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公開番号2021013684
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210212
出願番号2019131226
出願日20190716
発明の名称椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人,個人
主分類A47C 7/72 20060101AFI20210115BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】隣り合う座で1つの支持構造体を共有する可能性がある椅子において、着座者が配線差込部を安心して利用可能とする。
【解決手段】水平方向に離間して配置されると共に各々が接地された一対の支持構造体2と、一方の支持構造体2と他方の支持構造体2とに架設された特定の座3とを有し、支持構造体2の特定の座3と反対側に隣の座3が配置され、支持構造体2の前面部2b1に特定の座3側に向けられた内向領域が設けられ、内向領域に露出して配置されると共に配線が接続可能な電源ソケット2eを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に離間して配置されると共に各々が接地された一対の支持構造体と、一方の前記支持構造体と他方の前記支持構造体とに架設された架設座とを有し、前記支持構造体の前記架設座と反対側に隣接座が配置可能な椅子であって、
前記支持構造体は、前面部あるいは上面部に前記架設座側に向けられた内向領域を有し、
前記支持構造体は、前記内向領域に露出して配置されると共に配線が接続可能な内向配線差込部を備える
ことを特徴とする椅子。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記支持構造体は、
接地面に対して固定された支持強度部材と、
前記支持強度部材に支持されて前記支持強度部材を囲う外装部材と
を有し、
前記内向領域は、前記外装部材の外壁面の一部に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の椅子。
【請求項3】
前記支持構造体は、平面視にて前後方向に対して前記架設座側に向くように傾斜された内向傾斜壁を前記外装部材の一部として前記前面部に有し、
前記内向傾斜壁の外壁面が前記内向領域とされている
ことを特徴とする請求項2記載の椅子。
【請求項4】
前記支持構造体は、前記外装部材で囲われた空間にて前記支持強度部材に支持されると共に前記内向配線差込部に接続されたケーブルを支持するケーブル案内部を有することを特徴とする請求項2または3記載の椅子。
【請求項5】
前記支持構造体は、前面部あるいは上面部に前記架設座と反対側に向けられた外向領域を有し、
前記支持構造体は、前記外向領域に露出して配置されると共に配線が挿入可能な外向配線差込部を備える
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関するものである。
続きを表示(約 5,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、劇場や大型の会議室等においては、複数の利用者が同一方向に向けて着座可能な椅子が設置される場合がある。このような椅子は、肘掛が設けられると共に水平方向に離間して配置された複数の支持構造体を備えており、さらに複数の支持構造体に架設された座を有している。つまり、このような椅子は、支持構造体同士の間の数だけ座を備えている。
【0003】
ところで、このような劇場や会議室等に設置される椅子は、利用者が長時間に亘って着座することが多いため、携帯電話端末やタブレット端末の充電を可能とする電源ソケットの設置要求が多い。このため、例えば特許文献1に示されているように、座と座との間に設置された肘掛に配線差込口を設けた椅子が提案されている。このような椅子によれば、例えば、椅子の利用者は、着座中に配線差込口に充電ケーブルを接続することで、携帯電話端末やタブレット端末を充電することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5959825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような複数の座を有する椅子では、限られた幅寸法において多くの利用者を着座可能とするため、一般的には1つの肘掛(つまり1つの支持構造体)が隣り合う2つの座の利用者で共有される。このため、特許文献1のように、肘掛の中央部に対して配線差込口を設けた場合には、肘掛の左右いずれの利用者が配線差込口を利用して良いものか判別がつかず、利用者が配線差込口の利用をためらうことが考えられる。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、隣り合う座で1つの支持構造体を共有する可能性がある椅子において、着座者が配線差込部を安心して利用可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0008】
第1の発明は、水平方向に離間して配置されると共に各々が接地された一対の支持構造体と、一方の上記支持構造体と他方の上記支持構造体とに架設された架設座とを有し、上記支持構造体の上記架設座と反対側に隣接座が配置可能な椅子であって、上記支持構造体が、前面部あるいは上面部に上記架設座側に向けられた内向領域を有し、上記支持構造体が、上記内向領域に露出して配置されると共に配線が接続可能な内向配線差込部を備えるという構成を採用する。
