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公開番号2020179765
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201105
出願番号2019083723
出願日20190425
発明の名称車両運搬用トラック
出願人個人
代理人
主分類B60P 3/07 20060101AFI20201009BHJP(車両一般)
要約【課題】トラックの荷台に自動車や農業機械等を載置して、狭い街路地の十字路や大型トラックが走行しにくい中山間地での運搬が容易にできる小型の車両運搬用トラックを提供する。
【解決手段】トラック1の運転席後方のシャーシー1b上にフレーム枠体3を構成し、フレーム枠体3の前方側に支柱枠体を立設して、支柱枠体の上方に運転席屋根1a上の前方側に向けて固定ガイド枠体4を前高後低状に設置し、固定ガイド枠体4の後方に可動ガイド枠体5を設け、可動ガイド枠体5を、固定ガイド枠体4と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢と、水平状の運搬姿勢に切り替え自在に構成すると共に、固定ガイド枠体4及び可動ガイド枠体5にガイドされて前後移動する車載台7を設け、固定ガイド枠体4の前方に設けたローラ24にウインチ装置12から引き出されたワイヤ13を巻き掛けして車載台7に接続した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トラックの運転席後方のシャーシー上にフレーム枠体を構成し、該フレーム枠体の前方側に支柱枠体を立設して、該支柱枠体の上方に運転席屋根上の前方側に向けて固定ガイド枠体を前高後低状に設置し、該固定ガイド枠体の後方に可動ガイド枠体を設け、該可動ガイド枠体を、固定ガイド枠体と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢と、水平状の運搬姿勢に切り替え自在に構成し、固定ガイド枠体及び可動ガイド枠体にガイドされて前後移動する車載台を設け、固定ガイド枠体の前方に設けたローラにウインチ装置から引き出されたワイヤを巻き掛けして上記車載台に接続したことを特徴とする車両運搬用トラック。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
上記車載台の前方側を伸縮自在に構成し、縮小状態に切り替えた車載台を可動ガイド枠体上に位置させた状態で、可動ガイド枠体を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成するとともに、伸長状態に切り替えた車載台の伸長部を固定ガイド枠体上に位置させた状態で、車載台を前高後低状の可動ガイド枠体上に位置させることにより、可動ガイド枠体を前高後低状のままで積み降ろし兼運搬姿勢となるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両運搬用トラック。
【請求項3】
前記縮小状態の車載台を可動ガイド枠体上に位置させて、可動ガイド枠体を前高後低状の積み降ろし姿勢から水平状の運搬姿勢に切り替えるとき、固定ガイド枠体の後部と可動ガイド枠体の前部が合致する前後位置の幅方向略中央部に、固定ガイド枠体に支持した出没自在の支持ローラを設け、該支持ローラを突出させて車載台に接続した前記ワイヤを下方から支持ローラで支持させた状態で、ワイヤの巻き取りと巻き戻し操作により、可動ガイド枠体と車載台を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両運搬用トラック。
【請求項4】
前記可動ガイド枠体は、固定ガイド枠体と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢にあるとき、可動ガイド枠体の上昇側を許容して降下阻止する係止爪と固定ガイド枠体及び可動ガイド枠体の一連保持用の係止ピンのそれぞれを支柱枠体および固定ガイド枠体に設けて、可動ガイド枠体の係止及び解除切り替え可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の車両運搬用トラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラックの運転席後方に車載台を構成して、該車載台に車両を搭載して運搬する車両運搬用トラックに関するものである。
続きを表示(約 20,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示されるように、トラックの後方に後斜可能な傾動枠に前後方向へ摺動可能な荷台を設けて、該荷台の前端部にウインチ装置を設けて、該ウインチ装置のワイヤの一端を荷台上の前端部からテールゲートの後端部までの間を移動可能とする移動台に係合し、該移動台に積載する車両の前輪又は後輪を固縛して車両の積み降ろしを行うものが開示されている。
【0003】
また、特許文献2に示されるように、車両運搬用トラックのリフトフレームの傾斜姿勢や荷台の前後移動は油圧ポンプを作動させて油圧制御し、それぞれのリフトシリンダ及びスライドシリンダの伸縮作動により積載車両の積み降ろしを行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7−37789
特開2008−247124
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示された車両運搬用トラックにおいては、傾動枠を後斜させる操作と荷台を前後移動させる操作及び荷台上の移動台を前後に操作する作業が必要であるため、ウインチ装置や油圧機器装置等の高価な関連装置が必要となる欠点があった。また、荷台後方のテールゲートを開放した状態で、移動台に積載車両の前輪又は後輪を固縛して、後斜した荷台上を移動台が前後移動する方法であるため、積載車両の車輪の固縛が不完全であると、積載車両の積み降ろし作業中に積載車両が落下して重大事故につながる等の問題があった。
【0006】
