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公開番号2020198287
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201210
出願番号2019165359
出願日20190911
発明の名称配線部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01B 7/08 20060101AFI20201113BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】積層された複数の偏平な配線部材を作製し易くすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】配線部材は、複数の線状伝送部材を備える。複数の線状伝送部材は、複数の線状伝送部材に関する所定条件に応じて、少なくとも、複数の第1線状伝送部材と、前記複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされる。配線部材は、複数の第1線状伝送部材を含む第1偏平配線部材と、複数の第2線状伝送部材を含む第2偏平配線部材とを備える。第1偏平配線部材の少なくとも一部と、第2偏平配線部材の少なくとも一部とが積層されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の線状伝送部材を備える配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材に関する所定条件に応じて、少なくとも、複数の第1線状伝送部材と、複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされ、
前記複数の第1線状伝送部材を含む第1偏平配線部材と、
前記複数の第2線状伝送部材を含む第2偏平配線部材と
を備え、
前記第1偏平配線部材の少なくとも一部と、前記第2偏平配線部材の少なくとも一部とが積層されている、配線部材。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材の接続先に応じて、少なくとも、前記複数の第1線状伝送部材と、前記複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされている、配線部材。
【請求項3】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材の種類に応じて、少なくとも、前記複数の第1線状伝送部材と、前記複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされている、配線部材。
【請求項4】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、電源線あるいはグランド線を含み、
前記複数の第2線状伝送部材は、信号線を含む、配線部材。
【請求項5】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、車両の少なくとも一つの標準搭載品に接続され、
前記複数の第2線状伝送部材は、前記車両の少なくとも一つのオプション品に接続される、配線部材。
【請求項6】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、第1エリアに位置する少なくとも一つの第1接続対象部に接続され、
前記複数の第2線状伝送部材は、前記第1エリアとは異なる第2エリアに位置する少なくとも一つの第2接続対象部に接続される、配線部材。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、前記第1偏平配線部材と前記第2偏平配線部材とを区別可能な色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含む、配線部材。
【請求項8】
請求項7に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、前記複数の第2線状伝送部材の少なくとも一つと異なる色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含む、配線部材。
【請求項9】
請求項8に記載の配線部材であって、
前記複数の第1線状伝送部材は、前記複数の第2線状伝送部材のそれぞれと異なる色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含む、配線部材。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記第1偏平配線部材は、前記複数の第1線状伝送部材に含まれる複数の第3線状伝送部材が曲がる曲がり部を有し、
前記曲がり部では、前記複数の第3線状伝送部材のうち最小径の第3線状伝送部材が最も内側に位置する、配線部材。
【請求項11】
請求項10に記載の配線部材であって、
前記曲がり部では、径が大きいほど外側に位置するように前記複数の第3線状伝送部材が配置されている、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 5,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、偏平な配線部材に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−137208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多数の配線が必要とされる場合には、偏平な配線部材が積層されることが考えられる。この場合、積層された複数の偏平な配線部材を作製し易くすることが望まれる。
【0005】
