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公開番号2020195272
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201203
出願番号2019101554
出願日20190530
発明の名称配線部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20201106BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両へ組付ける作業が容易となる配線部材を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、幹線部分24と分岐線部分26とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材20と、前記幹線部分24が固定された幹線固定部34と、前記分岐線部分26が固定された分岐線固定部36とを含むシート材30と、を備え、前記分岐線固定部36は、前記幹線固定部34から分岐しており、前記分岐線固定部36に分岐線支持部が設けられており、前記分岐線支持部は、前記分岐線部分26の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分26を構成する前記線状伝送部材20よりも剛性が高く形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、
前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、
を備え、
前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、
前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、
前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形可能に形成されている、配線部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部は磁性体である、配線部材。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部が前記幹線固定部と重なる位置まで延びている、配線部材。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記幹線固定部に幹線支持部が設けられており、
前記幹線支持部は、前記幹線部分の長手方向に沿って延びており、前記幹線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材。
【請求項6】
請求項5に記載の配線部材であって、
前記幹線固定部には複数の前記幹線支持部が前記幹線部分の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている箇所が存在する、配線部材。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部は前記幹線支持部と接するように設けられる、配線部材。
【請求項8】
請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記幹線支持部は前記分岐線支持部よりも剛性が高く構成されている、配線部材。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材よりも並列方向に沿って外側に設けられている外側分岐線支持部を含む、配線部材。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材に重なる位置又はその間に設けられている内側分岐線支持部を含む、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1にはシート状に形成された機能性外装部材に電線が溶着されたワイヤーハーネスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018−137208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のワイヤーハーネスのような扁平な配線部材を車両へ組付ける作業の容易化が望まれている。
【0005】
そこで、車両へ組付ける作業が容易となる配線部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、を備え、前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両へ組付ける作業が容易となる配線部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す概略平面図である。
図2は図1におけるII−II線に沿った断面図である。
図3は図2におけるIII−III線に沿った断面図である。
図4は配線部材が持ち上げられる様子を示す説明図である。
図5は実施形態2にかかる配線部材を示す概略平面図である。
図6は分岐線支持部とシート材との固定態様の変形例を示す断面図である。
図7は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。
図8は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。
図9は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。
図10は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
【0011】
(1)幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、を備え、前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材である。これにより、分岐線部分が分岐線支持部に支持され、配線部材が第1の作業箇所ら第2の作業箇所へ移し替えられたときに分岐線部分の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材を車両へ組付ける作業が容易となる。
【0012】
(2)前記分岐線支持部は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形可能に形成されていてもよい。これにより、配線部材が、製造時、輸送時、車両組付け時にそれぞれ適切な形態となることができる。例えば、分岐線支持部が直線状態で配線部材が製造された後、分岐線支持部が曲がった状態で配線部材が輸送される。そして、配線部材の輸送後に再び分岐線支持部が直線状態で配線部材が車両に組付けられる。
【0013】
(3)前記分岐線支持部は磁性体であってもよい。これにより、分岐線支持部付きの配線部材が磁石によって吸着されることが可能となる。
【0014】
(4)前記分岐線支持部が前記幹線固定部と重なる位置まで延びていてもよい。これにより、幹線固定部から分岐線固定部が分岐する部分における分岐線部分の折れ曲がりが抑制される。
【0015】
