TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021013257
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210204
出願番号2019126850
出願日20190708
発明の名称モータ
出願人株式会社ニッセイ
代理人
主分類H02K 5/22 20060101AFI20210108BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブルのクランプ作業性を向上させることができるモータを得る。
【解決手段】給電用のケーブル21aを有するステータ10と、ステータ10を内蔵するモータフレーム2と、モータフレーム2に隣接して配置され、ケーブル21aを通すためのケーブル孔22aが設けられたモータブラケット4と、ケーブル孔22aに配置され、ケーブル21aを固定し防水性を有するケーブルクランプ23と、を備えるモータ1において、モータブラケット4には、モータシャフト15の中心軸O1とはずれた位置に、中心軸O1と平行な方向に貫通する開口部30が形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
給電用のケーブルを有するステータと、
前記ステータを内蔵するモータフレームと、
前記モータフレームに隣接して配置され、前記ケーブルを通すためのケーブル孔が設けられたモータブラケットと、
前記モータブラケットに隣接して配置されるカバーと、
前記ケーブル孔に配置され、前記ケーブルを固定するケーブルクランプと、
中心軸を中心として前記モータブラケットに回転自在に軸支されるモータシャフトと
を備えており、
前記モータブラケットには、前記中心軸とはずれた位置に、前記中心軸と平行な方向に貫通する開口部が形成されている
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記開口部は、前記ケーブル孔の軸線の方向から見て、前記ケーブル孔と重なる位置に形成され、
前記開口部とケーブル孔とが連通している
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記開口部は、前記中心軸の方向から見て、前記ケーブルと重なる位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
【請求項4】
前記開口部の縁の少なくとも一部は、前記ケーブル孔の軸線と平行な互いに対向する2つの平面であり、前記2つの平面の間隔は、前記ケーブルの外径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項5】
前記開口部の縁の少なくとも一部には、前記中心軸の方向から見て、前記ケーブル孔の軸線と重なる位置に凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項6】
前記モータシャフトを制動するためのブレーキを更に備え、
前記ブレーキは、前記開口部を塞ぐように前記モータブラケットに固定される
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項7】
前記ケーブル孔の軸線は、前記中心軸と交わらず、交差している
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項8】
前記ケーブルの外径と、前記ステータの外径及び内径との関係は下記式(1)を満たす
ことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
ケーブル外径 >(ステータ外径−ステータ内径)/6・・・(1)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関し、特にモータのケーブル引き出し構造に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1には、マグネットを備えた回転子と、ステータコイルが巻回された固定子とから構成される、3相のインナーロータ型ブラシレスモータの構造が開示されている。このブラシレスモータによれば、ステータコイルとリード線との接続部には端子が使用され、ハウジングの端部内側には、合成樹脂製のリード線保持カラーが取り付けられている。給電用のリード線はカラーとハウジングとの間に挟持されているため、ハウジング外部からリード線に力が加えられても、その端部には曲げ力が作用せず、リード線とコイルとの接続部における断線を防止している。
【0003】
また、特許文献2には、電動機等から引き出されるケーブルの防水性を確保することができるケーブル出口構造(ケーブルクランプ)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003−134715号公報
特開2003−274597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で開示されたモータに対して、防水性を確保する目的で、特許文献2で開示されたケーブルクランプを適用することが考えられる。しかしながら、このような構造においてケーブルをクランプする際の作業性には課題がある。
【0006】
