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公開番号2020202129
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201217
出願番号2019109705
出願日20190612
発明の名称端子
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人特許業務法人暁合同特許事務所
主分類H01R 4/50 20060101AFI20201120BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】比較的に大規模な治具を用いることなく、端子と電線とを接続する。
【解決手段】金属板材を加工して形成され、電線11の延び方向の前方端部に接続され電線11を挟持する端子本体15と、前記電線11の延び方向に沿って前記端子本体15に対してスライド移動が可能なスライド部材と、を備え、前記端子本体15は片持ち状に設けられ、前記電線11に接触可能な接触面21A,21Bを備える接続片部を有し、前記スライド部材は、前記スライド移動により前記接続片部を押圧して前記接触面21A,21Bが前記電線11に接触するように変形させる加圧部を有し、記接続片部は前記金属板材の加工によって生じたバリ50が前記接触面において前記電線11側に突出する形態で配置されている端子。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
金属板材を加工して形成され、電線の延び方向の前方端部に接続され電線を挟持する端子本体と、
前記電線の延び方向に沿って前記端子本体に対してスライド移動が可能なスライド部材と、を備え、
前記端子本体は片持ち状に設けられ、前記電線に接触可能な接触面を備える接続片部を有し、
前記スライド部材は、前記スライド移動により前記接続片部を押圧して前記接触面が前記電線に接触するように変形させる加圧部を有し、
前記接続片部は前記金属板材の加工によって生じたバリが前記接触面において前記電線側に突出する形態で配置されている端子。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記接続片部は、前記各接触面が互いに対面するよう対をなして形成され、前記スライド部材は、一対の前記接続片部の各々を外側から覆う筒状に形成されている請求項1に記載の端子。
【請求項3】
前記接続片部には前記金属板材を折り重ねてなる折り重ね部が形成され、前記折り重ね部の前記電線に対する前記接触面に前記バリが前記電線側に突出するよう配置されている請求項2に記載の端子。
【請求項4】
前記接続片部は互いに平行しかつ前記各接触面が互いに対面するよう対をなして形成され、前記各折り重ね部は前記両接続片部の対面する前記接触面に、前記電線が前記端子本体に挿入される挿入方向について前後にずれた位置に形成されている請求項3に記載の端子。
【請求項5】
前記バリは、前記各接続片部のうち、前後にずれた位置にある前記両折り重ね部の互いに対向する端縁に位置している請求項4記載の端子。
【請求項6】
前記加圧部は前記スライド部材の内方に突出しており、
前記スライド部材は、前記加圧部が前記接続片部を加圧する加圧方向について、前記スライド部材の内形状が狭い幅狭部と、前記加圧部よりも前記電線が前記端子本体に挿入される挿入方向について先方側に、前記加圧方向について、前記スライド部材の内形状が前記幅狭部よりも広い幅広部と、を有する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、端子に関する。
続きを表示(約 5,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線の端末から露出する芯線に端子が接続された端子付き電線が知られている。このような端子として、例えば、電線の端末から露出する芯線に外側から圧着する圧着部を備えるものがある。この端子は、金属板材をプレス機械によって剪断加工及び曲げ加工を施すことにより所要の形状のものとして製造される。
【0003】
上記の端子を電線に圧着するには、例えば以下のようにする。まず、上下方向に相対移動可能な一対の金型のうち下側に位置する下型の載置部に、端子を載置する。続いて、電線の端末から露出された芯線を、端子の圧着部に重ねて載置する。その後、一対の金型の一方又は双方を互いに接近する方向に移動させ、上型の圧着部と、下型の載置部との間で圧着部を挟み付けることにより、圧着部を塑性変形させて電線の芯線に圧着する。以上により、電線の端末に端子が接続される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005−50736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記の技術によれば、電線の芯線に端子の圧着部を圧着するための金型や治具等、比較的に大規模な設備が必要なので、その設備投資の分だけ製造コストが上昇するという問題がある。
