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公開番号2020205166
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201224
出願番号2019111752
出願日20190617
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/71 20110101AFI20201127BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】回路基板に対する接続信頼性を確保することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、ハウジングと、ハウジングに設置される端子金具とを備える。端子金具は、相手端子金具に接続される端子接続部と、回路基板に接続される基板接続部と、端子接続部および基板接続部の間に位置する軸部とを有している。ハウジングは、軸部と係合して端子金具を回動可能に支持する支持部を有している。端子金具は、軸部より基板接続部側に重心を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジングに設置される端子金具とを備え、
前記端子金具は、相手端子金具に接続される端子接続部と、回路基板に接続される基板接続部と、前記端子接続部および前記基板接続部の間に位置する軸部とを有しており、
前記ハウジングは、前記軸部と係合して前記端子金具を回動可能に支持する支持部を有し、
前記端子金具は、前記軸部より前記基板接続部側に重心を有するコネクタ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記端子金具は、前記端子接続部と前記基板接続部とにわたって延びる基部と、前記基部と並んで設けられ、前記基部側に向かって撓み変形可能な弾性部とを有し、
前記軸部は、前記弾性部に設けられている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記軸部は、前記弾性部における前記端子接続部側の端部に設けられている請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記弾性部は、前記端子金具の回動方向と直交する方向に撓み変形する請求項2または請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記軸部は、前記弾性部に設けられる第1軸部と、前記基部における前記弾性部に臨む側とは反対側の面に突出して設けられる第2軸部とを有している請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記端子金具は、前記端子接続部および前記基板接続部の間でかつ前記軸部とは異なる位置に、前記端子接続部および前記基板接続部の相対変位を許容するストレインリリーフ部を有している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記端子接続部、前記基板接続部および前記軸部は、金属板の折り曲げによって一体に設けられている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記端子接続部側は、前記金属板を2重以上に配置して構成される請求項7に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 6,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコネクタは、縦壁を有するハウジングと、縦壁の第1孔に圧入される第1端子と、縦壁の第2孔に圧入される第2端子とを備えている。第1端子および第2端子は、それぞれ実装先部材(以下、回路基板という)側に延びる第1脚部および第2脚部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015−210899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタがリフロー炉などの加熱装置を用いて加熱処理されると、ハウジングおよび回路基板が熱負荷で反るように変形することがある。ハウジングと回路基板との間には熱膨張率に差があるため、ハウジングおよび回路基板が変形すると、ハウジングの一部が回路基板から浮き上がり、第1脚部および第2脚部が回路基板から離れる懸念がある。その結果、第1脚部および第2脚部が同一平面上に位置するように調整することが難しくなり、回路基板に対する接続信頼性を確保することができないおそれがある。
【0005】
そこで、回路基板に対する接続信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに設置される端子金具とを備え、前記端子金具は、相手端子金具に接続される端子接続部と、回路基板に接続される基板接続部と、前記端子接続部および前記基板接続部の間に位置する軸部とを有しており、前記ハウジングは、前記軸部と係合して前記端子金具を回動可能に支持する支持部を有し、前記端子金具は、前記軸部より前記基板接続部側に重心を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、回路基板に対する基板接続部の接続信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1にかかるコネクタにおいて、ハウジングが回路基板に設置された状態を側方から見た断面図である。
図2は、実施例1にかかるコネクタにおいて、軸部が支持部に支持され、スタビライザが溝部に収容された状態を上方から見た断面図である。
