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公開番号2020202074
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201217
出願番号2019107950
出願日20190610
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人特許業務法人栄光特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20201120BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ランスでの保持力の向上を図ったコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング2には、内部に端子収容室21が形成されている。サイドリテーナ4は、端子3の幅方向Yからコネクタハウジング2に装着される。サイドリテーナ4には、端子3が正規位置にないときに端子3に押されて撓んで端子3が正規位置に移動するのを許容し、端子3が前記正規位置にあるときに復元して先端が端子3に係止する片持ち梁状のランス422が設けられている。ランス422には、端子3が正規位置にないときにサイドリテーナ4の幅方向Yへの移動に応じて端子3を正規位置まで押し出す突起部422Aが設けられ、端子3には、突起部422Aが挿入され、突起部422Aにより押し出される溝部312が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に端子収容室が形成されたコネクタハウジングと、
前記端子収容室に収容される端子と、
前記端子の相手端子との嵌合方向と交差する交差方向から前記コネクタハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記リテーナには、前記端子が正規位置にないときに前記端子に押されて撓んで前記端子が前記正規位置に移動するのを許容し、前記端子が前記正規位置にあるときに復元して先端が前記端子に係止する片持ち梁状のランスが設けられ、
前記ランスには、前記端子が前記正規位置にないときに前記リテーナの前記交差方向への移動に応じて前記端子を前記正規位置まで押し出すガイド部が設けられ、
前記端子には、前記ガイド部により押し出されるガイド受け部が設けられている、
コネクタ。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ランスのガイド部及び前記端子のガイド受け部の一方は、突起部から構成され、他方は前記突起部が挿入される溝部から構成され、
前記突起部及び前記溝部の少なく一方が、前記交差方向に対して斜めに傾いて延びて形成されている、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ、に関する。
続きを表示(約 6,100 文字)【背景技術】
【0002】
上述したコネクタとして、例えば、特許文献1に記載されたものが提案されている。上記特許文献1に記載されたコネクタは、コネクタハウジングにサイドリテーナが装着される。サイドリテーナには、端子に係止するランスが設けられ、端子の抜けを防止することができる。また、特許文献1に記載されたサイドリテーナには、端子のガタつきを抑制するために、コネクタハウジングに装着する際に端子を端子収容室の前方に押し出す傾斜面が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017−54674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載のコネクタは、ランスでは1か所でしか端子と係止していないため、ランスの保持力が弱い、という問題があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ランスでの保持力の向上を図ったコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]〜[2]を特徴としている。
[1]
内部に端子収容室が形成されたコネクタハウジングと、
前記端子収容室に収容される端子と、
前記端子の相手端子との嵌合方向と交差する交差方向から前記コネクタハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記リテーナには、前記端子が正規位置にないときに前記端子に押されて撓んで前記端子が前記正規位置に移動するのを許容し、前記端子が前記正規位置にあるときに復元して先端が前記端子に係止する片持ち梁状のランスが設けられ、
前記ランスには、前記端子が前記正規位置にないときに前記リテーナの前記交差方向への移動に応じて前記端子を前記正規位置まで押し出すガイド部が設けられ、
前記端子には、前記ガイド部により押し出されるガイド受け部が設けられている、
コネクタであること。
[2]
[1]に記載のコネクタにおいて、
前記ランスのガイド部及び前記端子のガイド受け部の一方は、突起部から構成され、他方は前記突起部が挿入される溝部から構成され、
前記突起部及び前記溝部の少なく一方が、前記交差方向に対して斜めに傾いて延びて形成されている、
コネクタであること。
【0007】