【0006】
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、比較的に大規模な治具を用いることなく、端子と電線とを接続することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、金属板材を加工して形成され、電線の延び方向の前方端部に接続され電線を挟持する端子本体と、前記電線の延び方向に沿って前記端子本体に対してスライド移動が可能なスライド部材と、を備え、記端子本体は片持ち状に設けられ、前記電線に接触可能な接触面を備える接続片部を有し、前記スライド部材は、前記スライド移動により前記接続片部を押圧して前記接触面が前記電線に接触するように変形させる加圧部を有し、記接続片部は前記金属板材の加工によって生じたバリが前記接触面において前記電線側に突出する形態で配置されている端子である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示された技術によれば、比較的に大規模な治具を用いることなく、端子と電線とを接続することができ、しかも金属板材に形成されてしまうバリを利用して確実な接続状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
図2は、コネクタを示す断面図である。
図3は、スライド部材と端子本体とが第1状態にあるときの雌端子を示す斜視図である。
図4は、スライド部材と端子本体とが第1状態にあるときの雌端子を示す側面図である。
図5は、スライド部材と端子本体とが第1状態にあるときの雌端子を示す一部破断平面図である。
図6は、スライド部材と端子本体とが第1状態にあるときの雌端子を示す斜視図である。
図7は、スライド部材と端子本体とが第2状態にあるときの雌端子を示す側面図である。
図8は、端子本体を示す斜視図である。
図9は、端子本体を示す側面図である。
図10は、セレーションを示す一部拡大断面図である。
図11は、セレーションのバリエーションを示す一部拡大断面図である。
図12は、セレーションのバリエーションを示す一部拡大断面図である。
図13は、端子本体を示す背面図である。
図14は、スライド部材を示す斜視図である。
図15は、スライド部材を示す上面図である。
図16は、スライド部材を示す側面図である。
図17は、スライド部材を示す正面図である。
図18は、当接部の突出高さが変更されたスライド部材を示す正面図である。
図19は、コネクタハウジングを示す斜視図である。
図20は、コネクタハウジングに雌端子が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図21は、コネクタハウジングに雌端子が取り付けられた状態を示す断面図である。
図22は、コネクタハウジングにリアホルダが仮係止位置に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図23は、コネクタハウジングにリアホルダが仮係止位置に取り付けられた状態を示す断面図である。
図24は、電線が挿通された状態を示す斜視図である。
図25は、電線が挿通された状態を示す断面図である。
図26は、スライド部材が第1状態から第2状態に推移する途中の状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様が列挙されて説明される。
【0011】
(1)本開示は、金属板材を加工して形成され、電線の延び方向の前方端部に接続され電線を挟持する端子本体と、前記電線の延び方向に沿って前記端子本体に対してスライド移動が可能なスライド部材と、を備え、記端子本体は片持ち状に設けられ、前記電線に接触可能な接触面を備える接続片部を有し、前記スライド部材は、前記スライド移動により前記接続片部を押圧して前記接触面が前記電線に接触するように変形させる加圧部を有し、前記接続片部は前記金属板材の加工によって生じたバリが前記接触面において前記電線側に突出する形態で配置されている端子である。
【0012】
上記の構成によれば、スライド部材を電線の挿入方向に沿って移動させることにより、接続片部を電線に押圧することができる。これにより、接続片部と電線とが電気的に接続されるので、比較的に大規模な治具を用いることなく、電線と端子とを電気的に接続することができる。しかも、電線と電気的な接続を確保するための接続片部は、剪断加工によって生じたバリの少なくとも一部が電線との接触面において電線側に突出するよう配置されているから、バリが電線に食い込んで確実な接続状態を得ることができる。
【0013】
(2)前記接続片部は、前記各接触面が互いに対面するよう対をなして形成され、前記スライド部材は、一対の前記接続片部の各々を外側から覆う筒状に形成されていることが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、一対の接続片部によって電線を挟み付け、その際の反力を筒形のスライド部材によって受けて確実な接続状態を得ることができる。
