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公開番号2021001016
公報種別公開特許公報(A)
公開日20210107
出願番号2019116251
出願日20190624
発明の名称包装体
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 30/16 20060101AFI20201204BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、保形性に優れ、かつ、底側のヘムシール部の内側に内容物がたまらないようにした包装体を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の包装体は、互いに対向する天面部と底面部と、天面部と底面部のそれぞれ前後両側縁部に、その対向内面側に二つ折目を介して折り込まれるように連設した各々対向する二つ折り前側面部と二つ折り後側面部と、により形成されるガゼット状の筒状体からなり、前記筒状体の左右端部をシールして密封した包装体であり、天面部の前後両側縁部にヘムシール部を形成し、底面部の前後両側縁部にはヘムシール部を形成しない、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向する天面部と底面部と、天面部と底面部のそれぞれ前後両側縁部に、その対向内面側に二つ折目を介して折り込まれるように連設した各々対向する二つ折り前側面部と二つ折り後側面部と、により形成されるガゼット状の筒状体からなり、前記筒状体の左右端部をシールして密封した包装体であり、
天面部の前後両側縁部にヘムシール部を形成し、底面部の前後両側縁部にはヘムシール部を形成しない、ことを特徴とする包装体。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記筒状体のシールした左右端部は、それぞれ、天面部が前記筒状体の左右相対向する2つの面を形成するように底面部を内側にして折曲され、互いに対向する該底面部同士がホットメルト接着剤により固着されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記筒状体のシールした左右端部それぞれにおいて、天面部が前記筒状体の左右相対向する2つの面を形成するように底面部を内側にして折曲された、その底面部の最外層がヒートシール層であることを特徴とする、請求項2に記載の包装体。
【請求項4】
前記底面部以外の位置に、開封機構を備えていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガゼット部を設けた包装体に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
包装体にガゼット部を設けることにより、立体的になり、包装体に厚みができる。その厚みの分容積が多くなるので、ガゼット部を設けていない包装体に比べると多くのものが入るという利点があり、現在、ガゼット部を設けた包装体は幅広く使用されている。
【0003】
ガゼット部を設けた包装体1の一例として、特許文献1には、以下のガゼット袋が提案されている。そのガゼット袋は、両側部を内側に折り込んだ折込部が形成された筒状体の底部側の端が長手方向に対して直角な方向に切断され、切断された底縁に沿って底シールが施されて該底部側が封止されている。また、該底縁の両端部に位置する両角部には該底縁に対して斜め方向の斜めシールがそれぞれ設けられ、底部側の両角部において前記斜めシールより外側の部分が切除されている。
【0004】
特許文献1に記載の発明により、底縁に沿った底シールと、その両端部においてその底縁に対して斜め方向に形成された斜めシールとを三辺のうちの二辺とする三角形状の両角部が切除されている。よって、その三角形状の両角部が折り曲げられることに起因した反発力がないため、自立性が良くなる。
【0005】
しかし、両側部を内側に折り込んだ折込部が設けられているのみでは、リジッド性や保形性に劣る。例えば、弾力性や柔軟性を有する包装材を用いて包装体を製造した場合は、内容物を比較的多量に充てんした場合、潰れたり変形したりして、十分に保形性を維持することが出来ない。
【0006】
そこで、リジッド性や保形性を保つために、特許文献2には、ガゼット部に加えてヘムシールも設けた以下の菓子袋が提案されている。その菓子袋は、口部内周縁に加熱接着部を有する透明袋において、胴体両側全長縦方向に内側に折込んだ巾広のひだ部を設けるとともに、折込角部を接着して(つまりいわゆるヘムシール部を設けて)硬い縦方向の隅角部に形成させている。
