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公開番号2020205733
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201224
出願番号2019113733
出願日20190619
発明の名称ワイヤハーネス
出願人日立金属株式会社
代理人名古屋国際特許業務法人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20201127BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】屈曲した形状を保持できるワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネスは、ケーブルと、ケーブルホルダとを備える。ケーブルホルダはケーブルを固定対象に固定する。ケーブルホルダは、保持部と、クリップ部とを備える。保持部は、ケーブルの一部を、屈曲部を有する形状となるように保持する。クリップ部は、固定対象に設けられた固定孔に係止される。クリップ部は、保持部のケーブルが配置される側とは反対側の部分に設けられる。ワイヤハーネスは、例えば、バンドをさらに備える。バンドは、ケーブルと保持部とを固定する。クリップ部は、例えば、固定孔に差し込まれる差込部と、当接部とを備える。当接部は、固定対象のうち、固定孔の周囲の部分に当接する。バンドの少なくとも一部は、当接部と保持部との間に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーブルと、
前記ケーブルを固定対象に固定するケーブルホルダと、
を備え、
前記ケーブルホルダは、
前記ケーブルの一部を、屈曲部を有する形状となるように保持する保持部と、
前記固定対象に設けられた固定孔に係止されるクリップ部と、
を備え、
前記クリップ部は、前記保持部の前記ケーブルが配置される側とは反対側の部分に設けられたワイヤハーネス。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
前記ケーブルと前記保持部とを固定するバンドをさらに備え、
前記クリップ部は、
前記固定孔に差し込まれる差込部と、
前記差込部よりも前記保持部の側に位置し、前記差込部を前記固定孔に差し込んだとき、前記固定対象のうち、前記固定孔の周囲の部分に当接する当接部と、
を備え、
前記バンドの少なくとも一部は、前記当接部と前記保持部との間に位置するワイヤハーネス。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のワイヤハーネスであって、
前記保持部と前記クリップ部とは一体の部材であるワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 5,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両用のワイヤハーネスが開示されている。ワイヤハーネスは、所定の経路に沿って配索される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013−237428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤハーネスの経路は、屈曲した区間を有することが多い。ワイヤハーネスのうち、屈曲した区間に配索される部分の形状を、予め、屈曲した形状に保持しておけば、ワイヤハーネスを配索する作業が容易になる。本開示の1つの局面は、屈曲した形状を保持できるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面は、ケーブルと、前記ケーブルを固定対象に固定するケーブルホルダと、を備え、前記ケーブルホルダは、前記ケーブルの一部を、屈曲部を有する形状となるように保持する保持部と、前記固定対象に設けられた固定孔に係止されるクリップ部と、を備え、前記クリップ部は、前記保持部の前記ケーブルが配置される側とは反対側の部分に設けられたワイヤハーネスである。
【0006】
本開示の1つの局面であるワイヤハーネスは、保持部を備えることにより、ケーブルの一部を、屈曲部を有する形状となるように保持することができる。そのため、本開示の1つの局面であるワイヤハーネスを用いれば、配索の作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ワイヤハーネス1の構成を表す側面図である。
ワイヤハーネス1の構成を表す上面図である。
ワイヤハーネス1の構成を表す底面図である。
ワイヤハーネス1のうち、クリップ部15の付近の構成を表す側面図である。
ケーブルホルダ5の構成を表す上面図である。
図1におけるVI−VI断面での断面図である。
別形態のワイヤハーネス1の構成を表すVI−VI断面での断面図である。
別形態のワイヤハーネス1の構成を表すVI−VI断面での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
1.ワイヤハーネス1の構成