モータのケーブル部分の組立手順では、まず、ケーブルをケーブルクランプの孔に通し、ケーブルクランプをモータのハウジングに固定する。次に、ケーブルの外部への引き出し長さを調整した状態で、ケーブルクランプを締め付け、ケーブルを固定する。この際、ケーブルを外部に引っ張り過ぎるとコイルとの接続部に負荷がかかり、ケーブルが断線してしまうおそれがある。また逆に、ケーブルを引き出す長さが少な過ぎる場合には、モータのハウジング内部でケーブルがたわみ、ロータ等の回転部にケーブルが接触して断線してしまうおそれがある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、モータブラケットに軸方向の開口部を設けることで、クランプ時のケーブルの状態を確認でき、クランプ作業性を向上させることができるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、請求項1記載のモータは、給電用のケーブルを有するステータと、前記ステータを内蔵するモータフレームと、前記モータフレームに隣接して配置され、前記ケーブルを通すためのケーブル孔が設けられたモータブラケットと、前記モータブラケットに隣接して配置されるカバーと、前記ケーブル孔に配置され、前記ケーブルを固定するケーブルクランプと、中心軸を中心として前記モータブラケットに回転自在に軸支されるモータシャフトとを備えており、前記モータブラケットには、前記中心軸とはずれた位置に、前記中心軸と平行な方向に貫通する開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2記載のモータは、請求項1に記載のモータであって、更に、前記開口部は、前記ケーブル孔の軸線の方向から見て、前記ケーブル孔と重なる位置に形成され、前記開口部とケーブル孔とが連通していることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3記載のモータは、請求項1または2に記載のモータであって、更に、前記開口部は、前記中心軸の方向から見て、前記ケーブルと重なる位置に形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項4記載のモータは、請求項1から3のいずれか1項に記載のモータであって、更に、前記開口部の縁の少なくとも一部は、前記ケーブル孔の軸線と平行な互いに対向する2つの平面であり、前記2つの平面の間隔は、前記ケーブルの外径よりも大きいことを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項5記載のモータは、請求項1から4のいずれか1項に記載のモータであって、更に、前記開口部の縁の少なくとも一部には、前記中心軸の方向から見て、前記ケーブル孔の軸線と重なる位置に凹部が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項6記載のモータは、請求項1から5のいずれか1項に記載のモータであって、更に、前記モータシャフトを制動するためのブレーキを更に備え、前記ブレーキは、前記開口部を塞ぐように前記モータブラケットに固定されることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項7記載のモータは、請求項1から6のいずれか1項に記載のモータであって、更に、前記ケーブル孔の軸線は、前記中心軸と交わらず、交差していることを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項8記載のモータは、請求項7に記載のモータであって、更に、前記ケーブルの外径と、前記ステータの外径及び内径との関係は下記式(1)を満たすことを特徴とするものである。
ケーブル外径 >(ステータ外径−ステータ内径)/6・・・(1)
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載のモータによれば、モータの組立時に開口部から内部のケーブルの状態を確認することができる。このため、モータの組立時の作業性が向上する。
【0017】
また、請求項2記載のモータによれば、開口部によりケーブルとモータブラケットとの干渉を防ぐことができる。このため、開口部を設けない構造と比較してモータブラケットの軸方向の厚みを薄くすることができ、モータの軸方向の長さを短くすることができる。
【0018】
また、請求項3記載のモータによれば、中心軸方向から見て開口部とケーブルが重なるため、モータの組立時の作業性がより向上する。
【0019】
また、請求項4記載のモータによれば、開口部の幅がケーブルの外径よりも広いので、モータの組立時の作業性がより向上する。
【0020】
また、請求項5記載のモータによれば、ケーブル孔の軸線上に凹部が設けられるため、凹部によりケーブルとモータブラケットとの干渉を防止すことができ、ケーブルの曲げ半径に余裕を持たせることができる。
【0021】
また、請求項6記載のモータによれば、ブレーキフィールドにより開口部を塞ぐことにより、モータ部へのブレーキ摩耗粉等の侵入を防止することができる。
【0022】
また、請求項7記載のモータによれば、ケーブル孔を中心からずらして設けることにより、ケーブルの曲げ半径に余裕を持たせることができる。
【0023】
