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公開番号2021002469
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210107
出願番号2019115512
出願日20190621
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所
主分類H01R 13/58 20060101AFI20201204BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線を案内できる向きの自由度に優れるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、端子収容室を有するハウジング10と、端子収容室に収容される端子から延びる電線を所定向きに案内可能なカバー20と、を備える。ハウジング10は、カバー20に向けて突出するとともに電線を挿通可能な筒状部12と、筒状部12の周壁から突出する凸部14と、を有する。カバー20は、筒状部12を挿入可能な連結孔部23と、連結孔部23に筒状部12が挿入された状態にて筒状部12の筒軸周りにカバー20が相対回転されることによって凸部14と係合してカバー20と筒状部12とを連結する係止部23a,23cと、筒状部12を介してカバー20内に延出する電線を所定向きに引出可能な出口部24と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに装着されるとともに前記端子収容室に収容される端子から延びる電線を所定向きに案内可能なカバーと、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
前記カバーに向けて突出するとともに前記電線を挿通可能な筒状部と、前記筒状部の周壁から突出する凸部と、を有し、
前記カバーは、
前記筒状部を挿入可能な連結孔部と、前記連結孔部に前記筒状部が挿入された状態にて前記筒状部の筒軸周りに当該カバーが相対回転されることによって前記凸部と係合して当該カバーと前記筒状部とを連結する係止部と、前記筒状部を介して当該カバー内に延出する前記電線を前記所定向きに引出可能な出口部と、を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記カバーの前記係止部は、
前記筒軸周りの周方向における前記カバーの回転位置を、前記所定向きに対応した位置に規制する、ように構成される、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記連結孔部が設けられる本体部と、前記本体部から前記筒軸に交差する向きに延びるとともに前記出口部が設けられる案内部と、を有する、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子収容室を有するハウジングと、ハウジングに装着されるとともに端子収容室に収容される端子から延びる電線を所定向きに案内可能なカバーと、を備えるコネクタに関する。
続きを表示(約 6,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電線を保持可能なハウジングと、電線の保護および電線の配索方向の規制等を目的としたカバーと、を備えたコネクタが提案されている。例えば、従来のコネクタの一つは、ハウジングへのカバーの組み付けを円滑に行うべく、カバーがハウジングに対して待機位置と取付位置との間をスライドしながら往復可能であるように構成されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011−198516号公報
特開2002−352897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のコネクタは、ハウジングにカバーを組み付けた後、カバーの組付方向(スライド方向)に開口した出口部から電線を引き出すようになっている。そのため、従来のコネクタが電線を案内できる向きは、カバーの出口部が開口する向きに限られている。そのため、従来のコネクタは、電線を案内できる向きの自由度が低い。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線を案内できる向きの自由度に優れるコネクタ、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[3]を特徴としている。
[1]
端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに装着されるとともに前記端子収容室に収容される端子から延びる電線を所定向きに案内可能なカバーと、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
前記カバーに向けて突出するとともに前記電線を挿通可能な筒状部と、前記筒状部の周壁から突出する凸部と、を有し、
前記カバーは、
前記筒状部を挿入可能な連結孔部と、前記連結孔部に前記筒状部が挿入された状態にて前記筒状部の筒軸周りに当該カバーが相対回転されることによって前記凸部と係合して当該カバーと前記筒状部とを連結する係止部と、前記筒状部を介して当該カバー内に延出する前記電線を前記所定向きに引出可能な出口部と、を有する、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタにおいて、
前記カバーの前記係止部は、
前記筒軸周りの周方向における前記カバーの回転位置を、前記所定向きに対応した位置に規制する、ように構成される、
