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公開番号2020198157
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201210
出願番号2019102125
出願日20190531
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20201113BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子をコネクタハウジングより離脱させる場合に、端子の離脱作業性が良い。
【解決手段】コネクタハウジング2と、マットシール10とマットシールカバー20と、電線カバー30とを備え、マットシールカバー20の係止位置では溝15内への進入量が少ない位置に挿入され、電線カバー30が装着されたマットシールカバー20の位置では、マットシール10の係止位置よりも更にマットシール10のシール部12が圧縮変形して、溝15内への進入量が多い位置に挿入される突起25とを備え、電線カバー30を取り外した場合に、マットシール10のシール部12が弾性復帰方向に変形してマットシールカバー20が変位して突起25が溝15内への進入量が少ない位置に変位する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室と前記端子収容室に連通する封止部材収容室を有するコネクタハウジングと、
前記封止部材収容室に収容され、複数の電線挿通孔が設けられた封止部材と、
前記封止部材収容室に収容され、前記コネクタハウジングに係止位置で係止する係止部を有し、前記封止部材の離脱方向への移動を阻止する封止部材カバーと、
前記コネクタハウジングに装着され、装着位置では前記封止部材カバーを押圧して前記封止部材を圧縮変形させることによって前記封止部材カバーを係止位置より前記封止部材側に変位させる電線カバーと、
前記封止部材の前記封止部材カバーの対向面に設けられた溝と、
前記封止部材カバーの前記封止部材の対向面に設けられ、前記封止部材カバーの係止位置では前記溝内への進入量が少ない位置に挿入され、前記電線カバーが装着された前記封止部材カバーの位置では、前記溝内への進入量が多い位置に挿入される突起とを備えたことを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1記載のコネクタであって、
前記封止部材は、複数の前記電線挿通孔が設けられた封止部材本体と、前記封止部材本体の外周より外側に突出するシール部とを有し、
前記封止部材カバーの係止位置では、前記シール部が圧縮変形された状態で前記係止部が前記コネクタハウジングに係止され、
前記電線カバーが装着された前記封止部材カバーの位置では、前記シール部が前記係止位置での圧縮変形より更に圧縮変形されて前記封止部材カバーが変位されることを特徴とするコネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
前記電線カバーが装着された前記封止部材カバーの位置では、前記突起が前記溝内に隙間なく挿入された位置であることを特徴とするコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタハウジング内への水等の浸入を防止する封止部材を有するコネクタに関する。
続きを表示(約 5,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の封止部材を有するコネクタ(特許文献1参照)が図6及び図7に示されている。図6及び図7に示すように、コネクタ50は、コネクタハウジング51とマットシール(封止部材)60とマットシールカバー70とを備えている。
【0003】
コネクタハウジング51には、端子収容室52と、端子収容室52に連続するマットシール収容室53が形成されている。コネクタハウジング51の外周には、第1係止突起54と第2係止突起55が設けられている。
【0004】
マットシール60は、コネクタハウジング51のマットシール収容室53に配置されている。マットシール60には、多数の電線挿通孔61が設けられている。マットシール60には、溝62が設けられている。
【0005】
マットシールカバー70は、マットシール60と共にマットシール収容室53に配置されている。マットシールカバー70は、マットシール60の後面側に配置され、マットシール60のマットシール収容室53からの離脱を防止する。マットシールカバー70には、マットシール60の溝62に対応する位置に突起71が設けられている。マットシールカバー70には、第1係止部72と第2係止部73が設けられている。マットシールカバー70は、第1係止部72がコネクタハウジング51の第1係止突起54に係止する仮係止位置(図6の位置)と、第2係止部73がコネクタハウジング51の第2係止突起55に係止する本係止位置(図7の位置)でそれぞれ位置決めされる。図6に示す仮係止位置では、マットシールカバー70の突起71がマットシール60の溝61bの先端に隙間を開けた状態で挿入される。図7に示す本係止位置では、マットシールカバー70の突起71がマットシール60の溝61bに隙間のない状態で挿入される。