【0009】
このような第1の発明によれば、支持構造体の前面部あるいは上面部に対して、架設座側に向けられた内向領域が設けられ、この内向領域に露出して内向配線差込部が設けられている。このため、本発明によれば、内向配線差込部が架設座に着座した者に向けて露出された状態となる。このため、内向配線差込部は、架設座に着座した者からは使用しやすく、隣接座に着座した者からは使用し難くなっている。したがって、本発明によれば、内向配線差込部が隣接する座(架設座と隣接座)のうち、架設座の利用者に対するものであることが容易に判別することが可能となる。よって、本発明によれば、隣り合う座で1つの支持構造体を共有する可能性がある椅子において、着座者が配線差込部を安心して利用することが可能となる。
【0010】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記支持構造体が、接地面に対して固定された支持強度部材と、上記支持強度部材に支持されて上記支持強度部材を囲う外装部材とを有し、上記内向領域が、上記外装部材の外壁面の一部に設けられているという構成を採用する。
【0011】
このような第2の発明によれば、支持構造体が支持強度部材と外装部材とを備え、外装部材に対して内向領域が設けられている。つまり、本発明によれば、強度が要求されない外装部材に内向領域が設けられるため、内向領域の配置領域や形状に強度に基づく制限が課せられることがない。したがって、本発明によれば、内向領域の配置領域や形状の自由度が向上される。
【0012】
第3の発明は、上記第2の発明において、上記支持構造体が、平面視にて前後方向に対して上記架設座側に向くように傾斜された内向傾斜壁を上記外装部材の一部として上記前面部に有し、上記内向傾斜壁の外壁面が上記内向領域とされているという構成を採用する。
【0013】
このような第3の発明によれば、支持構造体の前面部に内向領域が設けられている。このため、支持構造体の上面に配線差込部を設ける必要がなく、支持構造体の上面を広く利用することができる。したがって、支持構造体の上面部を肘掛とした場合には、利用者の腕を支持する肘掛の支持面を広く確保することができる。
【0014】
また、本発明によれば、平面視にて前後方向に対して傾斜された内向傾斜壁に内向領域が設けられている。このような内向傾斜壁は、外壁面の全体が架設座側に向けられている。したがって、本発明によれば、架設座側の着座者がより容易に自らに向けられた内向配線差込部と判別しやすくなる。
【0015】
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記支持構造体が、上記外装部材で囲われた空間にて上記支持強度部材に支持されると共に上記内向配線差込部に接続されたケーブルを支持するケーブル案内部を有するという構成を採用する。
【0016】
このような第4の発明によれば、ケーブル案内部によって、内向配線差込部に接続されたケーブルを外装部材で囲われた空間内において案内することができる。このため、ケーブルが外装部材で囲われた空間内において絡んだりすることを抑止することができる。
【0017】
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記支持構造体が、前面部あるいは上面部に上記架設座と反対側に向けられた外向領域を有し、上記支持構造体が、上記外向領域に露出して配置されると共に配線が挿入可能な外向配線差込部を備えるという構成を採用する。
【0018】
このような第5の発明によれば、支持構造体に対して、内向配線差込部と外向配線差込部とが設けられ、内向配線差込部が上述のように架設座に向けて配設され、外向き配線差込部が隣接座に向けて配設される。このため、架設座の利用者と隣接座の利用者の両者が、同時に配線差込部を使用することが可能となると共に、自らが使用するべき配線差込部を容易に判別することが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、支持構造体の前面部あるいは上面部に架設座側に向けられた内向領域が設けられ、上記内向領域に露出して配置された内向配線差込部を備えている。このため、隣り合う座で1つの支持構造体を共有する可能性がある椅子において、着座者が配線差込部を安心して利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の一実施形態における椅子の概略構成を示す図であり、(a)が平面図であり、(b)が正面図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える座の1つを中心として拡大した拡大平面図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える座の1つを中心として拡大した拡大正面図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える座の1つを中心として拡大した拡大側面図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える支持構造体の分解斜視図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える支持構造体の第1変形例の支持構造体を模式的に示した平面図である。
