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公開番号2020203687
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201224
出願番号2019111008
出願日20190614
発明の名称包装容器
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 5/36 20060101AFI20201127BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】把手部を持った際の安定性に優れ、開口部に口を当てて内容物である飲料などを飲む際、開口部の紙などが水分を吸収することを防止し、さらに、包装容器を組み立てた後の保形性に優れた包装容器を提供する。
【解決手段】本発明の包装容器1は、外装容器2と内袋3とから構成され、外装容器は、前面板、右前側面板、左前側面板、左前側面板の左側折罫を介して連接した右背側面板、背面板、左背側面板、右前側面板の右側折罫を介して連接した前面把手部、左前側面板の左側折罫を介して連接した背面把手部からなる胴体部4と、前面板または背面板の下側折罫を介して連接した底板部5とからなり、底板部は、底上側面板、底面板、底下側面板からなり、底上側面板の下側折罫と底面板の下側折罫は平行であり、前面把手部と背面把手部の間に内袋の一部を挟み、内袋は、外装容器の開口部からはみ出た、開口縁を有する部分を備えた上で、外装容器に付されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外装容器と内袋とから構成され、
前記外装容器は、前面板、前面板の右側折罫を介して連接した右前側面板、前面板の左側折罫を介して連接した左前側面板、左前側面板の左側折罫を介して連接した右背側面板、右背側面板の左側折罫を介して連接した背面板、背面板の左側折罫を介して連接した左背側面板、右前側面板の右側折罫を介して連接した前面把手部、および、左背側面板の左側折罫を介して連接した背面把手部からなる胴体部と、前面板または背面板の下側折罫を介して連接した底板部とからなり、
前記底板部は、前面板の下側折罫を介して連接した底上側面板、底上側面板の下側折罫を介して連接した底面板、および底面板の下側折罫を介して連接した底下側面板からなり、底上側面板の下側折罫と底面板の下側折罫は平行であり、
前面把手部と背面把手部の間に内袋の一部を挟み、前記内袋は、前記外装容器の開口部からはみ出た、開口縁を有する部分を備えた上で、前記外装容器に付されている、
ことを特徴とする包装容器。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記内袋の、前記外装容器の開口部からはみ出た、開口縁を有する部分が、外装容器の前面板、右前側面板、および左前側面板にまたがる前面フィルムと、外装容器の背面板、右背側面板、および左背側面板にまたがる背面フィルムとからなり、前面フィルムから形成される前面開口縁と背面フィルムから形成される背面開口縁が、それぞれ上側に弧を描く形状となっている、ことを特徴とする、請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
前記内袋の、前面開口縁の少なくとも左前側面板に装着される側の端と、背面開口縁の少なくとも右背側面板に装着される側の端に、それぞれ立ち上がり部を有することを特徴とする、請求項2に記載の包装容器。
【請求項4】
前記それぞれの立ち上がり部の長さが2mmから3mmであることを特徴とする、請求項3に記載の包装容器。
【請求項5】
前面把手部と背面把手部に穴が形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器。
【請求項6】
前記外装容器の前面板の底辺が左前側面板の底辺より短いことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の包装容器。
【請求項7】
前記外装容器の前面板が略三角形状であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載の包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非使用時には扁平な状態に折りたたむことができ、使用時には立体化することができる包装容器に関する。
続きを表示(約 9,400 文字)【背景技術】
【0002】
非使用時には扁平な状態に折りたたむことができ、使用時には立体化することができる包装容器が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、通常は平面形状をなし組立てると筒形状をなす外胴体と、その外胴体の内側に接着した袋体とからなり、前記外胴体は保形性のある平板に折曲線を平行に施し、この折曲線に沿って折曲することにより、平行でかつ長さの等しい相対向する2基準辺を有し、その2基準辺の左右両辺のなす2つの角の頂点を結ぶ対角線が前記2基準辺間の距離を2等分しかつ該2基準辺と平行である六角形の筒形状をなすように構成される。一方、前記袋体は1枚のシート状のものをW字状に折り込み、そのシートの左右両サイドをシールすると共に、前記折込部の1本の山折曲線の両端の前記左右両サイドのシール部との交点から前記折込部の2本の谷折曲線までの間をそれぞれシールしてなり、前記左右両サイドのシール部の内側の巾を前記外胴体の全周辺の長さの2分の1とし、前記折込部の1本の山折曲線から2本の谷折曲線までのそれぞれの折込部を前記外胴体の2基準辺間の距離の2分の1とし、前記2本の谷折曲線の前記折込部のシール部との2交点間の底辺の巾を前記外胴体の基準辺の長さと等しくし、前記2本の谷折曲線の前記折込部のシール部との2交点と前記左右両サイドのシール部間の巾をそれぞれ前記外胴体の基準辺の左右両隣りの辺の長さと等しくし、前記2本の谷折曲線とそれと対向する開口部の縁までの高さを前記外胴体の高さと等しくし、前記左右両サイドシール部を折り返すと共に、その折り返し部の内側を左右サイドシール部の一方側もしくは両方側接着してなる。