コネクタであること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記連結孔部が設けられる本体部と、前記本体部から前記筒軸に交差する向きに延びるとともに前記出口部が設けられる案内部と、を有する、
コネクタであること。
【0007】
上記[1]の構成のコネクタによれば、ハウジングの筒状部をカバーの連結孔部に挿入した状態でカバーを筒軸周りに回転させることで、筒状部の凸部とカバーの係止部とが係合し、ハウジングとカバーとが連結される。このとき、カバーから電線を引き出すための出口部が電線を案内したい向きに開口している状態で、ハウジングとカバーとを固定すれば、出口部を通じて電線をその向きに案内できる。即ち、本構成のコネクタは、筒状部の筒軸周りの所望の向きに電線を案内できる。したがって、本構成のコネクタは、従来のコネクタに比べ、電線を案内できる向きの自由度に優れている。
【0008】
上記[2]の構成のコネクタによれば、筒軸周りの周方向におけるカバーの回転位置が、電線を案内したい向き(所定向き)に対応した位置になるように、カバーの回転位置が規制される。例えば、周方向において等間隔をあけるように事前に定めた複数の位置にカバーの回転位置が規制されるように係止部を構成すれば、それら複数の位置の何れかを選択してカバーをハウジングに組み付けることで、電線を案内する向きを切り替えることができる。このように、カバーが筒軸周りに何らの規制なく回転できる場合に比べ、コネクタを実際に用いる際の作業性を向上できる。
【0009】
上記[3]の構成のコネクタによれば、カバーの本体部から筒軸に交差する向きに案内部が延びる。そのため、本体部に設けた連結孔部にハウジングの筒状部を挿入した後、案内部に対して周方向の外力を及ぼすことで、本体部を周方向に容易に回転できる。よって、ハウジングにカバーを組み付ける作業の作業性を向上できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電線を案内できる向きの自由度に優れるコネクタを提供できる。
【0011】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1(a)は本発明の実施形態に係るコネクタを構成するハウジング及びカバーの概略図であり、図1(b)はハウジングの背面図であり、図1(c)はカバーの正面図である。
図2(a)は、ハウジングの筒状部をカバーの連結孔部に挿入したときのコネクタの側面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図であり、図2(c)は図2(b)のB−B断面図である。
図3(a)は、ハウジングに対してカバーを回転させてハウジングとカバーとを連結したときのコネクタの側面図であり、図3(b)は図3(a)のC−C断面図であり、図3(c)は図3(b)のD−D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。
【0014】
図1に示すように、コネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に装着されるカバー20と、を備える。以下、説明の便宜上、図1に示すように、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。前後方向と上下方向とは、互いに直交している。
【0015】
カバー20は、ハウジング10の後端面11aから後方に延びる電線束Wを覆って保護するとともに、電線束Wを屈曲させて所定向きに案内するための部材である。カバー20は、ハウジング10の後端面11aに密着するように装着される(図2及び図3を参照)。以下、図1(a)〜図1(c)を参照しながら、ハウジング10及びカバー20の構造について説明する。
【0016】
ハウジング10は、樹脂製であり、角筒状のハウジング本体部11を有する。ハウジング本体部11の内部には、電線束Wを構成する複数の電線の端部に接続された複数の端子(図示省略)を収容する複数の端子収容室(図示省略)が前後方向に沿って設けられている。ハウジング本体部11の前端側は開口しており、相手側コネクタのハウジング(図示省略)を嵌合可能となっている。この嵌合により、電線束Wが、相手側コネクタのハウジングに収容された端子に接続されている電線束と電気的に接続されることになる。
【0017】
ハウジング10は、ハウジング本体部11の後端面11aから後方に突出する筒状部12を有している。筒状部12の中空部13は、ハウジング本体部11の内部の端子収容室に収容された端子から延びる電線束Wを外部に向けて挿通可能であるように開口している。筒状部12の開口縁には、筒状部12の径方向外側に向けて突出する複数の(本例では4つの)凸部14が設けられている。
【0018】
図1(b)に示すように、複数の凸部14は、それぞれ、上方、下方、及び、幅方向の双方に向かって突出している。別の言い方をすると、複数の凸部14は、筒状部12の周方向において等間隔に配置されている。凸部14の各々とハウジング本体部11の後端面11aとの間には、間隔aの隙間が設けられている。後述するように、間隔aは、カバー20の前端面21aを構成する壁部の厚さbよりも僅かに大きい(図2(c)を参照)。
【0019】
カバー20は、樹脂製であり、角筒状のカバー本体部21と、カバー本体部21から下方に延びる電線案内部22と、を有している。別の言い方をすると、電線案内部22は、筒状部12の筒軸に交差する向きにカバー本体部21から延びている。カバー本体部21と電線案内部22とは一体的に繋がるように構成されており、電線束Wを収納し且つ案内するための内部空間Sを内部に有している(図2(b)及び図3(b)を参照)。