図3は、実施例1にかかるコネクタにおいて、軸部が支持部に支持され、スタビライザが溝部に収容された状態を斜め上後方から見た一部破断斜視図である。
図4は、実施例1にかかるコネクタにおいて、ハウジングの内部における第1支持部を斜め上前方から見た一部破断斜視図である。
図5は、実施例1にかかるコネクタにおいて、ハウジングの内部における第2支持部および溝部を斜め上前方から見た一部破断斜視図である。
図6は、実施例1にかかるコネクタにおいて、端子金具を右側の斜め上後方から見た斜視図である。
図7は、実施例1にかかるコネクタにおいて、端子金具を左側の斜め上後方から見た斜視図である。
図8は、実施例1にかかるコネクタにおいて、端子金具を上方から見た平面図である。
図9は、実施例2にかかるコネクタにおいて、ハウジングが回路基板に設置された状態を側方から見た断面図である。
図10は、実施例2にかかるコネクタにおいて、端子金具を斜め上前方から見た斜視図である。
図11は、実施例2にかかるコネクタにおいて、端子金具を斜め上後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)ハウジングと、前記ハウジングに設置される端子金具とを備え、
前記端子金具は、相手端子金具に接続される端子接続部と、回路基板に接続される基板接続部と、前記端子接続部および前記基板接続部の間に位置する軸部とを有しており、前記ハウジングは、前記軸部と係合して前記端子金具を回動可能に支持する支持部を有し、前記端子金具は、前記軸部より前記基板接続部側に重心を有する。端子金具は、軸部より基板接続部側に重心を有しているため、基板接続部が常に回路基板に接する方向に回動しようとする。したがって、仮に、リフロー工程などの高熱環境下でハウジングや回路基板が変形しても、基板接続部が回路基板に接する状態を維持することができ、回路基板に対する基板接続部の接続信頼性を確保することができる。
【0010】
(2)前記端子金具は、前記端子接続部と前記基板接続部とにわたって延びる基部と、前記基部と並んで設けられ、前記基部側に向かって撓み変形可能な弾性部とを有し、前記軸部は、前記弾性部に設けられているのが好ましい。軸部が撓み変形可能な弾性部に設けられているので、端子金具のハウジングへの装着工程において、弾性部を撓ませながら取り付けることができ、取り付け作業を容易に行うことができる。
【0011】
(3)前記軸部は、前記弾性部における前記端子接続部側の端部に設けられていると良い。この構成によれば、弾性部の重量によって端子金具の重心を軸部より基板接続部側に位置させることができる。したがって、端子金具の重心を調整するための専用構造を設ける必要がなく、全体の構成が複雑になるのを回避することができる。
【0012】
(4)前記弾性部は、前記端子金具の回動方向と直交する方向に撓み変形すると良い。この構成によれば、弾性部の撓み動作が端子金具の回動動作に与える影響を少なくすることができ、基板接続部が回路基板に接する状態を良好に維持することができる。
【0013】
(5)前記軸部は、前記弾性部に設けられる第1軸部と、前記基部における前記弾性部に臨む側とは反対側の面に突出して設けられる第2軸部とを有していると良い。第1軸部は、弾性部の撓み動作を伴うことにより、対応する支持部に深い掛かり代で支持される。一方、弾性部が撓み変形し得るため、第1軸部が対応する支持部に安定して支持されない懸念がある。しかるに上記構成の場合、軸部が第1軸部に加えて第2軸部を有し、第2軸部が基部おける弾性部に臨む側とは反対側の面に突出して設けられているため、第2軸部が対応する軸部に安定して支持され、全体として軸部が支持部に良好に支持される。
【0014】
(6)前記端子金具は、前記端子接続部および前記基板接続部の間でかつ前記軸部とは異なる位置に、前記端子接続部および前記基板接続部の相対変位を許容するストレインリリーフ部を有していると良い。端子金具が回動したときに、端子接続部が相手端子金具に接続される所定位置から位置ずれする懸念がある。この場合、端子接続部に相手端子金具を誘い込む誘い込み構造などを設けることで対処することは可能であるが、相手端子金具から受ける応力が大きくなり、基板接続部に負荷がかかるという事情がある。その点、上記構成によれば、端子接続部が相手端子金具に接続される部分に作用する応力がストレインリリーフ部によって緩和され、ひいては基板接続部に作用する負荷も緩和される。その結果、端子金具全体の接続信頼性を確保することができる。
【0015】
(7)前記端子接続部、前記基板接続部および前記軸部は、金属板の折り曲げによって一体に設けられていると良い。この構成によれば、端子金具を折り曲げ加工によって容易に製造することができる。
【0016】
(8)前記端子接続部側は、前記金属板を2重以上に配置して構成されると良い。この構成によれば、端子接続部側の強度を上げて、相手端子との接続に耐えられるようにすることができる。
【0017】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0018】
<実施例1>
実施例1にかかるコネクタは、図1に示すように、ハウジング60と、ハウジング60に設置される端子金具10とを備えている。ハウジング60は合成樹脂製であって、相手ハウジング80と嵌合される。端子金具10は導電金属製であって、相手ハウジング80に設けられた相手端子金具90と電気的に接続される。相手端子金具90は、筒状の箱部91を有する雌型端子金具であって、電線95の端部に接続される。
【0019】
<ハウジング60>
ハウジング60は回路基板100の上面に設置される。図1に示すように、ハウジング60は、上下方向に沿って配置される奥壁61と、奥壁61の外周縁から前方(図1の左方)に突出する角筒状の周壁62とを有している。ハウジング60は、内部に、前方に開放された嵌合空間部63を有している。相手ハウジング80は、嵌合空間部63に適合して挿入される。