(5)前記幹線固定部に幹線支持部が設けられており、前記幹線支持部は、前記幹線部分の長手方向に沿って延びており、前記幹線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されていてもよい。これにより、配線部材における幹線部が、幹線支持部材によって支持され、配線部材が第1の作業箇所から第2の作業箇所へ移し替えられたときに幹線部分の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材を車両へ組付ける作業が容易となる。
【0016】
(6)前記幹線固定部には複数の前記幹線支持部材が前記幹線部分の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている箇所が存在していてもよい。これにより、配線部材における幹線部が、幹線支持部の間の部分を境に曲げられることができる。
【0017】
(7)前記分岐線支持部は前記幹線支持部と接するように設けられていてもよい。これにより、分岐線支持部と幹線支持部との間で配線部材が折れ曲がることが抑制される。
【0018】
(8)前記幹線支持部は前記分岐線支持部よりも剛性が高く構成されていてもよい。これにより、分岐線部分よりも重くなることが多い幹線部分を幹線支持部がしっかり支持することができる。
【0019】
(9)前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材よりも並列方向に沿って外側に設けられている外側分岐線支持部を含んでいてもよい。これにより、分岐線部分における並列方向に沿った外側部分が外側分岐線支持部によって支持される。
【0020】
(10)前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材に重なる位置又はその間に設けられている内側分岐線支持部を含んでいてもよい。これにより、分岐線部分における並列方向に沿った内側部分が内側分岐線支持部によって支持される。
【0021】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0022】
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る配線部材について説明する。図1は実施形態1にかかる配線部材10を示す概略平面図である。図2は図1におけるII−II線に沿った断面図である。図3は図2におけるIII−III線に沿った断面図である。図4は配線部材10が持ち上げられる様子を示す説明図である。
【0023】
配線部材10は、複数の線状伝送部材20とシート材30とを備える。ここでは配線部材10は、分岐線支持部材40をさらに備える。分岐線支持部材40は、配線部材10に設けられる分岐線支持部の一例である。分岐線支持部材40は、シート材30とは別体に設けられた分岐線支持部の一例である。分岐線支持部がシート材と一体である例は後述される。シート材とは別体に設けられた分岐線支持部材の構成は、矛盾等がない限り、シート材と一体に設けられた分岐線支持部に適用することができる。
【0024】
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材20は、芯線21と芯線21の周囲の被覆22とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
【0025】
電気を伝送する線状伝送部材20としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材20は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
【0026】
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う被覆とを含む。線状伝送部材20が一般電線である場合、伝送線本体は芯線21であり、被覆は絶縁被覆22である。芯線21は複数の素線21aによって構成されていてもよい。複数の素線21aは撚られていてもよい。図2に示す例では、一のシート材30に同じ径、構造の線状伝送部材20が複数本配設されているが、複数本の線状伝送部材20の径、構造等は適宜設定されていればよく、径、構造等の異なる線状伝送部材20が同じシート材30に配設されていてもよい。
【0027】
線状伝送部材20は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。線状伝送部材20の端部には、線状伝送部材20と相手部材との接続形態に応じて、適宜端子、コネクタC等が設けられる。
【0028】
複数の線状伝送部材20は、幹線部分24と分岐線部分26とを含む形態に配線されている。ここでは、分岐線部分26が2つ設けられている。以下では、2つの分岐線部分26について分岐線部分26A、26Bと区別されることがある。
【0029】
分岐線部分26Aは、幹線部分24における一側部から分岐し、分岐線部分26Bは、幹線部分24における他側部から分岐している。分岐線部分26A、26Bは、幹線部分24の長手方向に沿って相互に異なる位置から分岐している。分岐線部分26Aの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して直交している。分岐線部分26Bの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して平行も直交もしていない。つまり、分岐線部分26Bの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して0度より大きく90度より小さい角度で交差している。もちろん、幹線部分24及び分岐線部分26の経路は上記したものに限られない。例えば、分岐線部分26は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24における一側部から分岐していてもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24の長手方向に沿って同じ位置から分岐していてもよい。
【0030】
図1に示す例では、シート材30上に7本の線状伝送部材20が配設されている。7本の線状伝送部材20はそれぞれ所定の経路に沿って配線されている。以下では、7本の線状伝送部材20について線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20F、20Gと区別されることがある。具体的には、線状伝送部材20A、20Bは、シート材30上において幹線部分24のみを構成するように配線される。線状伝送部材20C、20Dは、シート材30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が分岐線部分26Aを構成するように配線される。線状伝送部材20E、20Fは、シート材30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が分岐線部分26Bを構成するように配線される。線状伝送部材20Gは、シート材30上において中間部が幹線部分24を構成し、一端部が分岐線部分26Aを構成し、他端部が分岐線部分26Bを構成するように配線される。
(【0031】以降は省略されています)

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