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公開番号2020188677
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201119
出願番号2020081178
出願日20200501
発明の名称ケーブルの内部導体から絶縁体を除去する方法およびストリッピング装置
出願人コマツクス・ホールデイング・アー・ゲー
代理人特許業務法人川口國際特許事務所
主分類H02G 1/12 20060101AFI20201023BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】単純かつ信頼性のあるマルチコアケーブルの内部導体から絶縁体を除去する方法及びストリッピング装置を提供する。
【解決手段】剥離装置5によってケーブル10の内部導体から絶縁体を除去するための方法であって、ケーブル10の第1の部分においてケーブルシースが除去されるステップと、第1の部分をストリッピング装置5の第1のローラと第2のローラとの間に挿入するステップと、第2の部分がローラの間で第1の方向に移動するように、第2の部分をローラから離れるように移動させ、第2の部分がローラに近づくように第2の方向にケーブル10を移動させ、第1の部分をローラの間にクランプさせ、剥離ブレード42、44を第1の部分に向かって移動させて、剥離ブレード42、44が内部導体の絶縁体に切り込まれるように移動させ、ケーブル10を第1の方向に移動させて、絶縁体少なくとも一部を内部導体から除去する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ストリッピング装置(5)によってケーブル(10)の内部導体(30、31)から絶縁体(38)を除去する方法であって、
複数の内部導体(30、31)を有するケーブル(10)を用意するステップであって、前記ケーブル(10)の第1の部分(12)において前記ケーブルシース(20)が除去され、前記ケーブル(10)の第2の部分(14)において前記ケーブルシース(20)が除去されないステップと、
ケーブル(10)の第1の部分(12)をストリッピング装置(5)の第1の回転可能なローラ(60)と第2の回転可能なローラ(62)との間に挿入するステップと、
第1のローラ(60)および/または第2のローラ(62)が互いに向かって移動してケーブル(10)の第1の部分(12)をローラ(60、62)の間でクランプするように、第1のローラ(60)および/または第2のローラ(62)を移動させるステップと、
第1の部分(12)がローラ(60、62)の間にクランプされている間に、ケーブル(10)の第2の部分(14)がローラ(60、62)から離れるようにケーブル(10)を第1の方向に移動させるステップと、
ケーブル(10)の第2の部分(14)がローラ(60、62)に近づくようにケーブル(10)を第2の方向に移動させるステップであって、第1の方向は第2の方向と反対であり、第1の部分(12)はローラ(60、62)の間にクランプされるステップと、
剥離ブレード(42、44)が内側導体(30、31)の絶縁体(38)に切り込まれるように、剥離ブレード(42、44)をケーブル(10)の第1の部分(12)に向かって移動させるステップと、
ケーブル(10)を第1の方向に移動させて、絶縁体(38)の少なくとも一部を内側導体(30、31)から除去するステップと、
を備える方法。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
ケーブル(10)が第1の方向に移動した後、ケーブル(10)が第2の方向に移動する前に、ケーブル(10)の第1の区間(12)上のローラ(60、62)の圧力を増加させることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ケーブル(10)を切断するための剥離ブレード(42、44)および切断ブレード(46、48)が切断ヘッド(40)の一部である、請求項1または2に記載の方法であって、
ケーブル(10)の第1の部分(12)を剥離ブレード(42,44)間に配置するために第1の方向と直交する方向に切断ヘッド(40)を移動させるステップをさらに備える方法。
【請求項4】
ケーブル(10)の第1の部分(12)がローラ(60,62)間でクランプされている間に、ローラ(60,62)が各々一方向の動きのみに移動し、ローラ(60,62)の2つの方向の動きが正反対である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
