TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2020199453
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201217
出願番号2019107937
出願日20190610
発明の名称汚泥掻寄機
出願人株式会社日立製作所
代理人特許業務法人筒井国際特許事務所
主分類B01D 21/18 20060101AFI20201120BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】汚泥掻寄機で発生する異常を、池の水を排水することなく沈殿池上から容易に確認する。
【解決手段】汚泥掻寄機1は、沈殿池40に設置された駆動装置5の駆動力によって沈殿池内を循環する無端チェーン2と、無端チェーン2にそれぞれ設けられ、沈殿池内を循環する複数のフライト3と、複数のフライト3のそれぞれの移動を案内するレールと、上記レールと擦ると摺動音を発生する摺動部材と、を有する。さらに、沈殿池40から外部に露出する露出部20fを備え、露出部20fに上記摺動音を伝播する摺動音伝播部材20と、露出部20fに設けられた摺動音検知部と、を有し、上記摺動音は、摺動音伝播部材20を介して上記摺動音検知部によって検知される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
沈殿池に設置された駆動装置の駆動力によって沈殿池内を循環する無端チェーンと、
前記無端チェーンにそれぞれ設けられ、前記沈殿池内を循環する複数の掻寄板と、
前記複数の掻寄板のそれぞれの移動を案内するレールと、
前記レールと擦ると摺動音を発生する摺動部材と、
前記沈殿池から外部に露出する露出部を備え、前記露出部に前記摺動音を伝播する摺動音伝播部材と、
前記露出部に設けられた摺動音検知部と、
を有し、
前記摺動音は、前記摺動音伝播部材を介して前記摺動音検知部によって検知される、汚泥掻寄機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の汚泥掻寄機において、
前記複数の掻寄板のそれぞれに設けられ、前記レールと摺動するシューと、
前記シューに設けられ、前記シューが所定量摩耗すると前記レールと擦って前記摺動音を発生する第1摺動部材と、
を有する、汚泥掻寄機。
【請求項3】
請求項1に記載の汚泥掻寄機において、
前記複数の掻寄板のそれぞれに設けられ、前記掻寄板が前記レールに対して所定量斜行すると前記レールと擦って前記摺動音を発生する第2摺動部材を有する、汚泥掻寄機。
【請求項4】
請求項1に記載の汚泥掻寄機において、
前記摺動部材は、金属によって形成されている、汚泥掻寄機。
【請求項5】
請求項2に記載の汚泥掻寄機において、
前記第1摺動部材は、1つの前記シューに複数設けられており、
前記複数の第1摺動部材は、それぞれの摺動面の前記レールの上面からの高さが互いに異なるように設けられている、汚泥掻寄機。
【請求項6】
請求項2に記載の汚泥掻寄機において、
前記第1摺動部材は、1つの前記シューに複数設けられており、
前記複数の第1摺動部材は、それぞれの摺動面の面積が互いに異なっている、汚泥掻寄機。
【請求項7】
請求項2に記載の汚泥掻寄機において、
前記第1摺動部材は、1つの前記シューに複数設けられており、
前記複数の第1摺動部材は、それぞれの材質が互いに異なっている、汚泥掻寄機。
【請求項8】
請求項3に記載の汚泥掻寄機において、
前記レールの側面に、前記掻寄板が前記レールに対して所定量斜行すると前記第2摺動部材と擦る複数の突出部が、それぞれ間隔をあけて設けられている、汚泥掻寄機。
【請求項9】
請求項1に記載の汚泥掻寄機において、
前記摺動部材として、前記複数の掻寄板のそれぞれに設けられたシューが所定量摩耗すると前記レールと擦って前記摺動音を発生する第1摺動部材と、前記掻寄板が前記レールに対して所定量斜行すると前記レールと擦って前記摺動音を発生する第2摺動部材と、を有し、
前記第1摺動部材および前記第2摺動部材のそれぞれの摺動面は、互いに異なる形状である、汚泥掻寄機。
【請求項10】
請求項9に記載の汚泥掻寄機において、
