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公開番号2020188651
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201119
出願番号2019093597
出願日20190517
発明の名称ギヤードモータ、および接点式タイマースイッチ
出願人日本電産サンキョー株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 7/116 20060101AFI20201023BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の歯車を収容する第1ケース部材および第2ケース部材の底壁の強度を高めることのできるギヤードモータ、および接点式タイマースイッチを提供すること。
【解決手段】ギヤードモータ1a、および接点式タイマースイッチ1は、第1ケース部材10の第1底壁11と第2ケース部材20の第2底壁21との間に、複数の歯車51、52、53、54を備えた伝達機構50と、回転部材60とを有している。第1底壁11の内面11a、および第2底壁21の内面21aは、伝達機構50および回転部材60のレイアウトに沿って凹部が形成され。第1底壁11の外面11b、および第2底壁21の外面21bでは、凹部と重なる領域が凸部になっている。従って、第1底壁11および第2底壁21の強度を高めることができるとともに、第1底壁11と第2底壁21との間の容積を狭めることができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
第1ケース部材と、
前記第1ケース部材の底壁である第1底壁に対向する第2底壁を備えた第2ケース部材と、
前記第1底壁と前記第2底壁との間に配置された複数の歯車を含む伝達機構と、
を有し、
前記第1底壁および前記第2底壁のうちの一方の底壁の他方の底壁側に向いた内面には、前記複数の歯車のうち、前記一方の底壁と対向する第1歯車に対して前記第1歯車の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第1凹部が形成され、
前記一方の底壁の前記他方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第1凹部と重なる領域は、前記第1凹部の径方向外側で前記第1凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記他方の底壁とは反対側に突出した第1凸部になっていることを特徴とするギヤードモータ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のギヤードモータにおいて、
前記他方の底壁の前記一方の底壁側に向いた内面には、前記複数の歯車のうち、前記他方の底壁と対向する第2歯車に対して前記第2歯車の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第2凹部が形成され、
前記他方の底壁の前記一方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第2凹部と重なる領域は、前記第2凹部の径方向外側で前記第2凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記一方の底壁とは反対側に突出した第2凸部になっていることを特徴とするギヤードモータ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のギヤードモータにおいて、
前記伝達機構は、前記第1歯車を複数、含み、
前記他方の底壁の内面には、前記複数の第1歯車の各々に対応する複数の前記第1凹部が形成され、
前記複数の第1凹部は繋がっていることを特徴とするギヤードモータ。
【請求項4】
請求項1から3までの何れか一項に記載のギヤードモータにおいて、
前記一方の底壁は、前記第2底壁であり、
前記他方の底壁は、前記第1底壁であることを特徴とするギヤードモータ。
【請求項5】
請求項1から4までの何れか一項に記載のギヤードモータにおいて、
前記モータは、前記第1底壁と、前記第1底壁に対して前記第2底壁と反対側から重なるカバーとの間に配置され、
前記カバーは、前記第1底壁に前記第2底壁とは反対側から重なるフランジ部と、前記フランジ部から前記モータの胴部に沿って前記第1底壁とは反対側に突出し、前記胴部が内側に配置された筒部と、前記筒部の前記第1底壁とは反対側の端部を塞ぎ、前記胴部に前記第1底壁とは反対側から重なる底板部と、を備えていることを特徴とするギヤードモータ。
