び下端部に、夫々ワイヤ8が巻回されている。また、前面ガラス1におけるシェード供給部5の反対側側部の近傍に、リール9aが天井18から支柱10により吊り下げられて配置されている。更に、リール9aの直下には、ダッシュボード2上に支柱10により立設されたリール9bが配置されている。
【0018】
そして、ワイヤ8は、シェード供給部5の巻回軸7の上端部から水平方向に繰り出され、前面ガラス1の上縁近傍の手前側を横切って、リール9aに巻きかけられるようになっている。また、ワイヤ8はリール9aからリール9bまで下降し、リール9bに巻きかけられる。更に、ワイヤ8は、リール9bから水平方向に移動し、前面ガラス1の下縁近傍の手前側を横切って、シェード供給部5の巻回軸7に巻き取られるようになっている。このように、ワイヤ8は、前面ガラス1の室内側の位置にて、前面ガラスの上部、右側部及び下部を夫々水平、垂直及び水平方向に移動するが、このワイヤ8の移動は、シェード供給部5内の回転軸(巻回軸7)の正逆回転により、駆動される。即ち、ワイヤ8は、シェード供給部5の上端部、リール9a、リール9b及びシェード供給部5の下端部まで、連続しており、シェード供給部5の巻回軸7がその下端部にてワイヤ8を巻き取る方向に回転すると、それにより、ワイヤ8は前面ガラス1の下部を左方向(シェード供給部5側)に移動し、前面ガラス1の上部では右方向(シェード供給部5から繰り出される方向)に移動する。一方、シェード供給部5の巻回軸7の上端部にてワイヤ8を巻き取る方向にシェード供給部5が回転すると、ワイヤ8は前面ガラス1の上部手前をシェード供給部5側に向けて移動し、これに引きつられて、前面ガラス1の下部手前にて、ワイヤ8はリール9bに向けて繰り出されるように移動する。
【0019】
シェード3は、シート状をなす。そして、シェード供給部5の上端部に出し入れされるワイヤ8に、シート状シェード3の上縁部が固定具11により固定されている。一方、シェード3の下縁部には、輪状のリング部材12が適長間隔で固定されており、このリング部材12がワイヤ8を嵌合し、ワイヤ8がリング部材12の内部を挿通するようになっている。これにより、シェード3の下縁部は、前面ガラス1の下縁部を水平方向に移動するワイヤ8に拘束されて、前面ガラス1の下部近傍に位置すると共に、ワイヤ8はリング部材12に対して自由に移動できるので、ワイヤ8の移動はシェード3の下縁部の位置には拘束されない。
【0020】
シェード供給部5の巻回軸7は、連結部材13を介してモータ14に連結されている。そして、モータ14が正逆回転駆動されることにより、巻回軸7が連動して正逆回転し、ワイヤ8がシェード供給部5から繰り出され、またシェード供給部5内に巻きとられる。
【0021】
モータ14は制御部15により正逆回転駆動される。そして、イグニッションキー16のオン・オフ信号が制御部15に入力されるようになっている。制御部15は、イグニッションキー16のオン・オフにより、後述するようにしてモータ14の制御を行う。また、制御部15には、設定部17からの設定信号が入力されるようになっており、この設定信号がオンのときに、制御部15はイグニッションキー16のオン・オフによるモータ制御を行うが、設定信号がオフの場合には、制御部15はイグニッションキー16のオン・オフによるモータ制御を行わない。
【0022】
次に、上述の如く構成された電動カーシェードの動作について説明する。夏期等のように、日射光により車内が暑くなる可能性がある場合には、運転者は設定部17の設定信号をオンにすることを選択する。この場合、先ず、シェード3がシェード供給部5内に巻き取られている状態で、自動車の運転が可能になる。即ち、制御部15は、イグニッションキー16がオンとなって、運転が可能な状態では、モータ14の動作位置を、シェード3がシェード供給部5内に格納した状態にする。その後、運転が停止し、運転者がイグニッションキー16をオフにすると、制御部15は、モータ14を駆動して、連結部材13を介して巻回軸7を回転駆動し、シェード供給部5の上端部からワイヤ8を送り出す。このとき、シェード供給部5内の巻回軸7は、シェード供給部5の下端部にて、ワイヤ8をシェード供給部5内に引き込むように動作し、それに引っ張られた状態で、シェード供給部7の上端部からワイヤ8がリール9aに向けて出てくる。