前記第1摺動部材または前記第2摺動部材のうちの何れか一方の前記摺動面に、凹凸が形成されている、汚泥掻寄機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、汚泥掻寄機に関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開平11−5005号公報(特許文献1)がある。この公報には、「掻寄機の運転を停止することなくシューの摩耗による寿命が目視により確認することができ、適宜に摩耗シューの交換を行うことができるため、シューが設計通りの寿命を維持できない場合でも、手当てが遅れてフライトを損傷するという恐れもない構造」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11−5005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には、シューが摩耗した時に目視可能となる目印を設ける汚泥掻寄機について記載されている。しかしながら、上記特許文献1に開示された汚泥掻寄機では、沈殿池上において目視によりシューの摩耗の度合いを確認するため、沈殿池に覆蓋がある場合、覆蓋を開ける手間が掛かり、すぐにシューを見ることができないため、シューの摩耗確認が容易ではなかった。さらに、シューが沈殿池上に一部のみしか露出していない場合、あるいは池内の水が汚れている場合にも、シューの摩耗確認が容易ではなかった。
【0005】
また、汚泥掻寄機では、樹脂製の無端チェーンは伸び易く、スプロケットホイールとの噛み合い不良である歯飛びによるフライトの斜行が発生する場合がある。フライトの斜行確認は、池上からの目視で確認できるものであるが、上記シューの摩耗確認と同様に、沈殿池に覆蓋がある場合、覆蓋を開ける手間が掛かり、フライトの斜行確認が容易ではなかった。
【0006】
すなわち、シューの摩耗やフライトの斜行などの汚泥掻寄機で発生する異常を池の水を排水せずに確認することは容易ではなかった。
【0007】
本発明の目的は、汚泥掻寄機で発生する異常を、池の水を排水することなく沈殿池上から容易に確認することができる技術を提供することにある。
【0008】
本発明の前記の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0010】
代表的な一形態である汚泥掻寄機は、沈殿池に設置された駆動装置の駆動力によって沈殿池内を循環する無端チェーンと、上記無端チェーンにそれぞれ設けられ、上記沈殿池内を循環する複数の掻寄板と、上記複数の掻寄板のそれぞれの移動を案内するレールと、上記レールと擦ると摺動音を発生する摺動部材と、を有する。さらに、上記沈殿池から外部に露出する露出部を備え、前記露出部に前記摺動音を伝播する摺動音伝播部材と、上記露出部に設けられた摺動音検知部と、を有し、上記摺動音は、上記摺動音伝播部材を介して上記摺動音検知部によって検知される。
【発明の効果】
【0011】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0012】
汚泥掻寄機で発生する異常を、池の水を排水することなく沈殿池上から容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施の形態の汚泥掻寄機の断面図である。
図1に示す汚泥掻寄機における矢視Aの断面図である。
図1に示す汚泥掻寄機におけるフライトとフライトに設けられたシューの構造を示す正面図である。
図1に示す汚泥掻寄機における摺動音発生部材の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
図1に示す汚泥掻寄機のシュー摩耗後の摺動音発生部材とガイドレールの摺動状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の矢視Dの側面図である。
図1に示す汚泥掻寄機の運転時のフライト列を示す平面図であり、(a)は正常運転、(b)は斜行運転である。
図1に示す汚泥掻寄機におけるフライト斜行発生時及びフライト正常運転時の摺動音発生部材の摺動状態を示す図であり、(a)はフライト斜行時の正面図、(b)はフライト斜行時の平面図、(c)はフライト正常運転時の平面図、(d)はフライト正常運転時の別形態の平面図である。
図1に示す汚泥掻寄機のシューに複数の摺動音発生部材が設けられた変形例の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のE矢視の側面図である。
図8(a)の矢視F(池底)側から見た斜視図である。
図1に示す汚泥掻寄機における変形例の摺動音発生部材の摺動面の表面形状を示す図であり、(a)、(c)、(e)は摺動面を示す裏面図、(b)、(d)、(f)は摺動音発生部材の側面図である。