【請求項6】
請求項1から5までの何れか一項に記載のギヤードモータにおいて、
前記第1ケース部材、および前記第2ケース部材は、ポリカーボネートと、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンの共重合合成樹脂とのポリマーアロイからなることを特徴とするギヤードモータ。
【請求項7】
請求項1から6までの何れか一項に記載のギヤードモータを備えた接点式タイマースイッチであって、
前記第1底壁と前記第2底壁との間に配置された複数の接点と、
前記モータの回転が前記伝達機構を介して伝達され、前記複数の接点のうちの少なくとも一つの接点を移動させて他の接点と接触させる回転部材と、
を有し、
前記一方の底壁の内面には、前記回転部材の前記一方の底壁側に向いた第1部分に対して前記第1部分の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第3凹部が形成され、
前記一方の底壁の外面で前記第3凹部と重なる領域は、前記第3凹部の径方向外側で前記第3凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記他方の底壁とは反対側に突出した第3凸部になっていることを特徴とする接点式タイマースイッチ。
【請求項8】
請求項7に記載の接点式タイマースイッチであって、
前記他方の底壁の内面には、前記回転部材の前記他方の底壁側に向いた第2部分に対して前記第2部分の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第4凹部が形成され、
前記他方の底壁の前記一方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第4凹部と重なる領域は、前記第4凹部の径方向外側で前記第4凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記一方の底壁とは反対側に突出した第4凸部になっていることを特徴とする接点式タイマースイッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第1ケース部材と第2ケース部材との間に複数の歯車が配置されたギヤードモータ、および接点式タイマースイッチに関するものである。
続きを表示(約 12,000 文字)【背景技術】
【0002】
接点式タイマースイッチとして、第1ケース部材の底壁である第1対向部と、第2ケース部材において第1対向部と対向する第2対向部との間に、複数の歯車を備えた接点移動機構、および接点が配置された構造が特許文献1に記載されている。同文献では、接点式タイマースイッチを爆発性雰囲気中で用いた場合の爆発を防止するために、第1対向部および第2対向部の一方において、接点移動機構および接点と平面視で重ならない領域に底上げ部を設け、第1対向部と第2対向部との間の内容積を狭めることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2018−45849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ギヤードモータにおいて、第1ケース部材の第1対向部および第2ケース部材の第2対向部には強度の向上が望まれているが、特許文献1に記載の接点式タイマースイッチ(ギヤードモータ)では、底上げ部が設けられている領域を除けば、略一定厚の板状であるため、十分な強度を得ることができないという問題点がある。
【0005】
以上の問題点に鑑みて、本発明は、複数の歯車を収容する第1ケース部材および第2ケース部材の底壁の強度を高めることのできるギヤードモータ、および接点式タイマースイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のギヤードモータは、モータと、第1ケース部材と、前記第1ケース部材の底壁である第1底壁に対向する第2底壁を備えた第2ケース部材と、前記第1底壁と前記第2底壁との間に配置された複数の歯車を含む伝達機構と、を有し、前記第1底壁および前記第2底壁のうちの一方の底壁の他方の底壁側に向いた内面には、前記複数の歯車のうち、前記一方の底壁と対向する第1歯車に対して前記第1歯車の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第1凹部が形成され、前記一方の底壁の前記他方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第1凹部と重なる領域は、前記第1凹部の径方向外側で前記第1凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記他方の底壁とは反対側に突出した第1凸部になっていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、第1ケース部材の第1底壁、および第2ケース部材の第2底壁のうち、一方の底壁は、第1歯車に沿う形状になっている。