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公開番号2021008088
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210128
出願番号2019123970
出願日20190702
発明の名称印刷装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20201225BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】クリアインクを吐出するノズルの検査を適切に行うことができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置は、ノズルからクリアインクを吐出するクリアインク吐出部と、記録媒体の種類を検知する検知部と、クリアインクの検査パターンを記録媒体上に形成するようにクリアインク吐出部を制御する制御部とを備え、制御部は、検知部で検知された記録媒体の種類に応じて、光沢度の異なる検査パターンを形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルからクリアインクを吐出するクリアインク吐出部と、
記録媒体の種類を検知する検知部と、
前記クリアインクの検査パターンを前記記録媒体上に形成するように前記クリアインク吐出部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記検知部で検知された前記記録媒体の種類に応じて、光沢度の異なる前記検査パターンを形成することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検知部は、前記記録媒体の表面の光沢度を検知し、
前記制御部は、
前記検知部で検知された前記記録媒体の光沢度が閾値以上の場合に、光沢度が前記閾値未満の前記検査パターンである第1検査パターンを形成し、
前記検知部で検知された前記記録媒体の光沢度が前記閾値未満の場合に、光沢度が前記閾値以上の前記検査パターンである第2検査パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1検査パターンを形成する場合において、前記記録媒体上の第1位置に複数のクリアインク滴が重なり、且つ前記第1位置に隣接する第2位置にクリアインクが着弾しないように、前記クリアインク吐出部に吐出動作を実行させることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記記録媒体を加熱する加熱部を備え、
前記制御部は、前記第1検査パターンを形成する場合において、前記第1位置に対するN(Nは1以上の整数)回目の前記吐出動作と、(N+1)回目の前記吐出動作との間に、前記加熱部に前記記録媒体を加熱させることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2検査パターンを形成する場合において、前記第1検査パターンを形成する場合より小さいクリアインク滴を吐出する吐出動作を、前記クリアインク吐出部に実行させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記記録媒体の表面に形成された凹凸の大きさを測定する測定部を備え、
前記制御部は、前記第2検査パターンを形成する場合において、前記測定部で測定された凹凸の大きさに応じて、クリアインク滴の大きさを調整することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第2検査パターンを形成する場合において、前記記録媒体上の凹凸を埋めるように、前記第1検査パターンを形成する場合より大きいクリアインク滴を吐出する吐出動作を、前記クリアインク吐出部に実行させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項8】
ノズルから有色インクを吐出する有色インク吐出部を備え、
前記制御部は、前記記録媒体上に形成されるクリアインクの前記検査パターンが、有色インクの前記検査パターンより大きくなるように、前記クリアインク吐出部及び前記有色インク吐出部に吐出動作を実行させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリアインクを吐出する印刷装置に関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローなどの有色インクに加えて、クリアインクを吐出する印刷装置が知られている。クリアインクは、例えば、記録媒体に光沢を与えるために、写真印刷の後の記録媒体上に塗布される。
【0003】
クリアインクを吐出する印刷装置の具体例として、クリアインクの吐出量を調整することによって、画像の光沢を変化させるものがある(例えば、特許文献1を参照)。より詳細には、クリアインクの吐出量が多くなるほど、画像の光沢度は高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インクを吐出して画像を形成するタイプの印刷装置には、ノズルからインクが適切に吐出されるか否かを検査するために、各ノズルから記録媒体上にインクを吐出して検査パターンを形成する機能が実装されている。しかしながら、クリアインクで形成した検査パターンは、有色インクで形成した検査パターンと比較して認識しにくいので、クリアインクを吐出するノズルの検査が難しいという課題がある。