図1に示す汚泥掻寄機における変形例の摺動音発生部材の構造を示す側面図であり、(a)はシューの摩耗が無しの状態、(b)はシューが摩耗した状態である。
図1に示す汚泥掻寄機の図11の構造とは別の変形例の構造を示す側面図であり、(a)はシューの摩耗が無しの状態、(b)はシューが摩耗した状態である。
図1に示す汚泥掻寄機における摺動音伝播部材と摺動音検知部の構造を示す側面図である。
図1に示す汚泥掻寄機における変形例の摺動音伝播部材と摺動音検知部の構造を示す側面図である。
本発明の実施の形態の沈砂掻揚機の構造を示す断面図である。
図15に示す沈砂掻揚機のバケットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
本発明の実施の形態の沈砂搬出機の構造を示す側面図である。
図17に示す沈砂搬出機におけるフライトおよびシューの構造を示す図であり、(a)はフライトの正面図、(b)はシューの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態の汚泥掻寄機の断面図、図2は図1に示す汚泥掻寄機における矢視Aの断面図である。
【0016】
図1に示すように、本実施の形態の汚泥掻寄機1は、所定の間隔で無端チェーン2に取付けられた複数のフライト(掻寄板)3を備えている。フライト3は、図1の紙面に垂直な方向を長手方向とする板状の部材であり、沈殿池40の水底に存在する沈殿物や、水中または水面に存在する浮遊物を掻き寄せるものである。
【0017】
無端チェーン2は平行して2本以上設けられ、フライト3の一部に無端チェーン2が取付けられている。また、フライト3にはシュー6と呼ばれるフライト3をレールに対して滑らせる部材が設けられている。そして、フライト3に具備されたシュー6を池底レール7およびガイドレール8等のレール上に配置させ、これにより、フライト3は、池底レール7およびガイドレール8によってシュー6を介して支持されている。
【0018】
つまり、図1に示す汚泥掻寄機1は、その主要構成として、沈殿池40の水上部に設置された駆動装置5の駆動力によって沈殿池40内を循環する無端チェーン2と、無端チェーン2にそれぞれ設けられ、かつ沈殿池40内を循環する複数のフライト3と、複数のフライト3のそれぞれの移動を案内する池底レール7やガイドレール8等のレールと、を備えている。
【0019】
さらに、汚泥掻寄機1は、複数のフライト3のそれぞれに設けられ、池底レール7やガイドレール8等のレールと摺動するシュー6と、上記レールと擦ると摺動音を発生する摺動部材(後述する図8に示す摺動音発生部材21)と、を備えている。
【0020】
なお、シュー6は、例えば、樹脂によって形成されているが、樹脂以外の金属によって形成されていてもよい。
【0021】
ここで、図1に示す汚泥掻寄機1では、沈殿池40は、向かって左側が水流の上流側、向かって右側が下流側である、そして、駆動軸スプロケットホイール5aが、駆動軸5a1に設けられ、駆動装置5により回転力が伝達される。駆動軸スプロケットホイール4aは、駆動軸4a1に設けられている。駆動軸スプロケットホイール4aの下流側に配置された中間軸4c1に中間軸スプロケットホイール4cが設けられている。駆動軸スプロケットホイール4aの池底40a部にはヘッド軸スプロケットホイール4bが設けられている。ヘッド軸スプロケットホイール4bの下流側には、テール軸スプロケットホイール4dが、池底40a付近に配置されたテール軸4d1に設けられている。テール軸スプロケットホイール4dは、ヘッド軸スプロケットホイール4bと同様に沈殿池40の底面付近に設けられている。
【0022】
また、汚泥掻寄機1は、テール軸4d1を沈殿池40の下流側へ水平移動(スライド移動)可能とする構造を備えている。なお、駆動軸4a1、ヘッド軸4b1、中間軸4c1及びテール軸4d1は、沈殿池40の側壁により端部が支持されている。
【0023】
複数のフライト3が所定間隔で取り付けられた2本の無端チェーン2は、これら、駆動軸スプロケットホイール4a並びに従動スプロケットホイール(ヘッド軸スプロケットホイール4b、中間軸スプロケットホイール4cおよびテール軸スプロケットホイール4d)に張架され、駆動装置5により循環駆動される。
【0024】
また、矢印F1の方向(下流側から上流側へ向かう方向であり、往路側無端チェーン進行方向)に沿って無端チェーン2が移動する際、無端チェーン2に取り付けられたフライト3により、池底40aに沈殿する汚泥は汚泥ピット40c側に掻き寄せられる。また、沈殿池40の水面41の位置付近で矢印F2の方向(上流から下流に向かう方向であり、復路側無端チェーン進行方向)に無端チェーン2が移動する際、無端チェーン2に取り付けられたフライト3により水面41に浮上する浮遊物は浮遊物回収装置30側に掻き寄せられて排出される。
