TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2020205164
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201224
出願番号2019111719
出願日20190617
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人特許業務法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/648 20060101AFI20201127BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングの成形性が低下するのを防止することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、複数の収容部を有するハウジングと、各収容部に収容される端子金具とを備える。ハウジングは、隣接する収容部間に設けられた隔壁の内側に、空間部を有している。そして、ハウジングは、空間部を通る分割面を介して複数の分割体に分割可能とされる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の収容部を有するハウジングと、前記収容部に収容される端子金具とを備え、
前記ハウジングは、隣接する前記収容部間に設けられた隔壁の内側に、空間部を有し、前記空間部を通る分割面を介して複数の分割体に分割可能とされるコネクタ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記複数の分割体が前記分割面に沿う方向に位置ずれするのを規制する位置ずれ規制部を有している請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記複数の分割体が前記分割面を境に離間するのを規制する連結部材を備えている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記連結部材は、前記複数の分割体に装着される装着部と、回路基板に接続される基板接続部とを有する請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記空間部は、前記ハウジングの表面に開口しており、
前記ハウジングの表面における開口部分から前記空間部に前記隔壁の誘電率を調整する部材が挿入される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記複数の分割体は、同一形状である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 5,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたコネクタは、複数の端子収容室を有するコネクタハウジング(以下、ハウジングと略称する)を備えている。ハウジングは、隣接する端子収容室間に介在する隔壁を有している。隔壁には、コネクタのインピーダンスをケーブルに整合させるための肉抜き部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007−123025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタが小型になると、隔壁が薄くなり、肉抜き部の開口幅が小さくなるという事情がある。その結果、肉抜き部を成形する金型の幅寸法も小さくなってしまい、金型が射出成型時の樹脂圧で変形することが懸念される。これに対し、金型を改良しても肉抜き部の開口幅を所定値に収めることができないこともあり、ハウジングの成形性を確保するのが難しいという事情がある。
【0005】
そこで、ハウジングの成形性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、複数の収容部を有するハウジングと、前記収容部に収容される端子金具とを備え、前記ハウジングは、隣接する前記収容部間に設けられた隔壁の内側に、空間部を有し、前記空間部を通る分割面を介して複数の分割体に分割可能とされる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ハウジングの成形性を確保することが可能なコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかるコネクタの分解斜視図である。
図2は、コネクタの斜視図である。
図3は、コネクタの断面図である。
図4は、ハウジングの正面図である。
図5は、分割体の分割面側の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)複数の収容部を有するハウジングと、前記収容部に収容される端子金具とを備え、前記ハウジングは、隣接する前記収容部間に設けられた隔壁の内側に、空間部を有し、前記空間部を通る分割面を介して複数の分割体に分割可能とされる。この構成によれば、空間部が分割された分割空間部を分割体の分割面に凹設し、分割面同士を合わせることで、各分割体を合体し、内側に空間部を有する隔壁を形成することができる。これにより、開口幅が狭い空間部を支障なく成形することができ、ハウジングの成形性を確保することができる。また、開口幅が狭い空間部を成形することができるため、コネクタの小型化に寄与することができる。そして、隔壁に空間部を成形することで、インピーダンス調整用の空気層が形成されるため、インピーダンスの整合を効率良く行うことができる。
【0010】
(2)前記ハウジングは、前記複数の分割体が前記分割面に沿う方向に位置ずれするのを規制する位置ずれ規制部を有していると良い。この構成によれば、各分割体の位置ずれを、ハウジングとは別の部材で規制する必要がなく、部品点数が増加するのを防止することができる。
【0011】
(3)前記複数の分割体が前記分割面を境に離間するのを規制する連結部材を備えていると良い。この構成によれば、各分割体が不用意に離間するのを防止することができる。
【0012】
(4)前記連結部材は、前記複数の分割体に装着される装着部と、回路基板に接続される基板接続部とを有すると良い。この構成によれば、連結部材が各分割体を連結する機能に加えてハウジングを回路基板に固定する機能をも備える。その結果、両機能が別々に備わるよりも、コネクタの構造を簡素化することができる。
【0013】
(5)前記空間部は、前記ハウジングの表面に開口しており、前記ハウジングの表面における開口部分から前記空間部に前記隔壁の誘電率を調整する部材が挿入されると良い。この構成によれば、誘電率を調整する部材によって隔壁の誘電率を適宜に設定することができる。
【0014】
(6)前記複数の分割体は、同一形状であると良い。この構成によれば、各分割体の組み付けパターンが一通りに定まるため、各分割体の組み付けを円滑に行うことができる。また、複数種の分割体を分けて管理する必要がなく、部品管理の煩わしさから解消される。
【0015】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0016】
本実施形態にかかるコネクタは、図3に示すように、回路基板90の表面に設置される基板用コネクタであって、ハウジング10と、端子金具50と、連結部材60とを備える。また、コネクタは、ハウジング10に任意に装着される部材として調整部材80を備える。
【0017】
<ハウジング10>
