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公開番号2020196596
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201210
出願番号2019104746
出願日20190604
発明の名称エレベーター
出願人株式会社日立製作所
代理人特許業務法人 武和国際特許事務所
主分類B66B 5/00 20060101AFI20201113BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】フロートスイッチで検出する水位の自由度を高めると共に、設置及び保守の作業性を向上させたエレベーターを提供する。
【解決手段】エレベーターは、昇降路内を昇降する昇降体と、昇降路1内で上下方向に延設されて、昇降体の昇降を案内するガイドレールと、昇降路内の冠水を検知するフロートスイッチと、内部空間にフロートスイッチを収容するブラケットとを備え、ブラケットは、昇降路の底部に設けられたピット内において、昇降体を案内する側と反対側のガイドレールの背面に固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
昇降路内を昇降する昇降体と、
前記昇降路内で上下方向に延設されて、前記昇降体の昇降を案内するガイドレールと、
前記昇降路内の冠水を検知するフロートスイッチと、
内部空間に前記フロートスイッチを収容するブラケットとを備え、
前記ブラケットは、前記昇降路の底部に設けられたピット内において、前記昇降体を案内する側と反対側の前記ガイドレールの背面に固定されていることを特徴とするエレベーター。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエレベーターにおいて、
前記ブラケットの下端には、前記内部空間への水の流入を許容する流入口が形成されていることを特徴とするエレベーター。
【請求項3】
請求項1に記載のエレベーターにおいて、
前記ブラケットには、前記ガイドレールに対面する側の面で且つ前記ガイドレールから外れた位置に、作業者が前記フロートスイッチにアクセスするための点検口が形成されていることを特徴とするエレベーター。
【請求項4】
請求項3に記載のエレベーターにおいて、
前記点検口は、前記昇降路に設けられた乗り場ドアから遠い側に前記ガイドレールから外れて形成されていることを特徴とするエレベーター。
【請求項5】
請求項1に記載のエレベーターにおいて、
前記ブラケットは、レールクリップによって前記ガイドレールに着脱可能に固定されていることを特徴とするエレベーター。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のエレベーターにおいて、
前記昇降体は、
乗客を乗せて昇降する乗りかごと、
主ロープを介して前記乗りかごに連結された釣合い錘とを含み、
前記ガイドレールは、
前記乗りかごの昇降を案内するかごガイドレールと、
前記釣合い錘の昇降を案内する錘ガイドレールとを含み、
前記ブラケットは、前記かごガイドレールの背面に固定されていることを特徴とするエレベーター。
【請求項7】
請求項6に記載のエレベーターにおいて、
前記乗りかごの側面に対面する位置で前記昇降路の内壁に固定され、前記乗りかごの昇降を制御する制御盤を備え、
前記かごガイドレールは、前記乗りかごの左右の側面それぞれに対面して設けられ、
前記ブラケットは、左右一対の前記かごガイドレールのうち、前記制御盤が配置されている側の前記かごガイドレールの背面に固定されていることを特徴とするエレベーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降路底部のピットにフロートスイッチを設けたエレベーターに関する。
続きを表示(約 5,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、昇降路の冠水を検知して冠水検知信号を出力するフロートスイッチを備えたエレベーターが知られている。このようなエレベーターでは、フロートスイッチから冠水検知信号が出力されると、警告音を発して危険を報知したり、乗りかごを安全な階床に停止させる等の制御が行われる。例えば、特許文献1では、昇降路底面のピットに設置された緩衝器に、フロートスイッチが取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016−98073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
緩衝器は、ピットの床面に設けられたバッファ台上に設置されるのが一般的である。そのため、特許文献1の構成では、フロートスイッチの設置高さの自由度に限界があり、所望の水位でフロートスイッチに冠水検知信号を出力させるのが難しいと言う課題がある。また、特許文献1の構成では、フロートスイッチと制御盤とを接続するケーブルがピットの床面を這うので、ピットでの作業の邪魔になると言う課題もある。
【0005】