【0006】
電線W付きの端子80をコネクタハウジング51の端子収容室52に挿入する際には、マットシールカバー70を仮係止位置に位置させる。端子80がマットシール60の電線挿通孔61aに貫通する際には、マットシール60が溝61bの隙間に逃げるように弾性変形することによって電線挿通孔61aの拡径ができるため、端子80の貫通を容易にでき、且つ、マットシール60の損傷を極力防止できる。
【0007】
電線W付きの端子80のコネクタハウジング51の端子収容室52への挿入が完了した後には、マットシールカバー70を本係止位置に位置させる。マットシール60の溝61bには隙間が存在しないため、マットシール60の弾性変形が抑制され、電線Wのシール性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2015−191831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、メンテナンス等によって端子80をコネクタハウジング51より離脱させる場合には、マットシールカバー70を本係止位置から仮係止位置に変位させる必要があるため、端子80の離脱作業性が悪いという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、端子をコネクタハウジングより離脱させる場合にあって、端子の離脱作業性が良いコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、端子収容室と前記端子収容室に連通する封止部材収容室を有するコネクタハウジングと、前記封止部材収容室に収容され、複数の電線挿通孔が設けられた封止部材と、前記封止部材収容室に収容され、前記コネクタハウジングに係止位置で係止する係止部を有し、前記封止部材の離脱方向への移動を阻止する封止部材カバーと、前記コネクタハウジングに装着され、装着位置では前記封止部材カバーを押圧して前記封止部材を圧縮変形させることによって前記封止部材カバーを係止位置より前記封止部材側に変位させる電線カバーと、前記封止部材の前記封止部材カバーの対向面に設けられた溝と、前記封止部材カバーの前記封止部材の対向面に設けられ、前記封止部材カバーの係止位置では前記溝内への進入量が少ない位置に挿入され、前記電線カバーが装着された前記封止部材カバーの位置では、前記溝内への進入量が多い位置に挿入される突起とを備えたことを特徴とするコネクタである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電線カバーをコネクタハウジングより取り外すと、封止部材のシール部の弾性復帰変形によって封止部材カバーが変位し、封止部材カバーの突起がマットシールの溝に隙間がある状態になるため、作業者が封止部材カバーを変位させる作業が必要ない。以上より、端子をコネクタハウジングより離脱させる場合にあって、端子の離脱作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の一実施形態を示し、電線カバーが装着される前のコネクタの断面図である。
本発明の一実施形態を示し、電線カバーが装着されたコネクタの断面図である。
本発明の一実施形態を示し、(a)はマットシールの斜視図、(b)はマットシールカバーの斜視図である。
本発明の一実施形態を示し、電線カバーの斜視図である。
本発明の一実施形態を示し、(a)、(b)は電線付きの端子を電線挿通孔に貫通する作業を説明する各断面図である。
従来例を示し、マットシールカバーが仮係止位置に位置するコネクタの断面図である。
従来例を示し、マットシールカバーが本係止位置に位置するコネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図5は本発明の一実施形態を示す。コネクタ1は、コネクタハウジング2と、コネクタハウジング2に収容された封止部材であるマットシール10と、マットシール10の後方でマットシール10を保持する封止部材カバーであるマットシールカバー20と、コネクタハウジング2の後部に装着される電線カバー30と、コネクタハウジング2内に収容される電線W付きの端子40とを備えている。尚、図1、図2では、電線W付きの端子40が表示されていない。
【0016】
コネクタハウジング2には、複数の端子収容室3とこれら端子収容室3の電線引出側である後方に封止部材収容室であるマットシール収容室4が形成されている。マットシール収容室4は、コネクタハウジング2の後方面に開口している。マットシール収容室4は、前室部4aより後室部4bが全周に亘って広く形成されている。これにより、前室部4aと後室部4bの境界には、段差状の壁面による押圧面4cが形成されている。
【0017】
コネクタハウジング2の両側には、係止溝5がそれぞれ設けられている。各係止溝5は、マットシール収容室4にそれぞれ開口している。
【0018】
