TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2021012890
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210204
出願番号2020184166
出願日20201104
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/77 20110101AFI20210108BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フラットケーブルと端子との接続部位に過大な応力を生じるのを抑制することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、受け部としての孔64を有するフラットケーブル60と、フラットケーブル60が配置される設置面19および設置面19から突出して孔64に挿通される突部21を有するハウジング10と、フラットケーブル60の導体部に接続され、ハウジング10に係止される端子90と、を備える。フラットケーブル60は、組み付け状態で、突部21を包囲する部分または端子90と突部21との間に配置される部分に、ハウジング10の設置面19に沿面配置した場合に比べて余長となる余長部66を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロアハウジングおよびアッパハウジングと、
前記ロアハウジングと前記アッパハウジングとの間に配置されるフラットケーブルと、
前記フラットケーブルの端部に取り付けられる複数の端子と、を備え、
前記ロアハウジングは、前記フラットケーブルが敷かれる設置面と、前記設置面から突設される突部と、前記設置面よりも前方の位置から突設されるランスと、を有し、
前記ランスは、撓み変形しない形状であり、
前記フラットケーブルは、導体部と、前記突部が挿通される孔と、を有し、
前記端子は、前記孔よりも前方の位置において前記フラットケーブルの前記導体部に半田付けされる導体接続部と、前記導体接続部よりも前方の位置において前記ランスに係止される本体部と、を有している、コネクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記フラットケーブルは、シート本体部と、前記シート本体部の前端から前方に櫛歯状に突出する複数の分岐部と、を有し、
前記シート本体部は、前記孔を有し、
複数の前記分岐部は、前記端子が半田接合される前記導体部を有し、前記ロアハウジングと前記アッパハウジングとの間に配置される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
複数の前記分岐部の一面には、前記分岐部よりも高剛性の絶縁性の補強部材が被覆され、複数の前記分岐部の他の一面には、前記端子が半田接合される、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記アッパハウジングは、前記突部が挿入される逃がし孔を有し、
前記突部は、前記突部の後面に開口し、前記アッパハウジングに対する前記ロアハウジングの相対的な後退によって前記アッパハウジングの前記逃がし孔の後端部を進入させる嵌合凹部を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の接点を有するFPC(フレキシブルプリント基板)と、FPCが装着されるブロックとを有するプラグコネクタが開示されている。プラグコネクタは、ソケットコネクタに嵌合される。FPCの各接点は、ソケットコネクタに保持された複数のコンタクトに接続される。
また、FPCは、複数の孔を有している。ブロックは、各孔と対応する位置に、複数の突出部を有している。各突出部は、各孔に挿入され、熱による保持手段でFPCを固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5665585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、FPCのようなフラットケーブルにおいてはその導体部分に端子が接続され、この端子が相手コネクタ(上記の場合はソケットコネクタ)の相手端子に接続される構成にすることも可能である。この場合に、端子は、ランス等の係止手段によってコネクタのハウジング(上記の場合はブロック)に係止される。
【0005】
しかし、フラットケーブルがハウジングから抜け出る方向の引っ張り力を受けた場合に、フラットケーブルの導体部分と端子との接続部位に応力が生じることとなり、接続部位の耐久性(寿命)が低下する要因となる。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フラットケーブルと端子との接続部位に過大な応力を生じるのを抑制することが可能なコネクタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のコネクタは、ロアハウジングおよびアッパハウジングと、前記ロアハウジングと前記アッパハウジングとの間に配置されるフラットケーブルと、前記フラットケーブルの端部に取り付けられる複数の端子と、を備え、前記ロアハウジングは、前記フラットケーブルが敷かれる設置面と、前記設置面から突設される突部と、前記設置面よりも前方の位置から突設されるランスと、を有し、前記ランスは、撓み変形しない形状であり、前記フラットケーブルは、導体部と、前記突部が挿通される孔と、を有し、前記端子は、前記孔よりも前方の位置において前記フラットケーブルの前記導体部に半田付けされる導体接続部と、前記導体接続部よりも前方の位置において前記ランスに係止される本体部と、を有している、コネクタである。
【0008】