そこで、積層された複数の偏平な配線部材を作製し易くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、複数の線状伝送部材を備える配線部材であって、前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材に関する所定条件に応じて、少なくとも、複数の第1線状伝送部材と、複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされ、前記複数の第1線状伝送部材を含む第1偏平配線部材と、前記複数の第2線状伝送部材を含む第2偏平配線部材とを備え、前記第1偏平配線部材の少なくとも一部と、前記第2偏平配線部材の少なくとも一部とが積層されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、積層された第1及び第2偏平配線部材を備える配線部材を作製し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態に係る配線部材の一例を示す平面図である。
図2は実施形態に係る配線部材の一例を示す断面図である。
図3は実施形態に係る配線部材の一例を示す断面図である。
図4は実施形態に係る配線部材の一例を示す断面図である。
図5は実施形態に係る配線部材の一例を示す断面図である。
図6は実施形態に係る配線部材の一例を示す平面図である。
図7は実施形態に係る配線部材の一例を示す平面図である。
図8は実施形態に係る配線部材の一例を示す平面図である。
図9は実施形態に係る線形伝送部材の色の一例を説明するための図である。
図10は実施形態に係る線形伝送部材の色の一例を説明するための図である。
図11は実施形態に係る偏平配線部材の一例を示す平面図である。
図12は実施形態に係る偏平配線部材の一例を示す平面図である。
図13は実施形態に係る偏平配線部材の一例を示す平面図である。
図14は実施形態に係る偏平配線部材の一例を示す平面図である。
図15は実施形態に係る配線部材の一例を示す断面図である。
図16は実施形態に係る配線部材の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
【0011】
(1)複数の線状伝送部材を備える配線部材であって、前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材に関する所定条件に応じて、少なくとも、複数の第1線状伝送部材と、複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされ、前記複数の第1線状伝送部材を含む第1偏平配線部材と、前記複数の第2線状伝送部材を含む第2偏平配線部材とを備え、前記第1偏平配線部材の少なくとも一部と、前記第2偏平配線部材の少なくとも一部とが積層されている、配線部材である。本開示によると、同じグループの複数の線状伝送部材が同じ偏平配線部材に含められることから、積層された第1及び第2偏平配線部材を備える配線部材の作製し易くなる。
【0012】
(2)前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材の接続先に応じて、少なくとも、前記複数の第1線状伝送部材と、前記複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされてもよい。この場合、積層された第1及び第2偏平配線部材を配策し易くなる。
【0013】
(3)前記複数の線状伝送部材は、前記複数の線状伝送部材の種類に応じて、少なくとも、前記複数の第1線状伝送部材と、前記複数の第2線状伝送部材とにグループ分けされてもよい。この場合、同じ種類の線状伝送部材を同じ偏平配線部材に含めることができるため、積層された第1及び第2偏平配線部材を備える配線部材の作製し易くなる。
【0014】
(4)前記複数の第1線状伝送部材は、電源線あるいはグランド線を含み、前記複数の第2線状伝送部材は、信号線を含んでもよい。この場合、信号線は、比較的電流が多く流れる電源線あるいはグランド線とは別の偏平配線部材に含まれるため、信号線が電源線あるいはグランド線からの影響を受け難い。その結果、信号線にノイズが発生し難い。
【0015】
(5)前記複数の第1線状伝送部材は、車両の少なくとも一つの標準搭載品に接続され、前記複数の第2線状伝送部材は、前記車両の少なくとも一つのオプション品に接続されてもよい。この場合、オプション品は、標準搭載部品とは別の偏平配線部材に含まれる線状伝送部材と接続されるため、配線部材を作製する場合に、オプション品の有無に簡単に対応することができる。よって、配線部材を作製し易くなる。
【0016】
(6)前記複数の第1線状伝送部材は、第1エリアに位置する少なくとも一つの第1接続対象部に接続され、前記複数の第2線状伝送部材は、前記第1エリアとは異なる第2エリアに位置する少なくとも一つの第2接続対象部に接続されてもよい。この場合、第1及び第2偏平配線部材の線状伝送部材は、互いに異なるエリアに位置する接続対象部に接続されるため、積層された第1及び第2偏平配線部材を配策し易くなる。
【0017】
(7)前記複数の第1線状伝送部材は、前記第1偏平配線部材と前記第2偏平配線部材とを区別可能な色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含んでもよい。この場合、第1偏平配線部材と第2偏平配線部材とを区別することが可能となるため、第1及び第2偏平配線部材の積層工程において正確な積み重ねがなされ得る。
【0018】
(8)前記複数の第1線状伝送部材は、前記複数の第2線状伝送部材の少なくとも一つと異なる色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含んでもよい。この場合、第1偏平配線部材と第2偏平配線部材とを区別し易くなることから、第1及び第2偏平配線部材の積層工程において正確な積み重ねがなされ得る。