また、特許文献2に開示された車両運搬用トラックにおいては、リフトフレームの後斜姿勢や荷台の前後移動にはトラックのエンジンから動力を得て油圧ポンプを作動させて油圧制御し、それぞれに頑丈な駆動シリンダを設けた複雑な油圧系統構造であるから、車両運搬用トラックの重量は重くなり、軽量化は困難であると共に、それに伴う製造価格も高価なものになっていた。また、トラックの荷台は軽自動車から大型車まで積載できるように作られているため、トラックのホイールベ−スはトラックの全長と共に長くなり、旋回半径が大きくなって小回りができなくなり、道幅の狭い街路地や十字路及び、中山間地の走行が困難になる等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための本発明による車両運搬用トラックは、第1に、トラック1の運転席後方のシャーシー1b上にフレーム枠体3を構成し、該フレーム枠体3の前方側に支柱枠体2を立設して、該支柱枠体2の上方に運転席屋根1a上の前方側に向けて固定ガイド枠体4を前高後低状に設置し、該固定ガイド枠体4の後方に可動ガイド枠体5を設け、該可動ガイド枠体5を、固定ガイド枠体4と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢と、水平状の運搬姿勢に切り替え自在に構成し、固定ガイド枠体4及び可動ガイド枠体5にガイドされて前後移動する車載台7を設け、固定ガイド枠体4の前方に設けたローラ24にウインチ装置12から引き出されたワイヤ13を巻き掛けして上記車載台7に接続したことを特徴としている。
【0008】
第2に、上記車載台7の前方側を伸縮自在に構成し、縮小状態に切り替えた車載台7を可動ガイド枠体5上に位置させた状態で、可動ガイド枠体5を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成するとともに、伸長状態に切り替えた車載台7の伸長部を固定ガイド枠体4上に位置させた状態で、車載台7を前高後低状の可動ガイド枠体5上に位置させることにより、可動ガイド枠体5を前高後低状のままで積み降ろし兼運搬姿勢となるようにしたことを特徴としている。
【0009】
第3に、前記縮小状態の車載台7を可動ガイド枠体5上に位置させて、可動ガイド枠体5を前高後低状の積み降ろし姿勢から水平状の運搬姿勢に切り替えるとき、固定ガイド枠体4の後部と可動ガイド枠体5の前部が合致する前後位置の幅方向略中央部に、固定ガイド枠体4に支持した出没自在の支持ローラ20を設け、該支持ローラ20を突出させて車載台7に接続した前記ワイヤ13を下方から支持ローラ20で支持させた状態で、ワイヤ13の巻き取りと巻き戻し操作により、可動ガイド枠体5と車載台7を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成したことを特徴としている。
第4に、前記可動ガイド枠体5は、固定ガイド枠体4と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢にあるとき、可動ガイド枠体5の上昇側を許容して降下阻止する係止爪18と固定ガイド枠体4及び可動ガイド枠体5の一連保持用の係止ピン48のそれぞれを支柱枠体2および固定ガイド枠体4に設けて、可動ガイド枠体5の係止及び解除切り替え可能に構成したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成した本発明の車両運搬用トラックは次のような効果を奏する。トラックの運転席後方のシャーシー上にフレーム枠体を構成し、該フレーム枠体の前方側に支柱枠体を立設して、該支柱枠体の上方に運転席屋根上の前方側に向けて固定ガイド枠体を前高後低状に設置し、該固定ガイド枠体の後方に可動ガイド枠体を設け、該可動ガイド枠体を、固定ガイド枠体と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢と、水平状の運搬姿勢に切り替え自在に構成し、固定ガイド枠体及び可動ガイド枠体にガイドされて前後移動する車載台を設け、固定ガイド枠体の前方に設けたローラにウインチ装置から引き出されたワイヤを巻き掛けして上記車載台に接続したことにより、車両運搬用トラックのホイールベースを最小限にしてトラックの全長を短く抑えることができるから、道幅の狭い街路地や十字路の走行が容易にでき、特に、中山間地の狭い道路でも運搬車両を目的地までスムーズに運搬することができる。また、積載車両の大型車両及び、小型の軽車両の長さに合わせて運搬姿勢が選択できるから、軽車両から大型車両まで容易に積載して運搬することができるものである。
【0011】
また、上記車載台の前方側を伸縮自在に構成し、縮小状態に切り替えた車載台を可動ガイド枠体上に位置させた状態で、可動ガイド枠体を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成するとともに、伸長状態に切り替えた車載台の伸長部を固定ガイド枠体上に位置させた状態で、車載台を前高後低状の可動ガイド枠体上に位置させることにより、可動ガイド枠体を前高後低状のままで積み降ろし兼運搬姿勢となるようにしたことにより、積載車両の大型車両から、小型の軽車両の長さに合わせて積載運搬することができると共に、車載台を水平状態の運搬姿勢にすることで複雑形状の農業機械を安定した状態で運搬することができるものであり、また、水平状態にした車載台に荷物などを積載して運搬することも可能となり運搬用途の拡大が図れるものである。
【0012】
また、前記縮小状態の車載台を可動ガイド枠体上に位置させて、可動ガイド枠体を前高後低状の積み降ろし姿勢から水平状の運搬姿勢に切り替えるとき、固定ガイド枠体の後部と可動ガイド枠体の前部が合致する前後位置の幅方向略中央部に、固定ガイド枠体に支持した出没自在の支持ローラを設け、該支持ローラを突出させて車載台に接続した前記ワイヤを下方から支持ローラで支持させた状態で、ワイヤの巻き取りと巻き戻し操作により、可動ガイド枠体と車載台を前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え可能に構成したことで安価な電動ウインチ装置の動力のみで、車載台と可動ガイド枠体の前高後低状の積み降ろし兼運搬姿勢及び、水平状の運搬姿勢と車載台のみ前後移動させる積み降ろし状態のそれぞれに切換えて、容易に積載物の積み降ろしや運搬作業が行えるものである。