【0025】
また、浮遊物回収装置30の下方には、フライト3を保護する保護レール9が設けられている。保護レール9が設けられたことで、フライト3と、浮遊物回収装置30や越流トラフ31などの障害物との干渉を避けることができる。
【0026】
本実施の形態の汚泥掻寄機1は、図1、図2に示すように、摺動部材として、シュー6に設けられ、シュー6が所定量摩耗するとレール(池底レール7やガイドレール8)と擦る第1摺動部材と、複数のフライト3のそれぞれに設けられ、フライト3がレール(池底レール7やガイドレール8)に対して所定量斜行すると上記レールと擦る第2摺動部材と、を有している。さらに、一端がレール(池底レール7やガイドレール8)に接合し、他端が沈殿池40から外部に露出する露出部20fを備えた摺動音伝播部材20と、摺動音伝播部材20の露出部20fに設けられた摺動音検知部20dと、を有している。そして、本実施の形態の汚泥掻寄機1では、上記第1摺動部材または上記第2摺動部材のうちの少なくとも何れか一方から発される摺動音は、摺動音伝播部材20を介して摺動音検知部20dによって検知される。
【0027】
図2に示すように、摺動音伝播部材20は、フライト3および越流トラフ31との干渉を避けるため、屈曲部20eを備えている。摺動音伝播部材20は、簡素な構造かつ容易に任意の形状に加工できる材料、例えば角パイプなどの汎用品を使用することにより、摺動音検知部20dを、音検知が実施し易い場所に、容易に配置することができる。摺動音伝播部材20は、例えば、アルミニウム等の金属材からなる。
【0028】
図1、図2に示すように、往路側の池底レール7は、池底40aに敷設されている。復路側のガイドレール8は、池壁に設置したレールブラケット10によって支持されている。具体的には、図1に示すように、上流側復路ガイドレール8aは、上流側レールブラケット10aによって支持され、一方、下流側復路ガイドレール8bは、下流側レールブラケット10bによって支持されている。
【0029】
また、フライト3は、沈殿池40の幅方向(図2の左右方向)に延びる長尺状の部材である。フライト3は、往路側(池底40a側)では、無端チェーン2との接合箇所が上方側に位置し、その反対側(無端チェーン2と接合していない側)が下方側(池底40a側)に位置する。一方、復路側では、無端チェーン2との接合箇所が下方側に位置し、その反対側(無端チェーン2と接合していない側)が上方側に位置する。すなわち、フライト3は、往路と復路とでは、上下の位置関係が反対(逆)となる。
【0030】
図3は図1に示す汚泥掻寄機におけるフライトとフライトに設けられたシューの構造を示す正面図である。
(【0031】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社日立製作所
移動体
株式会社日立製作所
飛翔体
株式会社日立製作所
除塵機
株式会社日立製作所
軌条車両
株式会社日立製作所
検査装置
株式会社日立製作所
開閉装置
株式会社日立製作所
増幅回路
株式会社日立製作所
開閉装置
株式会社日立製作所
電源装置
株式会社日立製作所
撮像装置
株式会社日立製作所
鉄道車両
株式会社日立製作所
軌条車両
株式会社日立製作所
二次電池
株式会社日立製作所
編成車両
株式会社日立製作所
保安装置
株式会社日立製作所
軌条車両
株式会社日立製作所
制御装置
株式会社日立製作所
電気機器
株式会社日立製作所
鉄道車両
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
直動電動機
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
光計測装置
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
汚泥掻寄機
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
ガス遮断器
株式会社日立製作所
位相調整器
株式会社日立製作所
X線撮像装置
株式会社日立製作所
半導体チップ
株式会社日立製作所
エレベーター
株式会社日立製作所
細胞製造装置
株式会社日立製作所
映像生成装置
株式会社日立製作所
静止誘導電器
続きを見る