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、クリアインクを吐出する印刷装置において、クリアインクを吐出するノズルの検査を適切に行うことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ノズルからクリアインクを吐出するクリアインク吐出部と、記録媒体の種類を検知する検知部と、前記クリアインクの検査パターンを前記記録媒体上に形成するように前記クリアインク吐出部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検知部で検知された前記記録媒体の種類に応じて、光沢度の異なる前記検査パターンを形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、クリアインクを吐出する印刷装置において、クリアインクを吐出するノズルの検査を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷装置のハードウェア構成を示す図。
画像形成部の周辺を示す平面図。
検査パターン形成処理のフローチャート。
第1検査パターンを形成する処理手順を示す図。
第2検査パターンを形成する処理手順の一例を示す図。
第2検査パターンを形成する処理手順の他の例を示す図。
各色インクの検査パターンが用紙Mに形成された状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、印刷装置100のハードウェア構成を示す図である。図2は、画像形成部120の周辺を示す平面図である。図1に示すように、印刷装置100は、搬送部110と、画像形成部120と、光沢度計(検知部/測定部)130と、ヒータ(加熱部)140とを主に備える。
【0010】
用紙(記録媒体)Mは、例えば、予め所定の大きさ(例えば、A4、B5など)にカットされたカット紙である。画像が記録される前の用紙Mは、給紙トレイに積層された状態で収容される。そして、用紙Mは、搬送部110によって搬送され、画像形成部120によって画像が形成される。さらに、画像が形成された後の用紙Mは、搬送部110によって排紙トレイに排出される。
【0011】
搬送部110は、印刷装置100の内部において副走査方向B(図2参照)に延びる搬送路に沿って用紙Mを搬送する。具体的には、搬送部110は、給紙トレイに収容された用紙Mを、搬送路に沿って画像形成部120の位置まで搬送する。また、搬送部110は、画像が形成された用紙Mを、搬送路に沿って排紙トレイに排出する。
【0012】
搬送部110は、例えば、モータの駆動力が伝達されて回転する駆動ローラと、駆動ローラに当接して従動する従動ローラとで構成される。そして、駆動ローラ及び従動ローラが用紙Mを挟持して回転することによって、搬送路に沿って用紙Mが搬送される。
【0013】
画像形成部120は、搬送路に対面して配置されている。画像形成部120は、搬送部110によって搬送された用紙Mに画像を形成する。本実施形態に係る画像形成部120は、搬送路に沿って搬送される用紙Mに、インクジェット方式で画像を形成する。
【0014】
図2に示すように、画像形成部120は、副走査方向Bに直交する主走査方向Aに往復移動するキャリッジ121を備える。キャリッジ121は、駆動プーリ122と従動プーリ123との間に張架されたタイミングベルト124に連結されている。駆動プーリ122は、主走査モータ125の駆動により回転する。従動プーリ123は、駆動プーリ122との間の距離を調整する機構を有し、タイミングベルト124に対して所定のテンションを与える役割を持つ。キャリッジ121は、主走査モータ125の駆動によりタイミングベルト124が送り動作されることにより、主走査方向Aに往復移動する。
【0015】
キャリッジ121には、例えば5つの記録ヘッド126y,126m,126c,126k,126clが搭載されている。記録ヘッド126yは、イエローのインクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド126mは、マゼンタのインクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド126cは、シアンのインクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド126kは、ブラックのインクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド126clは、クリアインクを吐出する記録ヘッドである。
【0016】
イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブラックインクは、有色インクの一例である。有色インクとは、特定の波長の可視光を反射する特性を有するインクである。そして、記録ヘッド126y、126m、126c、126kは、有色インク吐出部の一例である。一方、クリアインクは、全ての可視光を透過する特性を有するインクである。そして、記録ヘッド126clは、クリアインク吐出部の一例である。
【0017】
以下、記録ヘッド126y,126m,126c,126k,126clを総称する場合は、記録ヘッド126と表記する。記録ヘッド126は、インク吐出面(ノズル面)が下方(用紙M側)に向くように、キャリッジ121に支持されている。そして、記録ヘッド126は、印刷装置100の所定位置に配置されたインクカートリッジに貯留されたインクを、ノズルから吐出する。
【0018】
記録ヘッド126は、副走査方向Bに沿って配列された複数のノズルを有する。そして、記録ヘッド126は、キャリッジ121が主走査方向Aに往復移動する際に、所定のタイミングで吐出動作を実行することによって、用紙Mに画像を形成する。
