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公開番号2020198781
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201210
出願番号2020152085
出願日20200910
発明の名称配線構造
出願人日立金属株式会社
代理人
主分類H02K 3/50 20060101AFI20201113BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数本の電線を一体に固定する第1固定部材をモールド成形により形成しながら、小型化を図ることが可能な配線構造を提供する。
【解決手段】第1ホルダと第2ホルダとを連結し、2本の電線の間に配置されている連結部を有する配線構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2本の電線と、
前記2本の電線の間に形成された第1介在部を有する第1ホルダと、
前記第1ホルダと離間して設けられ、前記2本の電線の間に形成された第2介在部を有する第2ホルダと、
前記第1ホルダと前記第2ホルダとを連結し、前記2本の電線の間に配置されている連結部と、
を有する配線構造。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記連結部は、前記第1ホルダから前記第2ホルダまで延出される前記2本の電線に沿って形成されている
請求項1に記載の配線構造。
【請求項3】
前記第1ホルダ、前記第2ホルダ、及び前記連結部は、一体部品である
請求項1または2に記載の配線構造。
【請求項4】
前記連結部の幅は、前記電線の外径以下である
請求項1乃至3の何れか1項に記載の配線構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電線を備えた配線構造に関する。
続きを表示(約 6,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電線を備えた配電部材が、接続対象間を電気的に接続するために用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の配電部材は、3本の電線(動力線)を備え、接続対象である三相モータと端子台とを接続する。3本の電線のそれぞれの一端部には端子が圧着され、この端子が端子台に接続される。3本の電線のそれぞれの他端部は、三相モータの溶接部に溶接によって接続される。
【0004】
また、特許文献1には、3本の電線が固定部材によって相互に連結されたものが第2実施形態として記載されている。この固定部材は、3本の電線のそれぞれの一部を挿通させる棒状である。3本の電線は、この固定部材によって一体化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011−259654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
配電部材の電流容量や接続対象の構成によっては、対をなす2本の電線を平行に配置した電線対を複数備えて配電部材が構成されることがある。このような複数の電線対を連結部によって一体に連結する場合、この連結部をモールド成形によって形成することが考えられる。
【0007】
しかし、このような連結部をモールド成形する場合、金型に注入されたモールド樹脂が対をなす2本の電線の間から漏れ出すことを防ぐため、各電線対を一対のスライド型によって挟持し、2本の電線の間の隙間を塞ぐ必要がある。
【0008】
図12は、上記のように連結部をモールド成形する場合のスライド型の構成例を示す説明図である。図12では、第1乃至第3の電線対91〜93を、一対のスライド型94,95によって挟持する場合の構成例を示し、(a)は第1乃至第3の電線対91〜93が一対のスライド型94,95によって挟持された状態を、(b)は第1乃至第3の電線対91〜93が解放された状態を、それぞれ示している。第1の電線対91は2つの電線911,912からなり、第2の電線対92は2つの電線921,922からなり、第3の電線対93は2つの電線931,932からなる。
【0009】
この場合、第1の電線対91と第2の電線対92との間、及び第2の電線対92と第3の電線対93との間には、スライド型94,95が移動できるだけのスペースを確保しなければならず、このことが配電部材の小型化を図る上での妨げとなっていた。
【0010】
そこで、本発明は、複数本の電線を一体に固定する第1固定部材をモールド成形により形成しながら、小型化を図ることが可能な配線構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、一対の電線からなる複数の電線対と、前記複数の電線対を一体に固定する第1固定部材と、前記複数の電線対のうち少なくとも1つの電線対の電線を一体に固定し、前記第1固定部材と離間して設けられた第2固定部材と、を備え、前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記電線を保持するホルダと、前記ホルダに保持された部分の前記電線対を覆うように成形されたモールド樹脂からなる樹脂モールド部と、を有し、前記ホルダは、保持している前記電線の間にそれぞれ介在する1つ以上の介在部を有し、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記ホルダと一体に設けられ、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記ホルダ同士を連結する連結部を備えた、配電部材を提供する。
【0012】