本発明の目的は、フロートスイッチで検出する水位の自由度を高めると共に、設置及び保守の作業性を向上させたエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、昇降路内を昇降する昇降体と、前記昇降路内で上下方向に延設されて、前記昇降体の昇降を案内するガイドレールと、前記昇降路内の冠水を検知するフロートスイッチと、内部空間に前記フロートスイッチを収容するブラケットとを備え、前記ブラケットは、前記昇降路の底部に設けられたピット内において、前記昇降体を案内する側と反対側の前記ガイドレールの背面に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フロートスイッチで検出する水位の自由度を高めると共に、設置及び保守の作業性を向上させることができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るエレベーターの概略側面図である。
本実施形態に係るエレベーターの概略平面図である。
本実施形態に係るフロートスイッチユニットの正面図である。
本実施形態に係るフロートスイッチユニットの側面図である。
本実施形態に係るフロートスイッチユニットの平面図である。
本実施形態に係るブラケットの背面側の斜視図である。
本実施形態に係るブラケット正面側の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のエレベーターを実施するための形態について図を参照して説明する。なお、各図において同一または類似の構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。
【0010】
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るエレベーター10の構成を説明する。図1は、エレベーター10の概略側面図である。図2は、エレベーター10の概略平面図である。なお、本明細書では、乗りかご11内でかごドア11aに向かう方向を前方と定義し、前方を基準として左右方向が定義される。
【0011】
図1に示すように、エレベーター10は、建物に設けられた昇降路1内に設置される。昇降路1は、建物の内部を上下方向に延びる空間である。昇降路1には、建物の各階床2a、2b、2cそれぞれに対応する位置に、乗り場ドア3a、3b、3cが設けられている。また、昇降路1の底部には、ピット4が形成されている。ピット4は、昇降路1の最下階床2aよりも下方の空間を指す。
【0012】
図1及び図2に示すように、エレベーター10は、乗りかご11と、釣合い錘12と、一対のかごガイドレール13a、13b(これらを総称して、「かごガイドレール13」と表記することがある。)と、一対の錘ガイドレール14a、14b(これらを総称して、「錘ガイドレール14」と表記することがある。)と、巻上機15と、調速機16と、制御盤17と、バッファ(緩衝器)18と、フロートスイッチユニット20とを主に備える。
【0013】
乗りかご11は、乗客を収容する内部空間を有する箱型の乗り物である。乗りかご11は、かごガイドレール13a、13bに案内されて、昇降路1内を上下方向に移動(昇降)する。乗りかご11は、乗り場ドア3a〜3cに対面する位置で停止するように制御される。また、乗りかご11は、かごドア11aを有する。例えば、乗りかご11が乗り場ドア3cに対面する位置で停止し、乗り場ドア3c及びかごドア11aが開放されると、乗客が乗りかご11に乗降することができる。
【0014】
釣合い錘12は、乗りかご11を挟んで乗り場ドア3a〜3cと反対側(すなわち、乗りかご11の後方)において、錘ガイドレール14a、14bに案内されて昇降路1内を上下方向に移動(昇降)する。釣合い錘12は、乗りかご11との重量バランスをとって、乗りかご11を昇降させる巻上機15の負荷を軽減させるためのウエイトである。すなわち、釣合い錘12は、乗りかご11と同等の重量を有する。乗りかご11及び釣合い錘12は、昇降体の一例である。
【0015】
一対のかごガイドレール13a、13bは、乗りかご11の左右の側面それぞれに対面して設けられている。かごガイドレール13は、昇降路1の上端から下端にかけて、上下方向に延設されている。かごガイドレール13は、平板状の基部13cと、基部13cの中央から突出する案内部13dとを含む。すなわち、かごガイドレール13は、横断面が概ねT字形状を呈する。
【0016】
乗りかご11の左右の側面に設けられた車輪(図示省略)が案内部13dに当接して、乗りかご11の昇降に伴って回転することにより、乗りかご11がかごガイドレール13a、13bに案内される。以下、案内部13dが設けられた側を「正面」と表記し、その反対側を「背面」と表記する。
【0017】
一対の錘ガイドレール14a、14bは、釣合い錘12の左右の側面それぞれに対面して設けられている。錘ガイドレール14は、昇降路1の上端から下端にかけて、上下方向に延設されている。錘ガイドレール14は、平板状の基部14cと、基部14cの中央から突出する案内部14dとを含む。すなわち、錘ガイドレール14は、横断面が概ねT字形状を呈する。
【0018】
釣合い錘12の左右の側面に設けられた車輪(図示省略)が案内部14dに当接して、釣合い錘12の昇降に伴って回転することにより、釣合い錘12が錘ガイドレール14a、14bに案内される。以下、案内部14dが設けられた側を「正面」と表記し、その反対側を「背面」と表記する。かごガイドレール13a、13b及び錘ガイドレール14a、14bは、ガイドレールの一例である。
【0019】
