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公開番号2021002470
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210107
出願番号2019115513
出願日20190621
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所
主分類H01R 13/46 20060101AFI20201204BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】相手側コネクタのガタつきの抑制と、相手側コネクタの挿入力の低減と、を両立可能なコネクタ、を提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、相手側コネクタ2が挿入される嵌合口15と、嵌合口15の奥壁14から開口端に向けて延びる端子20と、前記開口端と、前記開口端と奥壁14との間の第1位置a1と、の間の範囲L1において、嵌合口15の内壁面から相手側コネクタ2に当接するように突出する第1突起部17と、第1位置a1よりも奥壁14に近い第2位置a2と、奥壁14と、の間の範囲L2において、前記内壁面から相手側コネクタ2に当接するように突出する第2突起部18と、を備える。端子20は、第1位置a1と第2位置a2との間の範囲L3内に端子20の先端が位置するように設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
相手側コネクタが挿入される嵌合口と、
前記嵌合口の奥壁から開口端に向けて延びる端子と、
前記開口端と、前記開口端と前記奥壁との間の第1位置と、の間の範囲において、前記嵌合口の内壁面から前記相手側コネクタに当接するように突出する第1突起部と、
前記第1位置よりも前記奥壁に近い第2位置と、前記奥壁と、の間の範囲において、前記内壁面から前記相手側コネクタに当接するように突出する第2突起部と、
を備えるコネクタであって、
前記端子は、
前記第1位置と前記第2位置との間の範囲内に当該端子の先端が位置するように設けられる、
コネクタ。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記第1突起部は、
前記相手側コネクタを当該コネクタの幅方向おいて挟み且つ当該コネクタの高さ方向において互いにオフセットするように配置される、複数の突起を含み、
前記第2突起部は、
前記相手側コネクタを前記幅方向において挟み且つ前記高さ方向において互いにオフセットするように配置される、複数の突起を含む、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、相手側コネクタに当接して相手側コネクタが嵌合口内で変位すること(いわゆるガタつき)を抑制するための突起部を嵌合口の内壁面に有するコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010−086869号公報
特開2011−018538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のコネクタは、相手側コネクタのガタつきを抑制可能である点でメリットがあるものの、突起部が相手側コネクタに当接した状態で嵌合口に相手側コネクタを挿入するため、嵌合に要する力(以下「挿入力」という。)が大きくなる点でデメリットがある。コネクタと相手側コネクタとを嵌合する作業の作業性を向上する観点から、挿入力は出来る限り低減されることが望ましい。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、相手側コネクタのガタつきの抑制と、相手側コネクタの挿入力の低減と、を両立可能なコネクタ、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[2]を特徴としている。
[1]
相手側コネクタが挿入される嵌合口と、
前記嵌合口の奥壁から開口端に向けて延びる端子と、
前記開口端と、前記開口端と前記奥壁との間の第1位置と、の間の範囲(第1範囲)において、前記嵌合口の内壁面から前記相手側コネクタに当接するように突出する第1突起部と、
前記第1位置よりも前記奥壁に近い第2位置と、前記奥壁と、の間の範囲(第2範囲)において、前記内壁面から前記相手側コネクタに当接するように突出する第2突起部と、
を備えるコネクタであって、
前記端子は、
前記第1位置と前記第2位置との間の範囲(第3範囲)内に当該端子の先端が位置するように設けられる、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記第1突起部は、
前記相手側コネクタを当該コネクタの幅方向おいて挟み且つ当該コネクタの高さ方向において互いにオフセットするように配置される、複数の突起を含み、
前記第2突起部は、
前記相手側コネクタを前記幅方向において挟み且つ前記高さ方向において互いにオフセットするように配置される、複数の突起を含む、
コネクタであること。
【0007】
上記[1]の構成のコネクタによれば、コネクタと相手側コネクタとの嵌合時、相手側コネクタ(の嵌合方向進行側端部)が第1範囲にあるときには第1突起部が相手側コネクタに当接して第2突起部は相手側コネクタに当接せず、相手側コネクタ(の嵌合方向進行側端部)が第1範囲と第2範囲との間の第3範囲にあるときに双方の端子の接触が始まり、相手側コネクタ(の嵌合方向進行側端部)が第2範囲にあるときに第2突起部と相手側コネクタとの当接が始まる。そのため、第1突起部と相手側コネクタとの摩擦力、双方の端子の摩擦力、及び、第2突起部と相手側コネクタとの摩擦力、のそれぞれが生じ始めるタイミングが、嵌合のための一連の工程の中で分散されることになる。
