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公開番号2020200891
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201217
出願番号2019108454
出願日20190611
発明の名称緩衝器
出願人日立オートモティブシステムズ株式会社
代理人特許業務法人 志賀国際特許事務所
主分類F16F 9/348 20060101AFI20201120BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】生産性の低下を抑制することが可能となる緩衝器を提供する。
【解決手段】通路172,174,182に設けられ、ピストン速度が低速の領域では閉弁し、ピストン速度が低速よりも大きい速度領域では開弁する第1減衰力発生機構41,42と、通路172,182に設けられ、ピストン速度が低速の領域から開弁する第2減衰力発生機構173,183と、を有し、第2減衰力発生機構173,183は、環状のバルブシート121,135と、バルブシート121,135に離接可能に配置される環状のディスクバルブ101と、を備え、ディスクバルブ101は、バルブシート121,135に離接可能に配置される外側環状部141と、ピストンロッド21に嵌合する内側環状部142と、外側環状部141と内側環状部142とを接続する支持部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体が封入されるシリンダと、
前記シリンダ内に摺動可能に設けられ、該シリンダ内を2室に区画するピストンと、
前記ピストンに連結されると共に前記シリンダの外部に延出されるピストンロッドと、
前記ピストンの移動により前記シリンダ内の上流側となる前記室から下流側となる前記室に作動流体が流れ出す通路と、
前記通路に設けられ、ピストン速度が低速の領域では閉弁し、ピストン速度が低速よりも大きい速度領域では開弁する第1減衰力発生機構と、
前記通路に設けられ、ピストン速度が低速の領域から開弁する第2減衰力発生機構と、
を有し、
前記第2減衰力発生機構は、
環状のバルブシートと、
前記バルブシートに離接可能に配置される環状のディスクバルブと、
を備え、
前記ディスクバルブは、
前記バルブシートに離接可能に配置される外側環状部と、
前記ピストンロッドに嵌合する内側環状部と、
前記外側環状部と前記内側環状部とを接続する支持部と、
を有することを特徴とする緩衝器。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記第1減衰力発生機構と前記第2減衰力発生機構とは、直列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
【請求項3】
前記第1減衰力発生機構と前記第2減衰力発生機構とは、並列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝器に関する。
続きを表示(約 5,600 文字)【背景技術】
【0002】
緩衝器には、同一行程で開弁するバルブを2つ有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5949789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
緩衝器において生産性の低下を抑制することが求められている。
【0005】
したがって、本発明は、生産性の低下を抑制することが可能となる緩衝器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、ピストンの移動によりシリンダ内の上流側となる室から下流側となる室に作動流体が流れ出す通路と、前記通路に設けられ、ピストン速度が低速の領域では閉弁し、ピストン速度が低速よりも大きい速度領域では開弁する第1減衰力発生機構と、前記通路に設けられ、ピストン速度が低速の領域から開弁する第2減衰力発生機構と、を有し、前記第2減衰力発生機構は、環状のバルブシートと、前記バルブシートに離接可能に配置される環状のディスクバルブと、を備え、前記ディスクバルブが、前記バルブシートに離接可能に配置される外側環状部と、前記ピストンロッドに嵌合する内側環状部と、前記外側環状部と前記内側環状部とを接続する支持部と、を有する、構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、生産性の低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る第1実施形態の緩衝器を示す断面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器の要部を示す部分断面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器のディスクバルブを示す平面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器のディスクバルブの変形例1を示す平面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器のディスクバルブの変形例2を示す平面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器のディスクバルブの変形例3を示す平面図である。