【0007】
特許文献2に記載の発明により、袋体に菓子を収容したとき、立体的に略箱型に膨出するとともに、胴体両側全長に亘る隅角部も袋体を強固に補強して中折れを防ぎ、形くずれを起こしにくい。
【0008】
このガゼット部に加えてヘムシール部も設けた、従来の包装体の一実施形態の斜視図を図4に示し、図4の包装体のB線の断面模式図を図5に示す。
【0009】
図4に示す通り、互いに対向する天面部2と底面部3と、天面部2と底面部3のそれぞれ前後両側縁部に、その対向内面側に二つ折目a、b(うち1つは図示せず)を介して折り込まれるように連設した各々対向する二つ折り前側面部4と二つ折り後側面部5(うち1つは図示せず)より形成されるガゼット状の筒状体からなり、その筒状体の左右端部6、7をシールして密封した包装体であり、天面部2と底面部3のそれぞれの前後両側縁部10〜13(うち1つは図示せず)にヘムシール部14を形成している。また、天面部2には取り出し口8が形成され、該取り出し口8は、粘着ラベル9により被覆されている。
【0010】
図4に示す通り、天面部2と底面部3のそれぞれの前後両側縁部10〜13(うち1つ
は図示せず)に形成したヘムシール部14により補強されてリジッド性を向上させ、保形性の優れた包装体となっている。
【0011】
しかし、特許文献2を含めた上述の従来の包装体では、底側の、折り縁部を接着した、ヘムシール部14の内側の部分に内容物100がたまってしまい、最後まで内容物100を取り出しにくい。特に、内容物100が、液体に比べて流動性の低い粉体や粒体の場合は、より、ヘムシール部14の内側の部分に内容物100がたまりやすく、最後まで内容物100を取り出しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
特開平11−278499号公報
実開昭55−18425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、リジッド性、保形性に優れ、かつ、底側のヘムシール部の内側に内容物がたまらないようにした包装体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に記載の発明は、互いに対向する天面部と底面部と、天面部と底面部のそれぞれ前後両側縁部に、その対向内面側に二つ折目を介して折り込まれるように連設した各々対向する二つ折り前側面部と二つ折り後側面部と、により形成されるガゼット状の筒状体からなり、前記筒状体の左右端部をシールして密封した包装体であり、天面部の前後両側縁部にヘムシール部を形成し、底面部の前後両側縁部にはヘムシール部を形成しない、ことを特徴とする包装体である。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記筒状体のシールした左右端部は、それぞれ、天面部が前記筒状体の左右相対向する2つの面を形成するように底面部を内側にして折曲され、互いに対向する該底面部同士がホットメルト接着剤により固着されている、ことを特徴とする、請求項1に記載の包装体である。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記筒状体のシールした左右端部それぞれにおいて、天面部が前記筒状体の左右相対向する2つの面を形成するように底面部を内側にして折曲された、その底面部の最外層がヒートシール層である、ことを特徴とする、請求項2に記載の包装体である。
【0017】
請求項4に記載の発明は、前記底面部以外の位置に、開封機構を備えていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の包装体である。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、天面部の前後両側縁部にヘムシール部を形成することで、少なくとも包装体の上部は補強されてリジッド性を向上させ、保形性に優れる。特に、弾力性や柔軟性を有する包装材を用いて製造した場合は、内容物を比較的多量に収容した場合でも、潰れたり変形したりせず、十分に保形性を維持することが可能となる。また、底面部の前後両側縁部にはヘムシール部を形成しないことで、底面部の前後両側縁部のヘムシール部の内側に内容物がたまることがなく、最後まで内容物を取り出しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の包装体の一実施形態を示す斜視図である。
図1の包装体のA線の断面模式図である。
本発明の包装体の一実施形態を構成する底面部の、左右端部で内側に折り込まれた部分の積層体である。