クランプ中のケーブル(10)の第1の部分(12)のローラ(60,62)の圧力が、2つのローラ(60,62)間の距離の関数である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ローラ(60,62)が前記第1の部分(12)をクランプする圧力が、ローラ(60,62)間の距離とは独立に、特に空気圧で調整されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ケーブル(10)は、前記第1のセクション(12)が前記ローラ(60、62)の間にクランプされている間に、前記第1の方向および前記第2の方向に交互に複数回移動される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ケーブル(10)は、前記ケーブル(10)の内部導体(30、31)が一平面内に配置されるまで、前記第1の方向と前記第2の方向とに交互に移動される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
ケーブル(10)の内部導体(30,31)から絶縁物(38)を除去するストリッピング装置(5)にして、前記ケーブル(10)の第1の部分(12)において前記ケーブル(10)のケーブルシース(20)が除去され、かつ、前記ケーブル(10)の第2の部分(14)において前記ケーブル(10)の前記ケーブルシース(20)が除去されない装置であって、
第1のローラ(60)および第2のローラ(62)であって、これらローラ(60,62)が、ケーブル(10)の第1の部分(12)を第1のローラ(60)と第2のローラ(62)との間にクランプするように設計されたローラ、
第1の部分がローラ(60,62)の間にクランプされる間、ケーブル(10)を第1の方向および第1の方向とは反対の第2の方向に移動させるための移動装置(7)であって、ケーブル(10)の第1の方向への移動の間、ケーブル(10)の第2の部分(14)がローラ(60、62)から離れるように移動され、ケーブル(10)の第2の方向への移動の間、ケーブル(10)の第2の部分(14)がローラ(60、62)に近づくように移動される移動装置(7)および、
ケーブル(10)の内部導体(30、31)の絶縁体(38)を除去するための剥離ブレード(42、44)であって、剥離ブレード(42、44)は、ケーブル(10)が第1の方向に移動するとき、内部導体(30、31)の絶縁体(38)に切り込まれた剥離ブレード(42、44)および絶縁体(38)が内部導体(30、31)から除去されるように構成され、配置され得る剥離ブレードと、
を備えるストリッピング装置(5)。
【請求項10】
剥離ブレード(42,44)と切断ブレード(46,48)とを具備する切断ヘッド(40)をさらに備え、
切断ヘッド(40)が、ケーブル(10)の第1の部分(12)が剥離ブレード(42,44)の間に延在するように前記第1の方向と垂直な方向へ移動可能である、請求項9に記載のストリッピング装置(5)。
【請求項11】
前記ストリッピング装置(5)は、前記ケーブル(10)の前記第1の部分(12)を前記ローラ(60、62)の間にクランプする間に、前記ローラ(60、62)がそれぞれ1つの移動方向に沿ってのみ移動可能であり、前記ローラ(60、62)の2つの移動方向が互いに正反対であるように構成されている、請求項9または10に記載のストリッピング装置(5)。
【請求項12】
前記ストリッピング装置(5)は、前記ケーブル(10)の前記第1の部分(12)が前記ローラ(60、62)の間にクランプされている間に、前記ケーブル(10)の前記第1の部分(12)上の前記ローラ(60、62)の圧力を増大させることができるように構成され、
前記ローラ(60、62)が前記第1の部分(12)をクランプする圧力は、前記ローラ(60、62)の間の距離の関数である、請求項9〜11のいずれか1項に記載のストリッピング装置(5)。
【請求項13】
前記ストリッピング装置(5)は、前記ケーブル(10)の前記第1の部分(12)上の前記ローラ(60、62)の圧力が、前記ローラ(60、62)間の距離を実質的に変えることなく、前記ケーブル(10)の前記第1の部分(12)が前記ローラ(60、62)間にクランプされている間に、特に空気圧で増大され得るように構成されている、請求項9〜11のいずれか1項に記載のストリッピング装置(5)。
【請求項14】
前記ストリッピング装置(5)は、前記ローラ(60,62)間に前記第1部(12)をクランプした状態で、前記ケーブル(10)を前記第1方向および前記第2方向に交互に複数回移動させることができるように構成されている、請求項9〜13のいずれか1項に記載のストリッピング装置(5)。
