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公開番号2020198188
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201210
出願番号2019102898
出願日20190531
発明の名称配線部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20201113BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】所定の配線部材を容易に特定できる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、複数の線状伝送部材20と、前記複数の線状伝送部材20が並んだ状態に固定されるシート30と、を備え、前記シート30は前記複数の線状伝送部材20を一方側から覆う第1シート31と、前記複数の線状伝送部材20を他方側から覆う第2シート32とを含み、前記シート30のうち前記複数の線状伝送部材20の長手方向に沿った一部には窓領域14が設けられており、前記窓領域14は、当該配線部材10が折り畳まれた状態で外面を向く側に設けられており、前記複数の線状伝送部材20のうち前記窓領域14に配線された部分が識別可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の線状伝送部材と、
前記複数の線状伝送部材が並んだ状態に固定されるシートと、
を備え、
前記シートは前記複数の線状伝送部材を一方側から覆う第1シートと、前記複数の線状伝送部材を他方側から覆う第2シートとを含み、
前記シートのうち前記複数の線状伝送部材の長手方向に沿った一部には窓領域が設けられており、
前記窓領域は、当該配線部材が折り畳まれた状態で外面を向く側に設けられており、
前記複数の線状伝送部材のうち前記窓領域に配線された部分が識別可能である、配線部材。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記複数の線状伝送部材は、幹線部分と分岐線部分とを含む態様に配線されており、
前記シートは前記幹線部分が固定される幹線固定部と、前記分岐線部分が固定される分岐線固定部とを有し、
前記窓領域は前記分岐線固定部に設けられている、配線部材。
【請求項3】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記分岐線部分は、第1分岐線部分と第2分岐線部分とを有し、
前記窓領域は、前記第1分岐線部分に対応する位置に設けられた第1窓領域と、前記第2分岐線部分に対応する位置に設けられた第2窓領域とを有し、
前記複数の線状伝送部材のうち前記第1窓領域における外観と、前記第2窓領域における外観とが異なっている、配線部材。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記窓領域は、当該配線部材が折り畳まれた状態で外部に露出する位置に設けられている、配線部材。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記シートは前記窓領域に被せられた透明シートをさらに含む、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 5,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1にはシート状に形成された機能性外装部材に電線が溶着されたワイヤーハーネスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−137208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤーハーネス(配線部材)は、車両において、インストルメントパネル、ドア、ルーフなど様々な箇所に組付けられる。これらの配線部材は、組付箇所、仕様などに応じた形態に製造され、多種多様である。配線部材が自動で車両に組付けられる場合、複数の配線部材の中から所定の配線部材が容易に特定されることが望まれる。
【0005】
そこで、所定の配線部材を容易に特定できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が並んだ状態に固定されるシートと、を備え、前記シートは前記複数の線状伝送部材を一方側から覆う第1シートと、前記複数の線状伝送部材を他方側から覆う第2シートとを含み、前記シートのうち前記複数の線状伝送部材の長手方向に沿った一部には窓領域が設けられており、前記窓領域は、当該配線部材が折り畳まれた状態で外面を向く側に設けられており、前記複数の線状伝送部材のうち前記窓領域に配線された部分が識別可能である配線部材である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、所定の配線部材を容易に特定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態にかかる配線部材を示す平面図である。
図2は折り畳まれた状態の配線部材10を示す平面図である。
図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。
図4は図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
【0011】
(1)複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材が並んだ状態に固定されるシートと、を備え、前記シートは前記複数の線状伝送部材を一方側から覆う第1シートと、前記複数の線状伝送部材を他方側から覆う第2シートとを含み、前記シートのうち前記複数の線状伝送部材の長手方向に沿った一部には窓領域が設けられており、前記窓領域は、当該配線部材が折り畳まれた状態で外面を向く側に設けられており、前記複数の線状伝送部材のうち前記窓領域に配線された部分が識別可能である、配線部材である。複数の線状伝送部材のうち窓領域に配線された部分が識別されることによって、その配線部材の種類等が識別される。配線部材は折り畳まれた状態で組付作業箇所へ搬送されて、組付け作業箇所で展開されることが多い。この場合でも、配線部材が折り畳まれた状態で外面を向く側に窓領域が設けられているため、組付作業箇所において折り畳まれた状態にある所定の配線部材を容易に特定することができる。
【0012】
(2)前記複数の線状伝送部材は、幹線部分と分岐線部分とを含む態様に配線されており、前記シートは前記幹線部分が固定される幹線固定部と、前記分岐線部分が固定される分岐線固定部とを有し、前記窓領域は前記分岐線固定部に設けられていてもよい。窓領域によって、配線部材の特定に加えて、分岐線部分の特定も併せて行うことができる。
【0013】
(3)前記分岐線部分は、第1分岐線部分と第2分岐線部分とを有し、前記窓領域は、前記第1分岐線部分に対応する位置に設けられた第1窓領域と、前記第2分岐線部分に対応する位置に設けられた第2窓領域とを有し、前記複数の線状伝送部材のうち前記第1窓領域における外観と、前記第2窓領域における外観とが異なっていてもよい。これにより、窓領域によって、複数の分岐線部分の識別も可能となる。
【0014】
(4)前記窓領域は、当該配線部材が折り畳まれた状態で外部に露出する位置に設けられていてもよい。これにより、折り畳まれた部分が重なって窓領域が見えなくなることを抑制できる。
【0015】
(5)前記シートは前記窓領域に被せられた透明シートをさらに含んでいてもよい。これにより、シートが設けられつつ、窓領域も設けられる。
【0016】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0017】
[実施形態]