【0015】
(3)接続片部には金属板材を折り重ねてなる折り重ね部が形成され、その折り重ね部の電線に対する接触面にバリが電線側に突出するよう配置されていることが好ましい。
【0016】
接続片部に折り重ね部が形成されていると、その厚さが部分的に厚くなり、その結果、電線に強い圧力で接触するようになるから、その箇所にバリが配置されると、バリがより強く電線に食い込むようになる。
【0017】
(4)接続片部は互いに平行しかつ各接触面が互いに対面するよう対をなして形成され、そこに形成された各折り重ね部が電線が前記端子本体に挿入される挿入方向について前後にずれた位置に配置されていることが好ましい。この構成により、接続片部対に挟まれた電線が屈曲状態になって、より強く電線が保持されるからである。
【0018】
(5)上記の構成の場合、さらに、バリは、各接続片部のうち、前後にずれた位置にある前記両折り重ね部の互いに対向する端縁に位置していることが好ましい。その端縁部分で電線が屈曲されて強く折り重ね部に押し付けられるから、その部分にバリがあるとより強く電線に食い込むことが期待されるからである。
【0019】
(6)前記加圧部は前記スライド部材の内方に突出しており、前記スライド部材は、前記加圧部が前記接続片部を加圧する加圧方向について、前記スライド部材の内形状が狭い幅狭部と、前記加圧部よりも前記電線が前記端子本体に挿入される挿入方向について先方側に、前記加圧方向について、前記スライド部材の内形状が前記幅狭部よりも広い幅広部と、を有することが好ましい。
上記の構成によれば、スライド部材をスライドさせることにより幅狭部が接続片部に対応する位置にまで移動することにより、幅狭部に形成された加圧部によって接続片部が加圧方向に押圧される。
【0020】
(7)端子本体及びスライド部材のうちの一方及び他方に、幅広部が端子本体に接して保持されるが接続片部が電線に接触していない第1状態にスライド部材を保持する第1状態係止機構と、接続片部が加圧部の押圧により変形して電線に接触している第2状態にスライド部材を保持する第2状態係止機構を設けることが好ましい。
【0021】
上記の構成によれば、第1状態係止機構によって端子本体とスライド部材とを第1状態にしておいて電線を挿入し、その後、スライド部材を移動させて第2状態係止機構により端子本体とスライド部材とを第2状態に保持することができる。この結果、第2状態で端子本体の接続片部が電線に接触した状態を安定的に保持することができる。
【0022】
(8)スライド部材のうち幅広部とは反対側の端部に、加圧部側に向かうに従って突出量を増やして端子本体内に挿入される電線の先端を所要の姿勢に案内する誘い込み斜面部を有する構成とすることが好ましい。この構成によると、電線の先端が所要の姿勢からずれた形で挿入されても、これを正規の位置に案内することができる。
【0023】
(9)スライド部材には外部から治具を当てて押すことにより重なり部にあるスライド部材を第1状態から第2状態に向けて移動可能にする治具当接部が設けられていることが好ましい。これにより、治具によってスライド部材を外部から移動させることができる。
【0024】
(10)前記接触面には、前記接続片部が前記電線に加圧された状態で前記電線の表面に食い込むセレーションが形成されていることが好ましい。
【0025】
上記の構成によれば、セレーションが電線の表面に食い込むことにより、電線と端子との保持力が向上する。また、電線の表面に形成されている絶縁性の酸化被膜をセレーションによって剥がすことができるので、端子と電線との電気抵抗値を小さくすることができる。
【0026】
(11)前記セレーションは、前記挿入方向と直交する方向に延びる溝状に形成されると共に、前記挿入方向に間隔を空けて並んで形成されていることが好ましい。
【0027】
上記の構成によれば、電線の挿入方向の複数箇所において、セレーションによって電線を保持することができるので、電線と端子との保持力を向上させることができる。また、電線の挿入方向の複数箇所において、セレーションによって電線と端子とを電気的に接続することができるので、端子と電線との電気抵抗値を小さくすることができる。
【0028】
(12)前記接触面には、前記挿入方向に沿って延びる電線ガイド凹部が形成されていることが好ましい。電線ガイド溝に電線を添わせることにより、電線を容易に接触面に配置することができるからである。
【0029】
(13)端子本体には、接続片部に電線が配された状態において電線の端縁が所定位置に配されていることを検知可能な端子窓部が開口されていることが好ましい。この構成によれば、端子窓部から電線の端縁を検知することにより、電線と端子とが接続されたか否かを容易に確認することができる。
【0030】
(14)本開示にかかる端子付き電線は、上記(1)から(13)のいずれか1つに記載の端子と、端子に接続される電線と、を備える。
(【0031】以降は省略されています)

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