【請求項15】
前記ストリッピング装置(5)は、前記ケーブル(10)の内部導体(30,31)が一平面内に配置されるまで、前記ケーブル(10)を前記第1の方向および前記第2の方向に交互に移動させることができるように構成設計されていることを特徴とする、請求項9〜14のいずれか一項に記載のストリッピング装置(5)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルの内部導体から絶縁体を除去する方法およびストリッピング装置に関する。
続きを表示(約 9,900 文字)【背景技術】
【0002】
マルチコアケーブルまたはシースケーブルは、シースで囲まれた、複数の個別に絶縁された内部導体を有する。シースは、少なくとも1つの外側絶縁層を有し、シールド編組または箔などの追加の層を含むことができる。個々の内部導体は、絶縁体(例えば、プラスチック絶縁体)によって取り囲まれた(通常、銅またはアルミニウム製の)撚られたストランドからなる。また、内部導体は、撚られていてもよい。
【0003】
マルチコアケーブルの自動処理を可能にするためには、ケーブルシースを取り外した後に内部導体が一列に並ぶように整列させると便利である。これにより、内部導体を特別な一対のブレードで剥ぎ取ることができるという要件が与えられる。
【0004】
従来知られている方法または、従来知られているストリッピング装置の欠点は、内側導体が列をなして互いに隣り合って整列されるが、内側導体が、ストリッピング装置による剥離のための移動が行われるのと同じ方向に撚られていないか、または撚られている場合に、問題が生じる可能性があることである。加えて、従来技術のストリッピング装置の場合には、内部導体を整列させるときに、絶縁体が変形させられ得ることとなる、および/または内部導体が変形させられ得る、という欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
とりわけ、技術的に単純かつ信頼性のある方法でマルチコアケーブルの内部導体から絶縁体を除去することができる方法またはストリッピング装置が必要とされ得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このようなニーズは、独立請求項に係る、ケーブルおよびストリッピング装置の内部導体から絶縁体を除去する方法によって満たすことができる。有利な実施形態は、従属請求項に規定されている。
【0007】
本発明の第1の態様によれば、ストリッピング装置によってケーブルの内部導体から絶縁体を除去する方法が提案され、本方法は、複数の内部導体を有するケーブルを供給するステップであって、ケーブルの第1の部分においてケーブルシースが除去され、ケーブルの第2の部分においてケーブルシースが除去されないステップと、ケーブルの第1の部分をストリッピング装置の第1の回転可能ローラと第2の回転可能ローラとの間に挿入するステップと、第1のローラおよび/または第2のローラを、第1のローラおよび第2のローラがこれらローラの間でケーブルの第1の部分をクランプするために互いに向かって移動するように移動させるステップと、ケーブルの第1の部分がローラの間にクランプされている間にケーブルの第2の部分がローラから離れるように、ケーブルを第1の方向に移動させるステップと、ケーブルの第2の部分がローラに近づくようにケーブルを第2の方向に移動させるステップであって、第1の部分がローラの間にクランプされている間に、第1の方向が第2の方向とは反対であるステップと、剥離ブレードが内部導体の絶縁体を切り込むように、剥離ブレードをケーブルの第1の部分に向かって移動させるステップと、内側導体から絶縁体の少なくとも一部を除去するようにケーブルを第1の方向に移動させるステップと、を備える。本方法のステップは、特に、示された順序で実行することができる。
【0008】
この利点は、このようにして、マルチコアケーブルの内部導体を技術的に簡単な方法で剥ぎ取ることができることである。これは、内部導体の絶縁を技術的に簡単な方法で除去できることを意味する。特に、たとえケーブルの内部導体が撚られていなくても、1つの平面内で内部導体を整列させるときに、絶縁体または内部導体が変形することを確実に防止する。さらに、これにより、ケーブルのケーブルシースが除去されたケーブルの内部導体を、ケーブルのわずかな部分でのみ剥がすことが可能になる。
【0009】
