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公開番号2020203704
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201224
出願番号2019112693
出願日20190618
発明の名称包装容器
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20201127BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明の解決しようとする課題は、蒸らし調理と焦げ目をつける調理の両方の機能を両立させた包装容器を提案するものである。
【解決手段】食品を収納し、未開封の状態で電子レンジで加熱することのできる包装容器であって、食品を載置する内装容器と、これを収納する外装袋とを有し、内装容器は耐熱性を有する基材の食品が接する面に、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体を備えており、外装袋は最外層となる二軸延伸フィルム層と、中間層となるポリオレフィン系樹脂層と、最内層となるセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布とが積層された積層体からなり、包装容器の上部に水蒸気放出口を有することを特徴とする包装容器である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
食品を収納し、未開封の状態で電子レンジで加熱することのできる包装容器であって、食品を載置する内装容器と、内装容器を収納する外装袋とを有し、内装容器は耐熱性を有する基材の食品が接する面に、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体を備えており、外装袋は最外層となる二軸延伸フィルム層と、中間層となるポリオレフィン系樹脂層と、最内層となるセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布とが積層された積層体からなり、包装容器の上部に水蒸気放出口を有することを特徴とする包装容器。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記水蒸気放出口は、前記積層体の最外層と最内層を貫通する傷加工であることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
熱可塑性樹脂不織布を構成する熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器。
【請求項4】
収納する食品が焼餃子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は食品を収納するための包装容器に関し、未開封の状態で電子レンジで加熱することにより、発生する水蒸気による蒸らし効果に加えて、食品に焦げ目をつけることもできる包装容器に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
食品類を収納した包装袋を電子レンジで加熱した際に、発生する水蒸気の圧力によって、包装袋が破裂したり、内容物が飛散したりしないように、水蒸気の圧力を逃がす機構(通蒸機構)を備えた包装袋が知られている。特許文献1に記載された包装材料及び包装製品は、水蒸気の圧力によって生じた小穴が水蒸気の発生量に応じて拡大縮小し、内圧を常圧以上に維持することができる包装材料である。この包装材料によれば、一定時間加熱を継続することができるため、蒸らし調理が可能である。
【0003】
一方、電子レンジによる加熱によって食品に焦げ目をつけたり、ぱりぱり感を出したりする技術が知られている。特許文献2に記載された電子レンジ加熱用容器は、マイクロ波により発熱する発熱体を使用した容器である。
【0004】
食品の種類によっては、例えば冷凍の餃子などのように、蒸し調理と焦げ目付けとの両方の調理方法が必要とされるものがある。しかし単純に上記の容器と包装袋とを組み合わせただけでは、発熱体の発生する高熱により外装の包装袋が溶融して容器に密着してしまうため、使用することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4817583号公報
特開2012−218769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は、蒸らし調理と焦げ目をつける調理の両方の機能を両立させた包装容器を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための手段として請求項1に記載の発明は、食品を収納し、未開封の状態で電子レンジで加熱することのできる包装容器であって、食品を載置する内装容器と、内装容器を収納する外装袋とを有し、内装容器は耐熱性を有する基材の食品が接する面に、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体を備えており、外装袋は最外層となる二軸延伸フィルム層と、中間層となるポリオレフィン系樹脂層と、最内層となるセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布とが積層された積層体からなり、包装容器の上部に水蒸気放出口を有することを特徴とする包装容器である。
【0008】
本発明に係る包装容器は、外装袋の最内層に耐熱性の高いセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布を用いたことにより、加熱による外装袋の融着を防止することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、前記水蒸気放出口が、前記積層体の最外層と最内層を貫通する傷加工であることを特徴とする請求項1に記載の包装容器である。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、熱可塑性樹脂不織布を構成する熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器である。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、収納する食品が焼餃子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装容器である。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る包装容器は、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体を備えた内装容器と、これを収納する外装袋とからなり、外装袋の最内層に耐熱性の高いセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布を配置したことにより、電子レンジ加熱した際に、外装袋の内面が溶融して内装容器や食品に溶着してしまう現象が生じない。