このため、一方の底壁の強度を高めることができる。また、一方の底壁が第1歯車に沿う形状になっているため、第1ケース部材と第2ケース部材との間の内容積を小さくすることができる。従って、本発明に係るギヤードモータを用いて接点式タイマースイッチを構成する際に、第1ケース部材と第2ケース部材との間に接点を設けても、第1ケース部材と第2ケース部材との間の内容積が小さいので、防爆性を実現することができる。
【0008】
本発明において、前記他方の底壁の前記一方の底壁側に向いた内面には、前記複数の歯
車のうち、前記他方の底壁と対向する第2歯車に対して前記第2歯車の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第2凹部が形成され、前記他方の底壁の前記一方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第2凹部と重なる領域は、前記第2凹部の径方向外側で前記第2凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記一方の底壁とは反対側に突出した第2凸部になっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1ケース部材の第1底壁、および第2ケース部材の第2底壁のうち、他方の底壁は、第2歯車に沿う形状になっている。このため、他方の底壁の強度を高めることができる。
【0009】
本発明において、前記伝達機構は、前記第1歯車を複数、含み、前記他方の底壁の内面には、前記複数の第1歯車の各々に対応する複数の前記第1凹部が形成され、前記複数の第1凹部は繋がっている態様を採用することができる。
【0010】
本発明において、前記一方の底壁は、前記第2底壁であり、前記他方の底壁は、前記第1底壁である態様を採用することができる。
【0011】
本発明において、前記モータは、前記第1底壁と、前記第1底壁に対して前記第2底壁と反対側から重なるカバーとの間に配置され、前記カバーは、前記第1底壁に前記第2底壁とは反対側から重なるフランジ部と、前記フランジ部から前記モータの胴部に沿って前記第1底壁とは反対側に突出し、前記胴部が内側に配置された筒部と、前記筒部の前記第1底壁とは反対側の端部を塞ぎ、前記胴部に前記第1底壁とは反対側から重なる底板部と、を備えている態様を採用することができる。
【0012】
本発明において、前記第1ケース部材、前記第2ケース部材、および前記カバーは、ポリカーボネート(PC)と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンの共重合合成樹脂(ABS)とのポリマーアロイからなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、ABS樹脂有する高成形加工性と、PCが有する機械的特性、衝撃耐性、耐熱性を兼ね備えたケースを実現することができる。
【0013】
本発明に係るギヤードモータは接点式タイマースイッチに用いることができ、接点式タイマースイッチは、前記第1底壁と前記第2底壁との間に配置された複数の接点と、前記モータの回転が前記伝達機構を介して伝達され、前記複数の接点のうちの少なくとも一つの接点を移動させて他の接点と接触させる回転部材と、を有し、前記一方の底壁の内面には、前記回転部材の前記一方の底壁側に向いた第1部分に対して前記第1部分の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第3凹部が形成され、前記一方の底壁の外面で前記第3凹部と重なる領域は、前記第3凹部の径方向外側で前記第3凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記他方の底壁とは反対側に突出した第3凸部になっている態様を採用することができる。
【0014】