上記[1]の構成のコネクタによれば、ランスに端子を押し出すガイド部が設けられている。これにより、ランスでの通常の係止に加えてガイド部によっても係止できる。しかも、ランスにより付勢した状態で係止することもできるため、ランスでの保持力向上を図ることができる。
【0008】
上記[2]の構成のコネクタによれば、ランスのガイド部及び端子のガイド受け部を突起部又溝部で構成されている。このため、ランスのガイド部及び端子のガイド受け部の構成を簡素なものとすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコネクタによれば、ランスでの保持力向上を図ったコネクタを提供できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1は、本発明のコネクタの一実施形態を示す部分分解斜視図である。
図2は、図1に示すサイドリテーナのI−I線断面図である。
図3は、雌端子の外観斜視図である。
図4は、(A)及び(B)は、サイドリテーナ挿入途中におけるコネクタの概略正面図及び概略部分断面図である。
図5は、(A)及び(B)は、サイドリテーナ装着完了時のコネクタの概略正面図及び概略部分断面図である。
図6は、図1に示すサイドリテーナの突起部が、端子を正規位置まで押し出す様子を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0013】
コネクタ1は、図4及び図5に示すように、内部に端子収容室21が形成された合成樹脂製の筒状のコネクタハウジング2と、端子収容室21に収容される端子3と、コネクタハウジング2に装着されるサイドリテーナ4(リテーナ)をさらに備えている。サイドリテーナ4は、端子3と相手端子(図示せず)との嵌合方向と交差する交差方向からコネクタハウジング2に装着されて端子3を抜け止めする。
【0014】
以下、説明では、上記嵌合方向を前後方向X、交差方向を幅方向Y、前後方向X及び幅方向Yの双方に直交する方向を上下方向Zとする。なお、前後方向Xにおいてコネクタ1が、相手端子と近づく側を前側、相手端子と離れる側を後側とする。
【0015】
コネクタハウジング2は、図1等に示すように、筒状のインナーハウジング22と、インナーハウジング22の外周面と間隔をあけてこの外周面を包囲する筒状のアウターハウジング(図示せず)と、を有する。インナーハウジング22は、アウターハウジングの前端面よりも前方に張り出して形成される。このアウターハウジングから張り出された部分にサイドリテーナ4が装着される。
【0016】
図4及び図5に示すように、インナーハウジング22の内部には、端子収容室21が設けられている。なお、本実施形態では、説明を簡単にするために1つの端子収容室21を設けた例について説明するが、これに限ったものではない。端子収容室21は、複数設けられていてもよい。端子収容室21は、インナーハウジング22の前端部に形成された挿入口221を介して外部に開放され、挿入口221から相手端子が挿入されるようになっている。
【0017】
端子3は、図示しない電線の端末に加締め付けて接続される端子金具である。端子3は、図3に示すように、相手端子と電気的に接続される角筒状の電気接触部31が形成されている。電気接触31部の周壁には、外側に切り起こした切り起こし部311が設けられている。この切り起こし部311が、図5に示すように、サイドリテーナ4に設けたランス422の先端に係止する。また、図3に示すように、電気接触部31の周壁には、幅方向Yに沿った溝部312(ガイド受け部)が設けられている。
【0018】
本実施形態では、溝部312は、電気接触部31の周壁を貫通して形成されている。溝部312は、電気接触部31の幅方向Y両端まで延在し、幅方向Y両端が開口されている。サイドリテーナ4をインナーハウジング22に装着する際に、サイドリテーナ4に設けられた後述する突起部422A(ガイド部)が、この溝部312の幅方向Y両端に設けた開口から溝部312内に挿入される。図4に示すように、端子収容室21内に収容された端子3が正規位置にないときに、サイドリテーナ4の装着時における幅方向Yへの移動によって溝部312の側面が突起部422Aに押し出されて端子3が前方の正規位置まで押し出される。
【0019】
なお、正規位置とは、端子3の切り起こし部311が、サイドリテーナ4のランス422先端よりも前側に位置し、切り起こし部311とランス422先端とが係止する位置である。正規位置にないときは、端子3の切り起こし部311が、サイドリテーナ4のランス422先端よりも後側に位置し、切り起こし部311とランス422先端とが係止できない。
【0020】
また、図3に示すように、電気接触部31には、内部に挿入された相手端子を押し付けて相手端子と電気的に接続されるようになっている。また、端子3は、電気接触部31の後方に電線端末の絶縁被覆から露出された導体を加締めて圧着する一対の導体圧着部32と、電線端子の絶縁被覆を加締めて圧着する一対の電線圧着部33と、を有している。
【0021】
サイドリテーナ4は、合成樹脂から形成されている。サイドリテーナ4は、図1等に示すように、上下方向Zに対向する上板41及び下板42と、これら上板41及び下板42の幅方向Y一方側の端部同士を連結する側板43と、を有していて、幅方向Y他方側が開口44となる断面がU字状に形成されている。サイドリテーナ4は、開口44からインナーハウジング22を挿入して、上板41及び下板42によってインナーハウジング22を上下方向Zから挟み込むように装着される。
【0022】
