TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2021008150
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210128
出願番号2019121595
出願日20190628
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人YKI国際特許事務所
主分類B60J 1/00 20060101AFI20201225BHJP(車両一般)
要約【課題】車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、車両から人が脱出することができる車両を提供する。
【解決手段】前部又は後部のウィンドシールド1を上部ウィンドシールド11と下部ウィンドシールド12とに分割するディビジョンバー3を備え、上部ウィンドシールド11は下部ウィンドシールド12より脆弱である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前部又は後部のウィンドシールドを上部ウィンドシールドと下部ウィンドシールドとに分割する仕切り部材を備え、
前記上部ウィンドシールドの脆弱性が前記下部ウィンドシールドの脆弱性とは異なること、を特徴とする車両。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記上部ウィンドシールドは前記下部ウィンドシールドよりも脆弱であること、を特徴とする車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両であって、
前記上部ウィンドシールドは、人の力で割れるほど脆弱であり、上下方向の幅が人の頭の直径よりも大きいこと、を特徴とする車両。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の車両であって、
前記上部ウィンドシールドの材質がガラスであり、前記下部ウィンドシールドがポリカーボネート製であるか又は合わせガラスの構造を有すること、を特徴とする車両。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両であって、
前記車両は片側の側面にのみドアを備えること、を特徴とする車両。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両であって、
前記上部ウィンドシールドの光の透過率が前記下部ウィンドシールドの光の透過率よりも大きいこと、を特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、前部のウィンドシールド又は後部のウィンドシールドを上下に分割した車両に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
外側ガラス板と内側ガラス板との間に樹脂製の中間膜が接着された合わせガラスの構造を有するフロントウィンドシールドが、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017−214059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたフロントウィンドシールドは、外側ガラス板と内側ガラス板との間に樹脂製の中間膜が接着されているため、ウィンドシールドに物体が衝突しても、割れたガラスの破片が飛び散らず、衝撃を中間膜が吸収し、衝突した物体がウィンドシールドを貫通し難くなっている。このようにウィンドシールド全体が貫通し難い構造であると、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、車両から人が脱出することが困難な場合もある。
【0005】
そこで、本発明は、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、車両から人が脱出することができる車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両は、前部又は後部のウィンドシールドを上部ウィンドシールドと下部ウィンドシールドとに分割する仕切り部材を備え、前記上部ウィンドシールドの脆弱性が前記下部ウィンドシールドの脆弱性とは異なること、を特徴とする。
【0007】
このように仕切り部材で分割された上部ウィンドシールド及び下部ウィンドシールドのいずれか片方のウィンドシールドが脆弱であるため、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、脆弱なウィンドシールドを割ることにより、車両から人が脱出することができる。
【0008】
本発明の車両の一態様において、前記上部ウィンドシールドは前記下部ウィンドシールドよりも脆弱であってもよい。
【0009】
この態様によれば、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、上部ウィンドシールドを割ることにより車両から人が脱出することができる。
【0010】
本発明の車両の一態様において、前記上部ウィンドシールドは、人の力で割れるほど脆弱であり、上下方向の幅が人の頭の直径よりも大きくてもよい。
【0011】
この態様によれば、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、上部ウィンドシールドを人の力で割ることにより車両から人が脱出することができる。
【0012】
本発明の車両の一態様において、前記上部ウィンドシールドの材質がガラスであり、前記下部ウィンドシールドがポリカーボネート製であるか又は合わせガラスの構造を有していてもよい。
【0013】
この態様によれば、下部ウィンドシールドがポリカーボネート製であるか又は合わせガラスの構造を有することにより下部ウィンドシールドを物体が貫通し難くしつつ、上部ウィンドシールドの材質をガラスとすることにより上部ウィンドシールドを割って車両から人が脱出することができる。