また、前記可動ガイド枠体は、固定ガイド枠体と一連となる前高後低状の積み降ろし姿勢にあるとき、可動ガイド枠体の上昇側を許容して降下阻止する係止爪と固定ガイド枠体及び可動ガイド枠体の一連保持用の係止ピンのそれぞれを支柱枠体および固定ガイド枠体に設けて、可動ガイド枠体の係止及び解除切り替え可能に構成したことで大型車両の積載運搬時は車載台を伸長状態に切り替えて、前高後低状の固定ガイド枠体と前高後低状の可動ガイド枠体は、支柱枠体の左右に設けた係止爪で可動ガイド枠体を該可動ガイド枠体の下面部から前高後低状に係止して姿勢保持し、また、固定ガイド枠体に設けた係止ピンで可動ガイド枠体を固定ガイド枠体に係止して、各ガイド枠体の合わせ部は上下左右共一致した一連の前高後低状の積み降ろし兼運搬姿勢に位置保持される。これにより、車両運搬用トラックの移動に伴う振動に対して、各ガイド枠体は騒音の発生もなく、安定した状態での搬送移動ができると共に各ガイド枠体の合わせ部は位置ずれすることなく位置保持されて、車載台の積み降ろしによる前後移動は固定ガイド枠体及び可動ガイド枠体の合わせ部ガイド面をスムーズに前後移動できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施形態に係わる車両運搬用トラックに、可動ガイド枠体及び車載台を水平状態の運搬姿勢から前高後低状の最上位置に引き上げた状態と、トラックのエンジン点検時にトラックの運転席を前方に倒したエンジン内点検姿勢のそれぞれを図示したトラックの全体側面図である。
可動ガイド枠体に設けた車載台の係止具を作用させた状態を図示した部分詳細図の側面図である。
支柱枠体上部に設けたワイヤの支持ローラ部と可動ガイド枠体を係止支持する係止爪の作用状態を図示した部分詳細図の側面図である。
可動ガイド枠体に設けた車載台の係止具及び、可動ガイド枠体を係止支持する係止爪部分等の関連した詳細を図示した断面図である。
図4のA−A矢視を図示した部分断面図である。
サブガイド枠体を後方回動させて可動ガイド枠体及び、車載台を前高後低状の積み降ろし姿勢にして車載台を後方に後退させた状態を図示した全体側面図である。
可動ガイド枠体と車載台を前高後低状の積み降ろし姿勢にした状態を図示した全体平面図である。
車載台を後退させて、該車載台を路面に略水平状態に位置させた積み込み姿勢を図示した全体側面図である。
車載台に運搬車両を積み込みした状態を図示した全体側面図である。
トラックに運搬車両を積み込んだ車載台を所定位置まで引き上げた状態を図示した全体側面図である。
運搬車両を積み込んだ車載台を前高後低状の積み降ろし姿勢から水平状の運搬姿勢に図示した全体側面図である。
トラックに大型車両を積載するとき、固定ガイド枠体の軌道内で車載台を伸長状態に切換えて図示した全体側面図である。
車載台を後退させた積み込み姿勢で車載台を伸長状態に切換えて図示した全体側面図である。
車載台に大型車両を積み込みした運搬姿勢を図示した全体側面図である。
ワイヤの支持ローラと係止爪及び、車載台係止部のそれぞれにバッテリーで作動する電動装置を設けたデラックス仕様の部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。先ず、図1は車両運搬用トラック1に、可動ガイド枠体5及び車載台7を水平状態の運搬姿勢から前高後低状の最上位置に引き上げた状態(積み降ろし姿勢)と、トラック1のエンジン点検時にトラック1の運転席を前方に倒したエンジン内点検姿勢のそれぞれを図示しており、図2は可動ガイド枠体5の前後方向で中央部に左右対称に設けた車載台7の係止具22を作用させた状態の部分詳細を図示している。また、図3は支柱枠体2上部に設けたワイヤ13の支持ローラ20と可動ガイド枠体5を係止支持する係止爪18の作用状態を示した部分詳細の側面図を図示している。次に、図4は可動ガイド枠体5に設けた車載台7の係止具22及び、可動ガイド枠体5を可動ガイド枠体5の底面から係止支持する係止爪18部分の詳細断面図を図示しており、又、図5は図4のA−A矢視の係止ピン48で該係止ピン48の部分断面図を図示している。
【0015】
次に、図6はサブガイド枠体6を後方回動させて可動ガイド枠体5及び、車載台7を前高後低状の積み降ろし姿勢にして車載台7を後方に後退させた状態の全体側面図を図示しており、図7は可動ガイド枠体5及び、車載台7を前高後低状の積み降ろし姿勢にした状態の全体平面図のそれぞれを図示している。そして、図8は車載台7を後退移動させて、該車載台7を路面に略水平状態に位置させた積み降ろし姿勢の全体側面図を図示しており、図9〜図11は車載台7に軽車両の積載車両56を積み込みした状態から車載台7を前高後低状の積み降ろし姿勢にし、更に、可動ガイド枠体5と車載台7を水平状の運搬姿勢に切換えした状態の全体側面図のそれぞれを図示している。また、図12〜図14はトラック1に大型の積載車両56を積載するとき、車載台7を伸長状態に切換えて、該車載台7に大型の積載車両56を積み込みした運搬姿勢のそれぞれの全体側面図を図示していて、図15は車両運搬用トラック1の車載台7関連で電動化した構造のデラックス仕様を図示している。
【0016】
始めに図1に図示しているように、車両運搬用トラック1のシャーシー1b上にフレーム枠体3を固着して、該フレーム枠体3の前方上に門型状の支柱枠体2を立設させて、また、フレーム枠体3の前中央部には電動ウインチ装置12をワイヤ13の巻き取り及び、巻き戻し口を上向きにして設け、また、電動ウインチ装置12の近傍にはワイヤ13の緩みを取り除くテンション機構(図示なし)が設けてあり、該テンション機構(図示なし)にワイヤ13の緩みが発生したとき、電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き戻し側を入りから切りに切り替えるリミットスイッチ(図示なし)が設けてあり、電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き戻し側を停止にする構造にしている。そして、支柱枠体2の上部は運転席屋根1a上の前方側に向けて車載台7の前後移動を支持する固定ガイド枠体4を前高後低状に設置して、該固定ガイド枠体4と一致させた前高後低状の積み降ろし姿勢と水平状の運搬姿勢に切り替え自在に設けた可動ガイド枠体5をフレーム枠体3の後方に設けた回動支点部Bを支点に回動自在に軸支した構造にしている。
【0017】
また、固定ガイド枠体4の前後の左右方向の中央部は転動ローラ23とローラ24のそれぞれが設けられて、電動ウインチ装置12から引き出されたワイヤ13は転動ローラ23とローラ24に巻き掛けして車載台7のフック51に着脱自在に接続している。