【0004】
かくしてなる袋体の開口部の全周縁部を前記外胴体の上辺部の全周に接着し、前記袋体の2本の谷折曲線の底辺部分を前記外胴体の2基準辺部に接着し、前記袋体の左右両サイドのシール部の折り返し部の外側を前記外胴体の下辺から少なくとも2基準辺間の距離の2分の1離れた位置に少なくとも基準辺の長さの2分の1の巾でもつて接着してなり、さらに、前記外胴体上の切込により握部が形成された簡易コップが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭59−44260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の発明により、袋体の折り返し部の内側を左右両サイドシール部の一方側もしくは両方側接着し、その左右両サイドシール部の折り返し部のところにおいて口を当てて飲む際に、内容物が折り返し部の内側の隙間から漏れるのを防ぐことができる。
【0007】
しかし、上記簡易コップでは、握部を持った際に不安定であったり、開口部に口を当てて内容物である飲料などを飲む際、開口部の紙端面が露出しているために、その紙端面が、口の中の唾液や飲料の水分を吸収して柔らかくなってしまったり、さらに、外胴体を折って組み立てた後の保形性が不十分で、使用中に潰れてしまうという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、握部(把手部)を持った際の安定性に優れ、開口部に口を当てて内
容物である飲料などを飲む際、開口部の紙などが水分を吸収することを防止し、さらに、包装容器を組み立てた後の保形性に優れた包装容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、外装容器と内袋とから構成され、前記外装容器は、前面板、前面板の右側折罫を介して連接した右前側面板、前面板の左側折罫を介して連接した左前側面板、左前側面板の左側折罫を介して連接した右背側面板、右背側面板の左側折罫を介して連接した背面板、背面板の左側折罫を介して連接した左背側面板、右前側面板の右側折罫を介して連接した前面把手部、および、左背側面板の左側折罫を介して連接した背面把手部からなる胴体部と、前面板または背面板の下側折罫を介して連接した底板部とからなり、前記底板部は、前面板の下側折罫を介して連接した底上側面板、底上側面板の下側折罫を介して連接した底面板、および底面板の下側折罫を介して連接した底下側面板からなり、底上側面板の下側折罫と底面板の下側折罫は平行であり、前面把手部と背面把手部の間に内袋の一部を挟み、前記内袋は、前記外装容器の開口部からはみ出た、開口縁を有する部分を備えた上で、前記外装容器に付されている、ことを特徴とする包装容器である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記内袋の、前記外装容器の開口部からはみ出た、開口縁を有する部分が、外装容器の前面板、右前側面板、および左前側面板にまたがる前面フィルムと、外装容器の背面板、右背側面板、および左背側面板にまたがる背面フィルムとからなり、前面フィルムから形成される前面開口縁と背面フィルムから形成される背面開口縁が、それぞれ上側に弧を描く形状となっている、ことを特徴とする、請求項1に記載の包装容器である。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記内袋の、前面開口縁の少なくとも左前側面板に装着される側の端と、背面開口縁の少なくとも右背側面板に装着される側の端に、それぞれ立ち上がり部を有することを特徴とする、請求項2に記載の包装容器である。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記それぞれの立ち上がり部の長さが2mmから3mmであることを特徴とする、請求項3に記載の包装容器である。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前面把手部と背面把手部に穴が形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器である。
【0014】
請求項6に記載の発明は、前記外装容器の前面板の底辺が左前側面板の底辺より短いことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の包装容器である。
【0015】