【0014】
本発明の車両の一態様において、前記車両は片側の側面にのみドアを備えていてもよい。
【0015】
この態様によれば、ドアを備えた側面を下にした状態となるように車両が横転しても、上部ウィンドシールドを割ることにより車両から人が脱出することができる。
【0016】
本発明の車両の一態様において、前記上部ウィンドシールドの光の透過率が前記下部ウィンドシールドの光の透過率よりも大きくてもよい。
【0017】
この態様によれば、上部ウィンドシールドの光の透過率が下部ウィンドシールドの光の透過率よりも大きいため、車両の上部から車内に光を取り入れることができて、車両の乗員の開放感を増すことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、車両が横転して側面に設けられた出入り口が塞がれた際に、車両から人が脱出することができる車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本開示の実施形態の車両の斜視図である。
図1におけるA−A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら、実施形態の車両10について説明する。以下説明する各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
【0021】
図1に示すように、車両10の前部にはウィンドシールド1が設けられ、車両10は左側の側面にのみ人が乗降するためのドア2を備える。車両10は、ウィンドシールド1を上部ウィンドシールド11と下部ウィンドシールド12とに分割する仕切り部材としてディビジョンバー3を備える。
【0022】
図2はディビジョンバー3の断面図である。図2に示すように、ディビジョンバー3の本体31の内部には、車両幅方向に延びるレインフォースメント32が設けられ、レインフォースメント32は固定部33により本体31に固定されている。レインフォースメント32の左右両端は、フロントピラー4の骨格と結合されている。このようにフロントピラー4の骨格と結合するレインフォースメント32を備えることによって、ディビジョンバー3の強度を確保し、車両10の前側の剛性を向上することができる。
【0023】
下部ウィンドシールド12はポリカーボネート製であり、石などの飛来物が衝突しても割れたり貫通したりしない強度が確保されている。そのため、車両10が横転してドア2が塞がれた状況でも、下部ウィンドシールド12を割って人が通ることができる大きさの穴を開けることは困難である。
【0024】
下部ウィンドシールド12は、ポリカーボネート製ではなく、外側ガラス板と内側ガラス板との間に樹脂製の中間膜が接着された合わせガラスの構造を有していてもよい。合わせガラスの構造を有する下部ウィンドシールド12に石などの物体が衝突しても、割れたガラスの破片が飛び散らず、衝撃を中間膜が吸収し、衝突した物体はウィンドシールドを貫通し難い。そのため、車両10が横転してドア2が塞がれた状況でも、下部ウィンドシールド12に人が通ることができる大きさの穴を開けることは困難である。
【0025】
上部ウィンドシールド11の材質はガラスであり、上部ウィンドシールド11は人の力で割れるほど脆弱である。つまり、上部ウィンドシールド11は下部ウィンドシールド12よりも脆弱となっている。そして、上部ウィンドシールド11の上下方向の幅は人の頭の直径よりも大きい。そのため、左側の側面を下にした状態となるように車両10が横転してドア2が塞がれた状況でも、上部ウィンドシールド11を人の力で割ることによって、車両10から人が脱出することができる。
【0026】
このように本実施形態の車両10では、ディビジョンバー3でウィンドシールド1を上下に分割して、下部ウィンドシールド12がポリカーボネート製であるか又は合わせガラスの構造を有することにより下部ウィンドシールド12を物体が貫通し難くしつつ、上部ウィンドシールド11の材質をガラスとすることにより上部ウィンドシールド11を割って車両から人が脱出することを可能にしている。
【0027】
また、車両10が横転等をした場合でも、左側又は右側の側面を下にした状態に横転する可能性や、上面を下にした状態に倒立する可能性と比較して、前面や後面を下にした状態になる可能性は非常に小さい。そこで、車両10は、左右いずれかの側面が塞がれた状況や上面が塞がれた状況でも車両10の前側から人が脱出できるようにするため、上部ウィンドシールド11の材質を人の力で割ることができるガラスとしている。
【0028】
上部ウィンドシールド11の光の透過率は、下部ウィンドシールド12の光の透過率よりも大きい。そのため、車両10の上部から車内に光を取り入れることができて、車両の乗員の開放感を増すことができる。
【0029】
本開示の車両は、上述した形態に限定されず、本開示の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。例えば、後部のウィンドシールドにディビジョンバーが設けられ、後部のウィンドシールドが上部ウィンドシールドと下部ウィンドシールドに分割されていてもよい。
【符号の説明】
【0030】
1 ウィンドシールド、2 ドア、3 ディビジョンバー、4 フロントピラー、10 車両、11 上部ウィンドシールド、12 下部ウィンドシールド、31 本体、32 レインフォースメント、33 固定部。

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
歯車
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
金型
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
トヨタ自動車株式会社
車両
続きを見る