そして、固定ガイド枠体4の後部(後述する軌道の後端)と可動ガイド枠体5の前部(後述する軌道の前端)が合致する前後方向位置の幅方向略中央部に、固定ガイド枠体4に支持した出没自在の支持ローラ20を設け、該支持ローラ20はワイヤ支持レバー19の手操作により、支持ローラ20を突出支持させた状態で車載台7に接続したワイヤ13を下から上方に支持する構造にしている。尚、支持ローラ20は可動ガイド枠体5側に設けても良く、この場合は、支持ローラ20をワイヤ13の上から下方に抑えて支持する構造にしても良いものである。また、支持ローラ20の出没操作に連動してワイヤ13の巻き取りに対する車載台7の前進移動を規制係止するソレノイド係止部(図示無し)及び、入切作動するリミットスイッチ(図示無し)と可動ガイド枠体5と車載台7が前高後低状の最上位置に引き上げた状態の時に入りから切りに作動するリミットスイッチ(図示無し)が設けてあり、また、固定車載台7dに設けてあるリミットスイッチ(図示なし)のそれぞれのリミットスイッチ作動で電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き取りを停止させる回路構成にしている。
【0018】
また、図1〜図4のように固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5は、解放部を上向きしたC型状のガイド形状構造で、即ち車載台7の軌道として車載台7の下部に設けた複数の支持ローラ7b及び、支持ローラ7cは固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5の軌道内に嵌入させて、車載台7は固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5の軌道内でガイドされて前後移動可能に構成している。尚、C型状の形状構造にした固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5の軌道内に嵌入させた支持ローラ7b及び、支持ローラ7cは、上下左右共最小隙間を有して規制されているから固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5の軌道内から脱することなく車載台7はスムーズに前後移動ができ、また、車載台7が後退移動して車載台7の尾輪14が接地する直前位置にくると、可動ガイド枠体5のC型形状はU型形状に解放してあり、支持ローラ7bのみが容易に可動ガイド枠体5の軌道内から離脱できる構造にしている。
【0019】
次に、図2〜図5は部分作動図を図示しており、図2は可動ガイド枠体5に車載台係止部22を設けたものであり、該車載台係止部22は可動ガイド枠体5の側部に左右対称に設けたベース28の穴に車載台係止部22に一体的に固着したピン29はスプリング30を介して上下動自在に挿入組付けした構造にしている。また、車載台係止部22の上部は前高後低状の傾斜面とUの字形状に形成されて、車載台7に設けた係止ピン7aは所定の停止位置にくる過程で車載台係止部22の前高後低状の傾斜面を摺動しながら載台係止部22を下方の破線状に抑えて、該車載台係止ピン22がUの字形状の係止溝に入ってくると同時に車載台7の固定車載台7dに設けてあるリミットスイッチ(図示なし)が入りから切りに作動して、支持ローラ20の没操作に連動して支持ローラ20のリミットスイッチ(図示無し)が切り状態のとき、電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き取り側が停止すると共に、車載台係止部22はスプリング30によって復元し、車載台7の後退移動を係止保持する構造にしている。そして、車載台係止部22のUの字形状の係止溝に係止ピン7aが入ると車載台7は可動ガイド枠体5に設けた車載台係止部22のUの字形状の係止溝範囲の停止位置より前方側の移動が抑止規制する構造にしている。一方、ベース28側に設けたプレート33はピンの支点部Cに係止板32を有する保持レバー31が回動自在に設けられ、保持レバー31とプレート33に設けた板状マグネット34によって保持レバー31は水平状態で吸着保持する構造にしている。
【0020】
また、図3〜図4のように、支柱枠体2の左右上端部は支持部材のプレート40,2d,2dで構成し、小判型の穴を形成した左右の係止爪18,18は捩じりスプリング38を介して小判型のシャフト36が挿入されて、該シャフト36に設けた左右のアーム37,37はサブワイヤ39a,39aから1本のワイヤ39に統一して係止解除レバー21に接続した構造にしている。そして、係止爪18,18の上面部は可動ガイド枠体5の底面に接して支持し、固定ガイド枠体4の軌道面と可動ガイド枠体5の軌道面が一致する位置に保持する構造にし、また、左右のプレート40,40上に左右方向に接続部材2aを設けて門型状の支柱枠体2を構成した構造にしている。そして、図3及び図7のように、接続部材2aの中央部に部材2b,2bを設けて、ワイヤ13を支持する転動ローラ23及び、シャフト35を回動支点にして回動自在のアーム20a,20aの先端部にワイヤの支持ローラ20を設けた構造にしている。また、シャフト35は一側部に延長して設けられ、ワイヤの支持ローラ20の出没位置に合わせた係止溝付きを有するガイド板19aにワイヤ支持レバー19を設けた構造にしている。
【0021】
また、図4〜図5のように、固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5の軌道面が一連の一致した状態で位置保持させるため、固定ガイド枠体4に設けた係止ピン48を該係止ピン48に設けたレバー47で可動ガイド枠体5に設けたパイプ5bの穴に挿入できる構造にして、支持プレート4c及び、角パイプ4bに設けたマグネット49,49の吸着により係止ピン48に設けたレバー47は係止及び解除の位置保持ができる構造にしている。尚、可動ガイド枠体5の角パイプ5aに設けたパイプ5bの穴径は係止ピン48を支持する角パイプ4bに設けたパイプ4dより大径にして係止ピン48が容易に挿入できる構造にしている。
【0022】