請求項7に記載の発明は、前記外装容器の前面板が略三角形状であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載の包装容器である。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る包装容器は、外装容器と内袋とからなる。外装容器に形成された把手部で内袋の一部を挟むため、把手部を持った際の安定性に優れる。内袋における、外装容器の開口部からはみ出た部分で外装容器の開口部を覆うため、開口部に口を当てて内容物である飲料などを飲む際、開口部の紙などが水分を吸収することを防止する。外装容器には、折罫を内側に折り曲げ、外装容器の胴体部の中に入れ込むための底板部が設けられているため、包装容器を組み立てた後の保形性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
包装容器の第一実施形態の展開図である。
内袋の第一実施形態の斜視図である。
包装容器の第一実施形態を偏平に折り畳んだ状態の正面図である。
包装容器の第一実施形態の開口した状態の、(a)内袋の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくる前で、かつ、底板部を胴体部の中に入れ込む前の斜視図と、(b)内袋の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくった後で、かつ、底板部を胴体部の中に入れ込んだ後の斜視図である。
包装容器の第一実施形態または第三実施形態を組み立てた状態の底面図である。
包装容器の第一実施形態を開口し、底板部を胴体部の中に入れ込んだ状態の、(a)内袋の第一実施形態の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくる前の、内袋の第一実施形態の開口部分の左側面図と、(b)内袋の第一実施形態の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくった後の、内袋の第一実施形態の開口部分の左側面図である。
包装容器の第一実施形態を開口し、底板部を胴体部の中に入れ込んだ状態の、(a)内袋の第二実施形態の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくる前の、内袋の第二実施形態の開口部分の左側面図と、(b)内袋の第二実施形態の前面開口縁と背面開口縁を外装容器の外側にめくった後の、内袋の第二実施形態の開口部分の左側面図である。
包装容器の第二実施形態の展開図である。
包装容器の第二実施形態を組み立てた状態の斜視図である。
包装容器の第二実施形態を組み立てた状態の底面図である。
包装容器の第三実施形態の展開図である。
包装容器の第三実施形態を組み立てた状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、必要に応じて図面を参照して、本発明に係る包装容器の実施形態の例について説明する。
【0019】
図1は、包装容器1の第一実施形態の展開図である。包装容器1は、厚紙などの適度の剛直性を有する一枚のシート状の外装容器2と、アルミ蒸着フィルムなどからなる内袋3とから構成される。図1に示すように、前記外装容器2は、前面板6、前面板6の右側折罫14を介して連接した右前側面板7、前面板6の左側折罫15を介して連接した左前側面板8、左前側面板8の左側折罫16を介して連接した右背側面板10、右背側面板10の左側折罫17を介して連接した背面板9、背面板9の左側折罫18を介して連接した左背側面板11、右前側面板7の右側折罫19を介して連接した前面把手部12、および、左背側面板13の左側折罫20を介して連接した背面把手部13からなる胴体部4と、前面板6の下側折罫24を介して連接した底板部5とからなる。前記底板部5は、前面板6の下側折罫24を介して連接した底上側面板21、底上側面板21の下側折罫25を介して連接した底面板22、および底面板22の下側折罫26を介して連接した底下側面板23からなり、底上側面板21の下側折罫25と底面板22の下側折罫26は平行である。
【0020】
前記胴体部4を形成する折罫は、上記の通り少なくとも7本設けられていればよく、保形性や包装容器1組立て時の底板部5の胴体部4の中への入れ込みなどに問題がなければそれより多くてもよい。この場合は、それらの折罫を介して連接された胴体部4の各面の板の形状に合わせて底板部5を形成する。また、前面把手部12と背面把手部13には、それぞれに、穴27、28が形成されている。この穴27、28は、包装容器1の組み立て後に、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持った時の滑り止め効果を有するとともに、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持った時に安定する位置に設けることで、持つポイントともなる。なお、前記底板部5は、背面板12の下部に連接されてもよい。
【0021】
内袋3は、前記外装容器2の開口部31からはみ出た、前面開口縁102と背面開口縁103を有する部分109を備えた上で、外装容器2に付されている。前記外装容器2の前面板6、右前側面板7、左前側面板8、右背側面板10、および前面把手部12のそれぞれの面の一部にまたがって内袋3を装着するために、例えば、前面板6の上下部、前面把手部12、および、右背側面板10に、接着剤29を塗布する。また、左前側面板8と右背側面板10を連接させる折罫16を外側に折り畳んだ際に内袋3を外装容器2の背面側にも接着させるために、背面板9の上下部と、背面把手部13にも、接着剤30を塗布する。また、内袋3は、外装容器2の開口部31からはみ出た、前面開口縁102と背面開口縁103を有する部分109を備える。前記部分109は、図4に示す、包装容器1の第一実施形態を開口した状態の斜視図のとおり、包装容器1の組み立て後に外装容器2の開口部31を覆う部分となる。なお、前記内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103は、それぞれ上側に弧を描く形状となっている。