そして、上方のワイヤ8はリール9aに向けて移動し、シェード3もシェード供給部5から繰り出されて前面ガラス1の右方に向けて移動するが、下方のワイヤ8はシェード供給部5に向けて移動する。しかし、シェード3の下部は、ワイヤ8とリング部材12を介して、前面ガラス1の下部近傍に沿った位置にあるが、ワイヤ8はリング部材12を挿通しているだけであるので、下部ワイヤ8の移動がシェード3の進出移動を阻害することはない。そして、シェード3がリール9aに到達すると、制御部16はモータ14を停止させ、シェード3が前面窓ガラス1の殆どの領域を覆った状態で停止する。これにより、シェード3が赤外光等の外光の車内入射を阻止し、車内が高温になることを防止する。
【0023】
一方、運転者が自動車を発進させようとして、イグニッションキー16をオンにすると、制御部15はモータ14を逆回転させ、シェード供給部5の上端部から、ワイヤ8をシェード供給部5内に巻き付けるように、巻回軸7を逆回転させる。これにより、シェード供給部5の上端部にて、ワイヤ8がシェード供給部5側に移動し、このワイヤ8の部分に固定されたシェード3が後退し、前面窓ガラス1がシェード3から開放される。これにより、運転が可能になる。この場合も、シェード供給部5の下端部では、ワイヤ8がリール9bに向けて移動するが、後退するシェード3はその下縁にてリング部材12によりワイヤ8と連結されているので、前面ガラス下縁におけるワイヤ8の移動がシェード3の移動を阻害することはない。なお、冬期等のように、シェード3による遮光が不要である時期は、設定部17の設定信号をオフにしておくことにより、イグニッションキー16との連動によるシェード3の開平動作は行われない。
【0024】
本発明によれば、イグニッションキー16のオン・オフに連動して、シェード3を前面窓ガラス1の遮蔽位置及び開放位置に、自動的に移動させることができる。このシェード3は、不使用時には、前面窓ガラス1の近傍のシェード格納箱4内に格納されるので、自動車の車内スペースに邪魔になることはない。また、シェード3の設置による遮光動作及び開放動作を、自動車の運転開始・停止のためのイグニッションキー16のオン・オフに連動させるので、格別の操作を行うことなく、遮光及び開放処理をすることができる。
【0025】
なお、遮光用のシェード3として、遮光性能が必要であるが、それ以外に、印刷性能も優れている材質のものを使用すれば、シェード3に種々の図柄を印刷し、自動車を駐車場に駐車させて車光するときに、その図柄を外部に表示させることができる。これにより、駐車時の自動車の外観の美観を向上させたり、広告機能を持たせたりすることができる。なお、本発明において、シェードが印刷性を有するとは、印刷が可能であるか、インクにより図柄を任意に表示付着させることができることをいう。
【0026】
また、本実施形態においては、シェード供給部5は、窓ガラス1の縦縁に沿って配置されていて、シェード3は、水平方向に進出・退避移動することができるものであったが、本発明はこれに限らず、例えば、シェード供給部5をダッシュボード上に水平に設置し、ワイヤ8を上下方向に繰り出し、繰入れするように構成することもできる。この場合は、シェード3はダッシュボードから上方に移動して窓ガラス1を覆い、下方に移動して、シェード供給部5内に納まることになる。その他、シェード供給部5は、前面ガラス1の4縁の任意の位置に設置することができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、車のイグニッションキーの操作と連動させて車の前面ガラスをシェードで覆うことが可能となり、夏の車内の高温化を簡便に防止することができる。
【符号の説明】
【0028】
1:前面窓ガラス
2:天井
3:シェード
4:シェード格納箱
5:シェード供給部
7:巻回軸
8:ワイヤ
9a、9b:リール
11:固定具
12:リング部材
14:モータ
15:制御部
16:イグニッションキー
17:設定部
18:天井

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