一方、車載台7は、図4及び図7のように、固定車載台7dと可動車載台7e(伸長部)で構成し、該可動車載台7eは前方側に部材7g,7g,7h及び7f等により、門型状の構造にして、該部材7g,7gの下部は左右にそれぞれ支持ローラ7cが設けられて、門型状の可動車載台7eは固定車載台7dに設けたパイプ穴に挿入されて前後移動できる構造にしている。また、可動車載台7eの部材7hは左右にスクリュウシャフト43,43をピン52で連結した構造にして、固定車載台7dの部材50の前方中央部は電動ウインチ装置12からのワイヤ13を接続するフック51が設けられ、また、後方に伝動装置42が設けられて減速機付電動モーター41の駆動チェンスプロケット41aはチェン53及びチェン54によりスクリュウシャフト43,43に螺合させたチェンスプロケット41b,41cに動力伝達する構造にして、チェンスプロケット41b,41cはスクリュウシャフト43,43が前後移動可能に位置保持した構造にしている。尚、可動車載台7eの伸縮作動は前記機構に限定されず、簡素なスクリュウ式電動シリンダや電動油圧シリンダを用いた伸縮構造でもよいものである。
【0023】
また、可動車載台7eは積載車両56の車輪乗り入れ面の前方側が部材7fに固着して取り付けられて、該可動車載台7eの車輪乗り入れ面の左右は固定車載台7dの車輪乗り入れ面の上に置かれて前後摺動移動できる構造にし、可動車載台7eの車輪乗り入れ面は車輪止め45をセットする取付け穴7jがそれぞれ設けた構造にしている。そして、可動車載台7eのスクリュウシャフト43,43の前後移動はリモコン操作による車載台7の伸縮作動に対して可動車載台7eが所定位置に停止させるリミットスイッチ(図示なし)が固定車載台7dに設けてあり、可動車載台7eの伸縮移動は可動車載台7eが規定位置まで移動して停止すると固定車載台7dの左右に設けたピン穴に係止ピン70を挿入して可動車載台7eを伸長又は縮小状態で係止保持する構造にしている。また、伝動装置42の側部は伝動装置42の動力源となるバッテリー44が固定バンド16で取り付けられ、車載台7が運搬姿勢の所定位置にあるときは、車両運搬用トラック1のバッテリーから自動的に常時充電できる構造にしている。
【0024】
また、固定車載台7dは下部に複数の支持ローラ7bが左右に設けてあり、該固定車載台7dの後端部は下部に尾輪14が設けられ、上部は積載車両56の積み降ろしに使用するアオリ8が設けられて、左右のアオリフック25でアオリ8を直立状態に係止支持する構造にしている。一方、可動ガイド枠体5の後端部は可動ガイド枠体5の軌道と一致させたサブガイド枠体6が直立姿勢から後方回動自在に設けられ、該サブガイド枠体6の先端部は遊転自在のサブガイドローラ27を設けた構造にしている。そして、サブガイド枠体6は車載台7のアオリ8と同様に直立させた状態でフック26により係止支持する構造にしている。
【0025】
また、可動ガイド枠体5及び車載台7は図1のように水平状の運搬姿勢にあるときは、フレーム枠体3の係止具レバー15によって可動ガイド枠体5及び車載台7を固定して浮き上がり防止ができる構造にし、また、可動ガイド枠体5の後方中央部は車載台7を後退移動させたときにワイヤ13を下方から支持する後部支持ローラ55が設けてあり、車載台7の前端部にある支持ローラ7cが図8のように可動ガイド枠体5の軌道からサブガイド枠体6の軌道に移行したとき、ワイヤ13を支持する構造にしている。また、可動ガイド枠体5のサブガイド枠体6は積み降ろしの後退回動姿勢にしたとき、破線状のように後退回動規制されて保持され、可動ガイド枠体5及び車載台7が前高後低状の傾斜した積み降ろし姿勢になったとき、サブガイド枠体6のサブガイドローラ27は接地する構造にしている。尚、サブガイド枠体6のサブガイドローラ27は積載車両56の積み降ろし作業時に、車両運搬用トラック1の後部が積載車両56の重量によって生ずる上下作動に順応して、サブガイド枠体6に無理な負荷が作用しないようにサブガイド枠体6の回動支点部を支点にしてサブガイド枠体6は接地面を前後移動できる構造にしている。
【0026】
次に、図15に図示しているデラックス仕様は、各部の作動を電動方式にして使い勝手を容易に構成したものであり、始めにワイヤの支持ローラ20の出没作動はアーム20aに設けた連結アーム20bに電動シリンダ58を連結して設け、該電動シリンダ58の伸縮作動は制御装置61から配索したスイッチ66によって操作できる構造にしている。また、可動ガイド枠体5及び、車載台7を可動ガイド枠体5の底面に接して支持する係止爪18,18はアーム37に電磁ソレノイド59をそれぞれ連結して、また、可動ガイド枠体5の左右に設けた車載台係止部22の解除操作も左右共それぞれ電磁ソレノイド60を設けて制御装置61から配索した押しボタンスイッチ67及び、68の操作により容易に作業が行える構造にしている。これにより、作業者は各手動レバーの近くに移動してレバー操作の必要がなく、有線又は無線操作のコントロールボックスのスイッチ操作やマイコン仕様により、効率の良い積載物の積み降ろし作業が行えるものである。
【0027】
従って、本案の車両運搬用トラック1は図1及び、図6〜図11のように、空荷の車両運搬用トラック1に積載車両56を積み込みする場合は以下の手順で積み込み作業を行なう。始めに、車両運搬用トラック1を積み降ろし可能な場所に停止して、該車両運搬用トラック1はエンジンを停止してサイドブレーキを掛けてから、可動ガイド枠体5の後方でサブガイド枠体6のフック26を解除し、サブガイド枠体6を破線状の所定停止位置まで後方回動させる。そして、フレーム枠体3に設けてある係止具レバー15を破線状に操作して、可動ガイド枠体5及び、車載台7の係止を解除する。また、ワイヤ13を上方から支持する支持ローラ20は突出状態にレバー操作してあるから、ワイヤ13の巻き取りに対する車載台7は、可動ガイド枠体5に設けた前進移動を規制係止するソレノイド係止部(図示無し)の係止によって、可動ガイド枠体5の前端部近辺で車載台7は前進移動が係止状態にある。
【0028】
このとき、フレーム枠体3に設けてあるリミットスイッチ(図示なし)は可動ガイド枠体5及び、車載台7が水平状態の運搬姿勢になると、フレーム枠体3に設けてあるリミットスイッチ(図示なし)が作動して入りから切りの状態になり、電動ウインチ装置12はワイヤ13の巻き戻し側の作動が停止状態に保持され、また、係止具レバー15は、図1のように破線状に操作すると係止具レバー15に設けたリミットスイッチ(図示なし)が切りから入りに切り替わって電動ウインチ装置12はワイヤ13の巻き取り側が作動できるようになる。これにより、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き取り側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させると、ワイヤ13の巻き取りによって車載台7の前端部は上昇し、該車載台7は可動ガイド枠体5のC型状に嵌入させた車載台7の支持ローラ7c及び7bが可動ガイド枠体5のC型状の内上面に接当して車載台7と可動ガイド枠体5は、共に可動ガイド枠体5の回動支点部Bを支点に前方側が上昇して前高後低状の積み降ろし姿勢になり、また、それに伴って可動ガイド枠体5の後方でサブガイド枠体6は該サブガイド枠体6のローラ27が路面に接地するようになる。