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、複数の分割体11に分割される。本実施形態の場合、ハウジング10は、同一形状の2つの分割体11で構成される。
【0018】
分割体11は、上下方向に長い角柱状をなし、図3に示すように、上下方向に貫通する収容部12を有している。収容部12は、断面矩形の孔であって、内部に端子金具50が挿入されて収容される。分割体11は、上面に、テーパ状に傾斜して収容部12に連なる誘い込み部13を有している。
【0019】
図1に示すように、分割体11は、外周の4側面のうち、相手側の分割体11と対向する位置に、分割面14を有している。分割体11は、収容部12の内面と分割面14との間に、分割隔壁15を有している。分割隔壁15は、収容部12の外周を構成する4側壁のうちの1側壁であって、他の3側壁より薄肉になっている。
【0020】
分割体11の分割面14には、前後方向の中間部に、分割空間部16が凹設されている。分割空間部16は、収容部12と隣接する位置に配置される。分割空間部16は、上下方向に延びる浅底の溝状をなし、分割面14に開放され、上端が分割体11の上面に開口し、下端が分割体11の下面に開口している。分割空間部16の奥面(凹みの底面)は、上下方向に沿った平坦面になっている。分割空間部16は、前後方向に一定の幅寸法(溝幅)で形成されている。
【0021】
図1および図5に示すように、分割体11の分割面14には、分割空間部16を挟んだ前後端部に、切欠状の凹部17およびリブ状の突部18が上下に並んで設けられている。
【0022】
分割体11の分割面14が手前側に向けて配置されるときに(図1の右側の分割体11を参照)、分割面14の前端部に設けられた凹部17は、上下方向に延びる断面矩形の溝状をなし、分割体11の前面、上面および分割面14に開口している。分割面14の前端部に設けられた突部18は、上下方向に延びる角柱状をなし、上面が凹部17の下面と面一で連続し、下面が分割体11の下面と面一で連続している。突部18の分割面14からの突出寸法は、凹部17の分割面14からの凹み寸法と同一となるように設定されている。
【0023】
分割面14の後端部に設けられた凹部17は、上下方向に延びる断面矩形の溝状をなし、分割体11の後面、下面および分割面14に開口している。分割面14の後端部に設けられた突部18は、上下方向に延びる角柱状をなし、下面が凹部17の上面と面一で連続し、上面が分割体11の上面と面一で連続している。
【0024】
上述のとおり、凹部17は、分割面14の前端部の上方および分割面14の後端部の下方に配置されている。突部18は、分割面14の前端部の下方および分割面14の後端部の上方に配置されている。図5に示すように、凹部17および突部18は、分割面14の中心部を中心として点対称に配置される。突部18の分割面14からの突出寸法は、凹部17の分割面14からの凹み寸法と同一となるように設定されている。
【0025】
各分割体11が左右方向から接近し、各分割体11の分割面14における分割空間部16を除く部分(前後の領域)が当たると、図4に示すように、一方の分割体11の凹部17が他方の分割体11の突部18に適合して嵌まり込み、他方の分割体11の凹部17が一方の分割体11の突部18に適合して嵌まり込む。これにより、各分割体11が、分割面14に沿って上下方向および前後方向に位置ずれするのが規制される。つまり、凹部17および突部18は、位置ずれ規制部として機能する。図2に示すように、各分割体11が合体した状態において、分割隔壁15は左右に並んでハウジング10の隔壁19を構成し、分割空間部16も左右に並んでハウジング10の空間部20を構成する。空間部20は、隔壁19の内側において、全周が閉じた閉ループ孔として構成される。具体的には、空間部20は、前後方向に細長いスリット状をなし、隔壁19を上下方向に貫通し、上下端がハウジング10の表面(隔壁19の上下面)に開口している。
【0026】
分割体11の前後面は、分割面14と直交して平坦に配置される。分割体11の前後面には、図1に示すように、分割面14から反対側の側面寄りの位置に、上下方向に延びるスリット溝状の装着溝21が凹設されている。
【0027】
<端子金具50>
端子金具50は、導電性の金属板を曲げ加工などして一体に成形される。図1に示すように、端子金具50は、基部51と、基部51から上方に突出する一対の弾性片52と、各弾性片52と並んで基部51から上方に突出する係止部53と、基部51の下端から側方に突出するリード部54とを有している。各弾性片52は、互いに対向して配置される。係止部53は、板面が各弾性片52の板面と直交し、分割体11の図示しない係止溝に挿入されて係止される。各弾性片52間には相手側端子40が挿入されて電気的に接続される。図3に示すように、リード部54は、下面(下方を向く板面)が回路基板90の表面に沿って配置され、回路基板90に形成された導電部分に半田付けして接続される。
【0028】
<連結部材60>
連結部材60は、金属製の板材であって、ハウジング10に装着され、各分割体11を連結状態に保持する。図1に示すように、連結部材60は、ハウジング10の前後面をそれぞれ覆うように、ハウジング10に対をなして装着される。対をなす連結部材60は互いに同一形状とされている。
【0029】
連結部材60は、上下方向および左右方向に沿った矩形平板状の本体部61と、本体部61の左右端から直角に屈曲して突出する装着部62と、本体部61の下端から装着部62と反対側へ直角に屈曲して突出する基板接続部63とを有している。装着部62は、側面視矩形の板片状をなし、本体部61の左右端における下端部を除く部分に上下方向に連なっている。基板接続部63は、平面視矩形の板片状をなし、本体部61の下端に左右方向に連なっている。基板接続部63は、下面(下方を向く板面)が回路基板90の表面に沿って配置され、回路基板90に半田付けして固定される。
【0030】
ハウジング10の前面を覆う連結部材60の場合、装着部62が後方へ突出し、各分割体11の前面に設けられた装着溝21に圧入され、基板接続部63が前方へ突出して配置される。ハウジング10の後面を覆う連結部材60の場合、装着部62が前方へ突出し、各分割体11の後面に設けられた装着溝21に圧入され、基板接続部63が後方へ突出して配置される。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社オートネットワーク技術研究所
端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
雌端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
雌端子
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子台
株式会社オートネットワーク技術研究所
変成器
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
出力装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
株式会社オートネットワーク技術研究所
複合部品
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
駆動装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
制御装置
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
続きを見る