突部がフラットケーブルの孔を貫通する構成とすることにより、フラットケーブルがハウジングから抜け出る方向の引っ張り力を受けた場合に突部にフラットケーブルを引っ掛け、フラットケーブルの変位を防止することができる。よって、フラットケーブルの導体部と端子との接続部位に過大な応力が加わるのを回避することができ、接続部位の耐久性の向上および長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例1に係るコネクタの平面図である。
図1のX−X線断面図である。
図2の状態からフラットケーブルを後退方向に引っ張った場合の要部拡大図である。
図2の状態からフラットケーブルを前進方向に押圧した場合の要部拡大図である。
端子を接続したフラットケーブルが展開状態にある場合の斜視図である。
図5の反対側からフラットケーブルを見た斜視図である。
図5に示す状態から余長部を折り返して形成した状態の斜視図である。
本発明の実施例2に係るコネクタの図2相当図である。
端子金具を接続したフラットケーブルに余長部が形成された状態の斜視図である。
(A)は、フラットケーブルに引っ張り力または押圧力が作用していない場合の余長部の断面図であり、(B)は、フラットケーブルに引っ張り力が作用している場合の余長部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
(1)前記フラットケーブルは、シート本体部と、前記シート本体部の前端から前方に櫛歯状に突出する複数の分岐部と、を有し、前記シート本体部は、前記孔を有し、複数の前記分岐部は、前記端子が半田接合される前記導体部を有し、前記ロアハウジングと前記アッパハウジングとの間に配置される。
(2)複数の前記分岐部の一面には、前記分岐部よりも高剛性の補強部材が被覆され、複数の前記分岐部の他の一面には、前記端子が半田接合される。これによれば、フラットケーブルの剛性が高くなり、各端子が設置されるフラットケーブルの変動を抑えることができる。
(3)前記アッパハウジングは、前記突部が挿入される逃がし孔を有し、前記突部は、前記突部の後面に開口し、前記アッパハウジングに対する前記ロアハウジングの相対的な後退によって前記アッパハウジングの前記逃がし孔の後端部を進入させる嵌合凹部を有している。これによれば、ロアハウジングとアッパハウジングとの間のガタが抑えられる。
【0011】
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図7を参考に説明する。本実施例1に係るコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に保持されるフラットケーブル60と、フラットケーブル60に接続されて、ハウジング10に収容される端子90と、を備えている。なお、以下の説明において、上下方向については、図2〜図5および図7の上下方向を基準とし、前後方向は、図1〜図4の左側を前側とする。
【0012】
ハウジング10は、合成樹脂製であって、上下に分離合体可能なロアハウジング11とアッパハウジング12とで構成されている。
【0013】
ロアハウジング11は、扁平形状をなし、平面視略矩形の板状の基壁部13と、基壁部13の前端から上方に突出する前壁部14と、基壁部13の幅方向両端から上方に突出する一対の側壁部15(詳細は図示せず)と、を有している。
【0014】
基壁部13は、上面の前部に、隔壁16で仕切られて幅方向に複数並んで配置されるキャビティ17を有している。各キャビティ17には、上方から端子90が収容される。図2に示すように、基壁部13の上面には、端子90を係止可能なランス18が突設されている。ランス18は、断面台形状をなし、実質的に撓み変形不能とされている。
【0015】
基壁部13は、上面の後部に、隔壁16で仕切られない水平面状の平坦な設置面19を有している。フラットケーブル60は、設置面19に敷設され、合体状態のロアハウジング11とアッパハウジング12との間に配置される。
【0016】
基壁部13の設置面19には、複数の略円柱状の突部21が突設されている。各突部21は、基壁部13の上面において、幅方向に間隔をあけて一列に並んで設けられている。各突部21は、後面側に開口する嵌合凹部22を有している。基壁部13の上面には、各突部21の後方に、幅方向に延びる下側突条部23が突設されている。
【0017】
前壁部14は、各キャビティ17に収容された端子90の前端と当接することで、端子90の前方への移動を規制する。前壁部14は、各キャビティ17と対向する位置に、複数の挿通孔24を有している。ハウジング10が図示しない相手ハウジングに嵌合されたときに、相手ハウジングに装着された図示しない相手端子のタブが挿通孔24に挿通され、キャビティ17に収容された端子90にタブが接触し、両端子が電気的に接続される。各側壁部15は、外面側に、一対のロック受け部25を有している。
【0018】
アッパハウジング12は、同じく扁平形状をなし、合体状態で基壁部13と対向する板状の覆い壁部26を有している。図1に示すように、覆い壁部26の上面には、幅方向の略中央部に、相手ハウジングを嵌合状態に保持する撓み可能なロックアーム27が突設されている。
【0019】
覆い壁部26の幅方向両端には一対のロック部29が下向きに突設されている。各ロック部29が各側壁部15のロック受け部25を係止することで、ロアハウジング11とアッパハウジング12が合体状態に保持される。
【0020】
覆い壁部26の下面には、後端部に、幅方向に延びる上側突条部28が突設されている。図2に示すように、ロアハウジング11とアッパハウジング12が合体状態にあるときに、下側突条部23と上側突条部28との間にL字形またはクランク形に屈曲するストレインリリーフ構造が形成される。フラットケーブル60は、下側突条部23と上側突条部28との間のストレインリリーフ構造により屈曲保持されることで、その遊動が規制されるようになっている。
【0021】