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、一対の電線からなる複数の電線対と、前記複数の電線対を一体に固定する第1固定部材と、前記複数の電線対のうち少なくとも1つの電線対の前記電線を一体に固定し、前記第1固定部材と離間して設けられた第2固定部材と、を備えた配電部材の製造方法であって、前記電線を保持すると共に、保持している前記電線の間にそれぞれ介在する1つ以上の介在部を有する前記第1固定部材及び前記第2固定部材のホルダと、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記ホルダと一体に設けられ、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記ホルダ同士を連結する連結部と、を有するホルダユニットを準備する準備工程と、前記ホルダユニットを前記複数の介在部が前記電線の間に介在するように金型に配置する配置工程と、前記金型に溶融したモールド樹脂を注入して前記ホルダに保持された部分の前記電線対を覆うように樹脂モールド部を成形して前記第1固定部材及び第2固定部材を構成する成形工程と、を備えた、配電部材の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数本の電線を一体に固定する第1固定部材をモールド成形により形成しながら、小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の実施の形態に係る配電部材を示す斜視図である。
図1の配電部材の平面図である。
複数対の電線を示す斜視図である。
(a)は、連結部及びその周辺部を拡大して示す拡大図である。(b)は、樹脂モールド部を成形する前の電線の一部がホルダに保持された状態を示す状態図である。(c)は、ホルダを示す斜視図である。
第1固定部のホルダの三面図である。
(a)は、図5のA−A線断面図である。(b)は、図4(a)のB−B線断面図である。
(a)は第1サブホルダの斜視図であり、(b)は第2サブホルダの斜視図である。
ホルダユニットの平面図である。
(a)は、下型に配置されたホルダ及び電線の一部を示す平面図である。(b)は、上型と下型との間に配置されたホルダ及び電線の一部を(a)のC−C線断面で示す断面図である。(c)は、上型と下型との間に配置されたホルダ及び電線の一部を(a)のD−D線断面で示す断面図である。
(a),(b)は、ホルダユニットの一変形例を示す平面図である。
本発明の一変形例に係る配電部材を示す図であり、(a)は側面図、(b)はそのG−G線断面で示す断面図である。
連結部をモールド成形する場合のスライド型の構成例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0016】
(配電部材の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る配電部材を示す斜視図であり、図2はその平面図である。この配電部材1は、一対の電線111,112,121,122,131,132からなる電線対11〜13を複数備えると共に、複数の電線対11〜13を一体に固定する第1固定部材2と、複数の電線対11〜13のうち少なくとも1つの電線対の電線を一体に固定し、第1固定部材2と離間して設けられた第2固定部材5と、を備えている。本実施の形態では、電線111,112,121,122,131,132が、導線の周囲にエナメル被膜が形成された断面円形状のエナメル線である。
【0017】
図3は、それぞれが対をなす電線111,112、電線121,122、及び電線131,132を示す斜視図である。電線111,112は第1電線対11を構成する。電線121,121は第2電線対12を構成する。また、電線131,132は第3電線対13を構成する。
【0018】
電線111,112,121,122,131,132は、それぞれが接続対象に接続される接続部を両端部に有している。第1電線対11の2本の電線111,112のそれぞれの一端部111a,112aは、例えば三相モータのU相巻線に接続される。第2電線対12の2本の電線121,122のそれぞれの一端部121a,122aは、例えば三相モータのV相巻線に接続される。第3電線対13の2本の電線131,132のそれぞれの一端部131a,132aは、例えば三相モータのW相巻線に接続される。また、第1電線対11の2本の電線111,112のそれぞれの他端部111b,112b、第2電線対12の2本の電線121,122のそれぞれの他端部121b,122b、及び第3電線対13の2本の電線131,132のそれぞれの他端部131b,132bには、例えば端子台に固定される接続端子が圧着される。
【0019】
(第1固定部材2の説明)
電線111,112,121,122,131,132は、第1固定部材2を挿通している。本実施の形態では、第1固定部材2を挿通する部分の電線111,112,121,122,131,132が互いに平行である。第1固定部材2は、図1に示すように略直方体状であり、電線111,112,121,122,131,132の軸方向(延出方向)から見た形状が長方形状である。
【0020】
この長方形状の長辺方向をX方向とし、短辺方向をY方向とすると、第1電線対11の2本の電線111,112、第2電線対12の2本の電線121,122、及び第3電線対13の2本の電線131,132は、それぞれY方向に並んでいる。第1電線対11の一方の電線111の一部、第2電線対12の一方の電線121の一部、及び第3電線対13の一方の電線131の一部は、X方向に並んでいる。また、第1電線対11の他方の電線112の一部、第2電線対12の他方の電線122の一部、及び第3電線対13の他方の電線132の一部も、X方向に並んでいる。すなわち、第1電線対11の一部、第2電線対12の一部、及び第3電線対13の一部は、2本の電線(電線111及び電線112、電線121及び122、及び電線131及び電線132)の並び方向に交差する方向(本実施の形態においては、直交する方向)に並んでいる。この場合、電線111,112,121,122,131,132の軸方向は、X方向及びY方向に直交するZ方向となる。本実施の形態では、第1固定部材2は、第1電線対11の一部、第2電線対12の一部、及び第3電線対13の一部を連結している。