【0008】
よって、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、挿入力が緩やかに上昇することになる。また、これら摩擦力の各々は、一般に、生じ始めた後に上昇して極大値に達した後に低下する傾向がある。よって、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、これら摩擦力の各々が極大値に達するタイミングの重複を避け、嵌合工程における挿入力の最大値を小さくできる。その結果、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、挿入力が全体として低減される。
【0009】
更に、コネクタと相手側コネクタとの嵌合が完了すると、第1突起部および第2突起部が相手側コネクタに当接した状態となり、嵌合口の開口端側でも奥壁側でも相手側コネクタのガタつきが適正に抑制される。
【0010】
したがって、本構成のコネクタによれば、相手側コネクタのガタつきの抑制と、相手側コネクタの挿入力の低減と、を両立可能である。
【0011】
上記[2]の構成のコネクタによれば、第1突起部が相手側コネクタを幅方向おいて挟み且つ高さ方向において互いにオフセットするように配置される。このとき、第1突起部の各々が相手側コネクタに及ぼす力も、高さ方向にオフセットすることになる。よって、そのような高さ方向でのオフセットがない場合に比べ、挿入力が低減される。第2突起部についても同様である。よって、本構成のコネクタは、相手側コネクタの挿入力を更に低減可能である。
【発明の効果】
【0012】
このように、本発明によれば、相手側コネクタのガタつきの抑制と、相手側コネクタの挿入力の低減と、を両立可能なコネクタを提供できる。
【0013】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1(a)は、本発明の実施形態に係るコネクタの正面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図であり、図1(c)は、図1(a)のB−B断面図である。
図2(a)は、本発明の実施形態に係るコネクタと相手側コネクタとの嵌合が完了した状態を示す側面図であり、図2(b)は、当該状態を示す正面図であり、図2(c)は、本発明の実施形態の変形例に係るコネクタと相手側コネクタとの嵌合が完了した状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。コネクタ1は、図1に示すように、ハウジング10と、ハウジング10に取り付けられる端子20と、を備える。コネクタ1の嵌合口15(後述)に相手側コネクタ2の相手側ハウジング30(図2参照)を嵌合することで、相手側ハウジング30に収容されている相手側端子(図示省略)と端子20とが接続されるようになっている。
【0016】
以下、説明の便宜上、図1に示すように、「幅方向」(x軸方向)、「上下方向」(y軸方向)、及び「前後方向」(z軸方向)、「上」(y軸正方向)、「下」(y軸負方向)、「前」(z軸正方向)、及び「後」(z軸負方向)を定義する。幅方向、上下方向、及び前後方向は互いに直交している。前後方向は、ハウジング10と相手側ハウジング30との嵌合方向と一致している。
【0017】
以下、コネクタ1を構成する各部品について順に説明する。端子20は、図1(b)及び図1(c)に示すように、本例では、前後方向に棒状に延びる金属製の雄端子である。本例では、複数本(具体的には、6本)の端子20が、ハウジング10に固定される(図1(a)参照)。
【0018】
ハウジング10は、図1に示すように、一対の側壁11と、上壁12と、下壁13と、奥壁14と、からなる樹脂成形品であり、前端(開口端)が開口し且つ後端が塞がる矩形筒状の形状を有する。一対の側壁11と、上壁12と、下壁13と、奥壁14とで囲まれた直方体状の空間が、相手側コネクタ2の相手側ハウジング30が嵌合(挿入)される嵌合口15として機能する。
【0019】
奥壁14には、複数箇所(本例では、6箇所)にて、前後方向に貫通する挿通孔16(図1(b)及び図1(c)参照)が形成されている。各挿通孔16には、それぞれ端子20が、後側から挿通(圧入)されて固定されている。各端子20は、嵌合口15の奥壁14から開口端に向けて嵌合口15内にて前後方向に延びている。
【0020】
一対の側壁11のうち一側の側壁11の内壁面における上下方向中央より上側の位置、及び、一対の側壁11のうち他側の側壁11の内壁面における上下方向中央より下側の位置には、それぞれ、幅方向内側に突出する突条17が、嵌合口15の開口端と、開口端と奥壁14との間の第1位置a1と、の間の前後方向の範囲である第1範囲L1(図1(b)及び図1(c)参照)に亘って、前後方向に延びるように設けられている。
【0021】
一対の側壁11のうち一側の側壁11の内壁面における上下方向中央より下側の位置、及び、一対の側壁11のうち他側の側壁11の内壁面における上下方向中央より上側の位置には、それぞれ、幅方向内側に突出する突条18が、上記第1位置a1より奥壁14に近い第2位置a2と、奥壁14と、の間の前後方向の範囲である第2範囲L2(図1(b)及び図1(c)参照)に亘って、前後方向に延びるように設けられている。
【0022】
奥壁14の複数の挿通孔16に挿通され固定されている複数の端子20の先端は、第1位置a1と第2位置a2との間の前後方向の範囲である第3範囲L3(図1(b)及び図1(c)参照)内に位置している。以上、コネクタ1を構成する各部品について説明した。