本発明の第2の態様によれば、ケーブルの内部導体から絶縁材を除去するストリッピング装置であって、前記ケーブルの第1の部分において、前記ケーブルのシースが除去され、前記ケーブルの第2の部分において、前記ケーブルのシースが除去されず、前記ストリッピング装置が、第1の回転可能ローラと第2の回転可能ローラとを備え、前記ローラが、前記第1のローラと前記第2のローラとの間の前記ケーブルの前記第1の部分をクランプするように設計され、前記ローラが、前記第1の区間が前記ローラ間でクランプされる間に、前記ケーブルを第1の方向および前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させる移動装置であって、前記ケーブルの前記第1の方向への移動中に、前記ケーブルの前記第2の部分が前記ローラから離れ、前記ケーブルの前記第2の方向への移動中に、前記ケーブルの前記第2の部分が、前記ローラに近づくように移動し、前記ケーブルの前記内部導体の前記絶縁材を除去するストリッピングブレードであって、前記ストリッピングブレードが、ケーブルが第1の方向に移動するときに、ストリッピングブレードが内部導体の絶縁体を切断し、絶縁体が内部導体から除去されるように設計かつ配置される。
【0010】
この利点は、マルチコアケーブル、すなわち複数の内部導体を有するケーブルが、技術的に単純かつ信頼性のある方法でストリッピング装置によって剥離できることである。これは、内部導体の絶縁体を技術的に簡単な方法で除去できることを意味する。加えて、ストリッピング装置は、たとえ内部導体がねじられていなくても、一平面内で内部導体を整列させるときに、絶縁体および/または内部導体が変形することを確実に防止する。さらに、ケーブルシースがケーブルから除去される部分が特に短いかまたは小さくても、ストリッピング装置によって内部導体から絶縁を除去することができる。さらに、ストリッピング装置は、費用対効果が高くなるように設計される。
【0011】
本発明の実施形態の可能な特徴および利点は、とりわけ、本発明を限定することなく、以下に記載される概念および発見に基づくものと見なされ得る。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、ケーブルが第1の方向に移動された後、ケーブルが第2の方向に移動される前に、ケーブルの第1の部分上のローラの圧力が増加される。この利点は、一列または一平面において互いに隣接する内部導体の整列が、より確実にまたは迅速に達成されることである。特に、内部導体が非常に強く互いにねじれ合っている場合、一列または一平面内で隣り合う内部導体の整列を、特に信頼性のある方法で達成することができる。
【0013】
本方法の一実施形態によれば、前記ケーブルを切断するためのストリッピングブレードおよび切断ブレードは、カッターヘッドの一部であり、本方法は、前記ストリッピングブレードの間に前記ケーブルの前記第1の部分を配置するために、前記第1の方向に垂直な方向に前記カッターヘッドを移動させる工程をさらに備える。この利点は、剥離ブレードと切断ブレードとを互いに独立して使用できることである。これは、方法の可変性を増加させる。
【0014】
本方法の一実施形態によれば、ローラは、ローラ間にケーブルの第1の部分をクランプする際に、移動方向の一方に沿ってのみ各々移動される。ここで、ローラの2つの移動方向は、互いに正反対である。この利点は、ローラが、互いに横断するいかなる運動も、互いにオフセットした運動も実行せず、互いに反対の2つの方向の直線運動のみを実行し、したがって、いわば、互いに向かう、または互いから離れることである。これは、内側導体が、たとえねじられていなくても、一列または一平面において互いに隣接して確実に整列されることを保証する。特に、内部導体または内部導体の絶縁体の変形を確実に防止することができる。
【0015】
本方法の一実施形態によれば、クランプ中のケーブルの第1の部分上のローラの圧力は、2つのローラ間の距離の関数である。この利点は、この方法が、技術的に特に単純なストリッピング装置を用いて実施され得ることである。さらに、この方法は特に信頼性が高い。
【0016】
本方法の一実施形態によれば、ローラが第1の部分をクランプする圧力は、ローラ間の距離とは独立に、特に空気圧で調整される。これの利点は、内部導体が、特に信頼性のある方法で、一平面内に移動または移動されることである。さらに、内部導体の絶縁体は、内部導体からさらに正確に除去することができる。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、ケーブルは、第1の方向および第2の方向に交互に複数回移動され、一方、第1の部分は、ローラ間にクランプされる。この1つの利点は、内部導体の絶縁体が除去される前に、ケーブルの内部導体が一平面内に配置されることが、技術的に単純かつ特に信頼性の高い方法で確保されることである。
【0018】