【0013】
外装袋には水蒸気放出口が設けられているため、加熱により外装袋が破裂することはない。また水蒸気放出口を積層体の最外層と最内層を貫通する傷加工とした場合には、傷加工の長さによって水蒸気放出量を任意に制御することが可能であり、最適な蒸らし調理が容易に実現できる。
【0014】
本発明に係る包装容器は、焼餃子のように、蒸らしと焦げ目の両方の調理が必要な食材を収納するのに最適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1は、本発明に係る包装容器の一実施態様を示した斜視図である。
図2は、図1の状態から包装容器を開封して外装袋を除去し、内装容器に食品が載置された状態を示した斜視図である。
図3は、本発明に係る包装容器の外装袋に使用する積層体の一実施態様を示した断面説明図である。
図4は、本発明に係る包装容器の内装容器に使用する積層体の一実施態様を示した断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下図面を参照しながら、本発明に係る包装容器について詳細に説明する。図1は、本発明に係る包装容器1の一実施態様を示した斜視図である。また図2は、図1の状態から包装容器1を開封して外装袋20を除去し、内装容器10に食品30が載置された状態を示した斜視図である。また図3は、本発明に係る包装容器1の外装袋20に使用する積層体21の一実施態様を示した断面説明図である。図4は、本発明に係る包装容器1の内装容器10に使用する積層体の一実施態様を示した断面説明図である。
【0017】
本発明に係る包装容器1は、食品を収納し、未開封の状態で電子レンジで加熱することのできる包装容器であって、食品30を載置する内装容器10と、これを収納する外装袋20とからなる。内装容器10は耐熱性を有する基材11の食品30が接する面に、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体12を備えており、外装袋20は最外層となる二軸延伸フィルム層22と、中間層となるポリオレフィン系樹脂層23と、最内層となるセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布24とが積層された積層体21からなる。包装容器1の上部には、水蒸気放出口25を有する。
【0018】
図1に示した例では、外装袋20が、底面に合掌シール部を有するピロー包装袋であるが、包装袋の形状については特に制約はなく、三方シール袋や四方シール袋、ガセットピロー包装袋など任意である。
【0019】
図3は、外装袋20を構成する積層体21の一例を示した断面説明図である。積層体21としては、少なくとも最外層となる二軸延伸フィルム層22と、中間層となるポリオレフィン系樹脂層23と、最内層となるセルロースパルプを混抄した熱可塑性樹脂不織布24とが積層された積層体が使用される。図では省略されているが、二軸延伸フィルム層22の表面または裏面には通常印刷層が設けられる。また必要に応じて各層を積層するための接着剤層が設けられる。
【0020】
最外層となる二軸延伸フィルム層22には、通常、印刷加工が施されるため、印刷加工適性に優れた二軸延伸フィルムが用いられる。二軸延伸フィルムとしては、一般的なポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)フィルムや二軸延伸ポリプロピレン樹脂(OPP)フィルムの他、更なる耐熱性が必要な場合には、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルム、三酢酸セルロース樹脂フィルム、ナイロンフィルム等の各種耐熱性フィルムを使用することができる。
【0021】
中間層となるポリオレフィン系樹脂層23としては、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用される。
【0022】
最内層となる熱可塑性樹脂不織布24としては、前述のポリオレフィン系樹脂層23に用いられると同様の材料から得られるファイバーを主成分として、これにセルロースパルプを混抄した不織布を用いることができる。セルロースパルプは、加熱しても溶融することがないので、これを外装袋20の最内層に用いた場合、電子レンジで加熱されても最内層が溶融して内装容器や食品に付着することを防止することができる。
【0023】
但し、積層体21を外装袋20に製袋する場合に、最内層の熱可塑性樹脂不織布24同士が加熱されてシーラントとしての役割を果たす必要があるので、セルロースパルプの混抄率は、30%〜70%程度が好ましい。
【0024】
水蒸気放出口25としては、例えば予め積層体に設けた貫通孔を脆弱なシールで封止する方法や、包装袋のシール部の一部に狭幅の脆弱な部分を設ける方法など、さまざまな形態が可能であり、特に制約されるものではないが、本発明の外装袋の場合、3層からなる積層体を用いているので、最外層と最内層を貫通する傷加工26を設ける方法が最も簡単でしかも安定した方法である。
【0025】
傷加工には、刃物を用いる方法や、レーザー加工機を用いる方法を使用することができる。この方法によれば、傷の長さを調節することで、開口部の大きさを適当な大きさに設定することができるので、適切な蒸らし時間を保持することが可能である。
【0026】
図2は、図1の状態から包装容器1を開封して外装袋20を除去し、内装容器10に食品30が載置された状態を示した斜視図である。内装容器10としては、厚紙などのように耐熱性を有する基材11に、マイクロ波によって発熱する発熱体12を部分的に設けた
トレー状の容器を用いる。発熱体12としては、サセプターと呼ばれるPETフィルムのような耐熱性の基材フィルムにアルミニウムなどの金属を蒸着した蒸着フィルムを用いることができる。発熱体12は、食品を載置するのに必要な最小限の面積に設ける。
【0027】
本発明に係る包装容器は、以上のように蒸らす調理と焦げ目をつける調理の両方を同時に行うことができるので、図2に示した焼餃子などの食品を収納するのに最適なものである。
【符号の説明】
【0028】
1・・・包装容器
10・・・内装容器
11・・・基材
12・・・発熱体
20・・・外装袋
21・・・積層体
22・・・二軸延伸フィルム層
23・・・ポリオレフィン系樹脂層
24・・・熱可塑性樹脂不織布
25・・・水蒸気放出口
26・・・傷加工
30・・・食品

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