本発明に係る接点式タイマースイッチは、前記他方の底壁の内面には、前記回転部材の前記他方の底壁側に向いた第2部分に対して前記第2部分の径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第4凹部が形成され、前記他方の底壁の前記一方の底壁とは反対側に向いた外面で前記第4凹部と重なる領域は、前記第4凹部の径方向外側で前記第4凹部に沿って円弧状に延在する側壁が前記一方の底壁とは反対側に突出した第4凸部になっている態様を採用することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明では、第1ケース部材の第1底壁、および第2ケース部材の第2底壁のうち、一方の底壁は、第1歯車に沿う形状になっている。このため、一方の底壁の強度を高めることができる。また、一方の底壁が第1歯車に沿う形状になっているため、第1ケース部材と第2ケース部材との間の内容積を小さくすることができる。従って、本発明に係るギヤ
ードモータを用いて接点式タイマースイッチを構成する際に、第1ケース部材と第2ケース部材との間に接点を設けても、第1ケース部材と第2ケース部材との間の内容積が小さいので、防爆性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明を適用した接点式タイマースイッチをカバーの側からみた斜視図。
図1に示す接点式タイマースイッチを第2ケース部材の側からみた斜視図。
図1に示す接点式タイマースイッチにおいてカバーおよびモータを外した様子をカバーの側からみた分解斜視図。
図1に示す接点式タイマースイッチにおいて第1ケース部材と第2ケース部材とを分離した様子を第1ケース部材の側からみた分解斜視図。
図1に示す接点式タイマースイッチにおいて第1ケース部材と第2ケース部材とを分離した様子を第2ケース部材の側からみた分解斜視図。
図1に示す第1ケース部材の第1底壁を内面側からみた斜視図。
図6に示す第1ケース部材に歯車等を配置した様子を示す斜視図。
図1に示す第2ケース部材の第2底壁を内面側からみた斜視図。
図8に示す第2ケース部材に歯車等を配置した様子を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態に係るギヤードモータ1a、および接点式タイマースイッチ1を説明する。なお、以下において、互いに直交する3方向をそれぞれX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向として説明する。また、以下の説明では、第1底壁11および第2底壁21のうち、本発明における「一方の底壁」が第2底壁21に相当し、本発明における「他方の底壁」が第1底壁11に相当する場合を中心に説明する。
【0018】
(接点式タイマースイッチの全体構造)
図1は、本発明を適用した接点式タイマースイッチ1をカバー30の側からみた斜視図である。図2は、図1に示す接点式タイマースイッチ1を第2ケース部材20の側からみた斜視図である。図3は、図1に示す接点式タイマースイッチ1においてカバー30およびモータ40を外した様子をカバー30の側からみた分解斜視図である。図4は、図1に示す接点式タイマースイッチ1において第1ケース部材10と第2ケース部材20とを分離した様子を第1ケース部材10の側からみた分解斜視図である。図5は、図1に示す接点式タイマースイッチ1において第1ケース部材10と第2ケース部材20とを分離した様子を第2ケース部材20の側からみた分解斜視図である。
【0019】
図1および図2に示す接点式タイマースイッチ1は、冷蔵庫の内部に設置されて、予め設定された期間中にコンプレッサとヒータとを所定時間ずつ選択的に動作させる冷蔵庫用霜取りタイマーであり、冷蔵庫の内部に設置された際、接点式タイマースイッチ1は、冷媒(爆発性雰囲気)に晒される。
【0020】
図3、図4、および図5に示すように、接点式タイマースイッチ1は、ギヤードモータ1aを備えており、ギヤードモータ1aは、第1ケース部材10と、第1ケース部材10の底壁である第1底壁11に対向する第2底壁21を備えた第2ケース部材20と、第1底壁11に対して第2底壁21と反対側から重なるカバー30とを有している。ギヤードモータ1aは、第1底壁11とカバー30との間に配置されたモータ40と、第1底壁11と第2底壁21との間に配置された複数の歯車を含む伝達機構50とを有している。ギヤードモータ1aを用いて接点式タイマースイッチ1を構成するにあたって、接点式タイマースイッチ1には、伝達機構50を介してモータ40の回転が伝達される回転部材60が設けられ、接点式タイマースイッチ1では、回転部材60の回転に連動して接点が駆動される。