巻上機15は、乗りかご11の後方に配置されている。巻上機15は、制御盤17の指示に従って主ロープ19を摩擦駆動することにより、乗りかご11及び釣合い錘12を昇降させる。主ロープ19は、一端が乗りかご11に接続され、他端が釣合い錘12に接続され、シーブ15a、15bに掛け渡されている。そして、巻上機15が第1方向に回転すると、乗りかご11が上昇し、釣合い錘12が降下する。一方、巻上機15が第1方向と反対の第2方向に回転すると、乗りかご11が降下し、釣合い錘12が上昇する。
【0020】
調速機16は、乗りかご11の昇降速度を常時監視して、乗りかご11が所定の過速状態に陥ったときに非常停止させるためのものである。制御盤17は、エレベーター10の動作を制御するものである。一例として、制御盤17は、巻上機15を回転駆動することによって、乗りかご11及び釣合い錘12を昇降させる。他の例として、制御盤17は、フロートスイッチユニット20から冠水検知信号を受信した場合に、ディスプレイやスピーカ等の報知装置(図示省略)を通じて昇降路1の冠水を報知したり、乗りかご11を安全な階床2a〜2cに停止させる。
【0021】
巻上機15は、乗りかご11の背面に対面する位置において、昇降路1の内壁に固定されている。調速機16及び制御盤17は、例えば、乗りかご11の右側面に対面する位置において、昇降路1の内壁に固定されている。また、調速機16及び制御盤17は、かごガイドレール13aに隣接して配置されている。巻上機15、調速機16、及び制御盤17の高さ方向の設置位置は特に限定されないが、例えば、最下階床2aより上方に配置するのが望ましい。
【0022】
バッファ18は、乗りかご11の真下において、ピット4の底面に立設されている。バッファ18は、万一乗りかご11が落下した際に、衝撃を吸収するダンパとしての役割を担う。詳細の図示は省略するが、バッファ18は、ピット4の底面に設けられたバッファ台上に立設される。
【0023】
フロートスイッチユニット20は、昇降路1内が冠水したことを検知して、冠水検知信号を制御盤17に出力する。フロートスイッチユニット20は、かごガイドレール13aの背面に固定される。フロートスイッチユニット20の高さ方向の設置位置は特に限定されないが、例えば、ピット4内(すなわち、ピット4の底面から最下階床2aまでの間)に設置されるのが望ましい。また、フロートスイッチユニット20は、かごガイドレール13aに代えて、かごガイドレール13b或いは錘ガイドレール14a、14bに設置されてもよい。
【0024】
次に、図3〜図7を参照して、フロートスイッチユニット20の詳細を説明する。図3は、フロートスイッチユニット20の正面図である。図4は、フロートスイッチユニット20の側面図である。図5は、フロートスイッチユニット20の平面図である。図6は、ブラケット22の背面側の斜視図である。図7は、ブラケット22正面側の斜視図である。フロートスイッチユニット20は、フロートスイッチ21と、ブラケット22とを主に備える。
【0025】
フロートスイッチ21は、周囲の水位に応じて回路の導通状態が切り替わる電気部品である。より詳細には、フロートスイッチ21は、周囲の水位が閾値未満のときに、非導通状態となる。一方、フロートスイッチ21は、周囲の水位が閾値以上のときに、浮力によってフロートが浮き上がって回路が導通状態になる。そして、導通状態のフロートスイッチ21は、ケーブル24を通じて冠水検知信号を制御盤17に出力する。
【0026】
ブラケット22は、内部空間を有する箱型(直方体形状)の部材である。ブラケット22の内部空間には、フロートスイッチ21が収容される。そして、図6及び図7に示すように、ブラケット22には、壁面を貫通するボルト穴25、長穴26、流入口27、及び点検口28が形成されている。
【0027】
ブラケット22は、レールクリップ29によって、かごガイドレール13aの背面に着脱可能に固定される。より詳細には、ブラケット22のボルト穴25及び点検口28が形成された面とかごガイドレール13aの基部13cとを当接させ、レールクリップ29のボルトをボルト穴25に挿通させてナットで締結する。ブラケット22の高さ方向の設置位置は、検知したい水位に応じて適宜調整される。また、かごガイドレール13aにブラケット22を固定する方法は、レールクリップ29に限定されない。
【0028】
ブラケット22をかごガイドレール13aに取り付けると、長穴26が形成された面が上面となる。そして、フロートスイッチ21は、ブラケット22の内部空間において、長穴26の上下に取り付けられた取付ねじ23によって吊り下げられている。また、一端がフロートスイッチ21に接続されたケーブル24は、長穴26を通じて制御盤17にまで延設される。
【0029】
また、ブラケット22をかごガイドレール13aに取り付けると、流入口27が形成された面は、昇降路1の内壁に対面する(すなわち、かごガイドレール13aと反対側を向く)。また、流入口27は、ブラケット22の側面の下端に位置する。その結果、ピット4に溜まった水は、流入口27を通じてブラケット22の内部空間に流入する。すなわち、ブラケット22の内部空間の水位は、ピット4の水位と同じになる。
【0030】
また、点検口28は、ボルト穴25と同じ面に形成されている。そのため、ブラケット22をかごガイドレール13aに取り付けると、点検口28が形成された面は、かごガイドレール13aに対面する。また、点検口28は、流入口27より上方(より詳細には、側面の上端)に配置されている。
(【0031】以降は省略されています)

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