本発明に係る第1実施形態の緩衝器のディスクバルブの変形例4を示す平面図である。
本発明に係る第2実施形態の緩衝器の要部を示す部分断面図である。
本発明に係る第2実施形態の緩衝器のディスクバルブ周辺を示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、図1,図2,図8,図9における上側を「上」とし、図1,図2,図8,図9における下側を「下」として説明する。
【0010】
[第1実施形態]
第1実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0011】
第1実施形態の緩衝器1は、図1に示すように、いわゆる複筒型の油圧緩衝器であり、作動流体としての油液(図示略)が封入されるシリンダ2を備えている。シリンダ2は、円筒状の内筒3と、この内筒3よりも大径で内筒3を覆うように同心状に設けられた有底円筒状の外筒4とを有しており、内筒3と外筒4との間にリザーバ室6が形成されている。
【0012】
外筒4は、円筒状の胴部材11と、胴部材11の下部側に嵌合され溶接により固定されて胴部材11の下部を閉塞する底部材12とからなっている。底部材12には、軸方向の胴部材11とは反対の外側位置に取付アイ13が溶接により固定されている。
【0013】
緩衝器1は、シリンダ2の内筒3の内部に摺動可能に設けられるピストン18を備えている。このピストン18は、内筒3内に、一方のシリンダ内室である上室19と、他方のシリンダ内室である下室20との2つの室を画成している。言い換えれば、ピストン18は、シリンダ2内に摺動可能に設けられてシリンダ2内を一側の上室19と他側の下室20とに区画している。内筒3内の上室19および下室20内には作動流体としての油液が封入され、内筒3と外筒4との間のリザーバ室6内には作動流体としての油液とガスとが封入されている。
【0014】
緩衝器1は、棒状のピストンロッド21を備えている。ピストンロッド21は、軸方向の一端側部分がシリンダ2の内筒3の内部に配置されてピストン18に連結固定されると共に他端側部分がシリンダ2の外部に延出されている。ピストンロッド21は、上室19内を貫通しており、下室20は貫通していない。よって、上室19は、ピストンロッド21が貫通するロッド側室であり、下室20はシリンダ2の底側のボトム側室である。
【0015】
ピストン18およびピストンロッド21は一体に移動する。ピストンロッド21がシリンダ2からの突出量を増やす緩衝器1の伸び行程において、ピストン18は上室19側へ移動することになり、ピストンロッド21がシリンダ2からの突出量を減らす緩衝器1の縮み行程において、ピストン18は下室20側へ移動することになる。
【0016】
内筒3および外筒4の上端開口側には、ロッドガイド22が嵌合されており、外筒4にはロッドガイド22よりもシリンダ2の外部側である上側にシール部材23が嵌合されている。ロッドガイド22およびシール部材23は、いずれも円環状をなしており、ピストンロッド21は、これらロッドガイド22およびシール部材23のそれぞれの内側に摺動可能に挿通されてシリンダ2の内部から外部に延出されている。
【0017】
ロッドガイド22は、ピストンロッド21を、その径方向移動を規制しつつ軸方向移動可能に支持して、このピストンロッド21の移動を案内する。シール部材23は、その外周部で外筒4に密着し、その内周部で、軸方向に移動するピストンロッド21の外周部に摺接する。これにより、シール部材23は、内筒3内の油液と、外筒4内のリザーバ室6の高圧ガスおよび油液とが外部に漏洩するのを防止する。
【0018】
ロッドガイド22は、その外周部が、下部よりも上部が大径となる段差状をなしており、小径の下部において内筒3の上端の内周部に嵌合し、大径の上部において外筒4の上部の内周部に嵌合している。外筒4の底部材12上には、下室20とリザーバ室6とを画成するベースバルブ25が設置されており、このベースバルブ25に内筒3の下端の内周部が嵌合されている。外筒4の上端部は、径方向内方に加締められて係止部26となっており、この係止部26とロッドガイド22とがシール部材23を挟持している。
【0019】
ピストンロッド21は、主軸部27と、主軸部27よりも小径の取付軸部28と、取付軸部28の主軸部27とは反対側のネジ軸部31とを有している。ピストンロッド21は、主軸部27が、ロッドガイド22およびシール部材23に摺動可能に嵌合され、取付軸部28およびネジ軸部31がシリンダ2内に配置されてピストン18等に連結されている。主軸部27の取付軸部28側の端部は、軸直交方向に広がる軸段部29となっている。取付軸部28は、外周面が円筒面となっている。ネジ軸部31は、ピストンロッド21におけるシリンダ2内側の先端位置に設けられており、外周部にオネジ32が形成されている。
【0020】
緩衝器1は、例えばピストンロッド21のシリンダ2からの突出部分が上部に配置されて車体により支持され、シリンダ2側の取付アイ13が下部に配置されて車輪側に連結される。これとは逆に、シリンダ2側が車体により支持され、ピストンロッド21が車輪側に連結されるようにしても良い。