【0021】
第1ケース部材10、第2ケース部材20、およびカバー30は、樹脂製である。本形態において、第1ケース部材10、第2ケース部材20、およびカバー30は、ポリカーボネート(PC)と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンの共重合合成樹脂(ABS)とのポリマーアロイからなる。従って、第1ケース部材10、第2ケース部材20、およびカバー30は、ABS樹脂有する高成形加工性と、PCが有する機械的特性、衝撃耐性、耐熱性を兼ね備えている。
【0022】
第1ケース部材10は、第1底壁11と、第1底壁11の外縁からZ軸方向に屈曲した第1側壁12とを有している。第1底壁11の平面形状は、全体として長方形である。第1ケース部材10において、第1側壁12には、接点式タイマースイッチ1を冷蔵庫に固定する際の位置決め等を行う柱状部101、102が設けられている。また、第1ケース部材10には、第1ケース部材10、第2ケース部材20、およびカバー30を連結するためのねじ91、92を通す穴106、107が形成されている。また、第1ケース部材10では、第1ケース部材10および第2ケース部材20を連結するためのねじ93が嵌る穴108がZ軸方向の他方側Z2に向けて開口している。
【0023】
第2ケース部材20は、第2底壁21と、第2底壁21の外縁からZ軸方向の他方側Z2に屈曲した第2側壁22とを有している。第2底壁21の平面形状は、全体として長方形である。第2ケース部材20には、ねじ91、92、93を通す穴206、207、208が形成されている。
【0024】
(モータ40およびカバー30の構成)
第1ケース部材10の第1底壁11とカバー30との間にモータ40を配置するにあたって、カバー30は、第1ケース部材10の第1底壁11に第2ケース部材20の第2底壁21とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)から重なるフランジ部31と、フランジ部31からモータ40の胴部41に沿って第1底壁11とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)に突出した筒部32とを有しており、モータ40の胴部41は、筒部32の内側に配置されている。また、カバー30は、筒部32の第1底壁11とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)の端部を塞ぐ底板部33を有しており、底板部33は、胴部41に第1底壁11とは反対側(Z軸方向の一方側Z1)から重なっている。
【0025】
モータ40では、モータケース42の切り欠きからコイルボビン43の一部が突出しており、コイルボビン43には、端子ピン46、47が貫通する穴331、332が形成されている。端子ピン46、47にはコイルの端部(図示せず)が電気的に接続される。
【0026】
第1ケース部材10には、略円形の受け部15が形成されており、第1ケース部材10にモータ40およびカバー30を重ねると、モータ40の胴部41およびカバー30の筒部32は受け部15によって支持され、フランジ部31は、端子ピン46、47を覆った状態で第1ケース部材10に重なる。また、カバー30には、ねじ91、92が止められる有底の円筒部306、307が形成されており、カバー30と第1ケース部材10とを連結すると、カバー30と第1ケース部材10との間でモータ40および端子ピン46、47が配置されている空間は密閉される。
【0027】
(伝達機構50および回転部材60の構成)
図4および図5において、伝達機構50は、第1ケース部材10の受け部15においてカバー30の側に向けて開口する凹部151に配置された従動歯車56と、第1ケース部材10の第1底壁11と第2ケース部材20の第2底壁21との間に配置された複数の歯車とを備えている。本形態において、伝達機構50は、第1底壁11と第2底壁21との間に歯車51、52、53、54からなる4つの歯車を有している。
【0028】
従動歯車56は、モータ40の端板(図示せず)に保持された支軸55に回転可能に支持された状態で、モータ40のロータピニオン(図示せず)と噛み合っている。従動歯車56は、大径歯車561と、大径歯車561よりも小径の小径歯車(図示せず)とを備えた複合歯車であり、小径歯車は、凹部151の底部に形成された穴152の内側に位置する。支軸55には、従動歯車56にZ軸方向の一方側Z1に重ねて配置されたスペーサ59が支持されている。スペーサ59には、モータ40の端板と係合する突起591が形成されているため、回転不能である。従って、スペーサ59は、従動歯車56をZ軸方向の一方側Z1で回転可能に支持する。