上記上板41の開口44側の端部には、インナーハウジング22と係止される係止部411が設けられている。係止部411は、上板41の開口44側の端部から下側に向かって突出して設けられている。また、上記下板42には、サイドリテーナ4の幅方向Yの移動をガイドするレール部421と、端子3の切り起こし部311と係止するランス422と、が設けられている。
【0023】
レール部421は、下板42の幅方向Y一端から他端に亘って設けられている。レール部421には、幅方向Yに延在し、前方及び幅方向Yの開口44側に開口した溝部421Aが形成されている。サイドリテーナ4の開口44にインナーハウジング22を挿入すると、図4及び図5に示すように、この溝部421Aの幅方向Yの開口44側の開口からインナーハウジング22の前方側縁部222が挿入される。これにより、サイドリテーナ4の幅方向Yの移動をガイドすることができる。
【0024】
ランス422は、レール部421よりも後側に設けられ、インナーハウジング22の下面に設けた開口部223から端子収容室21内に挿入される。ランス422は、前後方向Xの後側の後端が下板42に固定され、前後方向Xの前側の先端が自由端となる片持ち梁状に形成されている。ランス422は、先端が上下方向Zに撓み、図4に示すように、端子3が正規位置にないときに端子3の切り起こし部311により下側に押されて撓んで端子3が正規位置に移動するのを許容する。また、ランス422は、端子3が正規位置にあるときに復元して先端が端子3の切り起こし部311に係止する。
【0025】
また、ランス422の上面には、端子3が正規位置にないときにサイドリテーナ4の幅方向Yへの移動に応じて端子3を正規位置まで押し出す突起部422Aが形成されている。突起部422Aは、図2に示すように、下板42の幅方向Y一端から他端に亘って幅方向Yに対して斜めに傾いて延在する。詳しく説明すると、突起部422Aは、開口44から離れるに従って前後方向X前側に近づくように、幅方向Yに対して傾斜している。これにより、サイドリテーナ4を幅方向Yに移動させると、ランス422の突起部422Aが端子3の溝部421Aの前側の側面を押して端子3を正規位置まで押し出す。なお、本実施形態では、突起部422Aの前後方向Xの幅W1は、溝部421Aの前後方向Xの幅W2(図3)よりも狭くなるように設けられている。
【0026】
次に、コネクタハウジング2にサイドリテーナ4を装着するときの動作について図4〜図6を参照して説明する。まず、コネクタハウジング2の端子収容室21に電線が接続された端子3を挿入する。続いて、サイドリテーナ4の開口44からインナーハウジング22を挿入する。このとき、図4に示すように、サイドリテーナ4のレール部421に設けた溝部421A内にインナーハウジング22の前方側縁部222が挿入され、ランス422が開口部223から端子収容室21内に挿入される。サイドリテーナ4内にさらにインナーハウジング22を挿入させると、ランス422が端子3に到達し、図6に示すように、端子3に設けた溝部312の幅方向Yのサイドリテーナ4側の開口からランス422の突起部422Aが挿入される。
【0027】
このとき、端子3が正規位置になければ、図4に示すように、切り起こし部311が、ランス422先端よりも後ろ側に位置している。結果、切り起こし部311によってランス422が押し下げられる。また、端子が正規位置になければ、図6(A)に示すように、溝部312の前側側面が突起部422Aの開口44から離れた側の端部よりも後ろ側に位置している。このため、インナーハウジング22をさらに挿入するようにサイドリテーナ4を幅方向Yに移動させると、溝部312の前側側面が突起部422Aに係止する。
【0028】
そして、図4及び図6(A)に示すように、サイドリテーナ4の幅方向Yへの移動に応じて、ランス422の突起部422Aが端子3の溝部312の前側側面を前側に押し、端子3を正規位置に向かって押し出す。サイドリテーナ4にインナーハウジング22をさらに挿入して、サイドリテーナ4に設けた係止部411によりインナーハウジング22が係止されると、図5及び図6(B)に示すように、ランス422に設けた突起部422Aにより端子3が正規位置まで押し出される。このとき、切り起こし部311がランス422先端よりも先端側に位置し、ランス422が復元してランス422先端と切り起こし部311が係止する。また、端子3が正規位置になるとランス422が復元するため、ランス422に設けた突起部422Aと、端子3の溝部312と、はさらに深く係止する。
【0029】
上述した実施形態によれば、サイドリテーナ4に設けたランス422には、端子3が前記正規位置にないときにサイドリテーナ4の幅方向Yへの移動に応じて端子3を正規位置まで押し出す突起部422Aが設けられ、端子3には、突起部422Aにより押し出される溝部312が設けられている。これにより、ランス422での通常の係止に加えて突起部422Aによっても係止できる。しかも、ランス422により付勢した状態で係止することもできるため、ランス422での保持力向上を図ることができる。
【0030】
また、上述した実施形態によれば、ランス422のガイド部が突起部422Aで構成され、端子3のガイド受け部が溝部312で構成されている。ランス422のガイド部及び端子3のガイド受け部の構成を簡素なものとすることができる。
(【0031】以降は省略されています)

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