本方法の一実施形態によれば、ケーブルの内部導体が一平面内に配置されるまで、ケーブルを第1の方向および第2の方向に交互に移動させる。ここでの利点は、絶縁体に切断する前に、内部導体が実際に一平面内に配置されることを確実にすることである。これにより、絶縁体の除去が特に確実な方法で確保される。
【0019】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、切断ヘッドを更に備え、切断ヘッドは、剥離ブレードおよび切断ブレードを備え、切断ヘッドは、ケーブルの第1の部分が剥離ブレード間に延在するように、第1の方向に垂直な方向に移動させることができる。この利点は、ストリッピング装置において、剥離ブレードおよび切断ブレードを互いに独立して使用できることである。これは、ストリッピング装置の可変性を増大させる。
【0020】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、ローラ間のケーブルの第1の部分のクランプ中に、ローラの各々は、1つの移動方向に沿ってのみ移動することができ、ローラの2つの移動方向は、互いに正反対であるように設計される。この利点は、ストリッピング装置において、ローラが横方向の移動、すなわち、互いにオフセットした移動を行うことができないが、ローラは、一方の移動方向に沿って、互いに向かって、かつ、互いに離れる方向にのみ移動することができることである。これにより、互いに撚り合わされていない内部導体を有するケーブルの場合であっても、内部導体および/または絶縁体の変形を生じさせることなく、内部導体を一平面内で整列させることができる。
【0021】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、ケーブルの第1の部分にローラの圧力を増加させることができる一方で、ケーブルの第1の部分がローラ間にクランプされるように設計され、ローラが第1の部分をクランプする圧力はローラ間の距離の関数である。ここでの利点は、ストリッピング装置を技術的に特に簡単で費用対効果の高い方法で設計できることである。
【0022】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、ローラ間の距離を大きく変えることなく、ケーブルの第1の部分上のローラの圧力を、特に空気圧で増加させることができ、一方、ケーブルの第1の部分がローラ間にクランプされるように設計される。この利点は、ストリッピング装置が、内部導体を一平面内で特に確実に整列させることができることである。更に、内部導体の絶縁体は、ストリッピング装置によって更に信頼性の高い方法で除去することができる。
【0023】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、ケーブルを第1の方向および第2の方向に交互に複数回動かすことができ、一方、第1の部分はローラ間にクランプされるように設計される。これの利点は、ストリッピング装置によって、内部導体の絶縁体が除去される前に、ケーブルの内部導体を互いに隣接して、または一平面内に、信頼性があり技術的に簡単な方法で配置することができることである。
【0024】
ストリッピング装置の一実施形態によれば、ストリッピング装置は、ケーブルの内部導体が一平面内に配置されるまで、ケーブルを第1の方向および第2の方向に交互に移動させることができるように設計される。ここでの利点は、内部導体が実際に一平面内で整列または配置されるまで、ストリッピング装置が第1の方向または第2の方向へのケーブルの移動を停止しないことである。これにより、その後の絶縁体の切断および内部導体からの絶縁体の除去を、成功裏にかつ正確に行うことができることが保証される。
【0025】
本発明の可能な特徴および利点のいくつかは、異なる実施形態を参照して本明細書に記載されることに留意されたい。当業者は、本発明のさらなる実施形態に到達するために、特徴が適切な方法で組み合わされ、適合され、または交換され得ることを認識する。
【0026】
以下では、本発明の実施形態を添付の図面を参照して説明するが、図面も説明も本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本発明によるストリッピング装置の一実施形態の斜視図を示す。
ケーブルシースが第1の部分で除去された複数の内部導体を有するケーブルの斜視図を示す。
図1のストリッピング装置のブレードブロックの正面図を示す。
第1の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の側面図を示す。
第1の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の斜視図である。