【0020】
カバー本体部21の前端面21aには、ハウジング10の筒状部12及び凸部14を挿入可能な連結孔部23が開口している。図1(c)に示すように、連結孔部23は、筒状部12の周壁面の形状に対応して湾曲する縁部23aと、凸部14の各々に対応して縁部23aから径方向外側へ向けて窪む凹部23bと、を有している。連結孔部23の縁部23a及び凹部23bは、筒状部12及び凸部14を連結孔部23に挿入可能であるように、筒状部12及び凸部14の外形寸法よりも僅かに大きな開口寸法を有している。更に、連結孔部23は、縁部23aの内側面から内部空間Sに向けて突出する規制突起23cを、隣り合う凹部23bに挟まれる位置に有している(図2(b)及び図3(b)を参照)。
【0021】
複数の凹部23bは、ハウジング10の凸部14とは異なり、上方、下方、及び、幅方向の双方から筒状部12の周方向に所定角度(本例では約45°)だけオフセットした向きに窪んでいる。連結孔部23は、カバー20の内部空間Sに電線束Wを導入するための入口としても機能する。更に、電線案内部22の下端面22aに、電線束Wを内部空間Sから所定向きに引き出すための出口部24が設けられている(図2(a)及び図2(b)を参照)。
【0022】
次いで、図2及び図3を参照しながら、ハウジング10へのカバー20の装着手順について説明する。なお、説明の便宜上、図2及び図3では電線束Wの図示を省略している。
【0023】
先ず、図2(a)の矢印に示すように、ハウジング10の後方側からカバー20を前方に向けて近付ける。このとき、図2(b)に示すように、ハウジング10の筒状部12及び凸部14を連結孔部23の縁部23a及び凹部23bに挿入するように、ハウジング10に対してカバー20を斜めに傾けた状態で、カバー20をハウジング10に近付ける。
【0024】
そして、筒状部12及び凸部14を連結孔部23に挿入しながら、図2(c)に示すように、ハウジング10の後端面11aとカバー20の前端面21aとが密着するまで、カバー20を移動させる。ここで、ハウジング10の凸部14と後端面11aとの隙間の間隔aは、カバー20の前端面21aを構成する壁部の厚さbよりも僅かに小さい。そのため、後述するようにカバー20を筒状部12の筒軸周りに回転させたとき、凸部14と後端面11aとの隙間に、カバー20の縁部23aが入り込むことができる(図3(c)を参照)。
【0025】
次いで、図3(a)及び図3(b)の矢印に示すように、ハウジング10に対してカバー20を反時計回りに相対回転させる。このとき、図3(b)に示すように、静止しているハウジング10の筒状部12及び凸部14に対し、カバー20の縁部23a、凹部23b及び規制突起23cが周方向にオフセットするように回転移動する。
【0026】
その結果、図3(c)に示すように、凸部14とハウジング10の後端面11aとの隙間に、カバー20の縁部23aが入り込む。これにより、筒状部12の筒軸に沿う方向において縁部23aが凸部14に係合され、ハウジング10とカバー20とが分離しないように連結される。更に、規制突起23cが凸部14に当接する。これにより、筒状部12の筒軸周りの周方向において、カバー20の回転範囲が規制される。このような機能から、縁部23a及び規制突起23cは「係止部」と総称され得る。
【0027】
以上の手順を経て、ハウジング10にカバー20が装着される。このようにハウジング10とカバー20とが連結されると、カバー20の出口部24が下方に向けて開口することになる。その結果、ハウジング10から延びる電線束Wを、カバー20を介してコネクタ1の下方に向けて案内できることになる。
【0028】
また、上記説明から理解されるように、図2(a)〜図2(c)に示すハウジング10の筒状部12へのカバー20の連結孔部23の挿入時に、ハウジング10に対するカバー20の回転角度を適宜調整すれば、連結時にカバー20の出口部24が開口する向きを上下左右の4方向の何れかに切り替えることができる。よって、電線束Wの案内向きをこれら4方向の所望の向きに設定できることになる。
【0029】
以上に説明したように、以上、本発明の実施形態に係るコネクタ1によれば、ハウジング10の筒状部12をカバー20の連結孔部23に挿入した状態でカバー20を筒軸周りに回転させることで、筒状部12の凸部14とカバー20の係止部(縁部23a及び規制突起23c)とが係合し、ハウジング10とカバー20とが連結される。このとき、カバー20から電線束Wを引き出すための出口部24が電線束Wを案内したい向きに開口している状態で、ハウジング10とカバー20とを固定すれば、出口部24を通じて電線束Wをその向きに案内できる。即ち、コネクタ1は、筒状部12の筒軸周りの所望の向きに電線束Wを案内できる。したがって、コネクタ1は、電線束Wを案内できる向きの自由度に優れている。
【0030】
更に、コネクタ1によれば、筒軸周りの周方向におけるカバー20の回転位置が、電線束Wを案内したい向き(所定向き)に対応した位置になるように、カバー20の回転位置が規制される。例えば、周方向において等間隔をあけるように事前に定めた複数の位置にカバー20の回転位置が規制されるように係止部(特に規制突起23c)を構成すれば、それら複数の位置の何れかを選択してカバー20をハウジング10に組み付けることで、電線束Wを案内する向きを切り替えることができる。その結果、カバー20が筒軸周りに何らの規制なく回転できる場合に比べ、コネクタ1を実際に用いる際の作業性を向上できる。
(【0031】以降は省略されています)

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