【0021】
図2に示すように、ピストン18は、ピストンロッド21に連結される金属製の第1ピストン体33と、ピストンロッド21に連結される金属製の第2ピストン体34と、第1ピストン体33の外周面に一体に装着されて内筒3内を摺動する円環状の合成樹脂製の摺動部材35とによって構成されている。
【0022】
第1ピストン体33の本体部36には、軸方向に貫通する複数の通路穴37と、軸方向に貫通する複数(図1,図2では断面とした関係上一カ所のみ図示)の通路穴39とが形成されている。
【0023】
複数の通路穴37は、第1ピストン体33の軸方向に沿って直線状に延びる形状であり、第1ピストン体33の円周方向に等ピッチで形成されている。第1ピストン体33には、軸方向の上室19とは反対側に、複数の通路穴37を連通させる円環状の環状溝40が形成されている。環状溝40の上室19とは反対側には、環状溝40内および複数の通路穴37内の通路を開閉して減衰力を発生する第1減衰力発生機構41が設けられている。
【0024】
第1減衰力発生機構41が上室19とは反対側に配置されることで、複数の通路穴37内および環状溝40内の通路は、ピストン18の上室19側への移動、つまり伸び行程において上流側となる上室19から下流側となる下室20に向けて油液が流れ出す伸び側の通路となる。これら複数の通路穴37内および環状溝40内の通路に対して設けられた第1減衰力発生機構41は、伸び側の複数の通路穴37内および環状溝40内の通路から下室20への油液の流動を抑制して減衰力を発生する伸び側の減衰力発生機構となっている。
【0025】
複数の通路穴39は、第1ピストン体33の軸方向に沿って直線状に延びる形状であって、第1ピストン体33の円周方向に所定のピッチで形成されている。すべての通路穴39は、すべての通路穴37よりも第1ピストン体33の径方向における外側に形成されている。複数の通路穴39の上室19側には、複数の通路穴39内の通路を開閉して減衰力を発生する第1減衰力発生機構42が設けられている。
【0026】
第1減衰力発生機構42が上室19側に配置されることで、複数の通路穴39内の通路は、ピストン18の下室20側への移動、つまり縮み行程において上流側となる下室20から下流側となる上室19に向けて油液が流れ出す縮み側の通路となる。これら複数の通路穴39内の通路に対して設けられた第1減衰力発生機構42は、縮み側の複数の通路穴39内の通路から上室19への油液の流動を抑制して減衰力を発生する縮み側の減衰力発生機構となっている。
【0027】
第1ピストン体33は、略円板形状をなしており、その径方向の中央には、ピストンロッド21の取付軸部28およびネジ軸部31が挿入される挿入穴44が軸方向に貫通して形成されている。挿入穴44は、ストレート形状であり、ピストンロッド21の取付軸部28を嵌合させている。これにより、第1ピストン体33はピストンロッド21に対し径方向に位置決めされる。
【0028】
第1ピストン体33の軸方向の上室19とは反対側の部分には、環状溝40の上室19とは反対側の開口よりも、第1ピストン体33の径方向における内側に環状の内側シート部46が形成されている。第1ピストン体33の軸方向の上室19とは反対側の部分には、環状溝40の上室19とは反対側の開口よりも、第1ピストン体33の径方向における外側に第1減衰力発生機構41の一部を構成する円環状のバルブシート部47が形成されている。内側シート部46およびバルブシート部47は、本体部36よりも軸方向の上室19とは反対側に突出している。内側シート部46およびバルブシート部47の間が環状溝40となっている。バルブシート部47には、これを径方向に貫通する通路溝48が形成されている。
【0029】
第1ピストン体33の軸方向の上室19側の端部には、複数の通路穴37の上室19側の開口よりも第1ピストン体33の径方向における内側に環状の内側シート部49が形成されている。また、第1ピストン体33の軸方向の上室19側の端部には、複数の通路穴39の一つまたは複数の上室19側の開口を囲むように、環状で異形のバルブシート部50が形成されている。内側シート部49およびバルブシート部50は、本体部36よりも軸方向の上室19側に突出している。バルブシート部50は、第1ピストン体33の周方向に間隔をあけて複数形成されている。複数の通路穴37は、バルブシート部50間の隙間を介して上室19に常時連通している。
【0030】
縮み側の第1減衰力発生機構42は、第1ピストン体33のバルブシート部50を含んでおり、軸方向の第1ピストン体33側から順に、同一内径および同一外径の複数枚(具体的には四枚)のディスク63と、同一内径および同一外径の複数枚(具体的には二枚)のディスク64とを有している。ディスク64のディスク63とは反対側には、ディスク64側から順に、一枚のディスク65と、一枚のディスク66と、一枚の環状部材67とが設けられている。環状部材67が、ピストンロッド21の軸段部29に当接している。ディスク63〜66および環状部材67は、いずれも金属製であり、いずれも内側にピストンロッド21の取付軸部28を嵌合可能な一定厚さ且つ径方向幅一定の有孔円形平板状をなしている。
(【0031】以降は省略されています)

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