第2の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の側面図を示す。
第3の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の側面図を示す。
図8は、第4の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の側面図を示す。
第5の方法のステップ中の図1のストリッピング装置の側面図を示す。
第5の方法ステップ中の図1のストリッピング装置の斜視図を示す。
【0028】
図面は、単に概略的なものであり、正確な縮尺ではない。異なる図面における同一の参照符号は、同一であるか、または同一の効果を有する特徴を示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1は、本発明によるストリッピング装置5の一実施形態の斜視図を示す。図2は、複数の内部導体30、31を有するケーブル10の斜視図を示し、その内ケーブルシース20は、第1の部分12内で除去される。図3は、図1のストリッピング装置5のブレードブロックの正面図を示す。
【0030】
図3では、いわばブレードブロックを図1の左側から見ている。
【0031】
ストリッピング装置は、ケーブル10の複数の内部導体30、31から絶縁体38を除去するように設計されている。ケーブル10は、通常、1つ以上の外側絶縁層を有するケーブルシース20を備える。ケーブルシース20は、シールド編組または箔のような追加の層を含むことができる。
【0032】
ケーブル10は、複数の内部導体30、31またはコアを有する。これは、ケーブル10がマルチコアケーブル10であることを意味する。内部導体30、31は、図4に例示されているように一緒に撚り合わせることができる。しかしながら、図2に示すように、ケーブル10の内部導体30、31またはコアは、互いに平行に延びることも可能である。これは、内部導体30、31が一緒に撚り合わされないことが可能であることを意味する。
【0033】
内側導体30、31は、複数のストランド35、36を有することができる。複数のストランド35、36は、一緒に撚り合わせることができる。また、ストランド35、36を一緒に撚り合わせないことも可能である。
【0034】
ケーブル10の場合、ケーブルシース20は、ケーブル10の第1の部分12で除去され、各々が絶縁体38を有する内部導体30,31が露出するようになっている。図2において、ケーブル10の第1の部分12は、左側に位置している。ケーブル10の第2の部分14において、ケーブルシース20は依然として存在する。図2において、ケーブル10の第2の部分14は右側に配置されている。
【0035】
ケーブルシース20は、ケーブル10の第1の部分12において、ストリッピング装置によって除去されていてもよい。ケーブル・シース20は、ケーブル10の第1の部分12内で手動で、または別の装置を用いて除去することも可能である。
【0036】
このストリッピング装置は、上側切断ブレード46と、下側切断ブレード48と、上側剥離ブレード42と、下側剥離ブレード44とを備えるブレードブロックを有する。2つの剥離ブレード42、44それぞれは、外部突起を有しており、剥離ブレード42、44が閉じているときには、ケーブル10の長手方向軸線に垂直な面に長方形が形成されるようになっている。ケーブル10の長手方向軸線は、図3の延伸平面の内外に延在している。ケーブル10は、剥離ブレード42、44が使用されるとき、この長方形を通って延在する。
【0037】
また、切断ブレード46、48はそれぞれV字状であり、切断ブレード46、48が閉じているときに、切断ブレード46、48の一部で形成される開口がケーブル10の長手方向軸線に垂直な平面内に作成されるようになっている。ケーブル10は、切断ブレード46、48が使用されるときに、これらの開口部を通って延在する。
【0038】
切断ブレード46、48は、ケーブル10または内側導体30、31を切断または裁断するように設計されている。しかしながら、切断ブレード46、48を使用してケーブルシース20を切り込み、切断ブレードを使用してシースを除去することも考えられる。
【0039】
剥離ブレード42、44はそれぞれ、複数の凸部および凹部を有する。これは、剥離ブレード42、44がそれぞれ、ケーブル10に対向するその切刃上にジグザグ形状を有することを意味する。上部剥離ブレード42、44の凸部および凹部は、下部剥離ブレード42、44の凸部および凹部と相補的になるように設計することができる。筒部または凹部の数は、内部導体30、31の(最大)数に対応することができ、その結果、各内部導体30、31に対して第2の剥離ブレード42、44のノッチまたは凹部が存在する。剥離ブレード42、44は、内部導体30、31の絶縁体38を切断または切り込むために使用される。