コネクタハウジング2の後部の両側には、スライド溝6がそれぞれ設けられている。各スライド溝6は、端子40の挿入・離脱方向に対し直交方向に延設されている。
【0019】
マットシール10は、マットシール収容室4に収容されている。マットシール10は、ゴム材等の軟質の弾性材より形成されている。マットシール10は、図3に詳しく示すように、電線Wを密着状態で保持するマットシール本体11と、マットシール本体11の全外周より外方に突出するシール部12とを有する。
【0020】
マットシール10は、シール部12の前面より前方側がマットシール収容室4の前室部4aに配置され、シール部12の前面より後方側がマットシール収容室4の後室部4bにそれぞれ配置されている。
【0021】
マットシール本体11には、各端子収容室3に対応する位置、つまり、互いに直交する方向(縦方向T及び横方向S)の双方に沿って間隔を置いて電線挿通孔13が形成されている。電線挿通孔13の内周面には、電線挿通孔13の軸方向に間隔を置いて突状のリップ部(符号を付さず)が設けられている。電線挿通孔13の突状のリップ部の位置の内径は、電線Wの内径よりも小さく形成されている。
【0022】
マットシール本体11のマットシールカバー20の対向面には、電線挿通孔13の縦方向Tの各段の間の位置に溝15がそれぞれ設けられている。各溝15は、横方向Sに延びる長寸法の溝である(図3)(a)参照)。各溝15は、断面形状が蟻溝形状であり、開口位置よりも溝奥に向かって徐々に幅広寸法に形成されている(図1、図2参照)。
【0023】
シール部12は、断面円形状である。シール部12は、コネクタハウジング2の押圧面4cとマットシールカバー20の前面20aとの間に挟み込まれるようにして配置されている。コネクタハウジング2のマットシール収容室4の内周面とマットシール10の外周との間は、マットシール10によって防水されている。
【0024】
マットシールカバー20は、コネクタハウジング2の後方面よりマットシール収容室4に配置されている。マットシールカバー20は、マットシール収容室4の後室部4bにほぼ隙間なく入り込む外径サイズである。マットシールカバー20の前面の周縁は、上記したように、マットシール10のシール部12に密着している。マットシールカバー20には、マットシール10の各電線挿通孔13に対応する位置に電線孔21がそれぞれ形成されている。この各電線孔21は、端子40の外径サイズより大きな孔サイズである。
【0025】
マットシールカバー20のマットシール10の対向面には、マットシール10の各溝15に対向する位置に突起25がそれぞれ設けられている。各突起25は、横方向Sに延びる長寸法の突起である(図3(b)参照)。各突起25は、断面形状が楔形状であり、先端位置よりも根元に向かって徐々に幅狭寸法に形成されている(図1、図2参照)。
【0026】
マットシールカバー20の両側には、係止部である係止アーム26がそれぞれ設けられている。各係止アーム22は、図1に示すように、マットシールカバー20がシール部12を少し圧縮変形させる挿入位置でコネクタハウジング2の係止溝5に係止される。尚、図1及び図2では、シール部12の圧縮変形する前の状態を仮想線で示す。
【0027】
電線カバー30は、内面に一対のスライドレール31を有する。この一対のスライドレール31をコネクタハウジング2のスライド溝6に沿って挿入することによってコネクタハウジング2に装着される。電線カバー30は、コネクタハウジング2の後方より引き出される電線Wを保護する。電線カバー30には、カバー押圧部32(図2に示す)が設けられている。カバー押圧部32は、コネクタハウジング2への装着過程でマットシールカバー20の後面を押圧する。電線カバー30の装着位置では、図2に示すように、マットシールカバー20を押圧してマットシール10のシール部12を圧縮変形させることによってマットシールカバー20を係止位置よりマットシール10側に変位させる。
【0028】
つまり、マットシールカバー20の係止位置では、突起25が溝15内への進入量が少ない位置(先端に隙間がある位置)に挿入され、電線カバー30が装着されたマットシールカバー20の位置では、突起25が溝15内への進入量が多い位置、この実施形態では、突起25が溝15内に隙間なく挿入される位置まで挿入される。
【0029】
端子40は、コネクタハウジング2の端子収容室3に配置され、電線Wはマットシール10の電線挿通孔13、マットシールカバー20の電線孔21よりコネクタハウジング2の後面より外部に導き出されている。
【0030】
次に、コネクタ1の組付け作業について説明する。コネクタハウジング2のマットシール収容室4の後方開口よりマットシール10を、次に、マットシールカバー20を挿入する。マットシールカバー20が係止アーム26がコネクタハウジング2の係止溝5に係止されるまで挿入する。マットシールカバー20の係止位置では、図1に示すように、マットシール10の溝15に隙間がある状態でマットシールカバー20の突起25が挿入される。
(【0031】以降は省略されています)

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