【0029】
歯車51は、大径歯車511と、大径歯車511よりも小径の小径歯車512とを備えた複合歯車であり、大径歯車511は、従動歯車56の小径歯車と噛み合っている。歯車52は、大径歯車521と、大径歯車521よりも小径の小径歯車522とを備えた複合歯車であり、大径歯車521は、歯車51の小径歯車512と噛み合っている。歯車53は、大径歯車531と、大径歯車531よりも小径の小径歯車532とを備えた複合歯車であり、大径歯車531は、歯車52の小径歯車522と噛み合っている。歯車54は、大径歯車541と、大径歯車541よりも小径の小径歯車542とを備えた複合歯車であり、大径歯車541は、歯車53の小径歯車532と噛み合っている。
【0030】
歯車51、53は、第1底壁11と第2底壁21に両端が保持された支軸57に回転可能に支持されている。従って、歯車51、53はZ軸方向において重なっている。本形態において、歯車51は、歯車53より第1底壁11の側に位置し、歯車53は、歯車51より第2底壁21の側に位置する。歯車52、54は、第1底壁11と第2底壁21に両端が保持された支軸58に回転可能に支持されている。従って、歯車52、54はZ軸方向において重なっている。本形態において、歯車52は、歯車54より第1底壁11の側に位置し、歯車54は、歯車52より第2底壁21の側に位置する。
【0031】
モータ40の回転は、伝達機構50を介して、接点駆動用の回転部材60に伝達される。回転部材60は、カム面611を備える回転カム61と、ラチェット歯車62とを備えており、ラチェット歯車62の円環状の歯部621は歯車54の小径歯車542と噛み合っている。回転カム61とラチェット歯車62とは、Z軸方向に回転中心軸線を向けて同軸状に配置されており、ラチェット歯車62は、回転カム61の一方向への回転許容し、他方向への回転を規制する。本形態において、回転カム61は、第2底壁21側の位置する大径部616と、大径部616に対して第1底壁11側に位置する中径部617と、中径部617に対して第1底壁11側に位置する小径部618とを有しており、中径部617の外周面がカム面611になっている。回転カム61は、ラチェット歯車62を貫通して第2底壁21側に突出した円筒部619を有しており、ラチェット歯車62は円筒部619によって回転可能に支持されている。回転カム61の小径部618および円筒部619は各々、第1底壁11の穴119および第2底壁21の穴219に回転可能に支持されている。
【0032】
(接点構造)
第1ケース部材10の側面からは4枚の接片75、76、77、78が突出しており、接片75、76、77、78のうちY軸方向の一方側Y1に位置する3枚の接片75、76、77は各々、第1導電部材71、第2導電部材72、および第3導電部材73に電気的に接続されている。第1導電部材71が接続された接片75は、霜取り用のヒータに接続される。第3導電部材73が接続された接片77は庫内を冷却するためのコンプレッサに接続される。接片76は、共通接片であり、第2導電部材72およびモータ40に接続される。接片78は、コンデンサ79を介してモータ40に接続される。
【0033】
第1導電部材71、第2導電部材72および第3導電部材73は、Y軸方向に板厚方向を向けて金属板であり、金属板自身が有する弾性を利用して、先端部分が回転カム61の側に向かって付勢された状態にある。
【0034】
モータ40が駆動されて、モータ40の回転が、伝達機構50を介して回転部材60に伝達されると、回転部材60は、接点を移動させて、スイッチの開閉を行う。より具体的には、回転カム61が一定の速さで一定の方向に回転すると、第1導電部材71、第2導電部材72および第3導電部材73は、回転カム61のカム面611に摺動して、第1導電部材71の接点と第2導電部材72の接点との接続状態、および第2導電部材72の接点と第3導電部材73の接点との接続状態が切り換えられる。それ故、接点式タイマースイッチ1は、回転カム61が1回転する期間中に、接片75に接続されたヒータと、接片77に接続されたコンプレッサとが所定時間ずつ選択的に動作させる。
【0035】
(第2底壁21の構成)