【0023】
次いで、図2を参照しながら、コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合について説明する。相手側コネクタ2の相手側ハウジング30は、図2(b)に示すように、コネクタ1のハウジング10の嵌合口15に対応する直方体状の外形形状を有しており、嵌合口15に挿入可能となっている。
【0024】
コネクタ1と相手側コネクタ2とを嵌合させるためには、図2(a)に矢印で示すように、相手側コネクタ2の相手側ハウジング30をコネクタ1の嵌合口15に挿入していく。挿入が開始されると、まず、ハウジング10の一対の突条17が、相手側ハウジング30の外壁面に当接開始する。相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第1範囲L1(図1(b)及び図1(c)参照)に位置する段階では、ハウジング10の一対の突条17が相手側ハウジング30の外壁面に当接する状態が継続する。一方、この段階では、ハウジング10の一対の突条18は相手側ハウジング30の外壁面に未だ当接しておらず、且つ、コネクタ1の端子20(雄端子)と相手側コネクタ2の相手側端子(雌端子)とは未だ接触していない。
【0025】
挿入が進行して、相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が、第1範囲L1から第3範囲L3(図1(b)及び図1(c)参照)に移行すると、端子20と相手側コネクタ2の相手側端子とが接触開始する。相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第3範囲L3に位置する段階では、ハウジング10の一対の突条17が相手側ハウジング30の外壁面に当接し、且つ、端子20と相手側コネクタ2の相手側端子とが接触する状態が継続する。一方、この段階では、ハウジング10の一対の突条18は相手側ハウジング30の外壁面に未だ当接していない。
【0026】
挿入が更に進行して、相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が、第3範囲L3から第2範囲L2(図1(b)及び図1(c)参照)に移行すると、ハウジング10の一対の突条18が、相手側ハウジング30の外壁面に当接開始する。相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第2範囲L2に位置する段階では、ハウジング10の一対の突条17が相手側ハウジング30の外壁面に当接し、且つ、ハウジング10の一対の突条18が相手側ハウジング30の外壁面に当接し、且つ、端子20と相手側コネクタ2の相手側端子とが接触する状態が継続する。
【0027】
挿入が更に進行して、相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が、ハウジング10の奥壁14の前面(嵌合口15に面する面)に当接すると、コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合が完了する(図2(a)及び図2(b)参照)。この状態では、上述したように、相手側ハウジング30に収容されている相手側端子(図示省略)と端子20とが接続されている。
【0028】
以上、本発明の実施形態に係るコネクタ1によれば、コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合時、相手側コネクタ2の相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第1範囲L1にあるときには一対の突条17が相手側ハウジング30に当接して一対の突条18は相手側ハウジング30に当接せず、相手側コネクタ2の相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第1範囲L1と第2範囲L2との間の第3範囲L3にあるときに端子20と相手側端子との接触が始まり、相手側ハウジング30の嵌合方向進行側端部が第2範囲L2にあるときに一対の突条18と相手側ハウジング30との当接が始まる。よって、一対の突条17と相手側ハウジング30との摩擦力、端子20と相手側端子の摩擦力、及び、第一対の突条18と相手側ハウジング30との摩擦力が生じ始めるタイミングが、前後方向(嵌合方向)において分散されることになる。
【0029】
よって、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合に要する力)が緩やかに上昇することになる。また、これら摩擦力の各々は、一般に、生じ始めた後に上昇して極大値に達した後に低下する傾向がある。よって、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、これら摩擦力の各々が極大値に達するタイミングの重複を避け、嵌合工程における挿入力の最大値を小さくできる。その結果、それら摩擦力が同時に発生する場合に比べ、挿入力が全体として低減される。
【0030】
更に、コネクタ1と相手側コネクタ2との嵌合が完了すると、一対の突条17および一対の突条18が相手側コネクタ2の相手側ハウジング30に当接した状態となり、嵌合口15の開口端側でも奥壁14側でも相手側コネクタ2のガタつきが抑制される。したがって、本実施形態に係るコネクタ1によれば、相手側コネクタ2のガタつきの抑制と、相手側コネクタ2の挿入力の低減と、を両立可能である。
(【0031】以降は省略されています)

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