【0022】
図2は、内袋3の斜視図である。内袋3は、図2に示すように、アルミ蒸着フィルム等からなるシート部材を折り込んでW字形状の折り込み部101と前面開口縁102と背面開口縁103を形成した後、内袋3の左右縁にシール部104、104を施し、折り込み部101の頂縁105の両端におけるシール部104、104との交点から折り込み部101の底までの間に、三角形状のシール部106、106を施したものである。このような三角形状のシール部106、106を施すことで、図4に示す、包装容器1の第一実施形態を開口した状態の斜視図のように包装容器1を開口した時に、内袋3の底を平らな底面視略四角形状に形成しやすくなる。内袋3における前面開口縁102は前面フィルム107から形成され、背面開口縁103は背面フィルム108から形成され、前記各開口縁102、103により、包装容器1の組立時に外装容器2の開口部31からはみ出た部分109が設けられる。前記各開口縁102、103の形状を、例えば直線状で角を有する形状とせずに、図2のように上側に弧を描く形状とすることで、図4のように、前記各開口縁102、103を外装容器2の外側にめくった時に、この外装容器2からはみ出た部分109が、外装容器2の開口部31の紙などに、より密着した状態で覆われる。そのため、開口部31に口を当てて内容物である飲料などを飲む際、開口部31の紙などの口や内容物が触れることを防止するとともに、開口部31の紙などが口の中の唾液や内容物などの水分を吸収することを防止できる。
【0023】
図3は、包装容器1を偏平に折り畳んだ状態の正面図である。図1に示すように、外装容器2の胴体部4の形状は、左前側面板8と右背側面板10を連接させる折罫16を境にして左右対称となるため、図1に示す一枚のシート状の外装容器2を、この折罫16において外側に折り畳むことで、胴体部4の左右がぴったりと重なる。この際、内袋3は、接着剤29、30の部分で外装容器2に接着され、外装容器2の前面把手部12と背面把手部13の間に、内袋3の一部である右縁のシール部104が挟み込まれ、前面把手部12と背面把手部13が重ね合わされる。また、底板部5は、底上側面板21、底面板22、および底下側面板23がまだ折り曲げられていない状態である。このようにして、扁平な状態の包装容器1が完成する。包装容器1は、通常この状態でユーザに提供される。
【0024】
次に、包装容器1の組み立て方法について説明する。図4は、包装容器1の第一実施形態の開口した状態の、(a)内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくる前で、かつ、底板部5を胴体部4の中に入れ込む前の斜視図と、(b)内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくった後で、かつ、底板部5を胴体部4の中に入れ込んだ後の斜視図である。図5は、包装容器1の第一実施形態または第三実施形態を組み立てた状態の底面図である。図3に示す状態において、ユーザは、胴体部4の両サイドである、左前側面板8と右背側面板10を連接させる折罫16と、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13の側縁部を互いに押し近づけることによって、前面板6と背面板9の左右の折罫14、15、17、18が外側に折り曲げられて、図4(a)に示すように、胴体部4が膨らまされ、包装容器1が開口する。また、内袋3は、外装容器2の開口部31からはみ出た、前面開口縁102と背面開口縁103を有する部分109を備えた上で、例えば接着材により外装容器2に付されているため、外装容器2の開口とともに、内袋3も、前記部分109が外装容器2の開口部分に密接した状態で一緒に開口し、前面フィルム107と背面フィルム108が離れる。そして、ユーザは、前面板6の下側折罫24を内側に折り曲げるととともに、底上側面板21の下側折罫25と底面板22の下側折罫26も内側に折り曲げ、続いて、底下側面板23を、その底下側面板23の内面を背面板9の内面の下縁部に付けるようにして胴体部4の中に折り込む。底上側面板21の下側折罫25と底面板22の下側折罫26を平行に設ける理由は、底板部5を胴体部4の中に入れ込む際に、底下側面板23を前面板6および背面板9のそれぞれの内面の下縁部に密接させ、底面板22を平らにさせることで、安定した底板部5を設けることが出来るためである。
【0025】
このようにして、図5のように、底板部5が胴体部4の中に入れ込まれ、包装容器1は、平面視および底面視において六角形状に立体化される。包装容器1が立体化された時、内袋3の底は、平らな底面視略四角形状に形成され、内袋3の底が安定する。そして、図4(b)に示すように、ユーザは、外装容器2の開口部31の上にはみ出た内袋3の一部で、上側に弧を描いた、前面フィルム107と背面フィルム108を外装容器2の外側にめくって折り込み、胴体部4に密着させる。内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103のそれぞれを上側に弧を描く形状に形成することで、外装容器2への折り込み時に胴体部4に密着しやすく胴体部4への納まりが良いため、保形性に優れる。例えば、この前記各開口縁102、103を直線状で角を有する形状とすると、フィルムの端がめくれてペラペラとなり、胴体部4に密着しにくい。口を当てる部分を内袋3のフィルムで覆っているので、外装容器2の紙などが水分を含んで柔らかくなることがない。また、前面板6の下側折罫24、底上側面板21の下側折罫25、および底面板22の下側折罫26を内側に折り曲げた状態で胴体部4の中に入れ込むことで、包装容器1が開口された状態のまま保形性に優れ、包装容器1の使用時に潰れてしまうことがない。