覆い壁部26には、各突部21と対応する位置に、複数の逃がし孔31が貫通して設けられている。図1に示すように、各逃がし孔31には、対応する突部21の先端部が挿入される。各逃がし孔31は、前後方向に長い長孔形状をなしている。ロアハウジング11とアッパハウジング12の組み付け過程において、アッパハウジング12に対してロアハウジング11が相対的に後退し、各突部21が各逃がし孔31内を変位する。ロアハウジング11とアッパハウジング12が正規に組み付けられると、図3および図4に示すように、各突部21の嵌合凹部22に各逃がし孔31の後端部が進入して、ロアハウジング11とアッパハウジング12との間のガタが抑えられるようになっている。
【0022】
フラットケーブル60は、フレキシブルプリント基板やフレキシブルフラットケーブル等の変形可能な板状ケーブルであって、絶縁性のシート部材61と、シート部材61で被覆され、幅方向に間隔をあけて並んで配置される図示しない複数の導体部と、シート部材61に一体に積層される絶縁性の補強部材62と、を有している。
【0023】
図5および図7に示すように、シート部材61は、平面視矩形のシート本体部63と、シート本体部63の前端から前方へ櫛歯状に突出する複数の分岐部69と、を有している。各分岐部69には、絶縁樹脂の剥離によって露出する導体部が含まれている。そして、各分岐部69には、露出する導体部に半田付けされるようにして端子90が取り付けられる。
【0024】
端子90は、導電性の金属板を折り曲げ加工等することで前後方向に細長い形状に成形されている。端子90は、前部に、相手端子のタブが挿入接続される筒状の本体部91を有し、後部に、露出する導体部に接続される帯板状の導体接続部92を有している。
【0025】
シート本体部63には、受け部として、複数の孔64が貫通して設けられている。各孔64は、各突部21と対応する位置に、幅方向に間隔をあけて複数設けられ、シート本体部63が展開状態にあるときは、前列、中列および後列と前後方向に間隔をあけて設けられる。各孔64は、円形の開口形状をなし、各突部21の直径よりも僅かに大きい開口径を有している。シート本体部63の各孔64には、対応する突部21が嵌合状態で挿通される。
【0026】
シート本体部63は、前列の各孔64Fと中列の各孔64Mとの間および中列の各孔64Mと後列の各孔64Rとの間に、それぞれ、幅方向に沿った回曲状の曲げ部65を有している。シート本体部63は、図5に示す展開状態から各曲げ部65を介して上下に重なるようにして順次折り返される。
【0027】
シート本体部63の各孔64のうち、展開状態で前後方向に並ぶ各孔(前列、中列および後列の各孔64F、64M、64R)は、シート本体部63が各曲げ部65を介して折り返されることで、共通の突部21に嵌まり、その突部21と同軸の軸線上に連通して配置される。図2に示すように、フラットケーブル60には、各孔64F,64M、64Rを介して、突部21を包囲しつつ上下方向(突部21の突出方向)に3重に重なるように折り返された形態(折り重ねられた形態)の余長部66が形成される。
【0028】
補強部材62は、合成樹脂製であって、シート部材61よりも高剛性に形成されている。図6に示すように、補強部材62は、シート部材61の一面において、各分岐部69の前端から展開形状で前側の曲げ部65に至るまでの領域と、展開形状で後側の曲げ部65から後列の各孔64Rの後方に至るまでの領域とに分かれて被覆形成される。言い換えれば、補強部材62は、シート部材61の一面において、各曲げ部65の間に被覆形成されない領域を有している。補強部材62は、前列および後列の各孔64F、64Rの周囲を包囲して区画し、フラットケーブル60の一面側に各孔64を開口させる。
【0029】
次に、本実施例1のコネクタの製造方法および作用効果を説明する。
端子90付きのフラットケーブル60の製造に際し、孔開け加工に先立ち、展開状態にあるシート部材61の一面の所定位置に補強部材62を重ねて接着材等の接合手段で接合する。次いで、プレス等の孔開けパーツによって複数の孔64を一度に形成する。その後、シート部材61の他の一面における各分岐部69に各端子90を半田ペーストとともに配置し、リフロー半田を行ってシート部材61に各端子90を接合する。この製造方法によれば、フラットケーブル60の剛性が高くなり、リフロー時に各端子90が設置されるフラットケーブル60の変動を抑えることができる。また、各孔64を利用してフラットケーブル60を固定することで、各端子90との位置ずれを抑えることができる。
【0030】
続いて、フラットケーブル60の一面側を下向きにした状態で、ロアハウジング11の各キャビティ17に各端子90を挿入するとともに、ロアハウジング11の設置面19にフラットケーブル60の前部側を載せる。端子90は、本体部91の後端にランス18が対向して当接可能となることで、キャビティ17に抜け止め係止される。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社オートネットワーク技術研究所
端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
雌端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
雌端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子台
株式会社オートネットワーク技術研究所
変成器
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
出力装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
複合部品
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
駆動装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
制御装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
続きを見る