【0040】
切断ヘッド40は、ケーブル10の長手方向(図3では左または右)に垂直な平面を移動させることができる。これは、切断ヘッド40が閉じているときに切断ブレード46、48がケーブル10を切断するか、またはカッターヘッド40が閉じているときに剥離ブレード42、44が内側導体30、31の絶縁体38を切断するような位置にカッターヘッド40を移動させることができることを意味する。したがって、ケーブル10は、剥離ブレード42、44の間、または切断ブレード46、48の間のいずれかに配置される。
【0041】
図面において、切断ヘッド40は、ケーブル10が剥離ブレード42、44の間に配置されるように常に配置されている。
【0042】
剥離装置5は、第1ローラ60または上側ローラと第2ローラ62または下側ローラとを有している。ローラ60、62は円筒形として設計することができる。ローラ60、62はそれぞれ、それらの水平軸の周りを回転することができる。図3のローラ60、62は、剥離ブレード42、44よりも右側に配置されている。切断ヘッド40の閉動作により、ローラ60、62が互いに向かって移動する。つまり、カッターヘッド40を閉じたとき、あるいはカッターヘッド40の上部と下部を互いに対向させたとき、ローラ60,62も互いに対向して移動することになる。ローラ60、62は、複数の圧縮バネ50、52によって作用される。圧縮バネ50、52は、ケーブル10がローラ60、62の間にクランプされるとき、ケーブル10の第1の部分12にクランプ力を発生させる。クランプ力は、2つのローラ60、62の間の距離の関数である。剥離ブレード42、44がさらに閉じると、ローラ60、62がケーブル10の第1の部分12を押圧するようになる。
【0043】
ローラ60、62は、はぃりブレード42、44から独立した閉鎖装置を有することも考えられる。閉鎖装置は、例えば、空気圧シリンダを有することができる。したがって、ローラ60、62間の距離とは無関係に、ケーブル10の第1の部分12上のローラ60、62のクランプ力を変更することができる。
【0044】
ローラ60、62は、実質的に上方(互いに離れて)および下方(互いに向かって)にのみ移動することができる。ローラ60、62の横方向の移動は設けられていない。
【0045】
以下に、ケーブル10の内部導体30、31またはコアから絶縁体38または絶縁物を除去する方法のプロセスフローを説明する。
【0046】
図4は、第1の方法ステップ中の図1のストリッピング装置5の側面図を示す。図5は、第1の方法ステップ中の図1のストリッピング装置5の斜視図を示す。
【0047】
まず、複数の内部導体30,31を備えたケーブル10が提供され、ここで、ケーブルシース20は、第1の部分12においてケーブル10から既に取り外されている(図2参照)。内部導体30、31は、一緒に撚り合わせることができ(図3参照)、または図2に示すように、一緒に撚り合わせない。第2の部分14において、ケーブルシース20は、ケーブル10上に依然として存在する。
【0048】
ケーブル10は、ストリッピングブレード42、44の間でその第1の部分12と共に案内される。次いで、切断ヘッド40は、ケーブル10の第1の部分12または第1の部分12一部が2つのローラ60、62の間にクランプされるのに十分に遠くまで閉じられる。ここで、ローラ60、62は、ケーブル10の内部導体30、31上を反対方向に押圧する。この押圧またはその力は、図4の2つの矢印で示される。
【0049】
図4において、ケーブル10は、ローラ60、62の間で、第2の部分14のケーブルシース20がブレードブロックにほぼ接触するように、深く案内されている。
【0050】
図6は、第2の方法ステップ中または第2の方法ステップの後における、図1のストリッピング装置5の側面図を示す。ケーブル10の第1の部分12の領域をローラ60、62の間にクランプした後、ケーブル10は、移動装置7(例えば、複数のローラ)によって第1の方向にその長手方向軸線に沿って移動され(長手方向軸線は、図6において左から右または右から左に延在する)、その結果、ケーブルシース20が存在するケーブル10の第2の部分14は、剥離ブレード42、44またはローラ60、62から除去される。この動きを図6に矢印で示す。
(【0051】以降は省略されています)

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