【0021】
図4(a)は、第1固定部材2及びその周辺部を拡大して示す拡大図である。第1固定部材2は、複数の電線対11〜13を一体に固定するものであり、電線111,112,121,122,131,132の他端部111b,112b,121b,122b,131b,132bの近傍(つまり端子台側の端部近傍)に設けられている。すなわち、第1固定部材2から端子台側の他端部111b,112b,121b,122b,131b,132bまでの電線111,112,121,122,131,132の長さよりも、第1固定部材2から巻線側の一端部111a,112a,121a,122a,131a,132aまでの電線111,112,121,122,131,132の長さの方が長い。
【0022】
第1固定部材2は、電線を保持するホルダ3と、ホルダ3に保持された部分の電線対11〜13を一括して覆うように成形されたモールド樹脂からなる樹脂モールド部4と、を有している。
【0023】
図4(b)は、樹脂モールド部4を成形する前の、電線111,112,121,122,131,132の一部がホルダ3に保持された状態を示す状態図である。図4(c)は、ホルダ3を示す斜視図である。図5は、ホルダ3の三面図である。図6(a)は、図5のA−A線断面図であり、図6(b)は、図4(a)のB−B線断面図である。図5では、樹脂モールド部4が形成される部分の輪郭を仮想線(二点鎖線)で示している。
【0024】
ホルダ3は、例えば射出成型によって形成された樹脂からなる樹脂部材である。ホルダ3は、Z方向に並ぶ一対の板部31,32と、これら一対の板部31,32の間に設けられた複数(本実施の形態では3つ)の介在部33〜35とを一体に有している。複数の介在部33〜35は、Z方向に延びる棒状である。一対の板部31,32は、樹脂モールド部4に覆われる部分の電線111,112,121,122,131,132の軸方向に沿って複数の介在部33〜35を挟む位置に設けられている。また、一対の板部31,32はそれぞれ、電線111,112,121,122,131,132の軸方向と交差する方向(X方向)に沿って形成された1枚の板状体からなる。
【0025】
以下の説明では、一対の板部31,32のうち、電線111,112,121,122,131,132の一端部111a,112a,121a,122a,131a,132a側の板部31を第1板部31とし、他端部111b,112b,121b,122b,131b,132b側の板部32を第2板部32とする。また、複数の介在部33〜35のうち、第1電線対11に対応する介在部33を第1介在部33とし、第2電線対12に対応する介在部34を第2介在部34とし、第3電線対13に対応する介在部35を第3介在部35とする。
【0026】
第1介在部33は、第1電線対11の2本の電線111,112の間に介在している。第2介在部34は、第2電線対12の2本の電線121,122の間に介在している。第3介在部35は、第3電線対13の2本の電線131,132の間に介在している。第1乃至第3介在部33〜35は、その長手方向(Z方向)の全体が樹脂モールド部4に覆われる。つまり、第1乃至第3介在部33〜35は、第1固定部材2における樹脂モールド部4に覆われる部分の全体にわたって設けられている。第1板部31及び第2板部32は、樹脂モールド部4の外部に位置する。
【0027】
第1介在部33の電線111,112との対向面33a,33b、第2介在部34の電線121,122との対向面34a,34b、及び第3介在部35の電線131,132との対向面35a,35bは、それぞれ電線111,112,121,122,131,132の外径に対応する曲率を有する曲面である。換言すれば、第1乃至第3介在部33〜35には、電線111,112,121,122,131,132の一部を収容する断面円弧状の底面(対向面33a,33b,34a,34b,35a,35b)を有する溝がZ方向に沿って形成されている。
【0028】
電線111,112,121,122,131,132の外径を2Rとし、第1乃至第3介在部33〜35の対向面33a,33b,34a,34b,35a,35bの曲率半径をrとすると、これらの比r/Rは、0.9≦r/R≦1.1を満たすことが望ましい。
【0029】
また、ホルダ3には、第1乃至第3介在部33〜35の間に、対をなす電線(電線111と電線112、電線121と電線122、及び電線131と電線133)の並び方向(Y方向)の貫通孔301,302が形成されている。貫通孔301は、第1介在部33と第2介在部34との間に形成され、貫通孔302は、第2介在部34と第3介在部35との間に形成されている。本実施の形態では、貫通孔301,302が、第1板部31と第2板部32との間にわたって形成された長孔であるが、これに限らず、第1介在部33と第2介在部34との間、及び第2介在部34と第3介在部35との間に、1つ又は複数の丸孔を貫通孔として形成してもよい。
【0030】
貫通孔301,302には、樹脂モールド部4のモールド樹脂が充填されている。これにより、樹脂モールド部4におけるY方向一側の部分(図5(b)に符号41で示す電線111,121,131の周辺部)と、樹脂モールド部4におけるY方向他側の部分(図5(b)に符号42で示す電線112,122,132の周辺部)とが、貫通孔301,302に充填された部分43,44によって繋がっている。また、本実施の形態では、第1介在部33の第2介在部34とは反対側の部分45、及び第3介在部35の第2介在部34とは反対側の部分46によっても、樹脂モールド部4におけるY方向一側の部分41とY方向他側の部分42とが繋がっている。
(【0031】以降は省略されています)

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