【0019】
吐出動作とは、例えば、後述する制御装置からピエゾ素子に電圧が印加されることによって、インク室の容積を拡縮させる動作である。インク室が拡張することによって、インクカートリッジ内のインクがインク室に吸引される。また、インク室が収縮することによって、インク室内のインクがノズルから吐出される。但し、吐出動作の具体例は、これに限定されない。
【0020】
搬送路を挟んでキャリッジ121と対向する位置には、プラテン127が設けられている。プラテン127は、記録ヘッド126が用紙M上にインクを吐出する際に、用紙Mを支持するためのものである。本実施形態の印刷装置100は、キャリッジ121の主走査方向Aの移動距離が長い広幅機である。このため、プラテン127は、複数の板状部材を主走査方向Aに繋いで構成されている。
【0021】
光沢度計130は、用紙Mの光沢度を検知(計測)するハードウェアである。光沢度とは、光の反射による物体表面の輝きをいう。光沢度は、ある角度で入射した光が反射面に対して正反射した光の量を割合(%)で表される。JIS規格では、屈折率1.567であるガラス表面において60度の入射角で光を照射した場合の反射率10%を光沢度の基準(光沢度100%)としている。
【0022】
光沢度は、例えば以下の方法でも測定することができる。まず、測定対象の記録媒体(すなわち、用紙M)と同一の用紙Mを10枚重ねて下敷きとし、その上に測定対象の用紙Mを載置する。そして、測定装置から60°の入射角で光を照射して、反射率を計測する。測定装置としては、例えば、コニカミノルタ製GM-268Plusを用いることができる。
【0023】
光沢度計130は、例えば、キャリッジ121に搭載されて、キャリッジ121と共に主走査方向Aに移動する。また、光沢度計130は、例えば、プラテン127上の用紙Mに対して赤外線等を照射するLED等の光源と、この光源から照射されて用紙Mの表面で反射した光を検出するフォトダイオード等の検出器とを備える。そして、光沢度計130は、光源からの光を所定の入射角で入射させたときの用紙M表面での光の反射率を測定し、測定結果を示す信号を後述する制御部101に出力する。
【0024】
印刷装置100で画像が形成される用紙Mは、光沢度が閾値th(例えば、40%)以上のグロス紙と、光沢度が閾値th未満のマット紙とに大別される。グロス紙は表面が平滑なので、光沢度計130から照射される光の大部分が正反射する。その結果、光沢度計130によって検知されるグロス紙の光沢度は相対的に高くなる。一方、マット紙の表面には微細な凹凸があるので、光沢度計130から照射される光が乱反射する。その結果、光沢度計130によって検知されるマット紙の光沢度は相対的に低くなる。このように、光沢度計130によって検知される光沢度によって、用紙Mの種類を推定することができる。すなわち、光沢度計130は、光沢度によって用紙Mの種類を検知する。
【0025】
ヒータ140は、プラテン127に支持された用紙Mを加熱する。例えば、ヒータ140は、プラテン127を加熱するプラテンヒータであってもよい。より詳細には、ヒータ140は、電流が供給されることによって発熱するペルチェ素子でもよいし、プラテン127に向けて温風を送風するブロワでもよい。
【0026】
印刷装置100は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40、及びI/F50が共通バス90を介して接続されている構成を備える。
【0027】
CPU10は演算手段であり、印刷装置100全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性の記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能であって記憶容量が大きい不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラムなどが格納される。
【0028】
印刷装置100は、ROM30に格納された制御用プログラム、HDD40などの記憶媒体からRAM20にロードされた情報処理プログラム(アプリケーションプログラム)などをCPU10が備える演算機能によって処理する。その処理によって、印刷装置100の種々の機能モジュールを含むソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、印刷装置100に搭載されるハードウェア資源との組み合わせによって、印刷装置100の機能を実現する機能ブロックが構成される。すなわち、CPU10、RAM20、ROM30、及びHDD40は、印刷装置100の動作を制御する制御部101を構成する。
【0029】
I/F50は、LCD60と、操作部70と、搬送部110と、画像形成部120と、光沢度計130と、ヒータ140とを、共通バス90に接続するインタフェースである。LCD60は、ユーザに情報を報知するための各種画面を表示させるディスプレイである。操作部70は、ユーザからの各種情報の入力を受け付ける入力インタフェースであって、LCD60に重畳されたタッチパネル、押ボタン等を含む。
【0030】
制御部101は、搬送部110及び画像形成部120を制御して、印刷データで示される画像を用紙Mに形成する印刷処理を実行する。印刷データは、通信インタフェースを通じて外部装置(例えば、PC)から受信してもよいし、印刷装置100が搭載するスキャナが原稿を読み取って生成したものでもよい。
(【0031】以降は省略されています)

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