【0020】
奥壁61は、複数の挿入孔64を有している。各挿入孔64は、奥壁61における前後厚みの大きい部分に、上下二段に設けられている。端子金具10は、挿入孔64に後方から挿入される。図4および図5に示すように、挿入孔64は、奥壁61を前後方向に貫通する主孔部65と、主孔部65の底面に開口する副孔部66とを有している。副孔部66は、前後方向に延び、前端が主孔部65の前後中間部に位置し、後端が奥壁61の後面に開口している。副孔部66は、下面(底面)に、後方へ向けて下り勾配に傾斜する領域67を有している。主孔部65は、上面における副孔部66の傾斜領域67と対向する位置に、後方へ向けて上り勾配で傾斜する領域68を有している。
【0021】
奥壁61は、挿入孔64の主孔部65の両側面に、第1支持部71および第2支持部72を有している。図4に示すように、第1支持部71は、主孔部65の一側の側面に突出する凸形状をなしている。第1支持部71は、円柱部分における先端側の後部に、斜めに切り欠かれた形状の斜面69を有している。
【0022】
図5に示すように、第2支持部72は、主孔部65の他側の側面に開口する凹形状をなしている。図2に示すように、第2支持部72は、主孔部65の前部において、第1支持部71と前後方向で重なる位置に配置されている。第2支持部72は、平坦な側面(底面)を有し、一定の高さ寸法で前後方向に延びて、奥壁61の前面に開口している。第2支持部72の後面は、湾曲状をなしている。
【0023】
主孔部65は、他側の側面に、干渉部73を有している。主孔部65の他側の側面における干渉部73を挟んだ前後両側のうち、前側には上述した第2支持部72が設けられ、後側には凹所74が設けられている。凹所74は、平坦な側面(底面)を有し、前後方向に延びて、奥壁61の後面に開口している。
【0024】
また、図5に示すように、主孔部65は、他側の側面において、凹所74の側面(底面)に開口する溝部75を有している。溝部75は、平坦な側面(底面)を有し、前後方向に延びて、奥壁61の後面に開口している。溝部75の前面は、凹所74の前後中間部において、左右方向に沿って平坦に形成されている。図2に示すように、溝部75は、第2支持部72および凹所74より側方へ深く凹む形態になっている。
【0025】
<端子金具10>
端子金具10は、一枚の導電性の金属板を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工などして一体に成形される。図6〜図8に示すように、端子金具10は、板面が上下方向に沿って配置され、全長にわたって延びる基部11と、板面が上下方向に沿って配置され、基部11の一側の側面と対向して配置される弾性部12とを有している。弾性部12は、基部11に連なり、板厚方向(左右方向)に関して基部11と並んで配置されている。
【0026】
基部11は、前後方向に延びる差し込み部13と、差し込み部13の後端側から下方に延びる延出部14と、延出部14の下端側から後方に延びる基板接続部15とを有している。差し込み部13は、後端側を除いて、板厚方向(左右方向)に2重に密着して重ね合わさる板材によって構成され、上端に、前後方向に沿った折り返し部16を有している。
【0027】
図7に示すように、差し込み部13は、前後中間部において、他側の板材に後方に開く門型の切り込みが入れられ、切り込み内の板片部分を外側に曲げ起こすことで、第2軸部17が形成されている。第2軸部17は、差し込み部13の他側の側面において、後方へ向けて片持ち状に突出する矩形の板片部分として構成される。第2軸部17は、平面視において後方へ向けて外側に傾斜した後、先端側(自由端側)が前後方向に沿った形態になっている。図2に示すように、第2軸部17は、第2支持部72に進入して、第2支持部72に支持される。
【0028】
図7に示すように、差し込み部13は、第2軸部17より後方において、他側の板材における第2軸部17より後方部分に上方に開く門型の切り込みが入れられ、切り込み内の板片部分を外側に曲げ起こすことで、スタビライザ18が形成されている。スタビライザ18は、差し込み部13の他側の側面において、側方に突出する矩形の板片部分であって、全体が前後方向に沿って配置される。スタビライザ18の側方への突出量は、第2軸部17の側方への突出量より大きくされている。図2に示すように、スタビライザ18は、溝部75に進入する。
【0029】
基部11における第2軸部17より前側の部分は、端子接続部19として構成される。端子接続部19は、左右で密着する板材で構成され、側面(板面)が上下方向に沿って配置されている。図1に示すように、端子接続部19は、前端縁に、先端へ向けてテーパ状に傾斜する誘い込み部21を有している。端子接続部19は、コネクタ嵌合時に、誘い込み部21に誘導されつつ相手端子金具90の箱部91内に挿入される。端子接続部19の側面は、相手端子金具90の箱部91内に設けられた接続部分に接触する接点部分となる。
【0030】
延出部14は、差し込み部13の一側の板材に連続して延びる板材で構成されている。延出部14は、上部に、他側へ斜めに屈曲する屈曲部22を有している。延出部14における屈曲部22を挟んだ上下両側のうち、下側の部分は、基板接続部15とともに、上側の部分より他側に位置ずれして配置されている。
上段の挿入孔64に挿入される端子金具10の場合、上述のとおり、屈曲部22は、他側へ屈曲している。一方、図示しないが、下段の挿入孔64に挿入される端子金具10の場合、屈曲部22は、一側へ屈曲している。
(【0031】以降は省略されています)

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