従来発明の包装体の一実施形態を示す斜視図である。
図4の包装体のB線の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、必要に応じて図面を参照して、本発明に係る包装体1の実施形態の例について説明する。
【0021】
図1は、本発明の包装体1の一実施形態を示す斜視図である。包装体1は、軟質包装フィルムにより形成された互いに対向する天面部2と底面部3と、天面部2と底面部3のそれぞれ前後両側縁部10〜13(うち1つは図示せず)に、その対向内面側に前側面部4上の二つ折目aと後側面部5上の二つ折目b(うち1つは図示せず)を介して、ガゼット状に折り込まれるように連設した各々対向する、二つ折り前側面部4と二つ折り後側面部5(うち1つは図示せず)と、により形成されるガゼット状の筒状体からなる。
【0022】
また、その筒状体の左右端部6、7をシールして密封し、天面部2の前後両側縁部10、11にヘムシール部14を形成し、底面部3の前後両側縁部12、13(うち1つは図示せず)にはヘムシール部14を形成していない。天面部2のみにヘムシール部14を形成することで、少なくとも包装体1の上部は補強されてリジッド性を向上させ、保形性に優れる。特に、弾力性や柔軟性を有する包装材を用いて製造した場合は、内容物100を比較的多量に収容した場合でも、潰れたり変形したりせず、十分に保形性を維持することが可能となる。
【0023】
前記筒状体のシールした左右端部6、7は、それぞれ、天面部2が前記筒状体の左右相対向する2つの面を形成するように底面部3を内側にして折曲され、互いに対向する該底面部3同士が固着されている。このようにすることで、略直方体形状の包装体1となり、包装体1全体のリジッド性、保形性をより高めることができるとともに、自立性も高めることができる。
【0024】
天面部2の前後両側縁部10、11にヘムシール部14を形成し、かつ上述のとおり略直方体形状の包装体1とすることで、左端面15、右端面16の両鉛直側縁部17〜20(うち1つは図示せず)が全長に亘って硬度を高められ、結果的に、積み上げ保管性を向上させることができる。
【0025】
底面部3の前後両側縁部12、13(うち1つは図示せず)にはヘムシール部14を形成しないことで、底面部3の前後両側縁部12、13(うち1つは図示せず)のヘムシール部14の内側に内容物100がたまるということが起こらず、最後まで内容物100を取り出しやすくなる。
【0026】
上述の通り、リジッド性、保形性、自立性を保ちつつ、最後まで内容物100を取り出しやすくなるというメリットを生かして、例えば、近年の即食ニーズに対応して、開封後に食器に移したりせずにすぐに内容物100を食すための包装体などとしても活用できる。
【0027】
また、天面部2には、開封機構として、取り出し口8とその取り出し口8を開けるための粘着ラベル9とを設ける。前記開封機構としての取り出し口8と前記粘着ラベル9は、天面部2でなくとも、前記底面部3以外の位置に設ければよい。
【0028】
図2は、図1の包装体1のA線の断面模式図である。前記包装体1は、天面部2、底面部3、前側面部4および後側面部5の4面部を形成する1枚のフィルムから形成される。その1枚のフィルムが、天面部2の後側縁部11と後側面部5の上縁部のそれぞれのフィルムの内面同士が重なった箇所でシールされ、ヘムシール部14が形成されている。天面部2、底面部3、前側面部4および後側面部5の4面部が一枚のフィルムで形成されているため、底面部3と前側面部4は底面部3の前側縁部12を介して、底面部3と後側面部5は底面部の後側縁部13を介して、それぞれ一体的につながっている。また、その底面部3の前側縁部12と後側縁部13には、それぞれヘムシール部14は形成されていない。そのため、図3や図4で示す、底面部3の前後両側縁部12、13にもヘムシール部14を形成した従来の包装体1と異なり、フィルム同士が近接または密接した部分がなく、滑らかな底部を形成している。
【0029】
このように、天面部2の前後両側縁部10、11にヘムシール部14を形成することで、少なくとも上部が補強されてリジッド性を向上させ、保形性に優れる。また、底面部3の前後両側縁部12、13にヘムシール部14を形成しないことで、底面部3のヘムシール部14の内側に内容物100がたまることがなく、内容物100を最後まで取り出すことが可能となる。
【0030】
以下、本発明の包装体1の製造方法を記載する。
(【0031】以降は省略されています)

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