以下、実施形態に係る配線部材について説明する。図1は実施形態にかかる配線部材10を示す平面図である。図2は折り畳まれた状態の配線部材10を示す平面図である。図3は図1のIII−II線に沿った断面図である。図3は図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【0018】
配線部材10は、複数の線状伝送部材20と、シート30とを備える。複数の線状伝送部材20は、幹線部分24と分岐線部分26とを含む態様に配線されている。
【0019】
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材20は、芯線21と芯線21の周囲の被覆22とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
【0020】
電気を伝送する線状伝送部材20としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材20は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
【0021】
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う被覆とを含む。線状伝送部材20が一般電線である場合、伝送線本体は芯線21であり、被覆は絶縁被覆22である。芯線21は複数の素線によって構成されていてもよい。複数の素線は撚られていてもよい。図3に示す例では、一のシート30に同じ径、構造の線状伝送部材20が複数本配設されているが、複数本の線状伝送部材20の径、構造等は適宜設定されていればよく、径、構造等の異なる線状伝送部材20が同じシート30に配設されていてもよい。
【0022】
線状伝送部材20は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。線状伝送部材20の端部には、線状伝送部材20と相手部材との接続形態に応じて、適宜端子、コネクタC等が設けられる。
【0023】
複数の線状伝送部材20は、幹線部分24と分岐線部分26とを含む形態に配線されている。ここでは、分岐線部分26が2つ設けられている。以下では、2つの分岐線部分26について第1分岐線部分26A、第2分岐線部分26Bと区別されることがある。
【0024】
第1分岐線部分26Aは、幹線部分24における一側部から分岐し、第2分岐線部分26Bは、幹線部分24における他側部から分岐している。第1分岐線部分26A、第2分岐線部分26Bは、幹線部分24の長手方向に沿って相互に異なる位置から分岐している。第1分岐線部分26A、第2分岐線部分26Bの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して直交している。もちろん、幹線部分24及び分岐線部分26の経路は上記したものに限られない。例えば、分岐線部分26は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24における一側部から分岐していてもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24の長手方向に沿って同じ位置から分岐していてもよい。また例えば分岐線部分26の長手方向は幹線部分24の長手方向に対して平行も直交もしていなくてもよい。つまり、分岐線部分26の長手方向は幹線部分24の長手方向に対して0度より大きく90度より小さい角度で交差していてもよい。
【0025】
図1に示す例では、シート30上に7本の線状伝送部材20が配設されている。7本の線状伝送部材20はそれぞれ所定の経路に沿って配線されている。以下では、7本の線状伝送部材20について線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20F、20Gと区別されることがある。具体的には、線状伝送部材20A、20Bは、シート30上において幹線部分24のみを構成するように配線される。線状伝送部材20C、20Dは、シート30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が第1分岐線部分26Aを構成するように配線される。線状伝送部材20E、20Fは、シート30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が第2分岐線部分26Bを構成するように配線される。線状伝送部材20Gは、シート30上において中間部が幹線部分24を構成し、一端部が第1分岐線部分26Aを構成し、他端部が第2分岐線部分26Bを構成するように配線される。
【0026】
シート30には、線状伝送部材20が固定される。シート30は線状伝送部材20の配線形態を保つ。ここではシート30は、第1シート31と第2シート32とを含む。第1シート31は線状伝送部材20の一方を覆う。第2シート32は線状伝送部材20の他方(第1シート31とは反対側)を覆う。線状伝送部材20における中間部は第1シート31及び第2シート32に包まれている。これにより、線状伝送部材20における中間部が露出することが抑制されている。
【0027】
ここでは線状伝送部材20は第1シート31及び第2シート32のうち第1シート31のみに固定されている。線状伝送部材20と第1シート31との固定態様は特に限定されるものではなく、接着、溶着などであってもよい。接着とは、接着剤、両面粘着テープなどの介在物を介して2つの部材がくっつくことを言う。溶着とは、介在物を介さずに、2つの部材のうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶けて2つの部材がくっつくことを言う。ここでは線状伝送部材20の被覆22に含まれる樹脂と、第1シート31に含まれる樹脂とのうち少なくとも一方が溶けて相手側の部材にくっつくことによって、線状伝送部材20と第1シート31とが固定される。
【0028】
第1シート31及び第2シート32を構成する材料は特に限定されるものではないが、第1シート31及び第2シート32は、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、ナイロンなどの樹脂を含む材料によって形成される。第1シート31及び第2シート32は、不織布、織地、編地など繊維を有する繊維材等であってもよいし、非繊維材であってもよい。非繊維材としては、内部が一様に埋った充実状の部材、または樹脂が発泡成形された発泡体などであってもよい。第1シート31及び第2シート32は、金属などの材料を含むこともあり得る。
【0029】
第1シート31及び第2シート32は、単層であってもよいし、複数層積層されていてもよい。複数層積層されている場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。また、第1シート31及び第2シート32は、非繊維材層と非繊維材層とが重ねられたものであってもよいし、非繊維材層と繊維材層が重ねられたものであってもよいし、繊維材層と繊維材層とが重ねられたものであってもよい。
【0030】
第1シート31は、例えば、2層構造とされる。第1シート31における第1層は線状伝送部材20との固定に向いた層である。例えば第1層は、線状伝送部材20の被覆22と同じ樹脂を材料として、内部が一様に埋った充実状の部材に形成される。線状伝送部材20は第1層上に固定される。第2層は、シート30の機能を高める層である。例えば第2層は、不織布である。第1層は第2層に対して全体的に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。例えば第1層は第2層における幅方向(線状伝送部材20の並列方向)に沿って中間部にのみ設けられ、側縁部に設けられていなくてもよい。また例えば第1層は第2層における長手方向(線状伝送部材20の長手方向)に沿って、間隔をあけて設けられていてもよい。
(【0031】以降は省略されています)

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