図6は、図1に示す第1ケース部材10の第1底壁11を内面側からみた斜視図である。図7は、図6に示す第1ケース部材10に歯車等を配置した様子を示す斜視図である。本実施形態においては、以下に説明するように、第1底壁11および第2底壁21のうちの第2底壁21(一方の底壁)の第1底壁11(他方の底壁)側に向いた内面21aには、複数の歯車のうち、第2底壁21と対向する第1歯車50aに対して第1歯車50aの径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第1凹部が形成されている。また、第2底壁21の第1底壁11とは反対側に向いた外面21bで第1凹部と重なる領域は、第1凹部の径方向外側で第1凹部に沿って円弧状に延在する側壁が第1底壁11とは反対側に突出した第1凸部になっている。
【0036】
より具体的には、歯車51、52、53、54のうち、第2底壁21の側で第2底壁21と対向する歯車53の大径歯車531、歯車53の小径歯車532、および歯車54の大径歯車541が本発明における「第1歯車50a」に相当し、第2底壁21のうち、第1歯車50aが配置される領域に「第1凹部」および「第1凸部」が形成されている。
【0037】
まず、図6および図7に示すように、第2底壁21の内面21aには、歯車53の大径歯車531に対して大径歯車531の径方向外側で対向する円弧状の内周壁211aを備えた第1凹部211が形成されている。従って、大径歯車531は、第1凹部211の内側に位置する。これに対して、図5に示すように、第2底壁21の外面21bで第1凹部211と重なる領域は、第1凹部211の径方向外側で第1凹部211に沿って円弧状に延在する側壁212aが第1底壁11とは反対側に突出した第1凸部212になっている。
【0038】
また、図6および図7に示すように、第2底壁21の内面21aのうち、第1凹部211の底部には、歯車53の小径歯車532に対して小径歯車532の径方向外側で対向する円弧状の内周壁213aを備えた第1凹部213が形成されている。従って、小径歯車532は、第1凹部213の内側に位置する。これに対して、図5に示すように、第2底壁21の外面21bのうち、第1凸部212の端面で第1凹部213と重なる領域は、第1凹部213の径方向外側で第1凹部213に沿って円弧状に延在する側壁214aが第1底壁11とは反対側に突出した第1凸部214になっている。
【0039】
また、図6および図7に示すように、第2底壁21の内面21aには、歯車54の大径歯車541に対して大径歯車541の径方向外側で対向する円弧状の内周壁215aを備えた第1凹部215が形成されている。従って、大径歯車541は、第1凹部215の内側に位置する。これに対して、図5に示すように、第2底壁21の外面21bで第1凹部215と重なる領域は、第1凹部215の径方向外側で第1凹部215に沿って円弧状に
延在する側壁216aが第1底壁11とは反対側に突出した第1凸部216になっている。
【0040】
本形態では、複数の第1歯車50aが隣り合っている。このため、第1凹部211と第1凹部215は、隣り合う位置に形成されており、繋がっている。また、第1凸部212と第1凸部216は、隣り合う位置に形成されており、繋がっている。
【0041】
本形態において、第2底壁21は、回転部材60に対しても、上記の上げ底構造が構成されている。より具体的には、図6および図7に示すように、第2底壁21の内面21aには、回転部材60のうち、第2底壁21の側が位置するラチェット歯車62(第1部分60a)に対してラチェット歯車62の径方向外側で対向する円弧状の内周壁217aを備えた第3凹部217が形成されている。従って、ラチェット歯車62は、第3凹部217の内側に位置する。これに対して、図5に示すように、第2底壁21の外面21bで第3凹部217と重なる領域は、第3凹部217の径方向外側で第3凹部217に沿って円弧状に延在する側壁218aが第1底壁11とは反対側に突出した第3凸部218になっている。
【0042】
このように、本形態において、第2ケース部材20の第2底壁21の内面21aには、歯車53の大径歯車531(第1歯車50a)、歯車53の小径歯車532(第1歯車50a)、歯車54の大径歯車541(第1歯車50a)、および回転部材60の第2底壁21の側に位置する第1部分60a(ラチェット歯車62)と重なる第1凹部211、213、215、および第3凹部217が形成されている。また、第2底壁21の外面21bは、第1凹部211、213、215、および第3凹部217と重なる部分が第1凸部212、214、216、および第3凸部218になっている。
【0043】
(第1底壁11の構成)