【0019】
(9)前記複数の第1線状伝送部材は、前記複数の第2線状伝送部材のそれぞれと異なる色を示す少なくとも一つの線状伝送部材を含んでもよい。この場合、第1偏平配線部材と第2偏平配線部材とをさらに区別し易くなることから、第1及び第2偏平配線部材の積層工程において正確な積み重ねがなされ得る。
【0020】
(10)前記第1偏平配線部材は、前記複数の第1線状伝送部材に含まれる複数の第3線状伝送部材が曲がる曲がり部を有し、前記曲がり部では、前記複数の第3線状伝送部材のうち最小径の第3線状伝送部材が最も内側に位置する。この場合、曲がり部では、最小径の第3線状伝送部材よりも外側の径が大きい第3線状伝送部材の曲げ半径を大きくすることができる。よって、径が大きい第3線状伝送部材が曲げ易くなる。
【0021】
(11)前記曲がり部では、径が大きいほど外側に位置するように前記複数の第3線状伝送部材が配置されている。この場合、第3線状伝送部材の径が大きいほど、第3線状伝送部材の曲げ半径を大きくすることができる。よって、複数の第3線状伝送部材が曲げ易くなる。
【0022】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内におけるすべての変更が含まれることが意図される。
【0023】
以下、実施形態に係る配線部材について説明する。図1は、配線部材1を示す概略平面図である。配線部材1は、積層された複数の偏平配線部材10を備える。複数の偏平配線部材10は、例えば、自動車の車両に搭載される複数の部品をつなぐ部材である。本例では、配線部材1は、積層された3つの偏平配線部材10A,10B,10Cを備える。配線部材1が備える積層された複数の偏平配線部材10の数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。配線部材1が備える複数の偏平配線部材10の少なくとも一つは、分岐したり、曲がったりしてもよい。図1の例では、偏平配線部材10B及び10Cのそれぞれが曲がっている。
【0024】
配線部材1は、偏平配線部材10A,10B,10Cが積層された積層部分2を備える。積層部分2では、偏平配線部材10Aの少なくとも一部と、偏平配線部材10Bの少なくとも一部と、偏平配線部材10Cの少なくとも一部とが積層されている。本例の積層部分2では、偏平配線部材10Aの一部と、偏平配線部材10Bの一部と、偏平配線部材10Cの一部とが積層されている。
【0025】
図2は積層部分2の概略断面図である。各偏平配線部材10は、複数の線状伝送部材11及びシート12を備える。線状伝送部材11は、電気または光等を伝送する線状の部材である。本例では、線状伝送部材11は、芯線と、当該芯線を覆う絶縁被覆とを含む電線である。芯線は、金属等の導電部材によって形成された線状導体である。芯線は1本または複数本の素線で構成される。絶縁被覆は、芯線の周囲を覆う絶縁部分である。線状伝送部材11は、電線以外に、裸導線、シールド線、ツイスト線、エナメル線、ニクロム線あるいは光ファイバ等であってもよい。図2の例では、複数の線状伝送部材11の径は互いに同じである。
【0026】
シート12は、複数の線状伝送部材11を偏平な形態に保つシート状の部材である。シート12は、樹脂等によって形成される。シート12は、金属を含んでいてもよい。シート12は、不織シートを含んでもよい。シート12の一方主面に複数の線状伝送部材11が並列状態で固定される。シート12に対する線状伝送部材11の固定は、溶着、接着あるいは粘着等によってなされる。溶着は、超音波溶着であってもよいし、加熱溶着であってもよい。複数の線状伝送部材11がシート12の一方主面に固定されることによって、複数の線状伝送部材11が平たい状態に保たれる。
【0027】
偏平配線部材10は、上記例に限られない。複数の線状伝送部材11は、平たい枠部材等によって偏平状態に保たれていてもよい。複数の線状伝送部材11が偏平な形態となるように並列された形態で直接接合されていてもよい。また、偏平配線部材10は、FCC(Flexible Flat Cable)及びFPC(Flexible printed circuit)等のように、複数の線状導体が絶縁部材によって相互に絶縁された状態で偏平状態に保たれたものであってもよい。すなわち、偏平配線部材10は、複数の線状導体が、相互に絶縁された状態で偏平な形態に保持され、全体として幅よりも厚みが小さく形成された配線部材であってもよい。
【0028】
積層部分2では、図2に示されるように、偏平配線部材10A、10B,10Cがこの順で積層されている。そして、偏平配線部材10Aの複数の線状伝送部材11と、偏平配線部材10Bのシート12とが重なっており、偏平配線部材10Bの複数の線状伝送部材11と偏平配線部材10Cのシート12とが重なっている。
【0029】
偏平配線部材10には、互いに径が異なる複数の線状伝送部材11が含まれてもよい。図3の例では、偏平配線部材10A及び10Bのそれぞれは、比較的径の大きい線状伝送部材11aと、比較的径の小さい線状伝送部材11bとを含む。偏平配線部材10Cは、比較的径の大きい線状伝送部材11aを含まず、比較的径の小さい線状伝送部材11bを含む。図3の例では、偏平配線部材10に含まれる複数の線状伝送部材11の径の種類は2種類であるが、3種類以上であってもよい。
【0030】
また、積層された2つの偏平配線部材10において、一方の偏平配線部材10の複数の線状伝送部材11と、他方の偏平配線部材10の複数の線状伝送部材11とが重なってもよい。図3の例では、偏平配線部材10Aの複数の線状伝送部材11と、偏平配線部材10Bの複数の線状伝送部材11とが重なっている。
(【0031】以降は省略されています)

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