ワイヤハーネス1の構成を、図1〜図6に基づき説明する。図1、図4に示すように、ワイヤハーネス1は、固定対象101に固定される。固定対象101は、例えば、車両の一部である。固定対象101は、例えば、板状の部材である。固定対象101は、固定孔105を備える。固定孔105は、固定対象101を貫通する孔である。
【0009】
図1〜図4に示すように、ワイヤハーネス1は、ケーブル3と、ケーブルホルダ5と、複数のバンド7、9、11と、を備える。ケーブル3は公知の形態を有する。図6に示すように、ケーブル3の軸方向に直交する断面において、ケーブル3の外周面の形状は円形である。ケーブル3は、例えば、絶縁電線が撚り合わされてなる集合体と、当該集合体を被覆するシースと、を有するものである。集合体に含まれる絶縁電線は、例えば、複数の素線が撚り合わされてなる中心導体と、当該中心導体を被覆する絶縁体とを有する。また、ケーブル3は、例えば、電気ブレーキ用のケーブル、又はABSセンサ用のケーブル等である。なお、図6においては、集合体やシースの図示を省略している。
【0010】
図1、図3、図4、図6に示すように、ケーブルホルダ5は、保持部13と、クリップ部15とを備える。保持部13とクリップ部15とは一体の部材である。ケーブルホルダ5の材料は、例えば、樹脂である。樹脂として、例えば、ポリアセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
【0011】
保持部13は、屈曲されたケーブル3の軸方向に沿って延びる長尺の部材である。図1に示すように、側方視において、保持部13の形状は、屈曲部17を有する形状である。側方視において、保持部13のうち、屈曲部17を除く部分の形状は、例えば、直線に沿って延びる形状である。
【0012】
図6に示すように、保持部13は、ケーブル3の軸方向から見たとき、円弧状の形態を有する。円弧の曲率は、ケーブル3の外周面の曲率とほぼ同じである。保持部13のうち、円弧の内面の部分が、ケーブル3の外周面に接している。保持部13は、その長手方向における全体にわたってケーブル3と当接し、ケーブル3を保持している。図1に示すように、ケーブル3のうち、屈曲部17に保持される部分は、屈曲部17と同様に屈曲している。
【0013】
図1〜図6に示すように、保持部13は、複数のバンドガイド18を備える。複数のバンドガイド18は、それぞれ環状の形態を有する。図1に示すように、バンドガイド18は、保持部13のうち、ハンド7、9を取り付ける位置と、バンド11を取り付ける位置とにそれぞれ設けられている。バンド7、9を取り付ける位置は、保持部13の長手方向における一方の端部19の付近である。バンド11を取り付ける位置は、保持部13の長手方向において端部19とは反対側の端部21の付近である。図6に示すように、バンドガイド18は、ケーブル3の軸方向から見たとき、保持部13の周方向における両端付近に設けられている。
【0014】
図1、図4、図6に示すように、クリップ部15は、保持部13のケーブル3が配置される側とは反対側の部分に設けられている。そのため、クリップ部15とケーブル3との間に保持部13が存在する。図6に示すように、ケーブル3の軸方向から見たとき、クリップ部15の位置は、保持部13の周方向における中央の位置である。
【0015】
図4に示すように、クリップ部15は、差込部23と、当接部25とを備える。差込部23は、固定孔105に差し込まれる部分である。差込部23は、本体部26と、2本の爪部材27とを備える。本体部26は、保持部13の長手方向に直交する方向に延びている。2本の爪部材27は、それぞれ、本体部26の先端26Aに接続している。2本の爪部材27は、それぞれ、先端26Aから、保持部13の方向に延びている。2本の爪部材27は本体部26を両側から挟んでいる。それぞれの爪部材27と本体部26とは、隙間を介して対向している。
【0016】
図4に示すように、側面視において、2本の爪部材27の外側面27Aは、それぞれ、山形の基本形態を有する。すなわち、側面視において、外側面27Aは、頂点28と、第1端面30と、第2端面32とにより構成される。
【0017】
第1端面30は、頂点28よりも、先端26Aの側に位置する。側面視において、第1端面30の形状は直線である。第1端面30は、頂点28の側に行くほど、本体部26から遠ざかるように傾斜している。
【0018】
第2端面32は、頂点28よりも、保持部13の側に位置する。側面視において、第2端面32の形状は、階段状の形状である。第2端面32は、頂点28の側に行くほど、本体部26から遠ざかるように傾斜している。
【0019】
差込部23のうち、頂点28よりも先端26Aの側の部分の幅は、先端26Aの側にゆくほど狭くなっている。差込部23のうち、頂点28よりも保持部13の側の部分の幅は、頂点28の側にゆくほど広くなっている。2本の爪部材27は、それぞれ、本体部26に近づく方向に弾性変形可能である。2本の爪部材27が弾性変形していないとき、頂点28における差込部23の幅は、固定孔105の内径より大きい。
【0020】
ケーブルホルダ5を固定対象101に固定するとき、差込部23が固定孔105に差し込まれる。上述したとおり、差込部23のうち、頂点28よりも先端26Aの側の部分では、差込部23の幅は、先端26Aの側にゆくほど狭くなっている。そのため、差込部23を固定孔105に差し込むことは容易である。