本発明の一実施形態における椅子が備える支持構造体の第2〜第4変形例を示す模式的な図であり、(a)が支持構造体の第2変形例の前面部を含む平面図であり、(b)が支持構造体の第3変形例の前面部を含む平面図であり、(c)が支持構造体の第4変形例の前方から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明に係る椅子の一実施形態について説明する。
【0022】
図1は、本実施形態の椅子1の概略構成を示す図であり、(a)が平面図であり、(b)が正面図である。なお、以下の説明においては、椅子1の着座者が向く方向を前、着座者の背面側を後、着座者の右手側を右、着座者の左手側を左と称する。
【0023】
図1に示すように、本実施形態の椅子1は、左右方向(水平方向)に離間して等間隔で配置された支持構造体2と、支持構造体2の間の各々に架設された座3と、座3を支持構造体2に連結する連結機構4と、各々の座3の後方に配置された背凭れ5とを備えている。このように本実施形態の椅子1は、複数の支持構造体2と、複数の座3と、複数の背凭れ5とを備えている。
【0024】
ここで、図2は、複数の座3の1つを中心として拡大した拡大平面図である。また、図3は、複数の座3の1つを中心として拡大した拡大正面図である。また、図4は、左側から見た椅子1の拡大した拡大側面図である。
【0025】
図2及び図3に示すように、支持構造体2は、座3を左右方向から挟み込むように座3の右側と左側との各々に設置されており、各々が椅子1の接地面Sに対して接地されている。図5は、内部構造を破線で示した支持構造体2の分解斜視図である。この図5に示すように、支持構造体2は、支持強度部材2aと、外装部材2bと、肘掛パネル2c(上面部)と、物品収容部2dと、電源ソケット2e(内向配線差込部)と、ケーブル2fと、ケーブル案内部2gとを備えている。
【0026】
支持強度部材2aは、外装部材2b、肘掛パネル2c、物品収容部2d、電源ソケット2e、ケーブル2f及びケーブル案内部2gを直接的あるいは間接的に支持する強度部材であり、例えば鉄や鉄を含む金属によって形成されている。この支持強度部材2aは、接地面Sに対して固定されており、ベースプレート2a1と、支柱2a2と、支持プレート2a3とを備えている。
【0027】
ベースプレート2a1は、平面視において、前後方向に長い矩形状の板部材であり、不図示のアンカーボルトによって接地面Sに固定されている。支柱2a2は、ベースプレート2a1の前後方向の中央部から上方に向けて立設された断面矩形状の柱状部材である。この支柱2a2には、連結機構4を介して座3が連結される。つまり、本実施形態においては、着座した者から受ける荷重は、座3及び連結機構4を介して支持強度部材2aによって受けられる。支持プレート2a3は、平面視において、前後方向に長い矩形状の板部材であり、支柱2a2の上端に接続されている。この支持プレート2a3は、ベースプレート2a1に対して平行となるように表裏面を上下方向に向けて配設されており、肘掛パネル2cを下方から支持する。
【0028】
外装部材2bは、支持強度部材2aに支持されて支持強度部材2aを囲う部材である。本実施形態において、外装部材2bは、支持強度部材2aの前方に配置された前面部2b1と、支持強度部材2aの右側に配置された右側部2b2と、支持強度部材2aの左側に配置された左側部2b3とを備えており、例えば木材によって形成されている。このような外装部材2bは、支持強度部材2aに下方から支持された肘掛パネル2cに接続されており、肘掛パネル2cを介して支持強度部材2aに支持されている。また、外装部材2bは、不図示のL型金具等によって支持強度部材2aの支柱部2a2に連結支持されている。このように支持された外装部材2bは、前方及び左右両側方から支持強度部材2aを囲っている。また、肘掛パネル2cは、下端が接地面Sに対して僅かに隙間を空けるようにして支持されている。
【0029】
前面部2b1は、平面視において、左右方向の中央が前方に突出し、この前方に突出した中央から右側の部位が中央から右側に向かうに連れて後方に変位し、前方に突出した中央から左側の部位が中央から左側に向かうに連れて後方に変位する。つまり、前面部2b1は、左右方向の中央を境として、前後方向に対して外壁面が右側に向けて傾斜された右傾斜壁2b4と、前後方向に対して外壁面が左側に向けて傾斜された左傾斜壁2b5とを備えている。前面部2b1の左右方向の中央から右傾斜壁2b4の右端縁までの距離寸法と、前面部2b1の左右方向の中央から左傾斜壁2b5の左端縁までの距離寸法は同一とされており、前面部2b1は、左右対称な形状とされている。
【0030】
右傾斜壁2b4と左傾斜壁2b5とのうち、左傾斜壁2b5には電源ソケット2eが配設されるソケット配置開口2b6が設けられており、右傾斜壁2b4にはソケット配置開口2b6が設けられていない。ソケット配置開口2b6は、電源ソケット2eの形状に合わせた形状とされており、本実施形態においては上下方向に長い矩形状とされている。このソケット配置開口2b6は、着座者の手が電源ソケット2eに届きやすいように、上下方向において左傾斜壁2b5の中央よりも上方に配置されている。また、ソケット配置開口2b6は、左右方向から見て、後述の着座姿勢(利用者が着座する場合の姿勢)とされた座3の上面よりも上方に配置されている。
(【0031】以降は省略されています)

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