【0026】
上記のように、底を、別部材とせず、一枚のブランク上の底板部5を胴体部4の中に入れ込むことで底が形成されるため、包装容器1の製造も簡単で、部材を無くすという問題もなく、またユーザが組み立てやすい。また、底板部5が胴体部4とつながっていることで、よりカップのイメージを維持できるとともに、ユーザは、シンプルな組み立てで、ワンタッチ組立できる。さらに、包装容器1を自立させ、机上などに置いたり飲食時に重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持ったりする時も、形がくずれず、保形性に優れる。
【0027】
また、内袋3の一部を前面把手部12と背面把手部13の間に挟み込みことで、ユーザはその重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持った時に、内容物の入った内袋3を支えているまたはつかんでいるという安定感・安心感を持つことが出来る。内袋3の一部を前面把手部12と背面把手部13の間に挟み込まないと、内容物が入った内袋3を支えているまたはつかんでいるという感覚がない上、内袋3が胴体部4から剥がれたりして脱落したり、ぐらついたりするおそれがあり、また、内容物に熱を持っている場合は、こぼれることで火傷を負うなどもおそれも生じ得、そのような意味でも安心感を持ちにくい。前面把手部12と背面把手部13のそれぞれの形状は、図4に示す形状に限られないが、縦幅はより長く、横幅は少なくとも手で持てる程度とし、包装容器1の容積や外装容器2の素材となる紙などの重量を考慮して、より安定性がよい状態で形成することが好ましい。
【0028】
さらに、前面把手部12と背面把手部13のそれぞれに穴27、28を設けることで、
滑り止め効果を有するとともに、包装容器1の組み立て後に重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持った時に安定する位置に設けることで、持つポイントとなり、持った時の安定感・安心感を持つことが出来る。穴27、28の形状は、円でなくとも、四角形、三角形など、包装容器1の組み立て後に重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13を持って安定性が優れており、かつ、持つポイントとすることができればよい。
【0029】
図6は、包装容器1の第一実施形態を開口し、底板部5を胴体部4の中に入れ込んだ状態の、(a)内袋3の第一実施形態の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくる前の、内袋3の第一実施形態の開口部分の左側面図と、(b)内袋3の第一実施形態の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくった後の、内袋3の第一実施形態の開口部分の左側面図である。図7は、包装容器1の第一実施形態を開口し、底板部5を胴体部4の中に入れ込んだ状態の、(a)内袋3の第二実施形態の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくる前の、内袋3の第二実施形態の開口部分の左側面図と、(b)内袋3の第二実施形態の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくった後の、内袋3の第二実施形態の開口部分の左側面図である。ここで、前記開口部分の左側は、包装容器1を組み立てた時に重ね合わされた前面把手部27と背面把手部28と反対側の開口部分である。
【0030】
上述の通り、内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103それぞれを上側に弧を描く形状にすることで、外装容器2への密着が良好となる。図6(a)に示す前面開口縁102と背面開口縁103のそれぞれの端と異なり、図7(a)には、前面開口縁102と背面開口縁103のそれぞれの端にフィルムの立ち上がり部110を有する。なお、ここでは前記各開口縁102、103の、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13と反対側の端に立ち上がり部110を有するが、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13の側の端にも立ち上がり部110を有してもよい。少なくとも、飲食時に口が当たりやすい、前記各開口縁102、103の、重ね合わされた前面把手部12と背面把手部13と反対側の端に、つまり、前面開口縁102の少なくとも左前側面板8に装着される側の端と、背面開口縁103の少なくとも右背側面板10に装着される側の端に、それぞれ立ち上がり部110を有すればよい。ここで、フィルムの立ち上がり部110とは、内袋3の前面開口縁102と背面開口縁103を外装容器2の外側にめくった時に、前面フィルム107と背面フィルム108が接する部分である。
(【0031】以降は省略されています)

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