【0029】
そして、図1の破線ように、可動ガイド枠体5と車載台7は係止爪18の上部位置で上限リミットスイッチ(図示なし)の作動により、最上の所定位置で自動停止する。このとき、係止爪18は可動ガイド枠体5の上昇時に、可動ガイド枠体5の軌道部前端が係止爪18の下面部と接当して係止爪18を上方に押し上げて回避させ、やがて可動ガイド枠体5と係止爪18が接当しなくなると係止爪18は捩りスプリング38により自動復帰する。そして、可動ガイド枠体5と車載台7は前高後低状の最上部位置で自動停止すると、図2のように可動ガイド枠体5の左右に設けてある車載台係止部22を順次破線状に下方に手で抑えて、水平状に板状マグネット34で吸着保持している保持レバー31を手動で起こし、保持レバー31の係止板32を車載台係止部22の切欠け部に係止保持させて、車載台係止部22による車載台7の係止ピン7aの係止を解除状態にする。尚、車載台係止部22の係止解除は、可動ガイド枠体5と車載台7が図1のように水平状の運搬姿勢の時に車載台係止部22を保持レバー31で係止保持させた後、電動ウインチ装置12を巻き取り側に操作して可動ガイド枠体5と車載台7を前高後低状の積み込み姿勢にしても良いものである。
【0030】
次に、図1及び図6のように、可動ガイド枠体5と車載台7は支持ローラ20で最上の所定位置で自動停止した状態であるから、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き戻し側スイッチ(図示なし)の操作で電動ウインチ装置12を作動させると、ワイヤ13の巻き戻しによって車載台7と可動ガイド枠体5の前端部は下降し、やがて可動ガイド枠体5の底面に係止爪18,18が接して可動ガイド枠体5は固定ガイド枠体4の軌道面と一致する位置に前高後低状の積み降ろし姿勢で係止保持される。そして、可動ガイド枠体5の下降が停止すると、車載台7は該車載台7の係止ピン7aは車載台係止部22の係止解除によって解放状態にあるから、車載台7は車載台7の自重により後退が可能となり、車載台7は可動ガイド枠体5の軌道に沿って後退移動して行く。このとき、図2のように車載台7の左右の係止ピン7aは車載台7の後退移動によって車載台係止部22の係止解除で直立状態にある保持レバー31の先端部に接当し、車載台係止部22の切欠け部に係止保持していた保持レバー31を後方回動させて水平状態に倒伏させる。これにより、左右の車載台係止部22はスプリング30によってそれぞれ上昇復帰する。
【0031】
次に、図6及び図8のように、可動ガイド枠体5の軌道に沿って後退移動して行く車載台7は、該車載台7の後方左右に設けた尾輪14,14が接地すると車載台7の前端部に設けた左右の支持ローラ7c,7cと尾輪14,14で車載台7を支持しながら更に後退移動して、やがて車載台7の支持ローラ7c,7cは可動ガイド枠体5の軌道からサブガイド枠体6の軌道に入り、該サブガイド枠体6の軌道下部先端まで後退移動すると車載台7は路面と略水平状の積み降ろし姿勢に停止保持される。また、前記車載台7の後退移動の停止に伴ってワイヤ13の緩みが発生すると、電動ウインチ装置12の近傍に設けたワイヤ13の緩みを検知するリミットスイッチ(図示なし)が入りから切りに作動して電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き戻し側を停止状態にする。
【0032】
そして、図8〜図9のように、路面と略水平状の積み降ろし姿勢に停止保持された車載台7は、該車載台7のアオリ8は左右のアオリフック25を解除してから図の破線のように手動で後方に回動させてアオリ8を路面に接地させる。次に、車載台7に積載する軽車両の積載車両56を自走積み込みして、積載車両56の前輪が車輪止め45に接当するまで前進させてから、積載車両56の変速をパーキング位置にしてエンジン停止し、サイドブレーキを掛けてから積載車両56の前部をチェン又はワイヤ等で車載台7に固縛する。尚、積載車両56を完全に車載台7に固縛するには、積載車両56の前部と後部をチェン又はワイヤ等で連結して固縛すれば良いものである。次に、積載車両56の積み込み固縛が終わると、車載台7のアオリ8を手動で直立状態に起こして、アオリフック25でアオリ8を係止する。
【0033】
次に、図10〜図11のように、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き取り側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させると、ワイヤ13の巻き取り作動によって車載台7は車両運搬用トラック1の前方側に引かれて前進移動し、サブガイド枠体6の軌道から可動ガイド枠体5の軌道に載り、車載台7は所定位置に移動してくると、車載台7の係止ピン7aは可動ガイド枠体5に設けた車載台係止部22の前高後低状の傾斜面に接当して車載台係止部22を下方に押さえながら、やがて車載台7の係止ピン7aは車載台係止部22のUの字形状に形成された溝に入り、該車載台係止部22はスプリング30によって自動復帰する。そして、車載台係止部22の自動復帰と同時に、支持ローラ20の出没操作に連動して車載台7の前進移動を規制係止するソレノイド係止部(図示無し)は係止状態にあり、また、リミットスイッチ(図示無し)は入りの状態で保持されているから、車載台7の固定車載台7dに設けてあるリミットスイッチ(図示なし)が切り状態に切り替わっても電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き取りは継続して作動し、やがて車載台7と可動ガイド枠体5は一体的になり、可動ガイド枠体5の回動支点部Bを支点に車載台7と可動ガイド枠体5の前部は上昇作動して係止爪18の上部で上限リミットスイッチ(図示なし)の作動により、最上の所定位置で車載台7と可動ガイド枠体5は前高後低状の傾斜姿勢で自動停止する。
【0034】