図8は、図1に示す第2ケース部材20の第2底壁を内面側からみた斜視図である。図9は、図8に示す第2ケース部材20に歯車等を配置した様子を示す斜視図である。本実施形態においては、以下に説明するように、第1底壁11および第2底壁21のうちの第1底壁11(他方の底壁)の第2底壁21(一方の底壁)側に向いた内面11aには、複数の歯車のうち、第1底壁11と対向する第2歯車50bに対して第2歯車50bの径方向外側で対向する円弧状の内周壁を備えた第2凹部が形成されている。また、第1底壁11の第2底壁21とは反対側に向いた外面11bで第2凹部と重なる領域は、第1凹部の径方向外側で第2凹部に沿って円弧状に延在する側壁が第2底壁21とは反対側に突出した第2凸部になっている。
【0044】
より具体的には、歯車51、52、53、54のうち、第1底壁11の側で第1底壁11と対向する歯車52の大径歯車521が本発明における「第2歯車50b」に相当し、第1底壁11のうち、第2歯車50bが配置される領域に「第2凹部」および「第2凸部」が形成されている。
【0045】
まず、図8および図9に示すように、第1底壁11の内面11aには、歯車52の大径歯車521に対して大径歯車521の径方向外側で対向する円弧状の内周壁111aを備えた第2凹部111が形成されている。従って、大径歯車521は、第2凹部111の内側に位置する。これに対して、図4に示すように、第1底壁11の外面11bで第2凹部111と重なる領域は、第2凹部111の径方向外側で第2凹部111に沿って円弧状に延在する側壁112aが第2底壁21とは反対側に突出した第2凸部112になっている。
【0046】
なお、第1底壁11の内面11aには、歯車51の大径歯車511に対して大径歯車5
11の径方向外側で対向する円弧状の内周壁113aを備えた凹部113が形成されている。従って、大径歯車511は、凹部113の内側に位置する。但し、第1底壁11の外面11bには、凹部113と重なる領域が凸部になっていない。
【0047】
本形態において、第1底壁11は、回転部材60に対しても、上記の上げ底構造が構成されている。より具体的には、図8および図9に示すように、第1底壁11の内面11aには、回転部材60のうち、第1底壁11の側に位置する回転カム61の大径部616(第2部分60b)に対して大径部616の径方向外側で対向する円弧状の内周壁115aを備えた第4凹部115が形成されている。従って、大径部616の一部は、第4凹部115の内側に位置する。これに対して、図4に示すように、第1底壁11の外面11bで第4凹部115と重なる領域は、第4凹部115の径方向外側で第4凹部115に沿って円弧状に延在する側壁116aが第2底壁21とは反対側に突出した第4凸部116になっている。
【0048】
また、図8および図9に示すように、第4凹部115の底部には、回転カム61の中径部617(第2部分60c)に対して中径部617の径方向外側で対向する円弧状の内周壁117aを備えた第4凹部117が形成されている。従って、中径部617の一部は、第4凹部117の内側に位置する。これに対して、図4に示すように、第1底壁11の外面11bで第4凹部117と重なる領域は、第4凹部117の径方向外側で第4凹部117に沿って円弧状に延在する側壁118aが第2底壁21とは反対側に突出した第4凸部118になっている。
【0049】
このように、本形態において、第1ケース部材10の第1底壁11の内面11aには、歯車52の大径歯車521(第2歯車50b)、および回転部材60の第1底壁11の側に位置する第2部分60b、60c(大径部616、および中径部617)と重なる第2凹部111、および第4凹部115、117が形成されている。また、第1底壁11の外面11bは、第2凹部111、および第4凹部115、117と重なる部分が第2凸部112、および第4凸部116、118になっている。
【0050】
(底上げ部の構成)
図6および図7に示すように、第2底壁21の内面21aの端部には、伝達機構50および導電部材(第1導電部材71、第2導電部材72、および第3導電部材73)と重ならない領域に第1底壁11に向けて突出した凸部210eが形成されている。これに対して、第2底壁21の外面21bの端部には、凸部210eと重なる部分が凹部210fになっている。なお、凸部210eには、従動歯車56が配置される凹部151の底部と重なる領域が凹部210gになっている。
(【0051】以降は省略されています)

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