また、通常、ケーブルの曲げ半径は、ケーブルの外径の2倍以上を確保しなければならないものが一般的である。このため、通常では使用できるケーブルの外径は(ステータの外径-ステータの内径)÷6が最大であるが、請求項8記載のモータによれば、ケーブル孔を中心からずらして設けることにより、それよりも太いケーブルを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本発明に係るモータの中央縦断面図である。
モータからカバー及びブレーキを取り外した状態の右側面図である。
モータを出力軸側から見た図(左側面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るモータ1の中央縦断面図であり、図2は、モータ1からカバー5及びブレーキ40を取り外した状態の右側面図であり、図3は、モータ1を出力軸20側から見た図(左側面図)である。
【0026】
モータ1は、中空状のモータフレーム2と、モータフレーム2の負荷側(図1の左側)に設けられた負荷側ブラケット3と、モータフレーム2の反負荷側(図1の右側)に設けられたモータブラケット4と、モータブラケット4の反負荷側に設けられたカバー5とを備えている。
【0027】
モータフレーム2の外周面は略正方形であり、外周面のうち三面には放熱のための複数のフィン6が形成されている。外周面のうちの残りの一面には、モータ1の銘鈑配置用の平面を確保するため、フィン6は形成されていない。モータフレーム2の内周面には、円筒状のステータ10が焼き嵌めにより固定されている。ステータ10は、円筒状のステータコア11と、ステータコア11に巻かれるコイル12とを有する。また、ステータ10の径方向内方には、ロータ組13が配置されている。ロータ組13は、円筒状のロータコア14と、ロータコア14の中心に圧入されるモータシャフト15とからなり、負荷側ベアリング16及び反負荷側ベアリング17によってモータシャフト15の中心軸O1を中心に回転可能に軸支されている。また、ロータコア14には、図示しないスロットが形成され、スロット内には図示しないマグネットが配置されており、ステータ10における反負荷側の側面には基板18が配置され、基板18にはスロット内のマグネットの磁極位置を検知するためのセンサとしてホールIC19が配置されている。
【0028】
ステータ10の反負荷側の側面において、コイル12の末端はロウ付け等によりケーブル21aと接続されている。ケーブル21aは、ステータ10の側面の内周寄りの位置から、中心軸O1に沿う方向に延びるように配置されている。本実施形態では、ケーブル21aの外径D1aは8mmであり、ケーブル21aの最小曲げ半径D2aは16mmである。また、基板18にはホールIC19の信号を出力するためのケーブル21bが接続されている。ケーブル21bは、基板18に接続され、中心軸O1に沿う方向に延びるように配置されている。本実施形態では、ケーブル21bの外径D1bは6.8mmであり、ケーブル21bの最小曲げ半径D2bは13.6mmである。また、ステータ10の外径D3は77mmであり、ステータ10の内径D4は40mmである。
【0029】
モータシャフト15の一端は、負荷側ベアリング16を介して負荷側ブラケット3の中央に軸支されている。モータシャフト15の先端は、負荷側ブラケット3の中心を貫通して外部に突出し、相手側機械と連結される出力軸20を兼ねている。モータシャフト15の他端は、反負荷側ベアリング17を介してモータブラケット4の中央に軸支され、モータブラケット4の中心を貫通している。
【0030】
モータブラケット4は外周面が略正方形であり、外周面の一面には、2個のケーブル孔22a,22bが、中心からの距離がそれぞれ等しい位置に、左右対称に形成されている。各ケーブル孔22a,22bには、ケーブルクランプ23がそれぞれ配置されている。コイル12と接続されたケーブル21aは、中心軸O1に沿う方向から90度曲げられ、一方のケーブル孔22aを通ってモータブラケット4の外部に引き出され、ケーブルクランプ23によって固定されている。基板18を介してホールIC19と電気的に接続された信号用のケーブル21bは、他方のケーブル孔22bを通ってモータブラケット4の外部に引き出され、ケーブルクランプ23によって固定されている。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ニッセイ
モータ
株式会社ニッセイ
差動減速機
株式会社ニッセイ
差動減速機
株式会社ニッセイ
直交軸減速機
株式会社ニッセイ
モータ及び圧入部材の組み付け方法
株式会社ニッセイ
差動減速機及び差動減速機の製造方法
個人
発電機
個人
表示器
個人
発電装置
個人
微小機械
個人
微小機械
個人
交流発電機
個人
巻線機
個人
巻線機
個人
自家発電システム
個人
連軸二重空隙電機
日本電産株式会社
モータ
株式会社CSR
充電装置
個人
電源供給装置
株式会社五常
建物
株式会社ニッセイ
モータ
日本電産株式会社
モータ
個人
太陽光発電装置
日立金属株式会社
配線構造
個人
太陽光発電装置
日立金属株式会社
配線部品
凸版印刷株式会社
充電装置
個人
磁気誘導発電機
日立金属株式会社
配電部材
個人
磁気誘導発電機
個人
DC-DCコンバータ
国立大学法人信州大学
モータ
KYB株式会社
回転電機
テンパール工業株式会社
分電盤
テンパール工業株式会社
分電盤
個人
天軸型太陽光発電システム
続きを見る