次に、図3〜4及び図10のように、支柱枠体2の前方側に設けた係止爪解除レバー21を手動で操作し、係止爪18を破線状のように可動ガイド枠体5に接当しないように回避させてからリモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き戻し側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させる。これにより、車載台7と可動ガイド枠体5は可動ガイド枠体5の回動支点部Bを支点に車載台7と可動ガイド枠体5の前部は降下して行き、やがて車載台7と可動ガイド枠体5は水平状の運搬姿勢になり、フレーム枠体3に設けてあるリミットスイッチ(図示なし)は可動ガイド枠体5と車載台7が水平状態の運搬姿勢になるとフレーム枠体3に設けたリミットスイッチ(図示なし)が作動して入りから切りに切り替わり、電動ウインチ装置12はワイヤ13の巻き戻し側の作動が停止状態に保持される。
【0035】
そして、図11のように、係止解除状態になっている係止具レバー15を係止位置に復元操作して可動ガイド枠体5と車載台7の上昇移動を抑制すると、係止具レバー15に設けたリミットスイッチ(図示なし)が入りから切りに切り替わり、電動ウインチ装置12はワイヤ13の巻き取り側が作動停止状態になる。これにより、電動ウインチ装置12は通電回路が切断状態に置かれるからワイヤ13の巻き取り側及び、巻き戻し側の作動が停止状態になり、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き戻し側スイッチ(図示なし)及び、巻き取り側スイッチ(図示なし)を作動させても電動ウインチ装置12は作動不能に保持される。次に、可動ガイド枠体5の後方でサブガイド枠体6が所定停止位置まで後方回動した状態になっているから、手動でサブガイド枠体6を前方側に起こして直立状態にし、左右に設けてあるフック26をサブガイド枠体6の係止ピンに引掛けてサブガイド枠体6を係止する。そして、これらの一連の作業が完了すると車両運搬用トラック1を運転操作して、目的地まで積載車両56を運搬する。
【0036】
従って、車両運搬用トラック1の車載台7に、軽車両の積載車両56を積載して目的地に到着すると、前記車両運搬用トラック1の車載台7に軽車両の積載車両56を積み込みする作業の逆順で積み降ろし作業を行なえば良いものである。すなわち、車両運搬用トラック1は車載台7に載置した軽車両の積載車両56の積み降ろしができる場所で停止して、該車両運搬用トラック1はエンジンを停止してサイドブレーキを掛ける。
【0037】
そして、可動ガイド枠体5の後方でサブガイド枠体6のフック26を解除し、サブガイド枠体6を後方回動させてから、係止具レバー15を操作して、可動ガイド枠体5及び、車載台7の係止を解除する。次に、リモコン操作部(図示なし)を操作して電動ウインチ装置12で可動ガイド枠体5と車載台7の前部を上昇させて可動ガイド枠体5と車載台7を前高後低状の最上位置で自動停止させ、左右の車載台係止部22を保持レバー31で係止保持させた後、電動ウインチ装置12を巻き戻し側に操作して車載台7を後退移動させて路面と略水平状態の積み降ろし姿勢にする。そして、車載台7のアオリ8を後方回動させて路面に接地させ、積載車両56の固縛を取り除いてから積載車両56を自走後退させて積載車両56の積み降ろし作業が完了する。その後は空荷の車載台7のアオリ8を直立復元し車載台7と可動ガイド枠体5を前高後低状の最上位置から水平状の運搬姿勢にしてサブガイド枠体6と係止具レバー15を復元させて次の積載作業に備える。
【0038】
次に図1及び、図12〜図14のように、普通車等の大型車両を積載して運搬する場合は以下の手順で積み降ろし作業を行なう。尚、図12は固定ガイド枠体4の軌道内で、又、図13は車載台7を後退させた積み込み姿勢で可動車載台7eを伸長させた状態を図示しているが、後者の積み込み姿勢である図13について説明する。始めに、図1のように、車載台7と可動ガイド枠体5が水平状の運搬姿勢にあるとき、車両運搬用トラック1を積み降ろし可能な場所に停止して、該車両運搬用トラック1はエンジンを停止してサイドブレーキを掛けてから、フレーム枠体3に設けてある係止具レバー15を破線状に操作して、可動ガイド枠体5及び、車載台7の係止を解除する。そして、可動ガイド枠体5の後方で直立状態にあるサブガイド枠体6を所定停止位置まで後方回動した状態にして、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き取り側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させてワイヤ13の巻き取り作動で車載台7と可動ガイド枠体5は共に可動ガイド枠体5の回動支点部Bを支点に車載台7と可動ガイド枠体5の前方側は上昇して前高後低状の積み降ろし姿勢になり、やがて最上の所定位置で自動停止する。
【0039】
次に、左右の車載台係止部22を保持レバー31で係止保持させた後、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き戻し側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させると、ワイヤ13の巻き戻しによって車載台7と可動ガイド枠体5は、共に可動ガイド枠体5の回動支点部Bを支点に前方側が降下して、可動ガイド枠体5の軌道底面部に係止爪18,18が接して可動ガイド枠体5は固定ガイド枠体4の軌道面と一致する位置の前高後低状の積み降ろし姿勢で可動ガイド枠体5は位置保持される。そして、可動ガイド枠体5が係止爪18,18上に接当支持した所で電動ウインチ装置12を停止して、図5のように固定ガイド枠体4に設けた係止レバー47を手動で引き操作して係止ピン48を可動ガイド枠体5のパイプ5b穴に挿入させて固定ガイド枠体4と可動ガイド枠体5を一体的に係止保持させる。又、図3のように、突出していたワイヤの支持ローラ20を没入する方向にワイヤ支持レバー19を操作してワイヤ支持レバー19をガイド板19aに係止支持させる。
【0040】