【0021】
2本の爪部材27は、差込部23が固定孔105に差し込まれる前の自然状態において、本体部26から大きく離間している。差込部23が固定孔105に差し込まれるとき、当初は、第1端面30が固定孔105の内面に接する。差込部23が固定孔105に深く差し込まれるほど、2本の爪部材27は、本体部26に近づく方向に大きく弾性変形する。つまり、差込部23が固定孔105に深く差し込まれるほど、2本の爪部材27と本体部26との間の距離は、自然状態のときよりも短くなる。
【0022】
図4に示すように、差込部23が固定孔105にさらに深く差し込まれ、頂点28が固定孔105を通過すると、2本の爪部材27は、弾性変形により生じる復元力により、本体部26から離れる方向に変位してゆく。その結果、第2端面32が、固定孔105のうち、保持部13とは反対側の端部105Bと当接する。差込部23のうち、頂点28よりも保持部13の側の部分の幅は、頂点28の側にゆくほど広くなっており、且つ、第2端面32の形状は階段状であるため、差込部23は固定孔105から抜け難い。
【0023】
差込部23が固定孔105に差し込まれ、固定されることは、クリップ部15が固定孔105に係止されることに対応する。クリップ部15が固定孔105に係止されることにより、ケーブルホルダ5は固定対象101に固定される。ケーブル3はケーブルホルダ5に固定され、ケーブルホルダ5は固定対象101に固定されるので、ケーブルホルダ5は、ケーブル3を固定対象101に固定する。
【0024】
図1、図3、図6に示すように当接部25は、差込部23よりも保持部13の側に位置する。当接部25は傘型の形態を有する。当接部25は、保持部13に対し、一定の距離をおいて対向している。当接部25の幅は、差込部23の幅より広い。
【0025】
図4に示すように、差込部23を固定孔105に差し込んだとき、当接部25は、固定対象101のうち、保持部13の側の表面であって、固定孔105の周囲の部分(以下では周縁部101Aとする)に当接する。当接部25が周縁部101Aに当接することにより、固定対象101に対するケーブルホルダ5の位置が安定する。また、当接部25が周縁部101Aに当接することにより、保持部13が例えば図6における下方向(すなわち、固定対象101側)に移動することを抑制できる。
【0026】
図6に示すように、保持部13及びクリップ部15は、ケーブル3の軸方向と直交する方向(図6における上下方向)に並んで配置されている。保持部13は、ケーブル3とクリップ部15との間に配置されている。よって、図6における上側から下側を見たとき、保持部13及びクリップ部15は重なる。これにより、ケーブルホルダ5の幅方向(図6における左右方向)での大きさを抑制できる。
【0027】
バンド7、9、11は、帯状の基本形態を有する。バンド7、9、11は、例えば、樹脂から成る。樹脂として、例えば、ナイロン等が挙げられる。バンド7、9、11は、折り曲げることが可能である。図1〜図4、図6に示すように、バンド7、9、11は、それぞれ、ケーブル3及び保持部13に巻かれている。バンド7、9、11により、ケーブル3と保持部13とが固定される。バンド7、9、11は、それぞれ、バンドガイド18の中を通っている。バンド7、9、11がバンドガイド18の中を通ることにより、保持部13の長手方向におけるバンド7、9、11の位置が規定される。なお、バンド7、9、11は、SUS等の金属からなるものであってもよい。
【0028】
図2〜図6に示すように、バンド7は、一方の端部にヘッド部29を備える。バンド7の反対側の端部31をヘッド部29に通すことにより、バンド7は環状の形態となる。ヘッド部29に端部31を一旦通すと、端部31は、ヘッド部29から抜ける方向へは移動できなくなる。バンド9、11も、バンド7と同様の構成を有する。図4に示すように、側面視において、バンド7の一部は、当接部25と保持部13との間に位置する。また、側面視において、バンド9の一部は、当接部25と保持部13との間に位置する。
【0029】
2.ワイヤハーネス1が奏する効果
(1A)ワイヤハーネス1は、保持部13により、ケーブル3を、屈曲部を有する形状となるように保持することができる。そのため、ワイヤハーネス1を用いれば、配索の作業が容易になる。
【0030】
(1B)クリップ部15は、保持部13のうち、ケーブル3とは反対側の部分に設けられている。すなわち、クリップ部15は、保持部13のケーブル3が配置される側とは反対側の部分に設けられている。そのため、ケーブルホルダ5を小型化することができる。
(1C)バンド7、9の一部は、当接部25と保持部13との間に位置する。そのため、当接部25は、バンド7、9と固定対象101との間の壁の役割を果たし、バンド7、9と固定対象101とが接触することを抑制する。このため、例えば、ワイヤハーネス1に複数回の振動が加わる可能性がある用途にワイヤハーネス1を使用する場合において、バンド7、9の損傷を抑制することができる。ワイヤハーネス1に複数回の振動が加わる可能性がある用途として、例えば、車両の用途がある。
(【0031】以降は省略されています)

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