前記ワイヤ支持レバー19をワイヤの支持ローラ20の没入する方向にレバー操作すると、可動ガイド枠体5に設けた前進移動を規制係止するソレノイド係止部(図示無し)が作動して車載台7の前進移動の係止状態が解除されると共に、支持ローラ20のリミットスイッチ(図示無し)は入りから切り状態に切り替わって、支持ローラ20でワイヤ13の下方から上方に支持されていたワイヤ13は徐々に緩みを生ずるから、ワイヤ支持レバー19の没入により、ワイヤ13の緩み分車載台7は自重により後退移動して行き、やがて車載台7は後退移動を停止する。このとき、図2のように車載台7の係止ピン7aは車載台7の後退移動によって、車載台係止部22を下方係止保持して直立状態にある保持レバー31の先端部に接当して車載台係止部22の係止を解除し、車載台係止部22はスプリング30によってそれぞれ復帰する。この状態で車載台7をリモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き戻し側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させて車載台7を更に後退移動させ、図8のように路面と略水平状態の積み込み状態にする。
【0041】
次に、車載台7の可動車載台7eの前部を縮小状態から伸長状態に操作するには、図4及び図7,図13のように、始めに車載台7の左右にセットしている車輪止め45を取り外して、固定車載台7dと可動車載台7eの縮小状態で係止保持している左右の係止ピン70を抜いてから、リモコン操作部(図示なし)の車載台伸長側スイッチ(図示なし)を入りに作動させて減速機付電動モーター41を作動させる。これにより、駆動スプロケット41aから従動スプロケット41bと41cは回動して、従動スプロケット41bと41cに螺合しているスクリュウシャフト43,43は可動車載台7eを前方の伸長方向に引き出し作用をして、該可動車載台7eは可動車載台7eの支持ローラ7c,7cがサブガイド枠体6の軌道下部先端で停止した状態にあるから、固定車載台7d側は固定車載台7dの尾輪14,14で路面を転動しながら後退移動し、やがて可動車載台7eが規定の伸長状態になると固定車載台7dに設けてあるリミットスイッチ(図示なし)が入りから切りに作動して電動モーター41を停止させて可動車載台7eの伸長作動は停止する。そして、この伸長した車載台7の可動車載台7eと固定車載台7dの左右のピン穴に係止ピン70を挿入して車載台7は規定の伸長状態で係止保持される。
【0042】
次に、伸長状態にある車載台7は、該車載台7の可動車載台7eに車輪止め45を車載台7の縮小状態のときに車輪止め45を取り外した可動車載台7e前方側穴位置から後方側の穴7jにセットして、また、車載台7のアオリ8は後方回動させて路面に接地させてから、普通車等の大型車両である積載車両56を自走させて、車載台7の車輪止め45に積載車両56の車輪が接当する位置まで移動させる。そして、積載車両56の変速レバーをパーキング位置にセットしてから積載車両56のエンジンを停止してサイドブレーキを掛けて、積載車両56の前部をチェン又は、ワイヤ等で車載台7に固縛する。尚、安全上必要であれば、積載車両56の後部も車載台7に固縛しても良い。
【0043】
次に、図14のように、車載台7のアオリ8を復元して直立状態の格納姿勢にしてから、リモコン操作部(図示なし)のワイヤ13の巻き取り側スイッチ(図示なし)で電動ウインチ装置12を作動させると、ワイヤ13の巻き取りによって車載台7は車両運搬用トラック1の前方側に移動し、サブガイド枠体6の軌道から可動ガイド枠体5の軌道に載り、やがて積載車両56を積載した車載台7は固定ガイド枠体4の軌道に載って前進移動し、車載台7の固定車載台7dに設けてあるリミットスイッチ(図示なし)が切り状態に切り替わると電動ウインチ装置12のワイヤ13の巻き取り作動は固定ガイド枠体4の所定停止位置で車載台7は停止する。このとき、車載台7の係止ピン7aは車載台係止部22の前高後低状の傾斜面に接当して、車載台係止部22を下方に押さえて、やがて車載台7の係止ピン7aは車載台係止部22のUの字形状に形成された溝に入り、該車載台係止部22はスプリング30によって自動復帰し、車載台7の前後移動を規制保持する。
【0044】
前記積載車両56を積載した車載台7は、可動ガイド枠体5と共に前高後低状の運搬姿勢(積み降ろし兼運搬姿勢)に保持されているから、可動ガイド枠体5の後方でサブガイド枠体6を前方側に回動させて格納状態にしてから、車両運搬用トラック1を運転操作して、目的地まで積載車両56を運搬する。そして、目的地に到着すると、車両運搬用トラック1の車載台7に積載した積載車両56の積み降ろし作業は、積み込みする作業の逆順で積み降ろし作業を行なえば良いものである。尚、車載台7に積載物の無い空荷の状態で車両運搬用トラック1を走行移動する場合は、車載台7と可動ガイド枠体5が前高後低状の運搬姿勢でも良く、又は水平状の運搬姿勢でも良いものである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本案発明は、車両運搬用トラックに、電動ウインチ装置を設置して、該電動ウインチ装置を動力源に積載車両の積み降ろしを可能にしたことで、単純な構造であって安価な車両運搬用トラックを提供することができる。また、バッテリーを電源とする電動式のウインチ装置であるから、トラックのエンジンを停止した状態で積載車両の積み降ろし作業が可能となり、トラックのエンジン排気ガスの排出やエンジン騒音を防止できるから、環境にやさしく、特に、夜間での積載車両の積み降ろし作業に適していることから、二人必要な代行運転業者が一人で代行運転の車両をトラックの荷台に積載し、お客を運転席の助手席に載せて格安料金で目的地まで運搬することなどに利用できるものである。そのほかに、車載台を路面に略水平状の積み降ろし姿勢にして、車載台に接続してある電動ウインチ装置のワイヤを利用して事故車両や走行不能の車両や溝等に嵌った車両等を電動ウインチ装置のワイヤで接続し、電動ウインチ装置を作動させて走行不能車両を車載台に引き込んで積み込みして目的地まで運搬する作業にも利用できるものである。
【符号の説明】
【0046】
1 車両運搬用トラック
2 支柱枠体
3 フレーム枠体
4 固定ガイド枠体
5 可動ガイド枠体
6 サブガイド枠体
7 車載台
8 アオリ
12 電動ウインチ装置
13 ワイヤ
14 尾輪
15 係止具レバー
17 サイドカバー
18 係止爪
19 ワイヤ支持レバー
20 支持ローラ
21 係止爪解除レバー
22 車載台係止部
27 サブガイドローラ
41 減速機付電動モーター
41a 駆動チェンスプロケット
41b 従動チェンスプロケット
41c 従動チェンスプロケット
43 スクリュウ-シャフト
44 バッテリー
47 係止レバー
48 係止ピン
56 積載車両
70 係止ピン

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